日が陰った夜空。そんな所を玲音は歩いていた。
玲音「はぁ…はぁ……こいつ意外に重ぇ」
殺姫「うぅ………」
熱中症でぶっ倒した殺人姫をおぶりながら憲兵達からの追跡を逃れていた。本当ならもう今頃は今晩のメニューが出来ていた筈だ。
玲音「はぁ……マジで晩飯どうするかなぁいっそ
彼奴らにはドッグフードで我慢してもら
おうか」
昼間のレミリアの反応が面白かったため全員にこの悪戯を吹っ掛けてみたいと思っていた。だがやると美鈴のお仕置きチョップをくらいそうなため止めておこうとも思った。
玲音「こう見ると寝顔?は可愛いんだけどなぁ」
と、おぶられ寝ている殺人姫に呟いていると紅魔館の門が見えてくる。しかも美鈴が腕を組んで立っていた。
玲音「お~い美鈴ちゃん~」
美鈴「あっ玲音さん!遅いですよ一体何し……
ってどうしたんですか!?」
後ろにおぶっている殺人姫を見て驚く。無理もないだろう。
玲音「冗談を言う暇もなくてなこいつ今…熱中症
で命の危機なんだよ!」
美鈴「えぇ!?そっそれならすぐ此方へ!」
美鈴は門を急いで開けると玲音と共に紅魔館へと急いで入るのだった。そして数分後、玲音は事情を説明してレミリアとパチュリーの指導のもと紅魔館の一室のベッドに殺人姫を寝かす。
パチ「氷を置いてと……これで何とか大丈夫ね」
レミ「にしても手加減ないわねぇ」
玲音「おいおい流石の俺でもこいつ倒すのに何度
死んだか数えられねぇよ」
実際本当に何度刺し殺されたか数えられない。しかも時を操れる時点でとんだチート娘だ。
パチ「でも…もし貴方がガンブレード持っていたら
確実にこの子は死んでたわよ?」
レミ「えぇ不死身と時間人間が戦ったらねぇ?」
玲音「お前ら散々言うなぁ……」
とりあえずこの2人の晩飯はドッグフードにしてやろうかと考えた。
美鈴「まぁですがお互いに生きていたので万々歳
じゃないですか………」
玲音「よし美鈴の晩飯はハンバーグにしてやろう」
美鈴「何の話ですか!?」
何って夕飯の話に決まっているだろう。すると美鈴のツッコミが大きすぎたのか、
殺姫「うっうぅん……頭いたぁ……」
ゆっくりとだが殺人姫が起きてきた。
玲音「よっ♪」
殺姫「え……はっ!」
殺人姫は即座に起き上がりナイフと時計を構えようとするが、
殺姫「あれ!?」
玲音「ついでに武装は解除してある」
殺姫「こい………っ!!」
まだ本調子ではないのかまた倒れそうになる。
レミ「おっと寝てなきゃダメよ」
レミリアは殺人姫をベッドに寝かしつけ氷が入った袋を凸に乗せる。
殺姫「………貴女達どうせ憲兵達にでも私をつき
出すんでしょ私の首には懸賞金がかけら
れてるもの」
玲音「そしたら今頃、俺はお前を置いていってる」
殺姫「じゃ何で連れてきたのよ」
玲音「何で連れてきたか?えぇ~と…あぁ~……
待て…5分待て……」
何故連れてきたのか。お嬢達に説明するために連れてきた。だからぶっちゃけた話それ以上は考えてなかった。そして5分も経たないで、
玲音「全然、考えてなかったな」
殺姫「理由も無しに連れてこられたの……」
パチ「うわぁ流石ね駄執事」
美鈴「玲音さんそれは無計画すぎますよ」
レミ「やっぱり駄執事は駄執事ね」
この時もうこいつらの晩飯はドッグフードだと生ぬるい。そこいらの獣の骨1本にしてやろうかと考えた。
玲音「だがお嬢どうせお前さんの事だからこの
中だと特に興味を持つだろどうせ」
レミ「えぇ♪時間を操れる何て興味を示さない事
が可笑しいわよ♪」
レミリアは目を煌々と輝かせる。元々レミリア・スカーレットは自分の家族は大切にする一面ともう1つの一面はコレクターである事だ。珍しいも物を見かけるとすぐに買いたいと駄々を捏ね何が何でも手にしようとする吸血鬼だ。そのお陰でこうして執事をしている訳だが。
殺姫「………何よ?」
玲音「はぁ…まぁ言うがよお嬢はお前さんをスカ
ウトしたいだとよえ~と役職は?」
後ろを降り向いてレミリアに聞くと、
レミ「そうね…メイドで♪」
玲音「役職はメイドだそうだ」
殺姫「はっ?」
殺人姫の顔がふざけるなと言わんばかりに目が細くなる。もし熱中症でなかったら確実に殺られるだろう。
レミ「そういえば貴女の名前は?」
殺姫「………名前なんてない」
玲音「へぇ~てことお前さん俺や美鈴と同じで
孤児か」
殺姫「お前らと一緒にするな!!っ……」
孤児と言った瞬間酷く興奮していた。こういったことで興奮するのは家庭の事情を見ていた子の反応だ。
玲音「なぁお前さんまさか捨て子か?」
殺姫「だったら何が悪い………お前らと私は違う!
