血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。もうじき休みが終わってしまうことが鬱になっている怠惰のクソ悪魔です。休みがもっと欲しい。こんな事を嘆いていても仕方がないので本編へどうぞ。


第172話 上には上がいた

自分達は驚くことしか出来なかった。理久兎の母親が文献の通り本当に龍神だったからだ。だが何よりも驚くのは、

 

霧雨「本当に親子なんだよな!?」

 

千 「うむワシの息子じゃよ♪」

 

理 「認めたくないが俺の母親だ」

 

そう絶対、見た目的には理久兎が(父親)で千が(娘)ではないのかと思ってしまうが実際は理久兎が(息子)で千が(母親)との事だ。つまり失礼かもしれないが理久兎の母親は見た目が幼女という事だ。

 

天子「まるで羊頭狗肉ね………」

 

千 「ほう天子どうやらお主の顔をその胸と同じ

   ように絶壁に整形をして欲しいみたいじゃ

   のう?」

 

天子「なっ何でもないわ!」

 

衣玖「あらあら………」

 

あの有頂天の代名詞と言われても可笑しくない天子が顔を真っ青にさせてビクビクしていた。

   

千 「ふむまぁ良かろうしかし理久兎」

 

理 「何だよ?」

 

千 「お主は少年に負けたんじゃろ?ざまぁない

   のぉプギャーー」m9(^Д^)www

 

蓮 「へっ?」

 

千は突然の大爆笑をしだした。自分は恐る恐る理久兎を見ると、

 

理  (ーωー#(イラッ))

 

理久兎は笑いながら眉間に物凄いぐらいにシワをよせていた。

 

蓮 「あっあれはおっ怒ってる……」

 

霊夢「何か龍神が大人げなく感じるわね」

 

と、自分達でヒソヒソと言っていると理久兎が口を開く。

 

理 「はんっ…‥相変わらずやってる事が子供なん

   だよロリBBAおっとロリBBAは失礼か

   外見=精神年齢の永遠3歳児BBA(笑)」

 

千  (#(ピキピキ)^ω^)

 

敢えて言おう。神様なのに凄く人間臭いしやってくる事が小学生VS高校生の喧嘩にしか見えない。この光景には皆は苦笑いしつつ、

 

レミ「あれ本当に最高神なのよね咲夜?」

 

咲夜「えぇその筈なんですが…………」

 

レミリアは疑問を覚え他にも、

 

美 「何か理久兎の母さん子供まんまだな萃香

   と良い勝負だな」

 

萃香「それどういう意味ですか美寿々様!?」

 

美寿々までもが子供っぽいと称した。その思いは自分達もそうだ。

 

霊夢「何かやってる事が子供ね………」

 

蓮 「うっうん………」

 

紫 「あんな御師匠様は初めて見ましたわ………」

 

さと「それは私もです何時もの理久兎さんじゃ

   ない……」

 

と、皆は口々に言う。まず理久兎が「BBA」という単語を発言したこと事態が驚きだがこんな幼稚な喧嘩をしている事にも驚きを隠せない。だがそれを見て顔を青くする永琳や神奈子はそうなのだがそれよりも蒼白にしている者が3人。亜狛と耶狛と黒だ。

 

亜狛「皆さんすぐに避難を!」

 

耶狛「皆逃げてぇ!超逃げてぇ!」

 

黒 「速く逃げろ!!」

 

3人は叫ぶ。こんな幼稚な喧嘩で何故そこまで大袈裟に言うのかと疑問に思った。だがその考えは甘かったと知ることとなる。3人が叫んだその瞬間、

 

ドゴンッ!

 

蓮 「ぐっ!!」

 

霊夢「なっ何よこれ!!!」

 

紫 「うぐっ!」

 

霧雨「痛たたたたたっ!!」

 

さと「なっ何ですかこれ………」

 

文 「動け…ない!!」

 

風雅「なんだこれは!重力じゃない!?」

 

ル 「飛べないのだ…ー!!」

 

自分も含めて皆は突然の超重力に押し潰される。その中を千と理久兎は立ってお互いを睨んでいた。どうやらこの2人の殺気なのかそれとも気なのかは分からないが原因はこの2人だろう。

 

千 「理久兎よそなたのその口をむしり取って

   やろうかの?」

 

理 「黙れクソBBAていうか帰れそんで1人

   で寂しいボッチ酒でも楽しんでろ」

 

血管が浮き出ながら2人は互いに睨み合う。喧嘩は周りにも迷惑という言葉はあるがまさにこれはその言葉の代名詞だ。本当に迷惑でしかない。それ以前に常識外れもといチートの2人がぶつかり合えばどうなってしまうのだろう。

 

理 「BBA俺は思うんだよなぁこの空には

   龍は2匹も必要ないとな」

 

千 「ほうたまには良いことを言うでないか」

 

ついに親子喧嘩が始まりそうな雰囲気だ。

 

亜狛「マスター止めて下さい!」

 

黒 「主よ冷静になれ!!」

 

耶狛「このままだと皆が死んじゃうよ!!」

 

