第197話 ようやく宴会場
理久兎そして青娥が神子達を復活させるために起こした異変から数日のこと。博麗神社では何時ものように宴会となっていた。それに今回は、
聖 「ふぅ……皆様食べるものにはお気をつけを」
寅丸「えっえぇ………」
珍しく聖達の命蓮寺の住人が来ていた。それだけではなく、
布都「屠自子よ!この卵焼き中々じゃぞ!」
蘇我「少しは静かに食え!」
神子「うん♪確かに美味しいですね♪」
神子達、道教勢も宴会に参加してくれた。前々回の異変解決宴会は聖達の新参者達が欠席したため開けなかったがこうして開けたため良かったと思えた。そして自分の周りでは、
早苗「ぞれば~わだじのおざけでしゅ~」
霧雨「おいおい早いって幾ら何でもよ」
妖夢「弱いのに良く飲もうとしますよね」
蓮 「アハハ………」
まだ開始して一時間足らずで早苗はベロンベロンに酔っ払っていた。その原因となったのは、
狗神「ゴクゴクゴクゴク!ぷはぁ!」
鈴蘭「ゴクッ!ふぅ~ありゃりゃ早苗ちゃんって
ば潰れるの早いなぁ」
主に狗神や鈴蘭に半ば強制で飲まされ続けたためだ。
霊夢「全く酒は飲んでも飲まれるなとか言ってた
バカは誰なんだか」
蓮 「………折角だし僕も飲もうかなぁ」
酒を飲もうかなと思いそう呟くと霊夢はおろか皆の目が一瞬で代わり、
全員「お前は飲むな!」
蓮 「えぇっ!?」
殆ど全員からそう言われてしまう。昔はあれだけ狗神や霊夢も飲め飲めと催促してきた筈なのにだ。それだけ自分が酔っ払うと手がつけられないのだろうか。
霊夢「良い蓮!絶対に飲まないでよ!」
霧雨「あぁ飲むなよ?絶対に飲むなよ?」
蓮 「………それってフリで言ってるの?」
全員「そんな訳あるか!!」
昔からの思うが酔っ払った自分はどんな感じなのだろうか。皆が怯えていることから相当恐ろしいことになっているのだろうか。
蓮 「水で我慢するよ」
霊夢「えぇそうして頂戴」
早苗「蓮ざ~んお水ならここにありま~す♪」
蓮 「あっどうも♪」
早苗から貰った水を一口飲みすぐに気づいた。これは水ではないと。
霊夢「どうしたの蓮?………蓮?まさか!」
すぐに霊夢は自分の手に持つコップを取り一口飲むと、
霊夢「これ酒!?」
早苗「えへへ~♪」
霧雨「おい嘘だろお前は余計な事を!!」
妖夢「まっ不味いですよ!?」
何故か早苗以外の皆は自分を見るとすぐに距離を取っていく。自分は立ち上がり近くに置いてある神楽を持ち、
蓮 「よ~し一番蓮!今から100人斬りしまぁ
~す♪ついでに刀を100本狩りま~す」
早苗「わぁ~い♪」
霊夢「このバカ共は!!!」
神楽を引き抜きおぼつかない足で皆の元へと行くが皆は後ろへとまたは横へと逃げる。何が怖いと言うのだ。たかが100人斬りぐらいで。
蓮 「夢符 夢炎の剣~♪」
神楽に霊力をまとわせ一歩一歩と近づくと目の前に神子が割って入ってきた。
神子「なら私が相手になりましょう一応は剣術も多
少は心得ているので」
そう言い神子は刀を抜刀するが気づく。刀身が無いことに。
神子「………私の刀の刀身が!?誰ですかこんな事を
したのをは!」
蘇我「そういえば理久兎の奴が戦った筈ですから恐
らく壊したのは………」
霊夢「また彼奴の仕業か!!」
と、叫んでいるが相手にならないのなら相手をするまでもない。ゆっくりゆっくりと歩き近づいていく。
聖 「仕方ありませんここは私が………」
聖が出ようとしたその瞬間だった。
ドンッ!!
