血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ようやくこの話が書けた怠惰のクソ悪魔です。明日にはあっちの方でこの話を投稿しますが色々と間違えているかもしれません。そのためもし間違いがあったのならご報告をお願い致します。それでは待ちに待ったであろうVS理久兎の話をお楽しみください。


第167話 決戦 深常理久兎

西行桜が満開となり人工太陽が照らす夜の理想郷エレホン。そこで熾烈といっても良い弾幕ごっこが開始された。

 

蓮 「だぁ!」

 

理 「………」

 

キンッ!

 

霊力を纏わせた神楽が黒椿へとぶつかり合う。そしてそこから連続で理久兎へと斬りかかっていく。

 

キンッ!キンッ!ガキンッ!キンッ!

 

だが相手である理久兎は一歩も動かずに黒椿を手に持つ左腕だけを動かし自分の連撃を弾き飛ばしていく。

 

理 「どうした蓮?」

 

蓮 「くっまだまだ!」

 

ガキンッ!キンッ!ガキンッ!キンッ!

 

更に速度を上げるが連擊を止められていく。そこに、

 

霊夢「蓮!」

 

霊夢に呼ばれすぐさま空へと飛びながら神楽を鞘へと戻す。そして霊夢と紫が打ち出した無数の弾幕が理久兎へと襲いかかるが、

 

理 「燃え盛れ空紅!」

 

空紅に業火が纏とわせると空を一閃する。そして一閃されると業火は霊夢と紫が放った弾幕を燃やし尽くす。

 

霊夢「なっ!?」

 

紫 「弾幕を消し炭にするとは………」

 

理 「もっと来いこれでは満足しないぞ?」

 

そこまで言うなら更に猛攻を仕掛けるだけだ。

 

蓮 「理久兎さん後ろが空いてますよ!」

 

背後を狙い抜刀術の構えをとりながら一瞬で神楽を抜き斬ろうとしたが、

 

キンッ!

 

それを何と背中を向けたまま黒椿を後ろに回して防いだのだ。

 

理 「言っておこう俺から後ろを取れると思う

   なよ蓮?」

 

蓮 「っ!まだまだ!霊夢そして紫さん弾幕を

   放ってください!」

 

霊夢「あんた被弾するわよ!」

 

紫 「……良いわ…霊夢」

 

霊夢「あぁ分かったわよ!」

 

そう言うと霊夢と紫は弾幕を問答無用で放ち始めた。それに合わせて、

 

蓮 「でりゃ!!」

 

ギンッ!

 

放れるとそこから一気に斬りかかる。

 

ガギンッ!ギンッ!キンッ!

 

神楽で連擊をしつつ霊夢と紫の弾幕を避ける。そうする事でより理久兎にプレッシャーをかけるれる。そしてその考えは当たったのかもしれない。

 

理 「っ!」

 

自身の攻撃を受け止めまた弾幕を斬る避けるを繰り返している。見ていて世話しなく動いていた。だが忘れてはならない事がある。

 

霧雨「なっなぁ理久兎の奴………」

 

萃香「気がついたかい?理久兎の奴そんなに

   移動してないんだよ」

 

聖 「えっ!?」

 

風雅「見た所…動いたのは僅か1メートルね」

 

そう理久兎はたったの1メートルしか動いていない。逃げようと思えば逃げれるし避けようと思えば避けれる筈なのだ。

 

理 「良い動きだ…だが!」

 

その時、理久兎の動きが変わった。何と自分よりも速い連擊を繰り出し始めたのだ。

 

キンッキンッ!キンッキンッ!

