もうじき夕暮れ時となりそうな時刻。現在自分は理久兎ととの共同戦線を行っていた。
蓮 「っ!」
理 「………」
マミ「成る程のぉこれが弾幕ごっこか!」
ぬえ「ほらほら!その程度なの!」
妖怪最強時代とも言っても過言ではない平安時代を生き抜いた妖怪だけあってその実力は伊達ではなのか自分や理久兎が放つ弾幕を直感的に避けられていく。すると、
理 「なぁ蓮」
蓮 「何です理久兎さん?」
理久兎が呼んでくるため理久兎を見ると、
理 「俺が囮兼遊撃をするから蓮は俺にヘイトが集
まっている所を利用して隙あらば攻撃しろ」
蓮 「でもそれだと下手したら僕の弾幕に被弾をし
ますよ!?」
理 「俺が被弾すると思うか?」
両手を上げて笑って言ってくる。確かに理久兎の動体視力や直感力は伊達じゃないのは確かだ。なら信用しようと思った。
蓮 「………分かりましたお願いします」
理 「なら決まりだな♪」
そう言うと理久兎は手をマミゾウ達の方へと顔を向けると、
理 「おいおい何だよこの弾幕は?この程度で倒せ
れるとは思ってないよな?」
マミ「ほう言いよるのあの時と本当に同じじゃな」
ぬえ「少しカチーンと来たね!」
するとどうだろうか自分へ向けて放たれる弾幕の密度は少しは薄くなるが理久兎へと向けられる弾幕の密度は格段に上がる。
蓮 「理久兎さん任せてください」
神楽をマミゾウとぬえに向かって構え、
蓮 「斬刀 飛刀剣」
抜刀をしてマミゾウとぬえへと連続で斬擊波を放つ。それに気がついたのか2人は直感的に避ける。
マミ「ちっ!ぬえ今さっきの理久兎の言動あれは恐
らく囮じゃ!おんしは人間の小僧をやれ!儂
は理久兎を撃つ!」
ぬえ「了解!」
その言葉と共にぬえが此方を狙って弾幕を放ってくるため回避をしながら、
蓮 「ぬえさん良いんですか?マミゾウさんの支援
をしなくても?」
ぬえ「マミゾウなら大丈夫かなってそれに君のチマ
チマとした攻撃が邪魔になるしね!」
つまりマミゾウの支援より自分を迎撃する事を考えたみたいだ。だが自分は思った。これこそ理久兎が狙った最大の隙なのではないのかと。理久兎の方を見るとマミゾウは理久兎しか眼中にないのか理久兎だけを狙って弾幕を撃っていた。
ぬえ「何を余所見してるの?」
蓮 「いえ僕ばかりに気が行っていると………」
刀を構え自分はスペルを唱えた。
蓮 「金色抜刀 神楽一斬!」
ありったけの霊力を込めて神楽をマミゾウへと振るうと金色の巨大な斬擊波が現れ向かっていく。
マミ「ぬぉ!?」
不意打ちだったためかマミゾウも当たる寸前のギリギリ回避をされた。だがこれを目の前で見ていた理久兎は、
理 「おっとやるじゃん」
と、誉めてくれたが、
ぬえ「私を見ろ!!」
蓮 「何処のマット
これまた古い映画の台詞が出てしまったなと思っているとぬえがスペルを放ってくる。
ぬえ「アンノウン 軌道不明の鬼火!」
その言葉と共に無数と言っても過言ではない赤い弾幕が空を覆う。しかも名前通り軌道不明なのかそれとも数撃ちは当たる戦法なのかは分からないが不規則に迫ってくる。
蓮 「うわっとと!」
理 「お~い蓮は大丈夫か?」
蓮 「そういう理久兎さんは?」
理 「見ての通りさ♪」
理久兎は無数の鳥のような弾幕に追いかけられては避けるを繰り返していた。だが冷静に物事を判断しているのかギリギリのラインでの避けが見ていて多いと感じた。そうしてそんな事を続けているとスペルがピタリと止まる。
