自分を含め皆は信じられなかった。まさかこの目の前にいる子供が理久兎だったなんて誰が信じられるだろうか。
霊夢「待ちなさいよ!理久兎ってこれより身長もあ
るしこんな子供じゃないでしょ!」
永琳「それにこんなのが理千だなんて認められない
わよ」
輝夜「永琳の意見には同意よ!」
霧雨「そうだぜこんなのパチもんだろ!」
と、皆は口々に言う。理久兎は不機嫌な顔すると、
理 「頭が高いな下等種族共が頭を下げろよ?」
手を掲げ下へと下ろしたその瞬間、超重力と言っても過言ではない程の重みがのし掛かる。それに千以外の自分達は膝や手を着いてしまう。
霊夢「おっ重い!!」
早苗「キャーーー!!」
咲夜「うぐっ!」
鈴仙「かっ体が!」
このような体験は一度したことがあった。それは理久兎が起こした異変後の宴会で千と激闘した際に起こった圧と同じだった。
千 「くっ止めぬか理久兎よ!こやつらは貴様の友
達ではないのか!」
理 「友達?何の戯れ言かと思いきや友達ねぇ?お
母様はついにその角の先端が脳髄にまで刺さ
ったの?僕はこの世のただ1人の唯一となる
神になるだから僕以外の者は消えるそれこそ
が僕の望む世界さ♪だからいらないんだよそ
んな家畜とも言える下等種族はさぁ?」
千 「貴様!!」
まさか理久兎の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。いや思える筈もなかった。
理 「あっでも娯楽の1つではあるかなこいつらの
絶望する顔はさ?特にそこの緑髪ちゃんの2
神を軽くひねったぐらいで怒る姿とかもう傑
作すぎて笑っちゃったよ♪」
早苗「っ!!」
理久兎とは思えない台詞に怒りを覚える。これまではまだ許せるレベルだったがこれは許さるざえない。
霊夢「あんたそれでも神なの!」
理 「あぁ神だよ?何か問題でもあるの?巫女風情
が?」
千 「良く分かった‥‥そなたに1発キツいのをくれ
てやるぞ理久兎!そして貴様の目を覚まさせ
てやる!」
そう言うと千は力を解放すると同時に理久兎とは逆に力が働くのか、
蓮 「あっあれ?」
霊夢「たっ立てる?」
自分達は立ち上がることができた。すると理久兎はまた不機嫌な顔に戻る。
理 「折角こいつらが地面に這いつくばる姿を楽し
んでたのにお母様は僕の邪魔をするって事で
良いんだよね?なら死ね!ここで誰が1番か
決めようよお母様アハハハハハ!」
笑いながら理久兎は自身の腕をセルフカットする。そしてそこから流れる血液は地面へと溢れていくと、
理 「さぁお前らエサの時間だよ奴らを食い殺しち
まいな!」
そう言うと自分は見てしまった。流れた血が何かの文字を作り出していたのを。その瞬間大地震が起こる。
千 「貴様何をした!!!」
理 「何って?これだよ♪」
すると理久兎の立っている土が盛り上がっていく。やがて土は6メートル程盛り上がると人の形へとなる。そして、
怪物「がぁーーーー!!!」
口を開き叫ぶ。だがその怪物だけではない次々に同じ怪物が量産されていく。
パチ「これはゴーレム!」
霧雨「おいおい速攻でのゴーレム製錬とか聞いたこ
とねぇぞ!」
まさかのRPG等では定番のゴーレムだった。ゴーレムは此方をジーと光のない目で見てくる。
理 「さてと僕を楽しませてね下等生物達♪」
パチンッ!
指を鳴らすと同時にゴーレム達は拳を構えながら自分達へとゆっくりと歩み始める。
千 「そち達よワシはあのドラ息子を殴る故あの人
形共を任せても良いか?」
蓮 「僕は構いませんよ」
霊夢「良いわよこのまま放置したら神社潰されそう
だし」
そう言うと皆も賛同するのか次々に構える。
千 「そうかなら頼むぞ!」
全員「おぉ!」
そうして自分達と理久兎による戦いが幕を開けた。
千 「行くぞ理久兎!!」
理 「アハハハハここまで追いでよ♪」
千は理久兎と共に遥か上空へと飛び上がる。そして上空では大激闘が幕を開ける。そして自分達は迫り来るゴーレム達と対峙し合う。
蓮 「抜刀 金色神楽!」
霊夢「霊符 陰陽鬼神玉!」
霧雨「星符 スターダストレヴァリエ!」
咲夜「幻符 殺人ドール!」
早苗「祈願 商売繁盛守り!」
それぞれスペルを放ち理久兎が作り出したゴーレム達に攻撃をし体をどんどん壊していくが、
コア「ちょちょ!戻ってます!」
何と崩れた体は土を再度吸収して元通りに戻っていっていた。
レミ「神槍 スピア・ザ・グングニル!!」
フラ「禁忌 レーヴァテイン!」
吸血鬼の姉妹の真っ赤な弾幕はゴーレムを焼き貫きそして焼き斬るがどんなに削っても再生する。
永琳「姫様!」
輝夜「えぇ!」
鈴仙「加勢します師匠!姫様!」
3人はスペルを唱え一気に畳み掛ける。
永琳「蘇生 ライジングゲーム」
輝夜「神宝 ブディストダイアモンド」
鈴仙「惑視
3人のスペルはゆっくりと進行してくるゴーレムに全弾被弾しボロボロに崩れてはいくが、
輝夜「直させないわ!」
輝夜の能力が発動したのかゴーレムの再生は止まる。自分は神楽を鞘に納めた状態を維持ながら走り出すと同時に玲音と美鈴と並ぶ。
蓮 「玲音さんに美鈴さんっ!」
怪物「ごご………」
ゴーレムが殴りかかりそうだ。すぐに神楽を抜刀し、
蓮 「………切り捨てごめん!」
ジャキンッ!