 

蓮 「っ!」

 

先程までは自分が押していた筈なのに逆に押され始めた。

 

理 「遅い!鈍い!とろい!」

 

向かってくる弾幕を斬りながら目に見えぬ斬擊となり始める。妖夢の二刀流よりも速い。いやそれを遥かに越える速度だ。捌くのが辛すぎる。

 

蓮 「うっ!」

 

左手に握られる黒椿が自分を斬ろうとしたその瞬間、突如自分の足元にスキマが出来上がり自分は落ちていく。

 

蓮 「うぉっ!?」

 

スキマに落ちるといきなり霊夢と紫の隣に出てくる。お陰で理久兎の一閃を受けずに済んだ。

 

蓮 「ありがとうございます紫さん………」

 

霊夢「蓮あんた凄い汗よ!?」

 

蓮 「えっ?」

 

拭ってみると凄い汗をかいていた。気にもとめていなかったがそれぐらい動いたという事だろう。そして理久兎は此方を見ると、

 

理 「おっし♪そろそろ準備運動も良いよな?」

 

蓮 「じゅっ準備運動!?」

 

霊夢「あれだけ動いて準備運動って紫!あんた

   の師匠はキ(ピー)ガイか何かなの!?」

   

紫 「………いいえそれを越えるわ御師匠様には

   常識なんて言葉は通用しないわよ」

 

弟子の紫が言うのなら間違いなく常識はないというのが分かった。すると、

 

理 「そんじゃ行かせてもらいますかね」

 

呟いた理久兎は一瞬で消える。そして何処に行ったのかと思いきや、

 

霊夢「っ蓮!後ろ!」

 

蓮 「なっ!」

 

ガギンッ!

 

霊夢が咄嗟に行ってくれなかったら斬られていただろう。いつの間にか理久兎が背後を取っていたのだから。

 

蓮 「はぁ!!」

 

何とかごり押しで押しきるが理久兎は空へと飛ばされると背中には大きな翼を生やし尾を生やす。それはまるで龍神の千を見ているかのようだった。

 

霊夢「その翼に尾って!」

 

理 「あぁこれ?元から生えてるんだよ♪普段は

   消してるけどね♪」

 

どうやら普段は消しているようだ。しかしこうしてみると昔ながらのファンタジーに出てきそうな風貌だ。

 

理 「しかしまぁ博麗の勘ってやつは厄介だねぇ」

 

蓮 「だけど僕からすると霊夢の今の一言がなか

   ったら確実に被弾してましたけどね!」

 

神楽を振るい斬擊波型の弾幕を飛ばしながら空中へと上がっていく。そこに紫と霊夢が自分の背後でスペルを唱える。

 

紫 「魔眼 ラプラスの魔」

 

霊夢「霊符 夢想妙珠!」

 

紫が爆発する眼を表した弾幕を理久兎の周囲に張り巡らせ霊夢が小さな弾幕を放つ。それが誘発されると、

 

チュドーーーーン!!

 

紫の弾幕が大爆発を引き起こす。

 

霊夢「流石にこれは防ぎようが………っ!?」

 

光がやむと同時に霊夢は見てしまったようだ。あの爆発の中で平然と立っている理久兎に、

 

理 「仙術十三式空壁」

 

パキンッ!

 

ありえない事に結界を張って防いだようだ。

 

霊夢「彼奴は何でもありか!」

 

理 「何でもあり?違うな経験の差そして長く

   生きた者の技術さ………そうだ…さっきの

   爆発だがあれよりももっと凄いのを見せ

   てやろう」

 

そう言うと理久兎は黒椿を掲げるとスペルを唱えた。

 

理 「理符 理の創造」

 

その言葉と同時に自分達の足元からゆっくりと弾幕が上空へと上がっていく。正直な話だがこれまで見てきた弾幕の中でも一番避けやすい弾幕だ。

 

霊夢「あんた嘗めてるの?」

 

理 「どうだろう…ね!」

 

そう言うと黒椿と空紅を構えて霊夢へと襲いかかってくる。だがすぐに霊夢の前に出ると、

 

蓮 「させるか!」

 

ギンッ!

