寒い寒い冬は幕を閉じまた新たな芽吹きの春を迎えた幻想郷そしてそれを越えた幻想郷の端にある博麗神社では、
霊夢「段々と暖かくなってきたわね♪」
蓮 「そうだね♪」
地獄とも言いがたい寒さの冬を凌ぎまた自分達の大好きな張るの季節となる。この位の暖かさとなると霊夢のこたつつむりも終わりだろう。
蓮 「折角今日は暖かいんだから日向ぼっこ
でもしない?」
霊夢「あらそれは良いわね♪折角だしそうし
ましょうか」
縁側に座りお茶を飲みつつ暖かな日差しの空を見ながら、
蓮 「平和だな…………」
と、口にする。だがこの時に自分は思った。今が去年に言いそびれた事を言うがチャンスなのではと、
霊夢「お茶が美味しい♪」
蓮 「…………ねぇ霊夢」
霊夢「ん?どうかしたの?」
改まって霊夢の方を向く。すると霊夢も何かを勘で感じ取ったのか少し固まる。自分は意を決し口を開く。
霊夢「れっ蓮?」
蓮 「れっ霊夢……その…去年の夏に言いそびれた事
何だけどおっ覚えてる?」
霊夢「去年?………それって魔理沙や早苗が覗いてた
あれよね?」
蓮 「そっそう………その時に伝えたかった事を言っ
ても良いかな?」
恥ずかしいが我慢して言うと霊夢は顔を紅くさせて首を素早く縦に頷く。どうやら言っても構わないみたいだ。了承を受け自分は深呼吸をする。
蓮 「すぅ………はぁ…………霊夢その僕がねもう少し
成長したらさ」
霊夢「うっうん」
蓮 「僕の………」
霊夢「僕の?」
蓮 「とっ隣を………」
と、自分が言ったその時だった。突然自分と霊夢の目の前を何か白い塊がふわふわと浮いて宙へと飛んでいった。
霊夢「今のって?」
霊夢が言った直後その約100倍近くの白い何かが目の前を通りすぎていったのを見てしまった。
蓮 「霊夢………」
霊夢「間が悪い時に………完璧に異変よねこれ?」
霊夢の言う通りで本当に間が悪い。自分の伝えたいことを伝えれなかった。つまりこれはまだ伝えるのは速いという神のお告げか何かなのだろう。
霊夢「今のを確かめるわよ蓮」
蓮 「………そうだね何が原因なんだろう」
無念と思いつつも自分は霊夢と共に空へと飛び目の前を通り抜けていった何かが向かった先を見るとすぐに飛び立つのだった。そして空を飛びながら考えていた。あれは何処から沸いたのだろうと。
霊夢「蓮大丈夫?」
蓮 「えっ?うん大丈夫だよ♪」
黙っていたために霊夢に心配されてしまった。やはりあまり考えるのは止めた方が良さそうだ。今は目の前の事をしなければ。
蓮 「でもさっき抜けていったあれは何処に行った
のか………霊夢の勘だとどっちだと思う?」
霊夢「そうね………」
腕を組み霊夢は少し考える。そしてお払い棒を向けると、
霊夢「こっちね」
蓮 「なら行こうか」
霊夢「えぇ!」
そうして霊夢の勘が示した方角へと時だった。そうして人里近く辺りに来た時だった。何かが猛スピードで此方へと向かっきた。
蓮 「ねぇ霊夢あれって」
霊夢「えぇ完全に何時もの彼奴ね」
すると猛スピードで向かって来る何かは徐々に減速していき自分達の目の前で止まる。それは箒に股がる魔理沙だった。
霧雨「よぉラブラブ夫婦♪お出掛けか?」
霊夢「誰がラブラブよ!」
霧雨「えっ違うのか?」
霊夢「えっいや…えっとそのあの………」
何て言えばいいのか分からないのか霊夢の頭から煙が吹き出ていた。ラブラブとは言わないだろうがそれなりに交際はしている感じなのだが。
蓮 「魔理沙あんまりからかわないであげて」
霧雨「ハハハ♪まぁそろそろ冗談は抜きにしてそん
でお前らは何してんだ?」
蓮 「そう言う魔理沙こそ何を?」
霧雨「あぁ異変解決に乗り出しんだよ♪」
そう言うと帽子からガサゴソと手を突っ込み何か白い物が入った瓶を取り出して見せる。それはまごう事なき自分や霊夢の目の前を通っていった白い何かだ。
蓮 「魔理沙それを何処で?」
霧雨「あぁ辺りに沢山いたから捕まえたんだそんで
恐らく異変だろうと思いつつお前達なら知っ
てるかもと思った来たんだがな」
確かに自分達なら何か分かるかもしれなかったが生憎な事に自分達は知らないためにどうなっているのか調査を始めたばかりだ。
蓮 「う~んねぇ霊夢に魔理沙」
霊夢「何かしら?」
霧雨「何か妙案でも浮かんだか一休?」
蓮 「ごめん魔理沙…とんちは良く分からなくて」
霧雨「いやいや純粋に謝るなよ!?ツッコミを入れ
てくれよ!?」
それならばツッコミをしておくべきだったのだろうか。
蓮 「まぁえっと話を戻すけどさこれってさ明らか
にどう見ても幽霊だよね?」
霊夢「まぁそうね」
霧雨「そんで何が言いたいんだんよ?」
蓮 「つまりさ幽霊を管理してる所って何処なのか
なって?」
自分が考えていた事を言うと霊夢と魔理沙腕を組んで考える。そして霊夢はハッという表情をすると続いて魔理沙もハッという表情になる。
蓮 「気づいたみたいだね?」
霊夢「えぇ幽霊っていったらそれを管理してるのは
冥界つまり」
霧雨「大食い亡霊か!」
霊夢「つまり彼奴が犯人ね!」
いやそう簡単に決めつけるのはどうかとは思うが幽霊等の事となるとそう考えるが現実だろう。
霊夢「そうと決まればいくわよ!」
霧雨「おうよ♪」
霊夢と魔理沙は大急ぎで冥界へと向かっていった。そして残った自分は、
蓮 「あっ待って!」
何かをしでかさいか心配になりながらすぐに後を追うのだった。
怠惰「ではではありがとうございました」
狗神「あぁありがとうな」
神楽「ありがとうございました」
鈴蘭「ねぇそういえば怠惰」
怠惰「何かな?」
鈴蘭「これの後にオリジナル異変やるっていう噂
を聞いたけど本当?」
狗神「何?」
怠惰「あぁ~うんやるねとだけ言っておくよ中の
人がやるって意気込んでたからそれとその
異変だけど恐らく東方じゃない!とかイラ
つき胸糞悪い!みたいな感じになるかもし
れないだってさ」
神楽「つまりシリアスですか?」
怠惰「う~んどうとも言い切れない所はあるね」
鈴蘭「ふぅ~んなら今回の設定というかその章は
どういう意味合いのテーマなの?」
狗神「鷺麿のコンセプトは復讐そして神楽は悲し
みや悲痛とかだったよな?」
神楽「う~ん嫌な予感しかしませんね」
怠惰「今回のコンセプトは【過去の
【絶対正義】とか言ってたよ?」
鈴蘭「報いねぇ」
狗神「絶対正義って何だよ………」
怠惰「まぁ俺も知ってるのはそこまでだけどね
おっと長く使いすぎた!ではでは読者様
今回はここまで!」
鈴蘭「あぁちょっと!まだ気になるのに!」
神楽「えっとまた次回もお願い致します」
狗神「はぁやれやれそんじゃあな読者様」
怠惰「まったねぇ♪」