血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、祖母が腰の骨を折ったのを知り見舞いで病院に行っていた怠惰のクソ悪魔です。夏休みをお過ごしの皆様もそうでない皆様もお気をつけて過ごしてくださいね。それでは本編へどうぞ。


第215話 原因

林を仲を散策し自分は怠惰を探していると、

 

蓮 「ん?この声………」

 

声がしたためその方向へと向かうと、

 

怠惰「あぁ………棺?それも第二次神魔大戦ぐらいの

   年代の?………嫌な予感がするな分かったこっ

   ちが終わり次第で調査はしてみるそっちも調

   査を頼むよ傲慢それと報酬は頼むぞ」

 

耳にスマホ付けて話していることから電話をしているみたいだ。しかし幻想郷に電波などあったのかと不思議に思っていると電話を切った怠惰が此方を見てくる。

 

怠惰「おいそこにいる奴出てこいよ?」

 

そう言われ林から姿を表し手をあげる。

 

蓮 「えっとすいません」

 

怠惰「何だ蓮かどうかしたか?」

 

蓮 「えっと龍神様が連れて来いって何でも聞きた

   い事があるみたいで」

 

怠惰「千ちゃんが?………分かった行こうか♪」

 

そうして怠惰を連れて自分達は博麗神社へと戻る。

 

蓮 「連れてきましたよ」

 

怠惰「連れてこられてたぞ~」

 

と、言うと皆はこちらを一斉に見るがやはり怠惰は迎え入れてもらえてないのか視線が冷たい。怠惰はスタスタと千の元へと向かうと、

 

怠惰「そんで話って?強制送還かい?別にそれも構

   わないけど早く帰れるし♪」

 

千 「いやそうではない!怠惰よ患者はいないが診

   談は出来るか?主に病気についてじゃがいけ

   るか?」

 

怠惰「………まぉ話すだけ話してみなよまずはそこか

   らだと思うけど?」

 

千 「うむ…さとりよ頼むぞ……」

 

さと「分かりました」

 

さとりは自分達に話したように怠惰にも理久兎が変化する数日前のことを全て怠惰へと話し始める。自分は龍神様の元へと行き、

 

蓮 「龍神様‥‥怠惰さんってその何者ですか?」

 

霊夢「それ私も思ったわ」

 

千 「ふむ………元衛生兵の取締役でもあり拷問官達

   のまとめ役でもあった男じゃよ」

 

蓮 「ごっ拷問官!?」

 

あのやる気のないような目からはとても想像も出来ない。だが何でそんな奴が衛生兵や拷問官などやっていたのだろう。というか元軍人だというのにも驚きだ。

 

霊夢「ねぇ衛生兵って何?」

 

蓮 「えっと医療兵って感じかな?戦場で兵士の傷

   を直したりする人達って所だよね?」

 

霊夢「へぇ………でも納得言ったわ貴方の体に埋まっ

   た弾丸もそういうのがあったから摘出も出来

   たのね」

 

千 「それもそうじゃが何よりも衛星兵でもあった

   ためにあやつは限界点と言うのを見分けるの

   も得意なんじゃそれ故に拷問官のまとめ役を

   任されたとも聞いてはおるぞ」

 

つまり治すのも壊すのも大得意という事だろうか。聞いていて物騒すぎるし怖すぎる。そんな事を話しているとさとりは話終えたのか黙り怠惰は顎に手を当てながら考えていた。

 

怠惰「ふむ………」

 

千 「どうじゃ分かりそうか?」

 

怠惰「まぁ1つだけその症状を引き起こすウィルス

   には心当たりはあるよでも普通はありえない

   んだよなぁ」

 

まさか本当にそんなウィルスがあったみたいだ。だが何故か怠惰は浮かない顔をしていた。

 

千 「何じゃそのウィルスは!」

 

怠惰「かつて第二次妖魔大戦において使用されたバ

   イオ兵器型ウィルス通称『人格逆転破壊形成

   ウィルス』別名『悪魔殺し』とも呼ばれる物

   と見事に合致するね症状的に」

 

と、分からない単語が幾つも出てきた。それに妖魔大戦とは何だとも思ったし悪魔殺しって自棄に厨二臭いとも思ったが怠惰の顔がマジだ。

 