 

代わりに受け止める。霊夢に攻撃などさせない。

 

蓮 「ほうやるねぇだけどお前は晴明と同じで

   詰めが甘いんだよ」

 

ガキンッ!

 

弾き飛ばされると理久兎は空紅に桜色の炎を纏わせる。

 

理 「死炎桜!」

 

空紅の刀身から桜色の業火が霊夢へと向かって襲いかかる。そこに、

 

紫 「させないわ!」

 

紫がスキマを開き炎を別の場所にワープさせる。その場所は、

 

理 「つっ!」

 

ギンッ!ボワァーー!!

 

蓮 「くっ逃げられた!」

 

理久兎の頭上だ。だが間一髪の所で弾かれ避けられる。

 

理 「勘と幸運に優れる霊夢に境界を操れる

   紫に俺の攻撃を防いでくる蓮………厄介

   なもんだなぁ………だがこれは避けれる

   かな?」

 

蓮 「えっ………なぁ!」

 

霊夢「なっ何よあれ!」

 

紫 「まさかさっきのスペルは!」

 

自分達は驚愕する。それは人工太陽と並ぶぐらいの大きさを誇る超巨大弾幕が出来上がっていたからだ。そしてそれに合わせ理久兎はスペルを唱えた。

 

理 「理符 理の抑制力!」

 

その言葉と共に巨大な弾幕から無数のレーザー弾幕がこちらへと追尾しながら降りかかる。

 

霊夢「各自で避けるわよ!」

 

蓮 「うん!」

 

紫 「えぇ!」

 

紫はスキマへと入り避け霊夢と自分は素早く飛行して避けていく。

 

蓮 「うおっ!」

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

飛行で追い付かれそうになるとすぐさまビルの壁を走り降りかかる弾幕を避ける。

 

蓮 「狗神!」

 

式神札から狗神を召喚するとすぐさま背中に乗る。

 

狗神「たく乗り物代わりに使うな小僧!」

 

そう言いながらも先程よりも素早く避けてくれる。自分で走るよりも何倍も速い。そうしていると理久兎のスペルは時間切れなのかレーザーは撃ち出されなくなる。

 

蓮 「止まった?」

 

霊夢「蓮あなたは大丈夫?」

 

蓮 「うん何とか………」

 

こうして見ると狗神がとても心強く感じた。いなければ被弾していたかもしれない。そして紫もスキマから出てくる。

 

紫 「何時もそうだったけど桁違いね…だけど

   そんな背中が大きかったのを思い出しま

   すわね」

 

理 「ハハ♪そいつは嬉しいねぇ」

 

笑いながら理久兎は言ってくるがまだ手を休めてはくれなさそうだ。そして空紅を持つ右腕を掲げるとスペルを唱えた。

 

理 「災厄 スーパーノヴァ!」

 

そう言うと理久兎は遥か上空へと飛び上がる。それと同時に先程の弾幕の塊が徐々に加速しながら落ちてくる。

 

霊夢「今度は隕石!?」

 

紫 「霊夢!蓮!早くスキマへ!」

 

蓮 「分かりました!戻って狗神」

 

狗神を戻しすぐさま紫のスキマへと入って逃げる。数分後には、

 

ドゴーーーーーーーーン!!

 

辺り一面に大爆発が起こり幾つものビルが倒壊する。そして自分達はスキマから現れ瓦礫となったビル群を見る。

 

蓮 「しゃっ洒落にならない………」

 

霊夢「被弾したら服がボロボロになるとかじゃ

   済まないわよこれ?」

 

紫 「御師匠様らしく派手ですわね……」

 

自分達はゆっくりと降りてくる理久兎を見る。

 

理 「う~んでも紫の能力が一番で厄介か?」

 

紫 「ふふっ♪ですがまだまだこれからです

   わよ!」

 

紫が凄く生き生きとしていた。やはり理久兎と再開できた事が嬉しいのだろうか。そしてスペルを唱えた。

 

紫 「式神 八雲藍&橙」

 

紫の言葉と共にスキマから藍と橙が出てきた。

 

藍 「あれここ…って紫様心配したんですよ!

