血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、久々の学校に登校した怠惰のクソ悪魔です。しかも三時間もの間、卒業式練習で体育館に閉じ込められるという悲しさを味わいました。というか暖房がないんで凄く寒かったです。では今回から約数話は蓮の視点ではありませんがご了承ください。ではでは本編へどうぞ。


第155話 VS小野塚小町

宵闇を照らす街灯と上空の人工太陽。その明かりに照らされ煌めく大鎌を持つ小町と妖夢、幽々子、鈴仙は睨み合っていた。

 

小町「いや~まさかこんな大物と戦う事となる

   とはねぇ」

 

妖夢「サボりのプロというのは知っていました

   がまさかついにこんな事にまで手を染め

   るとは」

 

鈴仙「本当ね………」

 

サボりに定評のあるせいで酷い言われようだ。

 

小町「酷くないかい!?」

 

鈴仙「自業自得ですよね?」

 

と、会話をしていると幽々子が首をかしげながら、

 

幽 「でも何で船頭の貴女がこんな悪党じみ

   た真似を?貴女も西行妖の怖さは知っ

   ているわよね?」

 

それを言われた小町は苦笑いしつつ頭を掻きながら、

 

小町「えぇまぁちょいと地獄のお偉いさん方

   からの頼みでね………あんたらは理久兎

   については知ってるよね?」

 

それを聞かれ幽々子は勿論で妖夢も知っているし鈴仙もほんの少しは知っている。

 

幽 「えぇ紫の師匠よね?」

 

鈴仙「確か師匠や姫様もお世話になったとか」

 

妖夢「その理久兎さんですよね?」

 

小町は首を何度か縦にうんうんと振る。

 

小町「そうその理久兎さ実はというと地獄で結構

   な歌舞伎者でね十王様方や地獄の四鬼神様

   やらも歯が立たないそれでいて悩みの種で

   もあってねだから少々邪魔だからそれなら

   もういっその事で現代に甦らせて地獄から

   追放しようっていう意見が出てね」

 

妖夢「でも確かあの時…地獄から派遣されたとか」

 

小町「あぁあの罪人の事か……‥あれはまぁ自分達

   だと無闇に手を出せないってから仕方なく

   理久兎に頭を下げたって所だねそれに自分

   の友人達に危機が迫ってるって言ったら速

   攻で向かったとか?」

 

今の言葉で大方は分かった。だが確信を持つために幽々子は、

 

幽 「つまり理久兎さんを甦らせるためにこの

   異変を起こしたという事でよろしいのか

   しら?」

 

小町「まぁそんな所だね?」

 

やはり理久兎の復活それが目的のようだ。それには妖夢や鈴仙も息を呑む。

 

妖夢「まさか理久兎さんを復活させるとは」

 

鈴仙「でもその人が蘇れば皆も喜ぶんじゃ?」

 

確かにそうだ。もし理久兎が蘇るのなら紫を初めとして自分や萃香だとかそういった者達からは喜ぶだろう。だが幽々子は理久兎のとある言葉を思い出した。

 

幽 「ねぇそれを理久兎は望んでるの?」

 

そうかつて夢の中で言った言葉。「今を生きろ」その言葉を思い出したために聞くと、

 

小町「さぁ?地獄の御偉いさんの考えることは

   分からないからねぇ」

 

幽 「そう……妖夢…遠慮なんかいらないわ軽く

   おしおきしてしまいましょう」

 

妖夢「幽々子様!?」

 

鈴仙「えぇ!?」

 

と、2人は驚く。幽々子は小町を睨むと、

 

幽 「そんな地獄の事情とかで蘇らせる何てのは

   やってはいけないわそれに理久兎さんは復

   活などは望んでいない筈よ」

 

妖夢「………私は幽々子様に付いていきます」

 

鈴仙「私は師匠や姫様に危害が及ぶというのなら

   貴女をここで倒すだけです」

 

と、言い3人は構える。小町はケラケラと笑いながら、

 

小町「まぁ元々はあんたらと弾幕ごっこしろって

   言われてるからやらせてもらうよ!」

 

笑うのを止めると小町は無数の弾幕を放ち始めた。それを3人は上空へと飛んで避ける。そして幽々子はスペルを構えると、

 

幽 「冥符 黄泉平坂行路」

 

手をかざすとその手から無数の幽霊のような弾幕が現れ小町へと向かっていくが、

 

小町「よっと!」

 

突然、目の前から小町は消える。そして自分達の背後に現れる。

 

小町「霊符 何処にでもいる浮幽霊!」

 

小町の背後から無数の幽霊が現れるとそれらは3人に向かっていくのだが、

 

