血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。ついにDead by Daylightを購入してしまった怠惰のクソ悪魔です。因みに私はサバイバーよりもキラーを優先してプレイしております。やっぱり追いかけるのは楽しいですね。それでは本編へどうぞ。




第222話 西組

魔法の森の最果てそこは魔理沙やアリスの家よりも更に遠くに位置する場所であの世の無縁塚がある境界線付近だ。そこまでは何もなく林や木々があるだけだが今回は違った。

 

霧雨「本当に不気味だよな」

 

聖 「そうですね」

 

パチ「例の突然できた洞窟よね?」

 

霧雨「あぁ」

 

そこにはこれまで洞窟などなかったのを覚えている。しかし自分達の目の前には無かった筈の洞窟があるのだ。つまり十中八九でこの奥に黒はいるだろう。

 

霧雨「入るぜ」

 

聖 「えぇ」

 

パチ「そうね入りましょう」

 

魔理沙達3人は中へと入っていく。中をちょっと進むと下へと続く階段がありそこを下り今度はただ真っ直ぐに道が延びているため真っ直ぐ進む。そうして歩くと扉が見えてくる。

 

霧雨「準備は良いか?」

 

パチ「えぇ」

 

聖 「大丈夫です」

 

2人の言葉を聞き魔理沙は扉を開ける。そこは幾つもの西洋人形が並ぶ部屋だった。その奥にはポツンと豪華な椅子に座る自分達と同じぐらいの大きさの人形いや違うあれは、

 

霧雨「アリス!」

 

アリ「………………」

 

そこにはアリスが光の無い目で座っていた。服が何時もの青いノースリーブとかではなく真っ黒のゴシックドレスだったためついつい人形に見えてしまった。しかし名を言ってもアリスは反応せず光の無い目でうつむいたままだった。

 

霧雨「ちっ!やっぱりダメか」

 

パチ「にしても本当にあの姿を見るとただの人形そ

   のものね」

 

確かにそうだ。あの好戦的なアリスとは言い難い程に大人しく黙っているのだから。とりあえずは殴ってでも起こしてやろうと思いつつ近づくと、

 

? 「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ良いねぇ!流石は

   霧雨魔理沙だよなぁここまで来やがったか」

 

パチンッ!!

 

突然の声と共に部屋全体が一瞬で明るくなる。

 

霧雨「うっ!」

 

パチ「眩しっ!」

 

聖 「この声は黒さん!」

 

眩くなった視界が元に戻っていくとアリスの座る席の途なりに豹変した黒が気持ちの悪い笑顔と共に立っていた。

 

霧雨「お前アリスを解放しろ!」

 

黒 「おぉ~おぉ~第一声からこれか良いねぇその

   今にも殺したいっていう殺気が伝ってわって

   くるぜぇおい」

 

聖 「それよりもこの部屋の模様はその………黒さん

   の趣味ですか?」

 

黒 「あぁん!んな訳ねぇだろゴミ尼が!目を離し

   た隙に耶狛が勝手にしただけだそんぐらい察

   しろや!」

 

聖 「なっ何て言葉遣いに!?」

 

聞いてると本当に言葉遣いが荒々しいし品がない。それに恩人でもある聖に対してもこの暴言だ。やはり性格逆転というのは本当らしい。物静かで冷静沈着な黒が今やあんなパンク野郎に変わったのだから。

 

黒 「さぁてとそろそろお前らも暴れてぇよな?」

 

霧雨「あぁてめぇ今からぶっ飛ばしてぇからな!」

 

黒 「良いねぇ!そうでねぇと祭りの盛り上げに欠

   けるよぁな!」

 

そう言うと黒は何か箱のような物を取り出す。そしてそれを掲げると、

 

黒 「異世界にて敗れし者よ来いや!」

 

何か呪文を唱える。すると箱がゆっくりと開かれる。そして開いた箱から黒い粒子が舞う。そして黒い粒子は集合時し怪物いや先程自分達を襲撃したあの魔物を作り出した。

 

霧雨「げぇこいつ!?」

 

黒 「おっと徘徊させてるこいつに会ったのかよ運

   が良いなぁラッキーガール共」

 

パチ「その箱は何よ!」

 

黒 「これか?これはよディメンジョンルーザー・

   パンドラとか言ってたなぁ異次元の世界にて

   絶対的な力も持った者それでいて絶対的なる

   力を持ちながらも倒された奴を次元越えさせ

   て召喚する魔法の箱だとか」

 