   応答が……あれ?」

 

橙 「紫しゃまここ何処ですか?ってあの人は

   誰でしょうか?」

 

藍 「りりりり理久兎様!!?」

 

突然呼ばれた2人は困惑気味だ。しかも藍は理久兎を知っているため凄く驚いていた。

 

紫 「藍それに橙…説明は後よ!とりあえずは

   御師匠様に突撃して頂戴」

 

藍 「えっと後で説明をおねがいしますね!」

 

橙 「言われたからにはやるよ!」

 

そう言うと藍と橙は妖力を纏わせると理久兎へと突撃する。それを理久兎は回避していくが、

 

蓮 「追加です!」

 

式神札【狗神】と【鈴蘭】そして妖刀神楽を構え、

 

蓮 「陰陽 式神乱舞!

 

式神札から狗神と鈴蘭を出しそして神楽を掲げて神楽の分霊である悪意を2体召喚する。

 

狗神「ちっやるぞ!」

 

鈴蘭「オッケー!」

 

悪意「オォーー!!」

 

悪意「おぼろろろ!!」

 

そうして4人も藍と橙に加わり戦いに参加する。そこに追加と言わんばかりに、

 

霊夢「ついでにおまけよ!」

 

霊夢が無数の針を投擲する。だが相手である理久兎は、

 

理 「おいおい何だ?遅くて当たらないぞ?」

 

ありえない程に無駄のない動作で避けていっていた。

 

狗神「こいつ!」

 

藍 「橙!気を付けろ!」

 

橙 「分かってます藍しゃま!」

 

鈴蘭「流石は幼かったとは言えど晴明を相手に

   出来ただけあるね!」

 

悪意「ぐぐぐぐ!」

 

そんな事を言いながら攻撃するがまったく当たらない。すると理久兎は何と驚くことに空紅と黒椿を本へとしまう。そして霊夢の針が当たる数cm程の距離で、

 

理 「モード【霊力】そしてからの~すぅ~!」

 

息を大きく吸い出した。その時に紫の目は細くなる。

 

紫 「全員待避をなさい!虎咆が来るわ!」

 

蓮 「皆戻って!」

 

すぐに皆を戻す。それと同時に、

 

理 「虎咆!」

 

とてつもない咆哮が響き渡る。正直な話で自分達は耳を抑えてしまった。

 

蓮 「うっ!!」

 

霊夢「みっ耳が!」

 

紫 「っ!……なっ!避けなさい!」

 

霊夢「えっえぇっ!!」

 

何と霊夢が投擲した針が全て跳ね返って来た。その時に霊夢が前へと出て手をかざしスペルを唱える。

 

霊夢「夢符 封魔陣!」

 

目の前に結界が出来上がると大音響で跳ね返った針は全てを防ぐ。そしてそれと同時に咆哮が消えたのだが一瞬で理久兎が拳を構え距離を詰める。

 

霊夢「まさか!」

 

理 「そのまさかだ!仙術四式鎧砕き!」

 

スペル?を唱え霊夢の封魔陣を殴る。すると、

 

バキッ!バリンッ!

 

あり得ないぐらいに一瞬で粉々になった。

 

霊夢「嘘っ!」

 

あり得ない事に霊夢は動揺する。まさかの力業で結界を破壊されるとは思わなかったからだ。そして理久兎は足に霊力を纏わせる。

 

理 「刃斬!」

 

蓮 「くっ霊夢!」

 

すぐさま霊夢の前へとでて神楽を構える。それと同時に理久兎は足を蹴り払うと斬擊波が襲ってくる。

 

ガギンッ!