ぬえ「ああん!何で当たらないのよ!!」
蓮 「いやだってただ予測すれば分かりますので」
スペルが時間切れとなり悔しそうにぬえは此方を見てくるが仕方のないことだ。だが、
蓮 「なっ何だ!?」
ビックリした事に無数の動物達が自分へと向かってくる。それらを何とか回避すると、
マミ「ぬえ下がれ!」
ぬえ「ごめんマミゾウ!」
鵺は下がると理久兎が自分の隣へと並ぶ。
理 「たく意気がりやがって」
蓮 「理久兎さん大丈夫そうですか?」
理 「う~ん様子見してたけど大した事はないや本
当に昔から変わらねぇな狸」
マミ「くぅ!忘れはせぬぞ茶釜に変えられたあの屈
辱を貴様に味あわせてやろう!」
本当に理久兎は何をしたんだ。どうやったら茶釜に変えたというのだろう。だがそんなのはどうでも良いと言わんばかりにマミゾウとぬえは新たなスペルを唱えてくる。
マミ「マミゾウ化弾幕十変化!」
ぬえ「鵺符 アンディファイントダークネス」
唱えられた瞬間に辺りは暗くなる。そしてその暗闇から怪しい光を放つ無数の動物型、人型といった色々な弾幕が自分達へと襲いかかる。だがそれに合わせ理久兎は勾玉を作り出しスペルを唱えた。
理 「災厄 勢い強し雨の一撃」
勾玉からマスタースパークと同等レベルの青い極太のレーザーが一直線状に発射されマミゾウ達の弾幕を貫き消滅させるがマミゾウ達もギリギリで避けた。
マミ「勢いのある水は岩をも貫くとは言うがここま
でとは………」
と、マミゾウが言っていると理久兎は自分の腕を掴み、
理 「蓮行けるか?」
蓮 「っ!?行けますよ!」
そう言うと掴まれた状態で何回転かされるとマミゾウ達目掛けて投げ飛ばされる。そしてすぐに神楽を構え抜刀する。
マミ「っ!」
ガキンッ!
何とまさかでマミゾウは手に持つ酒瓶で刀を防いできた。
マミ「小僧にしてはやるのぉ」
蓮 「それはどうも!」
ガキンッ!
力任せに弾かれ体制を立て直すと、
霊夢「蓮あともう少しよ!」
蓮 「霊夢………」
まさかの霊夢が励ましをくれる。だがそれを見ていたのかマミゾウはニヤリと笑うと葉を頭に乗せて、
マミ「変化 まぬけ巫女の偽調状」
ドロンッ!!
煙が上がるとまさかの人物が立っていた。
蓮 「嘘えっ霊夢!?」
霊夢「えっ私!!?」
そこには霊夢がいたが下にいる霊夢と目の前にいる霊夢を交互に見比べると違いが分かる。何故なら目の前の霊夢にはマミゾウの尻尾がついていたからだ。
マミ「かっかっか♪行くぞ小僧!」
すると霊夢となったマミゾウが飛び回り弾幕をばらまくが青い玉は何と御札へと変わり赤い玉は蛙へと姿を変えた。蛙は分からないが本当に霊夢と戦っているみたいだ。
蓮 「うおっ!?」
マミ「かっかっか♪やりづらいじゃろ?じゃがそれ
が狙いじゃからな♪」
と、自分を知った気で言ってくる。だが自分はそこまでバカではない。そこまで目は曇ってはいない。
蓮 「式符 狗神の呼応!」
狗神「出番だな!」
スペルを唱え狗神を放つ。これには驚いたのかマミゾウは逃げながら弾幕を放つ。
マミ「こやつは何じゃ!」
狗神「ほう化け狸か昼飯代わりに食ろうてやろう
か!!」
マミ「嘗めるでないわ!」
2人は追い掛けっこを始める。その隙に刀を構えて逃げるマミゾウへと距離を一気に積める。
蓮 「でやぁ!」
マミ「はぁ!」
ガキンッ!……ドロンッ!!
