血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、やる事無く家でダラダラ過ごしていた怠惰のクソ悪魔です。また面白そうなゲーム探さなければ。それでは本編へどうぞ。


第171話 最強と最凶

皆は宴で盛り上がっている。仲の良い者達で話す者もいれば中には新たな人脈を広げようと別の者と話そうとする者もいればまたは1人で静かに飲む者もいたりと多種多様に。その中で自分はというと、

 

霊夢「こんな夜景が昼から見れるなんて誰も

   思わないわよね」

 

蓮 「そうだね………」

 

霊夢と共に夜景を眺めていた。その夜景に映るネオンはさながら宝石箱から散りばめた宝石のように光輝く。デート等にはうってつけの所だろう。

 

霊夢「ふぅ………お酒も美味しいしそれに合う

   肴も最高だしもう満足♪」

 

蓮 「ハハハ霊夢らしい♪」

 

霊夢「ふふっ♪」

 

そんな会話をしていると1人の人物いや理久兎の従者の1人である亜狛が近づいてくる。

 

蓮 「ん?亜狛さんどうかしたんですか?」

 

亜狛「えぇとマスターが楽しい余興をしてくれる

   みたいなので良ければ参加しませんかとい

   うお誘いをしにきたのですが………」

 

霊夢「余興?」

 

亜狛「えぇ海がない幻想郷では注目するぐらいの

   大きな魚を解体する解体ショーですね?」

 

それを聞き自分は恐らくあの魚だろうと思った。そして霊夢は興味が出たのか、

 

霊夢「面白そうね良いわ行きましょう!」

 

蓮 「うん良いよ♪」

 

亜狛「なら此方にどうぞ♪」

 

そう言い亜狛が案内しようとしたその時だった。自分の胸ポケットから式神札【狗神】と【鈴蘭】が飛び出てくると狗神と鈴蘭が勝手に出てくる。更に神楽からは精霊の神楽が出てくる。

 

鈴蘭「もう蓮君こんな楽しそうな宴があるなら

   読んでよ!」

 

狗神「まったく………」

 

神楽「まぁまぁ………」

 

蓮 「あっごめん忘れてた………」

 

実際的に軽く忘れていた。これは自分が悪い。

 

狗神「まったくお前………わん!?」

 

亜狛「えっと……狗神さんですよね?何か私の

   顔についてますか?」

 

狗神「いっ嫌!何でもない!お前らいっ行く

   ぞ!」

 

そう言い狗神はそそくさと足早に立ち去る。それに続いて、

 

鈴蘭「待ってよ狗神の姐御!」

 

神楽「えっとそれでは!」

 

鈴蘭と神楽は狗神の後を追いかけていった。亜狛は苦笑いをしながら、

 

亜狛「えっと嫌われてるんですかね?」

 

蓮 「えっ………どうなんだろ?」

 

亜狛も分からないかも知れないが自分も良く分からない。それを見た霊夢は、

 

霊夢「はぁ…男って本当に馬鹿ね……」

 

蓮 「えっ何処が?」

 

亜狛「えぇと…説明を……」

 

霊夢「それは私には言えないわ…とりあえず

   案内をお願いね」

 

何故か霊夢は呆れながら亜狛にそう言う。というか何処が馬鹿のだろうか。

 

亜狛「えっとでは此方へどうぞ♪」

 

そうして亜狛の案内される。そこには理久兎が鞘に納まった刀を持っていた。

 

理 「よし集まったでは今から解体ショーを

   始めるよ……耶狛!」

 

耶狛「はいはい♪」

 

返事と共に耶狛がとんでもないぐらいの魚をワゴンに乗せて持ってくる。それは現代の海に生息する巨体な魚だった。

 

蓮 「それマグロ!?」

 

早苗「丸々1頭なんて初めて見ましたよ!?」

 

そう外来人である自分や早苗なら分かるマグロだ。しかもスーパーで売られている切り身ではなく丸々1頭だ。

 

河城「川であんな魚は見たことないよ!?」

 

ゲン「そっ総大将それは食べれるのかい?」

 

河童達は見た事のないマグロを見て驚きながら聞く。それには理久兎は笑いながら、

 

理 「いやいや食べれなかったら出さないよ?」

 

妖夢「しかしあんな魚を持ってくるとは………」

 

幽 「鯛だとかは紫が時々お酒を飲む際に持って

   来てくれるけどこれは驚きね」

 

紫 「まぁ………」(-_-;)

 

紫は顔を渋らせる。大方の理由は自分でも推測できる。そのために理久兎に聞いてみることにした。

 

蓮 「りっ理久兎さんこれえっとどのくらいで

   競りから落としたんですか?」

 

そう恐らく紫が渋った理由はお値段だ。このマグロは大きさは3メートルはある。このぐらいの物を落とすとなると物凄い大金での取引だ。すると理久兎は笑いながら、

 

理 「落とした?何を言ってるんだ?これだよ

   これ♪」

 

理久兎は右腕をパンパンと叩く。それはつまり自分での腕で取ってきたという事だ。

 

早苗「えっと因みに釣ったんですよね?」

 

念のために早苗が聞くと亜狛と耶狛そして黒は苦笑いをしだした。

 

理 「………いや泳いでそれでグーパン1発で

   取ったけど?」

 

蓮 「えぇぇぇぇ!!?」

 

早苗「常識が通用しない所か物理法則を無視なん

   ですか!?」

 

そこまで言う理由は簡単だ。マグロはその巨体に似合わず水中では時速は約80Kmで泳ぐ。それに追い付きしかもこの巨体をグーパン1発で沈めたとなると物理法則の無視も良い所だ。

