荒れ狂う天気が静になった翌日の事。博麗神社には色々な人や妖怪が集まってきていた。この異常気象それは異変である事は事実なのだったから。
霊夢「ねぇ紫…この異変の犯人は本当に分から
ないし認知もしていないのよね?」
紫 「えぇ……藍、貴女も分からないわよね?」
藍 「はい残念ながら」
蓮 「相手は一体誰になるんだ?」
博麗神社には自分こと蓮を含めて霊夢、魔理沙、聖、アリス、早苗、紫、藍、文、レミリア、咲夜、玲音、鈴仙、萃香、にとり といったメンバーが揃っていた。だがこれだけの人数が揃っても犯人が分からない。
蓮 「文さん達は何か心当たりは?」
文 「う~んそうですねぇ…そういえば前に天人
が引き起こした異変に似ていると言えば
似ていますよねぇ」
霧雨「言われてみると………」
霊夢「また彼奴か」
紫 「やっぱり殺しておくべきっだったわね」
鈴仙「また物騒ね………」
かつて天子が起こした異変。確かにそれには似ているが絶対にやらないという確証がある。
蓮 「多分それはないと思うだって龍神様が頭を
下げてまでも救ったんだよ?それだったら
もうやらない筈なんだよ」
アリ「それには一理あるわね…そこまでされたら
流石にもう懲りる筈よ…私的には特に貴女
が一番怪しいと思ってるのよね?」
聖 「私はそんな事はしません争いは好みません
ので」
アリスは聖を疑っているようだが聖達は争いを好まないのを知っているため白。一応は早苗を見てみる。神奈子は天気を操れる筈だ。それならと思い見ると、
早苗「えっ?ちょっと待ってください!私達は
無罪ですよ!」
と、無罪を主張する。かつて2回に渡って問題を起こしているため疑われても仕方がない。
レミ「言っておくけど私達は被害者の方よ何で
あんなに日差しが照らすのよ」
咲夜「ですがお洗濯はすぐに乾きました♪」
玲音「お陰でお嬢のわがままは天元突破だ」
レミ「何ですって駄執事!」
と、玲音とレミリアは言い合いを始めた。
萃香「まったく…ねぇ河童……お前さんも何にも
やってないよね?」
河城「それは勿論だよ!」
こんな感じこの中に犯人はいなさそうだ。それでは誰なのかと思っていると突然、縁側の戸が開いた。
妖夢「はぁ…はぁ大変なんです!」
幽 「待ってよ妖夢~」
と、妖夢が駆け込んでくると幽々子もやってくる。しかも大慌てでだ。
霧雨「どうした?お前んとこの主人がとうとう
食費を使い果たしたのか?」
妖夢「そんな訳ないじゃないですか!」
幽 「失礼ね~そんなには食べないわよ?」
全員「はっ?」
と、幽々子の発言に皆が声を合わせた。だがこれでは話が進まないそのためか霊夢が事情を聴く。
霊夢「はぁ何が大変なのよ?」
と、霊夢が言ったその時。妖夢は口を開き、
妖夢「西行妖が……西行妖が…だ…誰かに盗まれ
たんです!」
紫 「………えっ!?」
蓮 「あ…あの西行妖が盗まれた……!?」
霊夢「嘘でしょ……!?」
霧雨「マジ…かよ!?」
自分達は西行妖がどれだけ怖いかを知っている。それは冥界にある桜の木だがその木は妖怪でありなおかつ全ての者に死を与える桜である。かつて紫の師匠、深常理久兎が命を掛けて封印した妖怪だ。まさか盗まれるとは。
早苗「えっと…何ですかそれ?」
鈴仙「そんなに危険なものなんですか?」
霧雨「そういえばお前とかはいなかったもんな
西行妖それは…全ての万事万物に強制的
に死を与える桜の妖怪だ」
聖 「そっそんな危険なものが………」
早苗 (゜_゜;)
どうやら危険なものだと認識してくれたようだ。
蓮 「因みに妖夢さん……それって根本から」
妖夢「はい……根本から周りの土も盗まれていて」
紫 「霊夢…今回の相手は相当の手練れよ西行妖
を盗んで悪用しようものなら…幻想郷いや
外の世界にもどんな影響を…どんな被害を
もたらすのかすら想像すらできないわ」
霊夢「何処にいるかは私の勘で当てるしかないか」
と、霊夢は言う。だが蓮はそれも重要だが別の観点で考えていた。昨日の行方不明となった妖怪達についてだ。
蓮 「ねぇ文さん昨日行方不明になった妖怪達に
ついてもう一度教えてくれませんか?」
文 「えっ?えぇとですね……」
文は手帳を取りだしページをペラペラとめくる。
霊夢「どうして行方不明の妖怪なのよ?」
蓮 「ちょっと気になってね」
言っていると文が手帳をめくるのを止めて行方不明の妖怪を発表した。
文 「え~と現状行方不明の妖怪は風見幽香に
その………天魔様とそれから闇の食人妖怪
それから…河城ゲンガイの4名ですね?」
その3名が行方不明らしい。だが聞いたことのない名前が出てきた。だが河城という名字それはにとりの名字と同じだった。
霧雨「なぁにとりそれ………」
河城「うん……家のお爺ちゃんだよ……」
何とまさかお爺ちゃんだった。だがその4名を聞いて紫は驚きの表情をしていた。
紫 「嘘……これ…」
藍 「紫様?」
紫 「この全員…元幻想百鬼夜行のメンバーよ」
蓮 「えっ!?」
幻想百鬼夜行。かつて幻想郷をの基盤を作り上げた深常理久兎が人間との共存を求め創設した妖怪達の組織である。行方不明となった者達も所属していたが他にも紫や幽々子に萃香や文も所属していた組織だ。だが、
文 「あれでもルーミア所属してたっけ?」
萃香「う~ん記憶にないんだけどなぁ?」
幽 「私も記憶にないわ?」
もしかしたら違うのも混じっているのかもしれない。だがルーミアにに似ている子はいたのは夢で見ている。一体どういうことなのかと思ってしまう。
紫 「…………………」
霊夢「紫?」
紫 「えっ?あぁ問題ないわ」
と、紫は何かを隠しているようだが敢えて聞かないでおくことにした。それよりもこのメンバーの構成。恐らくこの行方不明となった妖怪達はつるんでいると思った。
蓮 「ねぇこれ絶対に異変を起こすために共犯を
していると思うんだけどそれを考えたのは
僕だけかな?」
霊夢「いいえ私もよ恐らく行方不明となった彼奴
等は全員グルよ」
霧雨「となると今回の異変結構骨がおれるぞ」
魔理沙の言う通りだ。この行方不明の妖怪達が相手となろうものなら厄介だ。
紫 「とりあえず今やるべき事それは元凶を見つ
けることよ霊夢、貴女のその勘を頼るわ」
霊夢「まぁ良いわとりあえず各自全員散会して
探しましょう」
その言葉と共に全員は散会しこの異変の元凶を見つけるために幻想郷を探し回るのだった。
狗神「そんじゃ今回もありがとうな」
鈴蘭「ありがとうね」
神楽「ありがとうございました」
怠惰「はぁ…………」
狗神「どうした今日は自棄に元気がないな」
怠惰「あぁうんちょっとね……まぁ気にしないで
おいてよ」
鈴蘭「狗神の姐御………少しほっといてあげなよ」
神楽「えっと今回は少し静かにしてあげるのを
オススメします」
狗神「あっあぁ………」
鈴蘭「えっと今回は少し短いけどここまで!」
神楽「それでは読者様」
狗神「あっあぁ………またな」