 

蓮 「ぐっ!」

 

それを何とか防ぐがあまりの衝撃で手が痛い。だがそれだけでは終わらなかった。

 

理 「そうだお前らを少し見習おうか」

 

そう言うと白紙のスペルカードを取り出す。そして白紙のスペルカードに2匹の狼の絵が浮き出る。

 

理 「従符 狼兄妹の絆!」

 

そのスペルを唱えると同時に何処からともなく先程に刺客として現れた亜狛と耶狛が出てくる。

 

亜狛「あれ?」

 

耶狛「マスター終わったの?」

 

理 「いいや亜狛それに耶狛…今回はスペルと

   して召喚したから頼むよ」

 

亜狛「えっまぁ呼ばれたからにはやらせて頂き

   ますよ!」

 

耶狛「行っくよ!」

 

そう言うと亜駒と耶狛は無数の弾幕を放ち始めた。亜狛は素早く起動が分からないクナイを耶狛は大きさがバラバラな弾幕を撃ってくるため対応がバラバラで難しすぎる。

 

蓮 「うわっ!」

 

紫 「凄い密度ね」

 

霊夢「まったく面倒ったらありゃしないわ!」

 

紫 「それは同意見ね!」

 

ここで霊夢と紫はスペルを唱える。

 

霊夢「霊符 夢想封印!」

 

紫 「空餌 中毒性のある餌」

 

追尾するスペルとスキマから現れるレーザーを亜狛と耶狛へと放つ。だが耶狛が前へと出ると、

 

耶狛「仙術十三式空壁!」

 

目の前に先程、理久兎が使った技を使ってくる。そのせいで霊夢と紫のスペルは防がれてしまう。

 

霊夢「あんたらも使うんかい!」

 

紫 「まさか御師匠様の技を使うとは!」

 

亜狛「えぇ使いますよ習いましたから!」

 

そう言いながら亜狛は霊夢へとクナイを持って斬りかかる。

 

蓮 「霊夢!」

 

理 「おっとお前の相手は俺だ!」

 

蓮 「くっ!」

 

自分は理久兎の猛攻を防ぐために動けない。ならば、

 

蓮 「狗神!」

 

狗神「ちっ仕方ねぇ!」

 

すぐさま狗神(人型)を召喚し霊夢の元へと向かわせる。

 

狗神「おらっ!」

 

ガギンッ!

 

妖力で硬化した狗神の腕と亜狛のクナイがぶつかり合う。

 

亜狛「貴女は!……お久々ですね♪」

 

狗神「なっ!?あっあぁ!」

 

ギンッ!

 

狗神は困惑しながらも亜狛とぶつかり合う。

 

耶狛「お兄ちゃんったらラブコメ展開になっ

   ちゃってもう………」

 

霊夢「余所見はしないでよね!」

 

耶狛「おぉっと余所見は……うん…したね」

 

紫 「相変わらずね貴女も」

 

そうして自分達は戦うこと2分が経過したぐらいだろうか、

 

理 「ん?おいお前ら時間だ!」

 

亜狛「おっとそれではまた♪」

 

耶狛「バイバイ♪」

 

そう言うと2人は戻っていった。

 

理 「しかし2人の猛攻から逃げるとは中々だ

   だがこれは行けるか?」

 

そうしてまた真っ白のスペルカードを構える。そしてそれもまた同じように絵柄が現れる。その絵柄には六枚の翼を持つ竜の絵柄が浮き出たのを確認できた。

 

理 「魔竜 影の暴虐による一撃!」

 

スペルを唱えると何処からともなく先程にも出てきた黒が現れる。

 

黒 「出番か!」

 

黒は自身の体を六翼の竜の姿へと変える。そして口から今にも強烈なブレスを吐こうとしていた。

 

紫 「っ!逃げるわ………」

 

紫がスキマを開こうとしたその瞬間、

 

理 「ルールを制定する黒のブレスが着弾する

   までの間での能力の行使を禁ずる!」

 

理久兎が叫ぶと共に理久兎の服から無数の木の板が飛び出ると破裂する。すると、

 