一閃しゴーレムを斬る。そして玲音は
玲音「ありがとうよ坊主!美鈴は遠くにいる奴を
やれ!」
美鈴「えぇ!」
玲音の指示で美鈴は先にいるゴーレムへと向かう。そして玲音は自分が切断し倒したゴーレムを踏み台にして跳躍する。
玲音「パチュリー!どてかい火球を頼む!」
パチ「はぁ仕方ないわね!」
パチュリーは本を開きスペルを発動させた。
パチ「日符 ロイヤルフレア!」
巨大な火球が降り着弾と同時に炎が包み込むゴーレムを燃やしていく。そこに玲音がガンブレードを構えて、
玲音「行くぜ協力しろよ!」
上空へと駆け上がるとスペルを発動させる。
玲音「焔剣 ガラティン!!」
ロイヤルフレアの炎を吸収し1つに集束させ巨大な炎の剣で横凪ぎに一閃しゴーレムの上半身と下半身の境は真っ二つになる。そして残った遠くのゴーレムに美鈴は近づき、
美鈴「熾撃 大鵬墜撃拳!」
踏み込みからの地響きそして靠撃をしてからの1発のグーパンチで上空へと吹っ飛ばす。
蓮 「すっ凄い………」
これには自分もそれしか言えなかった。すると自分は気づく博麗神社へと近づくゴーレムがいるのを。
蓮 「させるか!」
彼処には怪我をしている加奈子や諏訪子に萃香そしてさとりやそれを守ろうとするお燐もいるのだ。やらせてなるものか。
蓮 「抜刀 無神連斬!」
一瞬での抜刀から連続で斬り斬撃波を作りゴーレムを細切れにする。そして霊夢が自分の隣に立つと、
霊夢「こいつらきりがないわよ!」
蓮 「それは言えるかなでも龍神様が理久兎さんを
倒してくれればまだ勝機は………」
千が理久兎を倒せばこのゴーレム達も消滅するだろう。それまで耐えなければと思いつつ霊夢と話していたその時、
ドゴーーーーーン!!
また何かが落下してきて土煙をあげる。そして土煙が止んで来るとそこには龍神こと千が立っていた。
蓮 「龍神様!」
霊夢「てことは理久兎を!」
と、言った瞬間、自分達は絶望した。何せ土煙が完璧に止み見てしまった。千の腹部から真っ赤な腕が飛び出ていたのを。
千 「ごふっ!」
血を口から吐き出すと同時に腕が後ろから引っこ抜かれると糸が切れた人形みたく千は倒れる。そして背後にいた者こと理久兎が邪悪な笑顔をしながら姿を現す。
理 「ペロ……ペロ…あぁ~あつまらないのこんなの
に負けてたとか恥ずかしいなぁまぁでもこれ
で唯一神は僕だよねぇ♪クククアハハハハハ
ハハ!」
狂気を含む笑いが博麗神社にこだますと同時にこの状況にただ絶望するのだった。
狗神「りゅ龍神をやりやがった………」
鈴蘭「確か理久兎ってこれまで龍神に刈ったこと
ってないよね!」
神楽「あのこれ………俗に言う無理ゲー何じゃ………」
鈴蘭「ごめん神楽ちゃんこれ既に無理ゲー確定」
狗神「世界終わったな」
鈴蘭「怠惰がいない間にこの小説も終わったね」
神楽「えっと怠惰の次回作にご期待を……って!
諦めたらそこで試合は終わりですよ!」
狗神「だがこれをどう覆すあのキ
対処するんだよ」
神楽「それは分かりませんですが蓮様が必ずやっ
てくれると信じたいです」
鈴蘭「だね賭けるしかないよねぇ………ってもう時
間だねそれじゃもしかしたらこの小説の最
後はゲームGameOverENDになる
かもしれないから心して見るんだよ!って
事でまた次回!」
狗神「蓮は何度死ぬをお楽しみにしてろよ」
神楽「蓮さんで遊ばないでください!!コホン!
それではまた明日にさようなら♪」