 

理 「そんで殴って地上に上げて亜狛の能力で

   地上に送ったらあら不思議こんな所に何

   百万もするマグロがいるではないかって

   ね♪」

 

楽しそうに理久兎は語る。良く分からない者は首を傾げそして分かる者は唖然していた。

 

さと「…………もう私は理久兎さんの物理法則の

   無視は慣れましたよ?」

 

紫 「私も慣れた筈だったけど久々に口が開い

   たままよ………」

 

理 「ハハハハハ♪」

 

そんな会話をしていると息を荒らげながら輝夜と妹紅そして永琳がやって来た。どうやらようやく理久兎の幻影との決着?がついたみたいだ。

 

永琳「はぁ…はぁ……理久兎やったくれたわね………」

 

妹紅「ぜぇ…ぜぇ…まさかあれが幻だったなんて」

 

輝夜「ふぅ…動いて損した気分よ………」

 

もう3人は気力を使い果たしたようだ。不老不死だがやはり体力はあるみたいだ。

 

理 「悪かったよ♪良い部位をあげるから許して

   くれよ♪」

 

そう言うと理久兎は鞘から大きな刀を引き抜く。

 

霧雨「なぁまさかそれで捌くのか!?」

 

理 「うんそうだよ♪これは通称マグロ包丁って

   言ってマグロを捌くための専用包丁だよ♪」

 

咲夜「そんな器具があったとは…………」

 

これも驚いてしまう。しかもよく見てみると幾つもの包丁があり理久兎が持っている包丁だけで捌くというだけではなさそうだ。

 

理 「よしそんじゃ黒やろうか」

 

黒 「あぁ」

 

そうして理久兎が黒の方へと刀身を向けた瞬間だった。

 

理 「………ちっ!」

 

カチンっ!

 

何とまた鞘に納めてしまった。そして大声で、

 

理 「お前ら全員伏せろ!!」

 

全員「えっ!?」

 

突然の叫びに皆が困惑したその時だった。

 

ドゴーーーーーーンッ!

 

自分達のいる部屋の窓から何かが突っ込んできた。そして辺りに粉塵が舞う。

 

霊夢「何よあんた達の余興!」

 

耶狛「私達も分からないよぉ!!」

 

蓮 「何がって理久兎さん?」

 

理久兎を見ると理久兎は笑っていなかった。何よりもその目は細くなっていた。そして粉塵が収まってくると突っ込んで来たものが分かる。それは自分達と同じ人型だが身長はレミリアと同等レベルの身長。金髪の長髪には全てを畏怖させるような角が生え尻の方に尾がゆらゆらと動いていた。それは自分が面識のある人物いや神だった。それは、

 

千 「ほうワシ抜きでよくもこんな楽しそうな

   事をしておるの」

 

自分に一時的にだが力をくれた神の龍神だ。世界の頂点がまさかの乱入してきたのだ。それに続いて、

 

衣玖「龍神様~待ってください」

 

天子「ちょっと待ちなさいって!」

 

天子と衣玖までやってきた。すると千の姿を見て、

 

永琳「姫様頭を下げてください!」

 

輝夜「えっ?えぇ……」

 

八坂「ななな何であのお方が」

 

洩矢 ((( ;゚Д゚)))

 

千を見て特に4人は頭を下げる。だがそんな事は気にしていないのか千は辺りを見渡すと、

 

千 「しかし荒れておるのぉ……」

 

天然なのか自分がやったことに自覚がなそうだ。それに対して理久兎は、

 

理 「てめぇがやったんだよクソBBA」

 

パチンッ!

 

理久兎の指パッチンで暗転する。気づいた時には壊れた壁に床そして窓は元通りだ。だが理久兎のとんでも発言で自分達は驚く。

 

紫 「クソBBAってえぇ!?」

 

さと「り理久兎さんの口からそんな言葉が!?」

 

霊夢「あんたあれは!」

 

だが今の言葉を聞きある事を思い出す。それは理久兎の親についてだ。理久兎を創造したのは龍神その事を思い出し恐る恐る聞く。

 

蓮 「理久兎さんそれに龍神様えっと御二人は

   親子…ですよね……?」

 

その問いに2人は、

 

理 「………内のおふくろ」

 

千 「うむワシのバカ息子じゃ」

 

それを聞き皆は沈黙する。そして、

 

全員「えぇーーーーーーーーー!!!?」

 

この場の全員の絶叫がこだますのだった。

 




怠惰「それではありがとうございました」

晴明「どうも読者様代役で登場の晴明です」

怠惰「ではではまぁやってきますかね」

晴明「そういえば怠惰さんあの後の朱雀なんで
   すがその………」

怠惰「あぁ限定的だけど俺の裏名前は言えない
   ようにしておいた♪」

晴明「貴方の裏の名前っていったい………」

怠惰「聞かない方がいいよ♪だってあの朱雀が
   驚きすぎて自分自信も驚いたんでしょ?」

晴明「はい……あの朱雀があそこまで怯えるだ何
   て驚いてて」

怠惰「名前だけは言わせないようにしただけ
   だから俺の裏の経歴は聞けるとは思う
   よ♪だけど名前を………○○○○○○○(ザァーーーーー)
   という裏の名を聞いたが最後…ねぇ?

晴明「っ!!」

怠惰「まぁそんな怯えないでよ♪俺も面倒くせぇ
   事はしたくはないんだからさ♪」

晴明「こっ心得ておきます」

怠惰「それなら良し♪ではではそろそろ時間的
   に今回はここまで」

晴明「また次回もお願いしますね」

怠惰「では読者様♪」

晴明「さようなら♪」      

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