紫 「なっスキマが開かない!?」

 

霊夢「ちょっと!」

 

つまり理久兎は自分達の一番の退路を絶ったという事だ。そしてもう黒は長い首を上へと上げてブレスを放とうとしていた。

 

蓮 「狗神頼む!」

 

狗神「仕方ねぇ!乗れ!」

 

人の形から犬の姿へと変わるとすぐに狗神に乗り霊夢と紫も狗神へと乗ると狗神は全速力で駆け出し。そして

 

黒 「消し炭となれ!」

 

黒から強烈なブレスが放たれた。その大きさは魔理沙のファイナルスパークを遥かに凌駕する大きさだった。

 

狗神「ぐぉ!!」

 

蓮 「さ……流石はSSSランクの魔王」

 

何とか避けると黒は亜狛と耶狛と同じように一瞬で消える。だがその時に一瞬で理久兎が近づいてくる。

 

理 「逃がさねぇぞ?」

 

霊力を纏わせた拳で狗神を殴ろうとしてくる。しかも狗神も止まれそうもない。

 

蓮 「狗神戻って!」

 

すぐに狗神を戻して理久兎の攻撃を避けさせる。だが理久兎は自分達をすぐに追撃するために、

 

理 「モード【魔力】裁きの鞭!」

 

今度は真横でふわふわと浮かぶ本を手に取ると見たことのない文字が自分達の周りに現れる。そこから無数の荊の鞭が襲いかかる。

 

紫 「逃げるわよ!」

 

紫がそう言うとスキマを展開してくれる。それに自分達は逃げ込む。そして出た場所は先程の位置から少し遠めの位置のビルの影だ。

 

霊夢「強いってレベルを通り越してるわよ!?」

 

紫 「ここまで強いとは………御師匠様には隙が

   無さすぎるわ………」

 

確かに隙が無さすぎる。だがここで自分は1年ほど前のある出来事を思い出した。

 

蓮 「待てよ……」

 

そして長くポケットに入れてあった物を見る。かつて龍神から貰った宝玉を。

 

蓮 「……ねぇ多分これ龍神様がこの事を見通し

   て渡してくれたのかな?」

 

霊夢「………もしかしたらって感じね」

 

紫 「良く見てみると不思議な力を感じるわね

   その宝玉から」

 

この時に自分はこれこそ理久兎を倒せる唯一の勝算だと思った。あくまでもしかしたらの話だが、

 

霊夢「良いわ時間は稼ぐからその間に………」

 

と、霊夢が呟いた瞬間、

 

ドゴーーーーーーーーン!!

 

自分達の目の前を何かが物凄い速度で通りすぎる。そして横を見るとビルに大穴が空いていた。

 

理 「あちゃ~外したか」

 

そう言いながら左手をかざすと瞬時に黄金に光輝く矛が出てくる。それはかつて永夜異変で見た黄金の矛だ。

 

霊夢「蓮!任せるわ!」

 

紫 「私も手伝うわ」

 

そう言い2人は理久兎へと挑んでいった。残った自分は宝玉を眺めながら、

 

蓮 「使えって言ってもどう使うんだ?」

 

どう使うのかを考える。考えに考えていると突然宝玉から声が聞こえ出す。

 

宝玉「ほう………どうやら出番のようじゃな少年よ

   ワシがちと力を貸してやるありがたく思う

   のじゃぞ?」

 

蓮 「えっ!?えぇ!!」

 

その声が聞こえたかと思うと突然、宝玉から出た光に飲み込まれる。それは霊夢と紫そして理久兎も感じとる。

 

霊夢「何この光!」

 

紫 「まっ眩しい!」

 

理 「この光………ちっやりやがったな彼奴!」

 

そして光が消える。そして自分は気がつく。不思議と力が沸いてくることにそして近くのビルの窓を見ると驚いた。

 

蓮 「えっ………」

 

目の前に映るのは黄金に光輝か自分の姿なのだが何故だか分からないが金色に光輝く尖った耳に長くふわふわの尻尾が生えていた。それはまるで狐のようだ。

 

蓮 「これは………いや今はあと!」

 

手に持つ神楽を構えすぐに理久兎へと向かう。そして一瞬で距離を詰める。

 

理 「おっ!」

 

ガギンッ!

