血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばわはそしてすみません読者様、寝過ごしてしまった怠惰のクソ悪魔です。やっちまったぁ………そして成績発表については赤点は無かったので気持ちよく夏休みが迎えられそうで良かったです。それでは遅れてしまいましたが本編へどうぞ。


第213話 鏡に潜む怪物

目の前に映るその怪物は一言で切り捨てるのならおぞましい化物とくくれる。それぐらいに見ていて不快感を与え背筋を凍らす程の気持ち悪さがあった。

 

玲音「野郎!こんな気持ち悪い化物を置いていきや

   がって!」

 

蓮 「しかもそれだけじゃないみたいですよ」

 

その怪物から伸びる手は次第に落ちていく。それらは体を作り顔やらが出来て人型となるがその人型には目は小さくあっただが口が横ではなく縦になっていてしかも大きい。下手したら人間の頭なら噛み砕かれるのではないかと思ってしまう。そして元の巨大な怪物は無数の腕が消え正体が露になるコウモリのような羽に大きな顎そして魚を思わせるかのような煌めく鱗に長い鉤爪を持つ手それはもう怪物そのものだ。

 

美鈴「きっ気持ち悪い…………」

 

玲音「だがこいつを倒さねぇと始まらねぇぞ………」

 

蓮 「手伝いますよ」

 

レミ「やるわよ私の館に土足で踏み入れた事は

   万死に値するわ!」

 

化物「がぁーーーーー!!」

 

化物の咆哮が上がりそれが合図かのように化物達が一斉に襲いかかる。

 

フラ「ここは私達の館だよ!」

 

パチ「出ていきなさい!」

 

コア「ひゃーー!!来ないでぇ~!!」

 

フランはレーヴァテインを出し一閃して焼き斬りパチュリーは魔法を放ち押していき小悪魔は、

 

コア「来ないでください!!」

 

ガチャンッ!!

 

人型「がぁ!?」

 

逃げ回りながら近くにあった花瓶を投擲または分厚い本などを振り回し迎撃していた。しかも人型の怪物を一発KOしていた。

 

咲夜「玲音!私達はこの雑魚たちを片付けるから

   あのデカイのは任せるわよ?」

 

玲音「良いぜ久々に狩りたくなったからよ」

 

美鈴「蓮さん玲音執事長をお願いできますか?」

 

蓮 「やれる限りで!」

 

玲音と共に怪物の前へと立ち自分は神楽を玲音はガンブレードを構える。すると背後から、

 

レミ「何あんた達は格好つけてるのよ私にもやら

   せなさいよ」

 

玲音「おいおいお嬢ケガしてもしらねぇぜ?」

 

レミ「良いわよケガぐらいそれにこんな気持ち悪

   い怪物が私の館にいること事態不愉快だわ」

 

そう言うとレミリアは不適に笑うと共に、

 

怪物「ぐがぁ!!!」

 

怪物が腕を振り上げて攻撃をしてくる。だがしかしその攻撃はあまりにも遅かったため自分達は楽々回避するが怪物の尻尾がこちら目掛けて振ってくる。自分は胸ポケットに常備している式札を手に持ち、

 

蓮 「式符 鈴蘭反撃の型!!」

 

式神である鈴蘭を召喚する。

 

鈴蘭「そんな攻撃ぐらいじゃ………」

 

ドゴンッ!!

 

鈴蘭「この私は吹っ飛ばせないよ!!」

 

怪物「がぁ!!」

 

怪物と鈴蘭の体格の差だったのなら怪物の方が完全に上だがそんなのを気にせずに鈴蘭は怪物の尻尾を1発の蹴りで弾き飛ばしたこれには毎回呼び出している自分も驚いてしまう。そして蹴りを入れた鈴蘭はすぐに式神札に戻ると、

 

玲音「ベリアル!力を貸せそして蒼炎よ敵を焼き

   尽くせ!!」

 

玲音の蒼炎がこのロビー全体を包む。普通なら熱いと思うかもしれないが不思議なことに全然暑くないのだが、

 

怪物「ぎゃーーー!」

 

怪物は襲いかかる蒼炎に飲み込まれそうになっていた。そして追撃するようにレミリアの急降下ダイブが怪物を襲う。

 

レミ「夜符 バッドレディスクランブル!!」

 

グジュッ!!

 

怪物「がぁ!!」

 

あの体格からして似合わないほどの強烈なタックルを受けた怪物は玲音が作った炎の壁に突っ込んでいった。

 

蓮 「すっ凄い………」

 

レミ「ふふっん♪」

 

玲音「なぁお嬢そんなちんけな胸で胸張ってもロリ

   コンしか喜ばねぇぞ?」

 

レミ「あんたも炎に抱かれて死ね!!」

   

涙目で言っていることから結構気にしている事を言われたみたいだ。だがそんなつかの間の平穏は終わりを告げる。

 

怪物「よ……ぐも!!」

 

何と炎に燃やされながらもレミリアがぶっ飛ばした怪物が火傷やらをしているのか先程よりもおぞましい姿となって出てきたのだ。

 

蓮 「こいつ!」

 

玲音「おいおい………炎の火力には自信あったんだけ

   どなぁ」

 

レミ「ふんっ相手からすれば生温いんじゃない?」

 

玲音「…………かもな」

 

怪物「ぎざまら全部ぐろうでやる!!」

 

怪物は翼を広げ羽ばたかせると風が斬擊波となって襲いかかってくる。

 

蓮 「レミリアさん!!」

 

レミ「分かってるわよ!」

 

