血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、モンハンワールドを予約した怠惰のクソ悪魔です。早く来ないかなぁおっと失礼。それでは読者様今回もどうぞ。


第149話 宴会かと思ったが………

魔界から帰ってきて4日後の事。

 

霊夢「もう本当に何なのよ!」

 

蓮 「まぁまぁそれだったら仕方が………」

 

霊夢「なくもないわ!」

 

現在、霊夢はある事で少し不機嫌になっていた。それは何なのかというと、

 

霊夢「彼奴等(命蓮寺組)、仏教はお酒を飲みませんなんて

   言ってさぁ人生の半分は損してるわよ!」

 

霊夢が起こっている理由は単純に命蓮寺組のメンバーが宴会に参加しないことにだ。何でも酒を飲まない。精進料理で肉を食べない等、宗教上の理由で宴会を不参加したのだ。その結果として主要メンバーが来ないため宴会は中止となってしまった。

 

蓮 「まぁまぁ逆に考えるんだよ♪準備等を

   しなくても済んだんだってね」

 

霊夢「はぁ…そう思った方が楽よね」

 

同居しているのか本当に霊夢の扱いがうまくなってきたなと自分でも思う。皆からは巫女のストッパー何て言われてはいるがそんな止めてもいないのだが不思議なことだ。だが時々思う。

 

蓮 「ねぇ霊夢……僕は少し変わったかな?」

 

霊夢「ん?どうしたの急に?」

 

幻想郷に来てから自分は変わったのかと。昔の自分は友人もいない。育ての親も無くなり1人孤独だった。そんな自分でもこうして幻想郷に来て色々な友人に出会った。そして自分の思うことも表情も表に出るようになった。そんな自分は変わったのかという実感が沸かない。そのため霊夢に聞いた。すると霊夢は、

 

霊夢「えぇ変わったわよ♪昔はヘタレで弱虫で

   正直な話だけど便利なお掃除屋としか思

   ってなかったわね」

 

蓮 「何でだろう凄くディスりが………」

 

霊夢「だけどこうしてよく見てみると勇気があっ

   てがんばり屋で何事にも立ち向かっていく

   まるで物語でいう勇者みたいで格好良くな

   っていったわよ♪」

 

蓮 「落としてから褒めるのは反則だよ………」

 

気恥ずかしくなりお互いに顔が赤くなる。だがそれを見ている者がいた。

 

霧雨「昼間から本当にお暑いなぁ」

 

アリ「本当ね」

 

それは魔理沙とアリスだった。そして2人の存在に蓮と霊夢は気がつく。

 

霊夢「いっ何時からいたのよ!!?」

 

霧雨「勇者みたいなところ辺りかな♪」

 

霊夢「よりによってそこからか!」

 

凄く恥ずかしい所から聞かれていた。しかも魔理沙の顔はニヤニヤと笑っていて見ていてゲスい。するとこれでは良知が明かないとアリスは思ったのか、

 

アリ「ねぇ魔理沙、見せるんでしょ?わざわざ

   私まで来たんだから」

 

霧雨「おっとそうだったな♪」

 

そう言うと魔理沙はとても分厚い本を出してくる。その厚さは軽く4センチはありそうだ。そこには不思議な文字で何かが書かれていた。

 

霊夢「それなに?」

 

霧雨「アリスの本だぜ♪」

 

アリ「言っちゃうと魔界大事典よ」

 

蓮 「それでその魔界大事典を何でまた持ってき

   たんですか?」

 

理由を聞いてみると魔理沙は少し真剣な顔をして、

 

霧雨「あの時の黒竜について知りたくてな♪

   それに丁度宴会もなくなったみたいだ

   から暇潰しできるようにという心使い

   だぜ♪」

 

霊夢「なんか無性にイラッと来たけどまぁ事実だ

   から仕方ないか」

 

蓮 「あっお茶を持ってくるね」

 

霊夢「お願いね♪」

 

そうしてお茶を入れに台所へと向かう。そしてほうじ茶を自分含む人数分いれるとおぼんに乗せて居間へと運ぶ。

 

蓮 「はいこれ♪」

 

霊夢「ありがとうね」

 

霧雨「Thank You♪」

 

アリ「ありがとう♪」

 

床に座りお茶を飲みながら魔理沙とアリスが持ってきた事典を開き皆で見る。そして最初には何か書かれているが日本語ではないため読めない。

 

蓮 「えっと霊夢読める?」

 

霊夢「日本語じゃないなら無理ね」

 

霧雨「安心しろ♪そこは私とアリスで翻訳する

   からよ♪」

 

アリ「えぇ♪」

 

そう言い魔理沙とアリスとで翻訳したのを読んでくれた。

 

この事典を読む者へ。これは現在(○○○○年X月X日)までに確認された生物そして人物をここに記す。 

神綺 印

 

霧雨「って書いてあるぜ♪」

 

霊夢「うわぁ神綺か」

 

蓮 「確か魔界の最高神だよね?」

 

アリ「えぇあの人にそんなカリスマはないけど一応

   はあの人が書いたものよ」

 