千 「第二次妖魔大戦?神魔大戦ではなくてか?」

 

怠惰「いや妖魔大戦だよ………第二次神魔大戦の前の

   戦いとでも言うべきかな?」

 

霧雨「おっおいお前ら!さっきからとんでもない事

   をバシンバシンって言うけどよ伝説となって

   いるあれだよな神魔大戦って!」

 

どうやら魔理沙は知っているみたいだ。その神魔大戦となる戦の事を。

 

早苗「えっとその何ですかその神魔大戦って?」

 

霧雨「本とか魅魔様の話でしか知らないが私達が生

   まれる………いやこの世界が生まれる遥か昔に

   あった世界そこであったとされる大戦の事だ

   天使達と悪魔達による壮絶な戦いと聞いては

   いたし嘘だろうと思ってはいたがあったのか

   本当に!となるとルシファーとサタンとかの

   一騎討ちもあったのか!」

 

怠惰「あぁあったとも♪第一次と第二次って別れて

   てな第一次の戦い見所と言えば今言った通り

   悪魔達の王とまで言われたサタンそして天軍

   総司令官のルシファーとかの一騎討ちだとか

   が有名なのが第一次の大戦だな♪といっても

   俺は参加してないけど♪」

 

霧雨「マジかよ本当にあったんだな♪」

 

何故か魔理沙は大はしゃぎだ。しかし何故に怠惰はその戦いに関して詳しいのだろうか。

 

蓮 「怠惰さんその年齢って………」

 

怠惰「………20歳♪」

 

蓮 「ダウト!!!?」

 

怠惰「分かったよえぇ~と千ちゃんより歳上以上!

   それ以上の言及は認めんからな!」

 

やっぱり龍神様よりも歳上だった。

 

鈴仙「つまり師匠や龍神様よりもおじさんですね♪

   アハハハハハ♪」

 

それを聞いた瞬間、殺気が溢れ体が震える。永琳や龍神が殺気を放っていた。

 

怠惰「こらこらバニーガールさんや女の年を言うも

   のじゃないよ………で話がずれたけどそのウィ

   ルスなんだが結構厄介なんだよ?」

 

霊夢「どういう事よそれ?」

 

怠惰「通称名通りそのウィルスは元の人格を破壊し

   そして元の人格と逆転化させた人格を形成す

   る………端から見れば怖くはないかもしれない

   だろうだけど自分が自分でなくなるウィルス

   更に契約を結ぶ使い魔達がいたりするとそい

   つらにもウィルスは伝染するまぁ気質のウィ

   ルスって感じかなぁ」

 

元の人格が壊され自分が自分でなくなる。それをゾッとしてしまう。しかもこれが優しい、慈悲深い、おだやかだとかの性格の者にもし感染すれば鬼畜、無慈悲、凶暴と180度の変化となる。やはり大戦時代のものだけあってとても怖いと思った。

 

蓮 「それに感染したから理久兎さんは」

 

怠惰「恐らくね副作用で姿形も変わるのも当てはま

   るけれどぉ~少々不可解なんだよねぇ」

 

蓮 「不可解?」

 

怠惰「あぁ幾つかあるけどまず千ちゃんに聞きたい

   んだけどさ悪魔殺しって普通は悪魔とかその

   悪魔の使い魔もしくは主人が悪魔じゃなくて

   も使い魔が悪魔だったら感染はするんだけど

   理久兎君さ明らかに悪魔じゃないよね?しか

   も従者に黒っていう怪物もいるけどあれ古来

   種の魔族じゃないから感染しない筈なんだけ

   どこれについて何か説明することはあるのか

   なぁ?」

 

千 「ギクッ」Σ(;`∀´)!

