迷いの竹林。かつてとある姫と従者が追っ手から逃れるために入り込んだ場所。並の人間や妖怪が入れば確実に迷う場所である。そこでは現在戦いが勃発していた。
蓮 「でぁ!!」
怪物「きゃーーーー!!?」
竹林を徘徊する妖怪とはまた違う女性型の怪物を皆で駆除しながら永遠亭を目指す。編成メンバーは自分を含めて霊夢に慧音と萃香に鈴仙そして永琳に輝夜とさとりにお燐といった編成だ。他のメンバーは現在命蓮寺に向かっている筈だ。
鈴仙「皆さんこっちです!」
霊夢「案内は良いんだけどこの怪物達の見た目は何
とかならないの?悪趣味にも程があるわよこ
れ?」
女性型の怪物は正直言ってエログロいという言葉がにあう。顔は見えないが腕を胸につけて交差させ何か球体のようなものに取り込まれつつ空を浮遊しているからだ。だがこの怪物達どこからともなく火球や氷球を撃ってくるため油断もできない。
さと「………」
お燐「さとり様…無理は」
さと「‥‥してませんよ♪行きましょう」
不安を抱きながらもさとり達も蓮達に続き前進をする。そうして駆除をしながら何とか永遠亭に辿り着く。
永琳「何とか残っていたわね」
輝夜「これなら薬品も無事そうね」
永遠亭は確かに綺麗に残っていた。これなら確かに薬品やらも残っていそうだ。だがそう思っていた時だった。
? 「ふふっあらあら負け犬の方々がここに何をし
に来たのかしら?」
声がして振り向くとそこには女性がいたが獣耳を頭から生やし尻の方には長くふさふさの尻尾が生えていた。
輝夜「気を付けてこいつよ!私と妹紅を撃退したの
は!」
どうやらこの女性らしい。だがさとりは目を見開き驚きながら口を開く。
さと「嘘……そんな…耶狛さん!」
お燐「えっ!お母さん!?」
輝夜「えっ嘘でしょそれ………」
まさかの耶狛だった。何時も見ていたあの幼さは妖艶というか大人の魅力に変わっていて驚いてしまう。
耶狛「ふふふっ嘘じゃないわ♪私は正真正銘の深常
耶狛よそれと貴女は誰かしら?貴女の母親に
なった事なんて一度もないけど?」
お燐「えっ…………」
亜狛とで愛情をもって育てていたとは聞いていたためもし自分がお燐の立場なら物凄いショックを受けていただろう。お燐を見ると少し涙目になっていた。
萃香「理久兎も凶変してたけど耶狛も!」
耶狛「あらあら私達の王に会ったの?どうだったか
しら?」
霊夢「どうもこうも最悪よ!あんなのが神とかあり
えないわよ!」
耶狛「そう残念ねぇ………」
頬に手をおき少し残念そうに言う。そしてニコリと笑うと、
耶狛「まぁ良いわそれよりも何しにここへ?」
霊夢「敵のあんたに教えると思う?」
耶狛「そう‥‥なら私の目的は教えて上げるわ」
そう言うと草むらから1人の女性と先程の怪物達が大勢出てくる。そして出てきた女性は自分が良く知ってる人物であり、
輝夜「あのバカやっぱり操られてる」
慧音「妹紅!」
そう妹紅だった。人里の時の鈴仙や慧音と同様に目は曇っていた。
耶狛「ふふっ♪さぁ命令を下して上げるここの屋敷
を破壊しなさい」
蓮 「なっ!」
耶狛「ごめんね?でもここの屋敷にある薬物は危険
なのよね?だから破壊するって決まったのよ
本当はこの竹林に建つ家という不思議な美を
壊したくはないんだけど仕方ないのよ南の担
当私だし」
この屋敷を壊されれば自分達の目的達成は出来なくなる。だが南という言葉。予想だと東西南北で誰かが支配しているという事だろう。
霊夢「蓮あいつをコテンパンにするわよ!」
蓮 「言われなくても!」
耶狛「あらあら頑張るわねぇ‥‥まぁ良いわ妹紅さん
それからペット達頑張ってちょうだいね私は
帰るからそれからこれが終わったら貴女は用
済みだから戻って良いわよ♪」
そう言うと耶狛はバックステップで竹林へと入ると竹藪に紛れて消えていなくなる。
お燐「お母さん!」
さと「お燐‥‥今はそれ所じゃないでしょ?」
霊夢「つっ!来るわよ!」
妹紅「全部‥‥全部燃やしてやる!!」
そうして竹林での永遠亭奪還作戦の戦いは幕を開ける。視点は代わりここより少し北西に位置する命蓮寺では、
玲音「そらよ!」
ジャキンッ!