 

理久兎の手に持つ黄金の矛と金色の刀身を持つ神楽がぶつかり合う。

 

霊夢「れっ蓮その姿は!」

 

紫 「まるで妖怪ね……」

 

理 「おいおいその力を何処で手に入れた?

   明らかに身内の神力をビリビリ感じて

   いるんだけど?」

 

と、理久兎が言うと自分は正直に答えた。

 

蓮 「龍神様から貰った宝玉を使ったらこう

   なったんですよね!」

 

ギンッ!

 

すぐさま弾き飛ばし神楽を構えると、

 

蓮 「妖刀 神楽の悪念【真打】」

 

金色の刀身から黒く神々しく光り輝く神楽が4体現れると無数の弾幕を理久兎へ放つ。

 

理 「ちっ!やっぱりか!」

 

それを理久兎はギリギリで避けていくが、

 

紫 「御師匠様お覚悟を!」

 

そう言うと紫は扇子を理久兎へと構えると、

 

紫 「無人廃線車両爆弾」

 

大きなスキマから古びた電車が出てきてそれが理久兎へ向かって直進する。

 

理 「よっと!」

 

だがそれを飛び越えて電車に乗ったその直後、

 

ドゴーーーーーーーーン!!

 

突然にその電車は大爆発を起こす。かつてこれを理久兎に避けられたため紫は更に工夫を凝らしたのだろう。それが爆発と言うのも恐ろしい話だが、

 

理 「ふぃ~あぶねぇ」

 

何と遥か上空へと駆け上がり避けていた。だがそんなのはもう分かることだ。すぐさま式神札【鈴蘭】を構える。

 

蓮 「式符 鈴蘭の脚技【極限】!」

 

その言葉と共に鈴蘭が理久兎の向かおうとする上空へと現れる。しかも神楽と同様に神々しく光輝きながらだ。

 

鈴蘭「晴明ちゃんの裸を見たケジメ!!」

 

理 「見たくて見た訳じゃねぇよ!」

 

全てを打ち砕くレベルの鈴蘭の蹴りを左に浮く本で防いだ。

 

理 「おらぁ!!」

 

鈴蘭「うぐっ!」

 

だがそれだけでなく鈴蘭を押し返したのだ。何と言う強度だ。だがそのお陰で理久兎の本は何処かへ飛んでいった。

 

蓮 「戻って鈴蘭!」

 

すぐさま鈴蘭を戻す。そして霊夢がすぐさま理久兎へと飛んでいく。

 

霊夢「とりあえずはここでくたばりなさい!」

 

そう言い霊夢は必殺とも言える最終スペルを唱えた。

 

霊夢「霊符 夢想転生!」

 

そう言うと霊夢の周囲に無数の弾幕が出来ると理久兎へと突撃する。

 

理 「前ががら空きだぞ!」

 

手に持つ矛で霊夢の体を振り払ったのだが何と霊夢に攻撃は当たらずにすり抜けたのだ。

 

理 「なっ!」

 

これは霊夢の能力である『空を飛ぶ程度の能力』をフル活用した大技である。浮かせると言う概念を利用して世界から浮くことで無敵技である。これには理久兎も攻撃が出来ないようだ。

 

霊夢「行けぇ!!」

 

霊夢の合図ともに無数の弾幕とお札は理久兎へと襲いかかる。

 

理 「あめぇんだよ小娘!」

 

そう言うとあり得ない事に霊夢へと左手を掲げると、 

 