妖夢「断命剣 冥想斬!」

 

長い桜観剣を振るい向かってくる幽霊を切り裂いていく。

 

小町「冥界の辻斬りは………また映姫様に怒られる

   よ?」

 

妖夢「げえっ!?っ!そんなのは後で考えます!」

 

小町「やれやれ………」

 

と、小町が言っていると背後から突然、

 

鈴仙「弱心 喪心喪意(ディモチヴェイション)!」

 

鈴仙は小町へとスペルを唱えると手刀する。

 

小町「っ!!」

 

それに気がついた小町はすぐさま消え回避する。

 

鈴仙「外した!?」

 

妖夢「相変わらずの能力ですね………」

 

小町「いや~これが無かったら避けるの大変だよ」

 

小町の能力それは『距離を操る程度の能力』。だって場所から即座に別の場所に移動出来るとんでも能力の1つだ。だがそんなのは幽々子等は知っていること。

 

幽 「再迷 幻想郷の黄泉還り」

 

幽々子は扇子を振るう。すると小町の足元が光だす。

 

小町「そんなんじゃ当たらないね」

 

小町はまた避けるとそこから無数の弾幕が上空へと上がっていったが、

 

鈴仙「短視 超短脳波(エックスウェイブ)

 

小町「なっ2人増えた!?」

 

鈴仙「それだけではありませんよ!」

 

そして鈴仙は弾幕を弾丸型の弾幕を指から撃ち始めた。だが何と鈴仙が3人に見えているらしい。しかし幽々子と妖夢からは、

 

妖夢「あれ増えてなんか………?」

 

幽 「幻惑の類いね今の内よ妖夢」

 

妖夢「分かりました!」

 

妖夢は桜観剣と白桜剣を構え、幽々子も扇子を上から下へと打ち上げ、

 

幽 「桜符 センスオブチェリーブロッサム」

 

妖夢「断霊剣 成仏得脱斬!」

 

2人のスペルが鈴仙の幻惑を見ている小町へと放たれた。

 

小町「ん?えっ!?」

 

ピチューーン!!ピチューーン!!

 

小町「きゃん!!?」

 

幻惑を意識しすぎて小町は気がつくのに遅れて被弾した。そして鈴仙は見事に後退して避けると地面に綺麗に着地した。

 

鈴仙「ふぅ……」

 

妖夢「手助けありがとうございます」

 

鈴仙「いいえどういたしまして♪」

 

幽 「ふぅ……さてと祭壇を止めて貰うわよ?」

 

ボロボロとなった小町にそう言う。小町は懐から鍵を幽々子に投げ渡した。

 

小町「まぁそれが祭壇を停止させる鍵さ鍵穴に

   ガチャリとすれば止まるよ」

 

幽 「そう♪」

 

そう言うと幽々子は祭壇へと近づくと鍵穴に鍵を差し込み回す。すると、

 

音声「祭壇の動力を停止します」

 

と、音声が聞こえると祭壇は禍々しい光を発するのを止めた。

 

幽 「こっちは終わったわね♪」

 

妖夢「小町さんこの異変の黒幕を知っているん

   ですよね?」

 

小町「まぁそれは………」

 

と、小町が言いかけた次の瞬間だった。

 

ガシッ!

 

突然、小町の足元に黒い何かがいた。そしてその黒い何かから腕が現れ小町の両足を掴んだ。そして、

 

小町「えっ!きゃん!!!?」

 

小町は引きずり込まれると黒い何か一瞬で消えた。

 

妖夢「今のはいったい!」

 

鈴仙「波長が見えないもういないみたいですね」

 

幽 「今は紫達に合流をしましょう」

 

妖夢「そうですね………」

 

鈴仙「それには同意です」

 

そうして3人は皆と合流するために動くのだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

狗神「ありがとうな」

神楽「ありがとうございました」

鈴蘭「そういえば怠惰この異変の首謀者って誰
   なの?」

怠惰「まぁそれは言えないけれどまぁ皆は知っ
   てるとだけ言っておくよ」

狗神「知ってるだと?」

怠惰「うん特に狗神さんも一度は会ってるよ」

神楽「私もですか?」

怠惰「会ってるよ♪因みに鈴蘭は2回ぐらいは
   会ってるかな?」

鈴蘭「えっそうなの?」

怠惰「うん会ってるよ♪まぁヒントを出すと…
   ある意味でキ(ピー)ガイな奴」

狗神「誰だ?」

怠惰「まぁそこは見てけば分かるって事で今回は
   ここまで!」

狗神「次回もまぁよろしくな」

鈴蘭「うんそれじゃ読者様」

神楽「また次回にそれでは♪」

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