今とんでもない単語が聞こえ来た。死ぬと。つまりこんな親子喧嘩に巻き込まれて死ぬと言うのか。そんな死に方は本当に勘弁して欲しい。葬式だとかでも泣くよりも笑ってしまう。

 

蓮 「あっ亜狛さん!理久兎さんと龍神様って

   仲が悪いんですか!」

 

亜狛「いやじゃれ付き合ってるだけなんでしょ

   うがあの2人が激突するとアルマゲドン

   が起こりかねないんですよ!!」

 

早苗「アルマゲドン!!?」

 

アルマゲドン。意味では黙示録や最終戦争を意味する。こんな親子喧嘩で世界が滅びたとなると笑い者も良い所だ。

 

霊夢「何でも良いけどこれを誰か打開できる

   奴はいないの!」

 

紫 「今頑張って境界を弄ろうと必死よ!」

 

あちらこちらで皆はパニックだ。その時だった。自分達と同じように突っ伏している衣玖が何が紙みたいな物を1枚2人に向かって投げる。

 

衣玖「龍神様!理久兎様!」

 

千 「何じゃ衣玖こっちは取り込み中……」

 

理 「あぁそうだ取り込み中………」

 

? 「ほう誰がどう取り込み中なんだ?」

 

突然、衣玖が投げた紙から声が聞こえ出す。それを聞くと千は青い顔をする。それは理久兎も同様にだ。

 

千 「なっ!」

 

理 「まっまさか………」

 

? 「まさか千ちゃんそれに理久兎君もだけど

   親子喧嘩してる訳じゃないよね?」

 

千 「何を言っておるんじゃ!そんな訳ないぞ

   のう理久兎!」

 

理 「あっあぁ………」

 

先程までの喧嘩ムードが一転する。あの龍神や理久兎が恐れる人物である紙の声の主。その正体が気になるが、

 

狗神「この声どこかで………」

 

鈴蘭「待って何か違和感が………」

 

神楽「えっといやでも………」

 

何か3人は悩んでいた。すると紙の中から腕が1本出てくる。まるでホラー映画みたいに。

 

妖夢「ううう腕が!!?」

 

パチ「あれは魔法!?」

 

玲音「………彼奴が!」

 

すると下に落ちていた板チョコを手に取ると腕を引っ込ませた。

 

? 「たく喧嘩したら面倒だけど叩き潰しに行く

   からよろしくね?」

 

そう言うと声が聞こえなくなる。そして自然と体が軽くなった。自分達は起き上がろうとすると、

 

理 「あれ?お前らは何やってんの?」

 

千 「うむ…どうしたのじゃ?」

 

この2人。喧嘩する事だけしか考えていなかったのかよく分かっていなかった。

 

全員「貴方達せいだよ!!」

 

と、これは皆、怒って当たり前だ。正直な話、自分も怒りが半周し呆れて更にまた半周して怒りが戻ってきた。

 

衣玖「龍神様……あの方がいなかったらまだ喧嘩

   していましたよね?」

 

天子「本当にやめてちょうだいよ!」

 

千 「うっうむすまなかった…ついカッとなって

   しまってのぉ………」

 

千は従者である衣玖や天子にこっぴどく怒られていた。そして理久兎は、

 

紫 「御師匠様」

 

さと「理久兎さん」

 

理 「…………すみませんでした」

 

怒りたい者も沢山いたが特にこの2人の殺気が怖すぎる。かつて何故か無慈悲に自分へと怒りをぶつけていた霊夢が2人いるみたいな感じだ。そうして千と理久兎は最高神なのにも関わらず皆に謝罪をするのだった。




晴明「では今回もありがとうございました♪」

怠惰「おちゅかれさま…ゴクンっ!」

晴明「何を食べているんですか?」

怠惰「チョコ」

晴明「………そうですかあっ!怠惰さん朱雀から
   聞きましたが貴方かつては衛生なんとか
   と拷問官を勤めていたみたいですね?」

怠惰「ん?ははっ♪そこまで知ったか」

晴明「それに昔は偉い地位にいたのにも関わら
   ず何故地位を捨てたのですか?」

怠惰「………興味ないから」

晴明「えっ?」

怠惰「元々は俺等の集団はね各々の願いがあっ
   たから活動していたに過ぎないんだよ?」

晴明「………怠惰さんその願いって」

怠惰「俺が望んだのは安静と静寂がある世界
   五月蝿いのは嫌いでね………だけど何時
   の間にかさ五月蝿くなっているんだよ
   ねぇ………主にとある女の子が………」

晴明「何か今とギャップぷぷ…が…くくく…」

怠惰「だけど楽しいけどねもしそんな世界を
   実現させたらこんな楽しい事もなかっ
   たかもね」

晴明「そうですか………あっそうそう朱雀から
   伝言が」

怠惰「なに?」

晴明「その…また虐めて下さいって……」

怠惰「……ドMが…嫌だって伝えておいて」

晴明「そうなると放置プレイ良いわ!とかになり
   そうですよね………」

怠惰「だから嫌いなんだ…はぁ…とりあえず終わろ
   うか胃が痛くなってきた」

晴明「あっはいでは今回はここまで!」

怠惰「では読者様!」

晴明「また明日の外伝篇で♪それでは♪」

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