理 「ルールを制定するこの勝負の間で俺の

   左手に触れられないものはない!」

 

そう言ったと同時に理久兎の服の中から無数の木の板が出るとそれらは破裂する。そして何と霊夢へと距離を詰めると無敵状態の霊夢の服を掴む。

 

霊夢「嘘でしょ!」

 

理 「ぶっ飛べ!」

 

霊夢「キャーーー!!」

 

胸ぐらを掴まれた霊夢は勢い良く投げ飛ばされる。そして弾幕も一瞬で消える。そこに、

 

紫 「っ!」

 

紫がすぐにスキマが繋げ霊夢はスキマを通じて此方へと来る。

 

蓮 「よっと大丈夫!霊夢」

 

霊夢「大丈夫よ………」

 

霊夢のスペルで猛攻が終わると思ったら大間違いだ。すぐに【狗神】の式神札を構え、

 

蓮 「式符 狗神の狂乱【呪殺】!」

 

狗神「ワォーーーーン!!」

 

神々しく光る狗神は自身に妖力を纏わせ目に見えぬほどの速度で理久兎へと突進する。

 

理 「さっきからチマチマと」

 

狗神「理久兎よくたばれ!!」

 

理 「モード【霊力】」

 

そう言うと両手に霊力を纏わせ狗神とぶつかり合う。そしてついに隙ができる。 

 

蓮 「紫さん僕を理久兎さんの近くに!」

 

紫 「分かったわ行きなさい!」

 

スキマを繋いでもらい理久兎のすぐ近くに出る。

 

蓮 「理久兎さん!!」

 

理 「ちっ!」

 

ドゴンッ!

 

狗神「ぐっ!」

 

狗神を吹っ飛ばすと同時に理久兎が此方へと向きを向けて拳を放ってくる。だがその距離ならもう自分の間合いだ。

 

蓮 「これで終わりです!抜刀 龍神一斬!」

 

理 「くっ………おのれBBAめ!」

 

ピチューーン!!

 

被弾の音が響き渡る。自身の刀身は理久兎の肩を斬ったのだ。そしてこれが自分達の勝利となったのだっ。




怠惰「ではではありがとうございました」

晴明「因みにゲストとして私が来てます」

怠惰「しっかしまぁ昔の晴明って無鉄砲だよね」

晴明「いっい言わないでください!?」

怠惰「あっちの方の小説で蓮の先祖である晴明の
   話それも理久兎と出会った時の話は見れま
   すがまぁ妖怪の集団に突っ込んで無様にも
   服を脱がされるという醜態を晒してしまっ
   た晴明さん今のお気持ちは?」

晴明「………朱雀!」

朱雀「はいはいどうしたのかしら………って!
   貴方!なな何でここに!?」

晴明「朱雀この悪魔を焼き払ってちょうだい!」

朱雀「むっ無理よ!私でもこの悪魔は殺せない
   から!逆に快か…じゃなくて!殺られて
   しまうから!」

晴明「なっ何ですかそれ!?」

朱雀「だってこいつは!七つの………」

怠惰「アファジア!」

朱雀「んっ!んんん!!」

怠惰「はいはい朱雀ちゃん黙ってようね♪それで
   え~と晴明さん感想は?」

晴明「………私は何も聞いていませんし何も見てい
   ません!」

怠惰「いや感想を聞いたんだけどまぁ良いか……」

朱雀「はぁ…はぁ……はぁ………」

晴明「なっ何で息を荒げているの!?」

怠惰「忘れてたこいつからするとこれはご褒美
   だった………何処かに縛って放置した方が
   絶対に良いよな…おっとそろそろ時間か
   それでは読者様今回はここまで!」

晴明「えぇと!次回はあっちを投稿するので
   お願い致します!」

朱雀「んんん♪」

怠惰「これ以上は流石にR指定的にヤバイため
   それでは読者様!」

晴明「さっさようなら!!」
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