霊夢みたくお払い棒で防いだ瞬間に煙が上がり本来のマミゾウの姿へと戻る。そしてお祓い棒はまさかの酒瓶に変化した。そして暫くつばぜり合いをしていると、
狗神「ワォーーーーーン!!」
狗神が大きな口を開けマミゾウの背後から迫る。だがマミゾウもただやられる筈もなく下へと飛行し避ける。
狗神「ちっ!」
蓮 「狗神は戻って!」
狗神を戻し睨み合っていると、
ぬえ「キャーーー!?もう危ないでしょ!」
理 「知るかよ」
ぬえが吹っ飛ばされマミゾウの隣へと並び体制を立て直す。
マミ「ぬえよそろそろラストスパートじゃが行ける
か?」
ぬえ「そのぐらいなら!」
マミ「よく言った!」
2人はまたスペルカードを構え唱えた。
マミ「狢符 満月のポンポコリン!」
ぬえ「恨弓 源三位頼政の弓!」
2人のスペルが唱えられ無数の弾幕が此方へと迫る。
理 「こっちも最大火力でやるぞ」
蓮 「やれる限りで!」
理久兎と共に自分もスペルを唱えた。
蓮 「陰陽 化かし合いの行列!」
理 「神秘 雨の勾玉」
スペルを唱えると理久兎は無数のレーザー弾幕をそして自分は霊力で無数の人型を作り放つ。それらはぬえの弾幕をそしてマミゾウの弾幕を相殺していく。
マミ「負けてなるものか!」
理 「言っておくがお前らの敗けだ………」
マミ「何どういう………なっ!?」
ぬえ「何あれ!?」
自分やマミゾウそしてぬえは目の当たりにする。遥か上空の空に7つの星が煌めくことに。
理 「あばよ…100分の1七星 龍星群!」
マミ「スペルじゃといつの間に!?」
ぬえ「唱えていない筈なのになんで!?」
理久兎の事だ。恐らくは唱えてはいたが発動するまでに時間が掛かる時限式のスペルを設置していてそれがちょうど今発動したのだろう。だがその奇襲攻撃にマミゾウやぬえは避けれないだろう。
マミ「おのれ理久兎!!」
ぬえ「あわわわわ!!?」
何故なら逃げるためにスペルを中止すれば自分や理久兎の弾幕の暴力で潰され避けなければ隕石に衝突とやり過ぎレベルだ。
理 「ぐっばい♪」
ぬえ「ああん!!」
マミ「ぐぉぉ!」
ピチューーン!ピチューーン!
被弾音が鳴り響きこの勝負は自分達の勝利となったのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
鈴蘭「良いなぁ2人は出れてさぁ~」(=ーЗー)
怠惰「まぁまぁこうして後書きを独占できる
から良いじゃないか♪」
鈴蘭「そうだけど~でもさぁ~」
怠惰「はいはいそう不貞腐れないの一応は元男
だろ?」
鈴蘭「もう女だも~ん可愛い可愛いアイドルに
なりましたし~♪」
怠惰「てか何でそんな姿になったんだろうね」
鈴蘭「う~ん晴明ちゃんが私の墓で泣いてる時に
どうやったらまた彼女を優しく励ませれる
のかって考えてたらさヒラヒラと飛んでき
た蝶がいてそれに憑依というか合体したら
後はお察しの通りです」
怠惰「ありゃまぁてことは雌だったのかなぁ」
鈴蘭「多分ね?でもそのお陰で晴明ちゃんをまた
触れる事も出来たし見守れるしでばんばん
ざいだったよ♪」
怠惰「成る程………所で話は変わるけど奥さんって
怖かったの?」
鈴蘭「それはもう怖いよ葛の葉は………それに元が
狐だったから化かすのも好きだったしねぇ
でもさ気持ちをそういうイタズラとかでし
しか表せない不器用というかそういった可
愛いさがあってもうメロメロで続婚だった
よ♪私側室とか取らなかったし♪」
怠惰「あっあっそう………っても時間か!?」
鈴蘭「それに~♪」
怠惰「あぁ読者様今回はここまで!」
鈴蘭「それからさ~♪」
怠惰「それではまた次回バイバイ!」