血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは怠惰のクソ悪魔です。そして………マジですんませんした!投稿をするために作品を書いていたら睡魔に眠らされて寝てしまいました。そして一応昨日の分も合わせて今日と昨日の分の話を投稿しますのでお願いします。では本編へどうぞ。


第十五章 娯楽のバザー
第174話 過ぎて


理久兎達が引き起こした異変から数日が経つ。ようやく平和な何時もの日常へと戻っていた。

 

蓮 「ふぅ平和だね」

 

霊夢「だけど平和すぎるのも問題よね」

 

理久兎達が引き起こした異変は被害は何もなく盗んだ西行妖も空紅の代わりの刀を突き刺し白玉桜に返還したとの事。行方不明となっている妖怪も皆は戻ってきて平和な日常へと戻っていく。だが平和すぎるのも退屈なものだ。

 

蓮 「だけど退屈な方が良いのかもしれないけど

   ね………」

 

霊夢「それだとお賽銭が無くて私の心の中で雨が

   降り続けるんだけど?」

 

蓮 「まぁまぁ一応は稼いだお給料の分の半分は

   お賽銭箱にいれてるんだから………」

 

なおその習慣は今も続けている。同居だと思うが居候させて貰っている身なのでそこはお賽銭として納めてはいる。

 

霊夢「別にもうそんな事はしなくても良いのに…

   昔はこんな気持ちはなかったから言ったわ

   けど今は………」

 

霊夢の顔は徐々に紅くなっていく。

 

蓮 「ハハハ♪それでも霊夢には何時もお世話に

   なってるからそのお礼♪」

 

霊夢「蓮ったら………」

 

恐らく今も現代にいたらこんな可愛い恋人は出来なかっただろう。こんなに楽しく話す事もなかっただろう。こんなにも心から守りたいと思える人とは出会えなかった。

 

蓮 「ねぇ霊夢………」

 

霊夢「なっ何かしから………」

 

今から言う事は自分からしてみると結構恥ずかしいし何よりも振り返ると赤面したくなるような台詞だが何とか言おうと決意して、

 

蓮 「あっあのさ………」

 

霊夢「だっだから何よ?」

 

蓮 「僕がそのもう少し成長したら霊夢の………」

 

霊夢「ののの…何よ!?」

 

霊夢も段々と声が高くなる。そして何とか声に出して、

 

蓮 「僕の…………」

 

続けて言おうとしたその時、

 

ガタンッ!

 

と、音がしてきた。自分と霊夢は音のする方向を見ると自分達のいる母屋から少し先の角の方から微かにだが声が聞こえてくる。

 

? 「ばっバカ!

 

? 「すっすいません………

 

そんな何処かで聞いたことのある声が神社の角付近で聞こえてくる。自分と霊夢はそこへと向かうと、

 

霧雨「お前のせいでバレるだろ!」

 

早苗「まさかこんな所に箒があるとは思わなく

   って………」

 

魔理沙と早苗がいた。やはりこの2人だった。しかも御丁寧に盗み聞きをしていたようだ。

 

霧雨「たくよ………」

 

と、魔理沙が正面を向いた瞬間、

 

霊夢「何がたくよですって?」

 

霧雨「えっ………えぇ!!?」

 

早苗「蓮さんそれに霊夢さんも!?」

 

2人は自分達がいるとは思わなかったのか驚いていた。

 

蓮 「因みにどこから聞いてたの?」

 

早苗「蓮さんが平和とか言った辺りからです

   かね?」

 

つまり最初から聞いていたようだ。あまりの恥ずかしさに顔が紅くなって黙ってしまう。

 

霊夢「そう…良~く分かったわ」

 

霧雨「れっ霊夢そんなカリカリ…ひっ!?」

 

自分も見てしまう。般若とまでは言わないが笑いながら眉間にシワを寄せる霊夢の顔を。今回はそんなに怖くはない。

 

早苗「れっ蓮さん!」

 

霧雨「たっ頼む!」

 

と、2人は言う。そして自分の下した判決は、

 

蓮 「霊夢……今回は遠慮はしなくても良いよ」

 

霊夢「勿論そのつもりよ!」

 

判決はお仕置き。理由は恥ずかしかったから。

 

霧雨「ひぇぇ!!」

 

早苗「きゃーーー!!」

 

ピチューーン!ピチューーン!