 

それを聞いた千は図星なのか何かを知っているような顔をした。一体何を隠しているのだろうか。

 

怠惰「まぁでも今となっては感染しちまってる訳だ

   からどうでも良い肝心なのは何処の誰がこの

   ウィルスを持ってきたんだという事だ言った

   通りでバイオ兵器でありなおかつ遥か昔にこ

   のウィルスの原材料は全て焼却しそして感染

   を引き起こす媒介生物である虫達も全て焼却

   しただからある筈のないものが出回ったとい

   う事だけど?」

 

蓮 「あっ!」

 

言われてみるとそうだ。遥か昔のこの兵器を誰が持ってきたのかそれは全くもって分からないが当てはまりそうな者なら知っている。

 

蓮 「怠惰さん当てはまりそうな者なら知ってます

   理久兎さんが逃げるときにその逃げるのを手

   助けした女性がいました恐らくその人持って

   きたんじゃ………」

 

怠惰「あぁお前らを浄化しようとした女か光のせい

   で顔が見えなかったんだよなぁ千ちゃんは見

   たそいつ?」

 

千 「意識が朦朧としておったからの………特徴はあ

   るか?」

 

蓮 「えっと真っ白で純白の大翼を羽ばたかせてい

   て‥‥あっ玲音さんが確か」

 

霊夢「天使とか言ってたわね」

 

それを聞いた時、怠惰と千の顔は険しくなる。すると突然、

 

怠惰「因みにそいつ翼は何枚あった?」

 

霊夢「確か6枚よ」

 

怠惰「ちっやっぱり熾天使(セラフィム)クラスか千ちゃんどうや

   ら君の息子はとんでもない奴と組んだみたい

   だな」

 

千 「くぅ………」

 

千の顔がキツイ顔となる。どうやら理久兎のバックにいる協力者はとんでもない奴みたいだ。

 

怠惰「まぁ俺には知ったこっちゃないが言ってはお

   くぞこれはあくまでも改良されてなければの

   話でもしこのウィルスに感染していたとした

   のなら恐らく後2週間ぐらいだな理久兎達が

   末期へと行く期間は」

 

永琳「どういう事かしら?」

 

怠惰「簡単さ末期に行った瞬間新しい人格は定着し

   古い人格は完全にデリートされるだから後残

   り2週間って所だろうな理久兎達が末期を迎

   えて治療不可能になりお前らの知る理久兎や

   従者達がこの世から消えるのはさ」

 

全員「なっ!?」

 

全員で叫んでしまった。つまり後2週間以内に理久兎達に治療をしなければ自分達の知る理久兎達は完全にこの世から消えるという恐ろしい事実を知ってしまったのだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

狗神「なぁ怠惰その悪魔殺しについてもう少し説明
   をくれないか?」

鈴蘭「うんあんまり分かりにくいんだよねぇ」

神楽「お願い出来ますか?」

怠惰「良いよ♪それじゃまずどういうウイルスか
   まぁこれは本編にも書かれたけど主に感染
   経路は虫刺されまぁ今の生物だと蚊だとか
   の虫刺され系だよね」

狗神「おいそれ防ぎようねぇだろ」

怠惰「ないよだから昔にこれは猛威を振るったんだ
   からそれでまず感染すると嘔吐とかふらつき
   とかを起こす脳に作用されるウィルスだから
   仕方がないんだけどねそれでもし感染した者
   に使い魔だとか血を分けた眷属ゥとかがいる
   とそいつらに感染するのが特徴だから悪魔の
   一族を根絶やしにするから怖いんだよねぇ‥‥
   このウィルス」

鈴蘭「でももう既にある意味で怠惰も別のウィルス
   に感染してるよね!?」

怠惰「もう当の既にV型に感染してるよヴァンピィ
   はズルいそれ以外は感染した事らないけど」

神楽「アハハハ‥‥因みにこれって治療は出来るんで
   しょうか?」

怠惰「えっ?釘(ピー)病は無理だよ?」

狗神「違ぇ!そっちじゃねぇ!悪魔殺しだ!」

怠惰「あぁあれね出来るよ♪末期にならなければだ
   けどね」

鈴蘭「じゃあまだ救いはあるんだね?」

怠惰「うんまぁ2週間ぐらいだろうけどね改良され
   てなければだけどね」

神楽「そうですか………」

狗神「彼奴もまだ救えるんだな」

鈴蘭「良かったと思った方がいいのかな」

怠惰「どうだろうね~ってもうまた尺がないから
   今回はここまで!」

狗神「また次回もよろしくな」

鈴蘭「うん‥‥それじゃあ読者様!」

神楽「さようなら………」

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