ピチューーンと被弾の音が鳴り響く。この音は自分達が勝ったという事を実感させる。
蓮 「かっ勝った………ふぅ…」
深く息を吐く。すると光の粒子が自分の体から上空へと流れそして、
パリンッ!
と、音が鳴ると自身の体は元に戻った。そして戻ると同時に、
霊夢「蓮!大丈夫!!」
霊夢が自分の両肩を触り自分の体を見てくる。対して痛い所などはない。
蓮 「大丈夫だよ♪」
霊夢「そう良かった………」
そんな話をしていると下から大きな翼を広げて理久兎がやって来る。
理 「見事だ少々だが外野からの手助けはあった
みたいだが腕は良いぞ」
蓮 「理久兎さん………教えてくだ…」
と、言っていると紫が真っ先に理久兎の元へと向かい思いっきり抱き締めていた。
紫 「御師匠様…本当に御師匠様なんですね」
理 「あぁ~うん心配かけたな………」
恥ずかしいのか理久兎は頭を掻きながら少し照れていた。
蓮 「紫さん良かったですね」
紫 「えぇ♪それよりも御師匠様まぁよくも好き
勝手にのらりくらりと生きていらしてまし
たわね?生存報告もしないで♪」
理 「…………えっ?」
紫 「後でお話をしましょうか?」
紫のその殺気というかなんというか黒い何かを見てしまった。これには自分も勿論だが霊夢も震えていた。
霊夢「なっ何か紫が何時もより遥かに怖いんだけ
ど!?」
蓮 「うっうん………」
紫 「とりあえずはさっきの場所に戻りましょう
そこでしっかりと訳なども話してもらいま
すわよ御師匠様♪」
理 「はっ………はい」
そうして自分達は先程のビルの屋上へと戻るのだった。屋上へと戻ると、
霧雨「蓮!霊夢!大丈夫だったか!」
魔理沙や他の皆も此方へと走ってきた。どうやら動けるようになったみたいだ。
蓮 「あっうん何とかね♪」
霊夢「まさか夢想転生を破ってくる奴がいると
は思わなかったけど………」
と、自分と霊夢はそっと理久兎を見ると理久兎はもう皆から質問攻めになっていた。
アリ「所で私の記憶って………」
黒 「とりあえず待ってろ………今は取り込み
中だしな」
と、黒が言うとひょっこりと黒の背後から亜狛と耶狛も顔を出して、
亜狛「すみません」
耶狛「まぁ待っててよアリスちゃん♪」
そう言い待たせる。そうして質問攻めにあう理久兎を自分達は眺めること数分後げっそりとした理久兎を連れて紫達がやって来る。
紫 「さてとまぁ聞いてちょうだいね♪」
理 「えっと何か色々とすんませんした」
理久兎は謝罪してきた。それに対して、
聖 「私は普通に許しますけど?」
霧雨「まぁ私もな♪」
蓮 「えっと理由を知れば………」
霊夢「それは同意見ね………」
とりあえずは理由が知りたい。何故、生きているという事を伏せたのか何故神というのを伏せたのかそして何故に異変を起こしたのか、
理 「……まぁ…あれだ態度とか接し方が変わる
だとかが変わるのが嫌だったんだよ………
昔に俺の本名を名乗れば皆は恐れてしま
う…‥だからずっと名を伏せたそして死人
に口無しつまり自分を死んだという事に
して皆を見守ろうと考えていた………俺の
所から誰かが文献を盗み出さなければず
っと隠居する気満々だったんだけどな…」
だが今の理久兎こ言葉に引っ掛かる点があった。それは文献を盗み出されたといった事。盗んだのは魔理沙で間違いないが問題は盗んだその場所。記憶が正しければ盗んだ場所は、
蓮 「待って下さい理久兎さんの家ってまさか…」
まさかと思った瞬間だった。突然小さなスキマが開き藍がひょっこりと顔を出してくる。
藍 「紫様すみません」
紫 「どうしたの藍?」
藍 「えっとここに来たいって方がいまして連れて
行かなければ幻想郷に悪霊をばらまくまたは
火の海にするという脅迫が……」
紫 「誰よそいつ……良いわ連れてきなさい」
藍 「はっはい!」
そうして数分経過がするとスキマが開く。そこには藍以外に2人いた。その2人の特徴は1人は桃色の髪。1人は緑色の髪をして帽子を被っている少女達だ。しかも近くに目が浮いている。そうこの2人いや1人は地底の管理者こと古明地さとり。もう1人は妹の古明地こいしだった。
紫 「あら覚妖怪じゃないここに何の用事かし
ら?」
さと「いえ♪少しお話をしに来たんですよね♪
理~久~兎~さ~ん~♪」
何とさとりは理久兎の方を向いて名前を言ったのだ。やはり予想は当たった。理久兎が住んでいたのはさとり達が住む地霊殿だったのだ。そして名前を呼ばれた理久兎は顔を真っ青にしていた。