 

霊夢の弾幕が無慈悲に2人に被弾したのだった。そうして数分後ボロボロとなった2人は自分達と同じように縁側に座る。

 

霧雨「痛てて………手加減ねぇな」

 

早苗「どうしてこんな目に………」

 

霊夢「あんたらが盗み聞きしてるのが悪い」

 

これは霊夢の言う通りだ。せめて挨拶しながらやって来てくれるのなら焦るぐらいで済むが盗み聞きはあんまりやって欲しくはない。

 

蓮 「それで2人は何しにここへ?」

 

2人が何しに来たのかと聞くと2人は楽しそうに、

 

霧雨「それは遊びにだぜ♪」

 

早苗「私はお裾分けに来たんです♪」

 

そう言うと早苗は重箱を出す。そして蓋を開けると見事なおはぎが幾つもあった。

 

霊夢「あらおはぎじゃない♪」

 

蓮 「あっならお茶を持ってくるね」

 

そうしてすぐにお茶を入れお盆に乗せて縁側へと戻る。もう霊夢と魔理沙はおはぎを食べ始めていた。

 

蓮 「あぁもう待っててくれても良いのに」

 

お茶を置き自分もおはぎを食べる。食べていると祖母の作った懐かしいおはぎの味がした。

 

 

蓮 「懐かしい味………婆ちゃんのおはぎを思い

   出すなぁ」

 

早苗「それは良かったです♪」

 

霧雨「そういえば蓮ってさ外の世界に親戚とか

   はいたのか?両親は死んでるってのは聞

   いたけどよ」

 

親戚と言われるとある1人の子供を思い出す。

 

蓮 「親戚ねぇ…いるにはいるよ……そういえば

   元気かなぁ菫子は………」

 

霊夢「それが親戚の子?」

 

蓮 「うん婆ちゃんの弟のお孫さん何だけど

   昔に少し遊んでそれっきりだからなぁ

   早苗の話が本当ならもう8年とか経っ

   ているともう16とかそんな年代かな」

 

それを聞くと皆は意外と言わんばかりの目で見てくる。

 

蓮 「どっどうしたの?」

 

霊夢「いや何かあんたにしては意外と思って」

 

霧雨「あぁ蓮はボッチだし」

 

蓮 「ぐふっ!」

 

早苗「それに言えた義理ではないですが痛い人

   ですしね………」

 

蓮 「がはっ!?」

 

魔理沙はともかく早苗にまで言われ流石に精神が痛い。恐らくSAN値は4ぐらい減ったかもしれない。

 

霊夢「ちょっ蓮…大丈夫?」

 

蓮 「うん心が痛い」

 

霧雨「悪かった蓮!」

 

早苗「すみません蓮さん!」

 

と、そんな痛い話でもこの縁側での会話は盛り上がったのだった。

 




怠惰「もう一度言いますすいませんでした!」

鈴蘭「えっと睡魔に襲われたんだっけ?」

怠惰「俺は小説を書いていたんだがいつの間にか
   寝ちまったそして気がついたら午前の4時
   になっていたんだ寝た記憶もなかったんだ
   何を言って………」

狗神「分かるから要は寝ちまったって事だろ?」

怠惰「あいそうです」

神楽「失敗は誰にでもありますから」

鈴蘭「毎日投稿(笑)」

怠惰「マジで本当にすみません………それとですね
   次に彼方の方を投稿しますのでお願いしま
   すね読者様」

神楽「因みに何時ぐらいに?」

怠惰「えっと後少しで完成するので11時ぐらい
   までには」

狗神「まったく………さてそろそろ時間だなそれ
   じゃあな読者様」

鈴蘭「またね♪」

神楽「それでは♪」

怠惰「ではまた彼方を見る方は彼方へそうでない
   方はサラダバー」

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