少しディスった感があるが気にしないことにした。そしてアリスはページをめくっていく。

 

アリ「それで?調べたい奴の名前は?」

 

霧雨「え~と………覇王とか言ってたな?」

 

アリ「そんなんでわかると思ってるの?」

 

無理もない。覇王だとかで調べれるならどれだけ楽だろうか。

 

アリ「なら何か特徴は?」

 

霊夢「特徴………え~と見た目は真っ黒な竜ね」

 

蓮 「それから翼は6つあって長い一角を持って

   ました」

 

霧雨「ついでに何十匹という数のキマイラを相手

   出来る実力だぜ♪」

 

アリ「何そのずば抜けた奴?そんなのいるわけ

   いやでも大勢のキマイラを相手できるっ

   て言うなら恐らくランクはSSレベルね」

 

そう言うとアリスは一気にページをめくると、

 

霧雨「SSランクは第一種接触禁忌魔界生物か

  確かにそこなら載ってるかもな」

 

アリ「えぇ」

 

そうしてアリスはページをめくる。一応は挿し絵で何とか見た目は分かるため魔界の文字が分からない蓮や霊夢からしてみても多少は分かり易くなっていた。見てみるとあるものは蛇みたいな怪物。ある者は不定形な怪物。またある者は木のような魔獣など魔界のSS危険生物はこんなにいるのかと思ってしまう。そして20ページが過ぎたぐらいだろうか、

 

アリ「これも違うわね……」

 

ページは最後へと差し掛かる。アリスはそのページを開いた。そこの挿し絵には6つの翼を持ち勇猛なる角を持つ竜が描かれていた。

 

霊夢「こいつよ!」

 

蓮 「うんこれだ……」

 

霧雨「そんじゃ翻訳して読みますかね」

 

アリ「そうね……」

 

そうして2人の翻訳の下、本の内容が読まれた。

 

影の暴虐 種族 魔王 危険度SSS

今から数億年前、魔界の創造神である神綺は魔界を創造すると同時に数々の魔界人や魔獣を創造した。しかしその折りに予期せぬ出来事エラーとして生まれたのが影の暴虐だった。見た目は神綺と同じような6つの翼を持ち勇猛たる一角が特徴の竜だがこれは竜等という生易しいものではないぐらいの狂暴性を持つ。そして強さは創造神 神綺、魔界の最強者 夢子と同等レベルの力を持つ魔界の覇王として恐れられた。しかし最も恐ろしいのはその残忍さだった。影の暴虐の残忍な心と殺人による快楽を得ようとしたがために魔界人や魔獣はおおよそ五十万という死亡者を出すに至った。その結果、神綺の怒りをかった。そして神綺と影の暴虐による魔界の覇権戦争にまで発展した。勝負の結果は神綺の勝利となり影の暴虐は魔界の最果ての地へと封印された。そしてこれを見た者のために書こう。絶対に影の暴虐の封印を解くべからず。

 

霧雨「だってよ………」((( ;゚Д゚)))

 

蓮 「あの余裕で危険度キマイラより上なんだ

   てかSSSって何!!?」

 

霊夢「そっそんなに出会ったのね……」

 

霊夢と魔理沙は少し冷や汗をかいていた。今になってとんでもない生物だったことに恐れを抱いたのだろうか。だがアリスはずっと黙ったままだ。

 

蓮 「アリスさん?」

 

アリ「何でかしら……この魔竜…昔に何処かで」

 

頭を抑えながらアリスは悶絶していた。

 

霧雨「会ったことあるのか!?」

 

アリ「何か記憶が抜けてるような……ダメ思い出せ

   ないある筈の記憶が無くなってるような」

 

と、アリスは悩んでいた。多分だがアリスは少し疲れているのかもと思った。

 

蓮 「アリスさん少し疲れてるんじゃないですか?」

 

アリ「えっ……そうね…多分そうよね♪」

 

アリスは少し微笑んだ。それを見ていた霊夢は気を使ってくれたのかそれとも気まぐれなのか、

 

霊夢「折角だしお酒飲まない?宴会用のお酒を

   沢山余らせる訳にもいかないし」

 

霧雨「おっいいなぁ♪」

 

アリ「そうねなら息抜きに貰うわ♪」

 

蓮 「僕はお茶だけどね♪」

 

そうして4人は酒(1人お茶)を飲み楽しく会話に花を咲かせるのだった。




怠惰「は~い今回もありがとうございました」

狗神「とりあえず暫くはまたあっちを投稿する
   で良いんだよな?」

怠惰「だね♪」

神楽「しかしあの覇王ってそんなに危険だった
   のですね」

鈴蘭「戦ってたら死んでたね」

怠惰「う~んそんなに強いとは思わないけど
   まぁ良いかそんじゃまぁ今回はここま
   で次回はあっちでまたお会いしてくだ
   さい読者様♪」

狗神「風邪には気を付けろよ」

鈴蘭「それじゃ読者様またね♪」

神楽「それではありがとうございました♪」

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