自分と霊夢達との間に割って入るかのように何かが空から落ちて土煙をあげた。何だと思っていると、
耶狛「ついた~♪」
亜狛「もう始まってますね」
黒 「だな………」
お燐「理久兎様大丈夫ですかい?」
理 「うん‥‥大丈夫それよりもさとりにボコられ
た傷の方が痛いかな………」
さと「自業自得ですよ理久兎さん?」
何と理久兎達一行が出てきたのだ。これならば相手にとって不足はないだろうと思った。
蓮 「理久兎さ~ん刀狩りさせてくださいよ~♪」
亜狛「…………えぇ!?」
耶狛「まっマスター!蓮君が可笑しいよ!!」
さと「………自棄にご機嫌ですね彼」
耶狛は何を言っているのだ何処が可笑しいと言うのだろうか。
黒 「お前ら何があったんだ?」
霊夢「酔っ払ってるのよ!」
理 「………あぁ通りで早苗もご機嫌なのか」
理久兎は自分の前に立つと手を動かしかかってこいとジェスチャーしてくる。それを見た自分はニコリと笑って理久兎へと斬りかかる。
神子「理久兎さん!」
理久兎の肩へと刀身が当たろうとするその瞬間、
理 「仙術四式硬皮」
ガシッ!
何とありえない事に神楽の刀身を握って攻撃を防いだのだ。それだけでなく拳から血の一滴も流れてはいない。
理 「そんななまくらな腕じゃ俺は切れねぇよ」
ドゴンッ!
蓮 「ぐぶっ!?」
腹に衝撃が走り脳が揺れる。見てみると硬化された理久兎の拳が腹に命中していた。あまりの事で腹を押さえて倒れる。
霊夢「ちょっと蓮!大丈夫!」
蓮 「うぅ腹が……ってあれ?僕は何をしてたの?」
さっきまで極楽な気分だったのに急に冷めてしまった。それよりもお腹が痛いし何故に理久兎が自分の前にいて皆が後ろに下がっているのだろう。
霊夢「凄い一発で酔いが覚めた」
理 「大丈夫か蓮?」
蓮 「えっえぇ」
手を借りて立ち上がると霊夢が近づいてくる。
霊夢「全くあんたは!」
蓮 「えぇと何がどうしたの?」
霊夢「やっぱり覚えてない………もう良いわよ」
霧雨「まぁ何だ………酒には気を付けろよ?あぁ
なるからよ」
魔理沙が指差す方を見るとそこには泥酔しきって眠っている早苗がいた。しかも酒瓶を抱き枕にしていた。
蓮 「うん………それよりも理久兎さんその顔の傷
だとかどうしたんですか?」
理 「ん?まぁ………」
さと「理久兎さん早く宴会しましょう?」
理 「………蓮に行っておくこの世で一番怖いのは
女それも恋人かもしれないな」
そう言いさとりな元へと向かっていった。恐らくやった事がさとり辺りにバレたのかボコられたのだろう。
蓮 「………気を取り直して宴会の続きしようか」
霊夢「そうね」
そうして自分達はハプニング?で止まった宴会を再会し夜を楽しみのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございます」
晴明「そして皆さんは現在宴会に参加している
ため代理で登場しますね♪」
怠惰「ねぇ晴明さ晴明のお母さんについての記憶
ってある?」
晴明「えっ?えぇと少しはありますけど母はすぐ
に縄張りの森へと消えていってしまったの
で本当に幼少期の頃しか触れてはいません
ね………気になるんですか?」
怠惰「うん知り合いに頼んで会いに行こうかなっ
て思っててさ♪美人?」
晴明「まっまぁうろ覚えですが顔立ちは整っては
いますよ多分それから信が強くて真っ直ぐ
で気高い女性って感じですかね?結構無口
だったので…喋ってる所をあまり……待って
喋ってたよ………ね?」
怠惰「いや俺に聞かれても困るよ…………まぁ会え
ば分かるかそれと次回からあっちをまた投
稿するのでお願いしますそれでは今回はこ
こまで!」
晴明「えっとまた投稿した際にはお願いします」
怠惰「では読者様!」
晴明「さようなら♪」