理 「さっさとり!?」
さと「少しO☆HA☆NA☆SHIしましょう
か♪」
理 「Oh………」
笑顔のさとりに理久兎は腕を掴まれて連れていかれた。その時の理久兎の顔は、
理 \(^o^)/
と、何かが終わった顔をしていた。だがこの時にも思い出した。理久兎が髑髏を操っている際に言った言葉。「恋人がいる」という言葉を。
蓮 「えっえっとこいしちゃん理久兎さんと
さとりさんの関係って………」
こい「ん?付き合ってるよ♪お姉ちゃんが凄い
アタックして理久兎お兄ちゃんをゲット
したんだよ♪」
まさかのとんでも発言をしてきた。これには、
全員「えぇーーーーーーーー!!!?」
自分もそうだが紫ですらも叫んだ。まさかさとりと付き合っていると誰が予測したのだろう。だが小町だけは驚いていなかったが、
妖夢「そういえば古町さんと理久兎さんの言う
事と噛み合いませんね?まさか?」
小町「えっと…その~ごめんこの異変の犯人は
理久兎さんって事は前々から知ってたん
だよねぇ‥…いや~理久兎さんに口にする
なって言われちゃってね♪」
頭を掻きながら笑って誤魔化してくる。
幽 「まったく貴女は………」
妖夢「小町さんたら…………」
と、そんな事を言っていると、
理 「ギャーーーーーーーーーー!!!」
ピチューーン!ピチューーン!ピチューーン!
ピチューーン!ピチューーン!ピチューーン!
理久兎の断末魔の悲鳴と共に被弾の音が無数に聞こえてくる。ある意味で天誅を受けているようだ。そして数分すると、
理 「ごっふ………」
先程よりも遥かにボロボロとなった理久兎が出てきた。隣には満足したのかスッキリとした表情のさとりもいた。
紫 「ちょっと覚妖怪そこまでする必要はある
のかしら?」
さと「こんな置き手紙だけを残して勝手にいな
くなって大変だったんですよ?それと…
成る程…理久兎さんの弟子は貴方でした
か八雲紫さん♪」
紫とさとりとで睨み合い火花を散らす。明らかに良い雰囲気ではない。
理 「まぁまぁ俺が悪かったんだから2人共
落ち着けって………」
紫 「言っておくけど私は認めないわよ?」
さと「ふふっ結構です♪」
もう色々と最悪である。この空気を打開するために、
蓮 「りっり理久兎さん宴会を開きませんか!
異変が終わったのならやっぱり宴会です
よ!そうだよね霊夢!」
霊夢「えっえぇそうね!」
霧雨「そいつは賛成だぜ!」
この空気を打開したいのか霊夢と魔理沙も乗ってくれる。
聖 「でも私は………」
理 「安心しろ精進料理も提供するから飲み物
だってお酒だけじゃないからさ」
黒 「だから来いよ聖」
聖 「………なら参加します♪」
そうして基本的に宴会に来ない聖も参加が決定する。他にも、
レミ「ふふっ楽しそうだから私も行くわ♪」
咲夜「なら私達も何か料理を………」
亜狛「あぁ大丈夫ですよ此方で用意するので」
耶狛「うん♪」
玲音「おっそいつは手間が省けるな」
とりあえずは紫とさとりを除いた皆も賛成してくれる。
理 「すっすまねぇ…とりあえず宴会の準備は
俺がやるから皆にも知らせておいてくれ
場所はここに来る際に通った亜耶狛神社
に集合とりあえずそれで頼むな!日付は
4日後で!」
と、理久兎が知らせてくれるのだが、
紫 「ふふっ♪」
さと「ふふふっ♪」
この2人はそれでも睨み合う。それがまだ数10分ぐらい続いたのは言うまでもなかったのだった。こうしてこの異変は終わりとなったのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
狗神「しかし彼奴恋人いたのかよ!?」
鈴蘭「出世したねぇ」
神楽「伝説の………伝説の刀に勝った私は生きて
ます!五体満足です!」
怠惰「元気だなぁ………本当ならさとりの告白
する所を是非あっちでって言いたいけ
れど再投稿が出来てないんだよねぇ」
狗神「やれよ!?」
怠惰「やりたいんだけど怠惰さん遊びたい病が
発病しててね」
神楽「ダメダメじゃないですか!?」
怠惰「とりあえず言えるのは月面戦争の部分
が終われば後は楽だけれど長いのよね
これがまた」
鈴蘭「頑張んないとダメだよ?」
怠惰「う~ん頑張らないとね………おっとそろそろ
時間だねそれでは読者様今回はここまで!」
狗神「次回はあっちだからよろしくな!」
鈴蘭「それじゃあ読者様♪」
神楽「また次の投稿でお会いして下さいね♪」
怠惰「ほんじゃバイニャラ♪」