怪物「ぎゃーー!?」
霧雨「やるなぁ♪」
気持ちの悪い女型の怪物を斬ると悲鳴を上げる。玲音を筆頭に魔理沙そしてパチュリーと小悪魔を除きレミリアとフランに咲夜に美鈴そして早苗だ。すると早苗が、
早苗「そのガンブレードをチェーンソーみたいな武
器にすれば完全にゴッ
さんそのゲームの隊長にとっても良く似てい
るので♪」
玲音「何じゃそりゃ?」
ゲームと聞くと昔に殺害対象がレッツプレイングデスゲームとか言っていたのを思い出す。そんなゲームだったらこの子の将来が危ないとも思った。
玲音「なぁえ~と蛇ちゃん」
早苗「いや早苗です!」
玲音「あぁそうかなら蛙ちゃんそう言うのはあまり
考えるのは良くないぞ?」
早苗「だから早苗ですってば!!」
咲夜「無駄よ早苗………玲音に何を言っても通じない
から特に名前間違いに関しては」
酷い言われよう名前ぐらい自分でも覚えられる。カリスマ(笑)ことレミリアにフランドールことフランそれから紫もやしのパチュリーに怪力女の美鈴と元気一杯の小悪魔におかんと言いたい咲夜だ言えているだろう。後は知らないが。
レミ「駄執事いま失礼な事を考えたわよね?」
玲音「ハハハ何の事かなお嬢♪」
向かってくるカリスマ(笑)の言葉をいなしつつ目的地である寺とかいう場所にやって来る。そこには何10m以上と言いたいぐらいの真っ黒の水晶が設置されていた。
玲音「さてとお目当てのその僧侶とやらは何処にい
るんだよ?」
霧雨「えっ?う~んあの石にでも変えられているん
じゃないか?」
確かにあの猫娘も石から元に戻っているためその考えは妥当と思えた。ならばあの水晶を軽く壊すかと思いガンブレードを構えたその瞬間、何者かが猛スピードで迫ってくる気配を感じた。
玲音「てめぇら!」
美鈴「皆さん!」
レミ「引きなさい!」
全員「!!?」
どうやらお嬢や美鈴も気がついたみたいだ。そしてすぐに後ろへと下がったその瞬間、
ドゴンッ!!
何かが落ちてきて土煙を上げた。あのままあそこにいれば怪我はしていたかもしれない。
咲夜「何あれは?」
土煙が上がりその正体が出てくる。それは紫色の長髪の女性だった。
早苗「あっあれ!」
霧雨「聖か!」
玲音「彼奴か例の僧侶とやらは?」
霧雨「あぁそうだぜ」
すると聖はゆっくりと立ち上がり淀んた目で此方を見てくる。これは完璧に嫌な予感しかしない。
聖 「皆さんは…私が守ります……誰にも傷つけさせ
ない………!」
その言葉と共に先程の女型の化け物達がうようよと集まってくる。
フラ「虫みたいに集まってきたね?」
美鈴「それもそうですが何ですかあの僧侶が放つこ
の真っ黒な気は………」
玲音「ちっ!全員構えろ来るぞ!」
そう言うと聖を含め女型の怪物達も襲いかかってくるのだった。
怠惰「ではではありがとうございました」
狗神「何かよ暫くいない間にだいぶ話が進んだな」
鈴蘭「うん………」
神楽「そうですね………」
怠惰「まぁ………ねぇ?ていうか君達の主人に何か
知らないけど警戒されちゃってるんだよね
何かしたかなぁ俺?」
狗神「そのマヌケっぷりがバレたんだろ」
鈴蘭「確かにバカだしね怠惰」
神楽「失礼ですよ狗神様に鈴蘭様」
怠惰「あぁ~良いよ良いよ事実だからさ♪あっそう
そう読者様にお知らせしたいことがありまし
て来週の1週間はテストのためお休みさせて
いただきたいと思います正直なお話で今少々
勉強に危機を感じているためですなので来週
の1週間はお休みしますのでよろしくお願い
申し上げます」
鈴蘭「大丈夫?」
怠惰「うんとってもヤバい♪」
狗神「勉強しろよまったくよ」
神楽「まぁまぁ………えっとそろそろ怠惰さん時間で
すよ」
怠惰「うん♪それでは読者様今回はここまで」
狗神「また次回もよろしくな」
鈴蘭「それじゃあね読者様♪」
神楽「それでは♪」