私は薄汚いとごみ溜めの中を必死に生きて
きたのよお前らみたいに幸せは顔をしてい
る奴らとは違って!」
それだったらお前の方が充分ましだ。こっちは昔にイカれた奴等に殺されかけてるんだから。
玲音「う~ん………俺って幸せか?」
美鈴「今はそうでもないですが昔はえ~と何とも
言えませんね」(;^∀^)
パチ「私は敢えて言わないわよ?」
レミ「まぁ私は幸せだけどね♪」
殺姫「っ!!」
殺人姫は特にレミリアを睨む。その表情はとにかく殺してやりたいといった表情で。
レミ「だけどね幸せか幸せじゃないのかは人や妖
怪それぞれの価値観よ?貴女は一番の不幸
者だって思うならその考えは止めなさいこ
っちの駄執事なんて親の顔も分からないし
なおかつずっと天涯孤独だった今は不死身
だけど昔に殺されかけてるし不死身になっ
た後は自殺するために死地を探していたぐ
らいなんだから?」
悪気があって言ってるわけでは無いのだろうが人の不幸話や黒歴史を話すのは本当に止めて欲しい。だが殺人姫は先程よりも静かになった。
殺姫「…………」
レミ「そんなに不幸だと思うなら舌を噛んででも
死になさいそうすればもう苦しい思いをし
なくて済むんだからそれに貴方の死肉は私
達の晩御飯にでもなるんだしね………あら?
それを考えてみると貴女、私の役にたった
じゃない晩御飯としてだけどね♪」
この目の前にいる少女は死ぬことはない。まず死ぬと言う選択肢は断じてないのだから。死ぬ勇気があるならもう死んでいる筈。なおかつごみ溜めというのは路地裏の治安が悪いところを指すのだろう。死を知らない者がそこに行こうものなら死の恐怖を知ることとなってしまい死にたくないと強く願うようになってしまう。それぐらいの危険地帯なのだ。そこを生きてきたというなら死ぬ選択肢はない筈だ。
殺姫「くっ………」
脳裏を過ったのだろう。強気だった殺人姫の顔は恐怖で青くなっていた。すると、
レミ「だけど安心なさい♪貴女が死を恐れる1人
が怖いなら私達が味方いえ家族の一員とし
て接してあげるから♪」
殺姫「うっうぅ………」
レミリアは自分の小さな胸で殺人姫の顔を沈め優しく抱きつく。殺人姫のすすり泣く声が聞こえてくる。落とすだけ落として拾い上げるという戦法はこういった悲しみや寂しさを持つ奴にはとても有効だ。証拠に殺人姫はもうレミリアの手の上で踊っていた。そして数分経つ頃には、
殺姫「すぅ……」
寝息をたてていた。緊張から解放されたのか安らかに眠りだした。
レミ「ふふっ可愛いげがあるわねぇ♪どっかの
誰かさんと違ってね♪」
玲音「はんっ…飯を用意してくる……」
レミ「あら♪丁度お腹が減ってたのよ♪」
パチ「駄執事、今日の晩御飯は何?」
と、晩御飯を聞いてくる。それに対して玲音が言った答えは、
玲音「あぁ……お前ら全員ドッグフードで我慢な?
俺は1人で肉を食うけどな♪」
全員「ふざけるな!!」
やはり批判が飛んでくる。レミリアは真っ赤に輝く槍をパチュリーは魔道書を開き美鈴はすぐ殴れるように構える。
玲音「まぁ冗談だよ♪今日は付け合わせなないが
ハンバーグだよ」
と、お茶目を言いつつ微笑むのだった。
怠惰「はいはい今回もありがとうございました」
狗神「怠惰…そういえばゲームで勝負してなか
ったよな?」
鈴蘭「そういえばそうだね」
神楽「えっと今…しても?」
怠惰「あぁ良いよ♪ならシャドバで良いよね?」
狗神「あぁ上等だ!ネクロの力を見せてやる」
鈴蘭「エルフいきます!」
神楽「私は新デッキのネメシスで!」
怠惰「良いぜ来なよ!」
ゲームすること1時間後………
悪魔「脆弱なる者共め!!」
鈴蘭「っぐ!!」
悪魔「チェック!」
神楽「がはっ!?」
狗神「お前ら!」
怠惰「終わりだよやれ俺の分身!」
分身「くれてあげるわ」
狗神「がぁーー!?」
怠惰「何だよもう終わりかよ?」
狗神「つっつぇ………」
鈴蘭「キューーー…………」
神楽「本当に容赦ないですね………」
怠惰「まぁヴァンパイアでの戦闘は犠牲は付き
物だよ♪おっとそろそろ時間だそれでは
読者様こんな感じだけど今回はここまで」
鈴蘭「また次の投稿もよろしくね………」
狗神「そんじゃあな読者様」
神楽「それでは………」
怠惰「バイバイ♪」