自分とレミリアはすぐに退避して避けるが玲音は動かずにじっとしていた。やがて斬擊波は玲音の体をズタズタに切り裂いていく。

 

蓮 「玲音さん!!」

 

玲音「騒ぐなよ小僧俺は平気だ」

 

玲音がそう言うとズタズタに切り裂かれた部分に蒼炎が燃え上がる。やがて傷が全て消えてなくなり服も修繕される。

 

化物「何だぞればぁ!!」

 

玲音「能力さ………悪魔を宿す程度のな」

 

と言った直後、玲音の背中から炎が吹き出す。やがてその炎は1人の女性へと変化する。

 

? 「あらあらお呼びかしら?」

 

美鈴「嘘…ベリアル!」

 

ベリアルと言われた女性はニコニコと此方を見ると、

 

ベリ「ふぅん………少し寝ている間に面白そうな

   事になってるわねぇ?」

 

玲音「良いからやるぞ」

 

ベリ「はいはい………」

 

化物「ぎゃーー!!!」

 

化物は先程と同様に今度は玲音だけを標的としてその巨大な腕を振り上げて攻撃を仕掛けてくるが、

 

玲音「魔炎!」

 

ベリ「行くわよ?」

 

ベリアルは炎へと変わり玲音の持つガンブレードに憑いたのかガンブレードが蒼と黒が混じり会う炎へと変わったその瞬間、

 

玲音「デカブツがどけや!!」

 

ザシュン!!

 

怪物を縦に焼き斬り裂き腕を削ぎ落とし半分にする。

 

怪物「あぁぁぁぁ!!アヅイ!!!」

 

怪物は熱さと痛みに悶え咆哮をあげる。そして怪物は玲音を怒りの目で睨む。

 

怪物「ぐいごろじでやる!!」

 

大きな顎を開け此方へと噛みつき攻撃を玲音へと仕掛けてくるが自分はすぐに玲音の前へと入り神楽を構えて、

 

蓮 「式符 神楽の悪念!」

 

2体の神楽の分霊を作りだし顎を大きく開く怪物へと直進させ、

 

ガシッ!ガシッ!

 

上顎と下顎をそれぞれ押さえ込み止めると同時に更に久地を広げさせる。

 

怪物「がぎっ!!」

 

蓮 「レミリアさん玲音さん今です!」

 

玲音「ほう内部ってか!」

 

レミ「あんた考えるじゃない♪」

 

自分は神楽を玲音は炎を纏わせたガンブレードをそしてレミリアはスピア・ザ・グングニルを構え、

 

蓮 「抜刀 夢炎波斬」

 

玲音「蒼炎 蒼き炎の凶弾」

 

レミ「神槍 スピア・ザ・グングニル」

 

自分達はただ怪物の口という一点に狙いを定め斬擊波、銃弾、槍を放った。

 

怪物「がぁぁ!!!!」

 

ザシュ!ドゴンッ!!

 

怪物は斬擊波で口を裂かれ銃弾でボロボロになりそして槍によって貫かれ動かなくなると同時に神楽の分霊も消えると怪物も粒子となって消えると、

 

咲夜「怪物達が」

 

何と気持ち悪い怪物達はぞわぞわと更に気持ち悪い動きをすると皆は一斉に鏡へと入って退散していった。

 

パチ「逃げ‥‥た?」

 

コア「でもこれって!」

 

美鈴「勝った…みたいですね……?」

 

フラ「フラン達の勝利♪」

 

紅魔館の住人達はフランの言葉を聞き笑顔となり喜ぶ。

 

レミ「当然よ♪」

 

玲音「どうだかな………」

 

蓮 「アハハ………」

 

激闘という戦いの元で紅魔館を奪取することに成功したのだった。




怠惰「やらかしたぜぇ~」

狗神「お前なぁ」

怠惰「アハハハ………本当にすんませんでした!」

鈴蘭「もう……」

神楽「えっと今回は理久兎さんの紹介ですよね?」

怠惰「OK♪OK♪じゃあ紹介するけど凶変してしま
   った理久兎のコンセプトは幼児退行って感じ
   かな?」

狗神「だからあの子供みたいな姿なのか?」

怠惰「まぁそうだねちょっとグロいかもだけど言う
   よ?子供って案外残酷なのって知ってる?」

狗神「子供が残酷?」

神楽「どういう事でしょうか?」

怠惰「子供ってね生物は本当に無頓着にも等しくて
   さぁ虫の手足とか翼をもぎ取ったりとか植物
   とかになるた花弁をむしり取ったりしちゃう
   んだよね」

鈴蘭「それがどうたしの?」

怠惰「要は今の理久兎はそういった残虐性が露にな
   ってるって感じかな?分かりやすく言うとね
   もっと分かりやすく言えば道徳を覚えずに育
   ってしまっている子供って思ってくれても構
   わないかなぁ」

鈴蘭「うわぁ………だから神社襲撃の時ってあんなに
   も血も涙もない戦いが出来たんだ………」

怠惰「まぁこれから先を見ていけば今の理久兎の心
   理状態も少しは分かるとは思うよ?だってさ
   本当にそんな化け物になったのならあの時に
   退却はしなかったからね」

狗神「どういう事だよそれ」

怠惰「はははっ♪まぁこれが中の人が言ってた事っ
   て思ってよって事で尺がないから今回はここ
   まで!」

鈴蘭「また!?」

怠惰「次の後書きは今の理久兎達のお互いの関係性
   を少し紹介するからお楽しみにね♪」

狗神「本当にまた終わらせる気………」

怠惰「では読者様また次回!グッバイ!」

神楽「さっさようなら♪」

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