つまり要約すれば滅茶苦茶な力を持った敗者を異次元から召喚する箱と言うのはよく分かった。てかこれは最早デタラメなチートアイテムだ。

 

黒 「さぁて楽しませろよキヒャヒャヒャヒャヒャ

   まずは余興だ!最初は刈り取る者を頑張って

   倒せよぉ♪」

 

そう言うと黒は影へと潜る。それと同時に刈り取る者と言われた魔物は此方へとマスケット銃を構えてくる。

 

霧雨「避けろ!」

 

聖 「早い!」

 

パチ「なっ!」

 

バキュン!バキュン!バキュン!バキュン!

 

速射と言う名の早撃ちによる弾丸が迫ってくる。すぐさま回避するが本当にあの巨体から似合わないぐらいの早さでビックリだ。

 

霧雨「彼奴に生半可な攻撃は通用しないがどうし

   らいいか」

 

どうすれば良いのか悩むところだ。彼奴に生半可な攻撃が通用しないのは確認済み。それにここで力を出しきり後で戦えなくなったらという想像もしてしまう。どうすれば良いのか。

 

聖 「どうしますか」

 

パチ「これだといくらたってもジリ貧よ!」

 

霧雨「分かってる!………だがな!」

 

パチ「あんたらしくないわね!先なんて見ないで行

   くのがあんたでしょ!」

 

霧雨「っ!」

 

パチュリーの言う通りだ。先なんて見るのは性じゃない。なら考えはただ1つガンガンいこうぜだ。

 

霧雨「なら総火力をぶつけるぜ!」

 

パチ「えぇ!」

 

聖 「分かりました!」

 

魔理沙達3人は刈り取る者へと特攻を仕掛けた。

 

パチ「気が引けるけど…ふぅ……」

 

パチュリーは魔道書を広げスペルを唱えた。

 

パチ「土金日 エメラルドメガロポリス!」

 

パチュリーの魔法が発動し目の前の刈り取る者を囲うかのように石碑が建ち並ぶ。

 

聖 「行きます!」

 

聖の一瞬の高速移動で刈り取る者へと向かい、

 

聖 「天符 三千大千世界の主!」

 

三鈷杵を投擲し刈り取る者へと打ち込み一瞬で移動して抜き一気にラッシュへと入りそして上空からの飛び蹴りが炸裂した。

 

怪物「!!!?」

 

衝撃で上空へと打ち上げられパチュリーの作った石碑にバウンドしてとで怪物は上空へと飛ぶとそこに魔理沙が追撃を加える。

 

霧雨「彗星 ブレイジングスター!」

 

八卦炉による魔力ブーストで速度を上げて突っ込み、

 

ドゴンッ!!

 

怪物「がぁ!!?」

 

刈り取る者は石碑へとぶつける。そして更に魔力を八卦炉へと込め、

 

霧雨「行けぇ!!」

 

更にブーストする。

 

怪物「ぐぁ……………」

 

ドゴンッ!!ピチューーン!!

 

そして最後は爆発し粉々に砕け散ったのだった。

 




怠惰「はいはいではでは今回はここまで!」

狗神「おいこれアト(ピー)スに怒られるぞ!」

怠惰「ごめんさい!」

鈴蘭「いや姐御に謝って仕方ないからね!?」

怠惰「アハハハハハハでまぁ刈り取る者を簡単に
   説明すると狗神が言ったア(ピー)ラスの代表作
   は女神(ピー)生だとかペ(ピー)ソナとか他にも有名
   な物はあるけどそのペル(ピー)ナ3、4、5に
   出てくる敵キャラだね」

神楽「やっぱりその強いんですよね?」

怠惰「うん初見殺しでもあるし出会ったらすぐに逃
   げないとほぼゲームオーバーが確定するぐら
   いの強さを誇るね」

鈴蘭 (;゚Д゚)

怠惰「まぁレベルあげて対策をしてやっと勝てるっ
   て感じかな‥‥怠惰さんはゲームはやってない
   けどね」

狗神「おいそれ知ったかぶりじゃ………」

怠惰「あくまで怠惰さんはね?知り合いが3をやっ
   てるのを横で見てたから何となくは分かるけ
   どねアニメも見てたから」

神楽「知り合いって‥‥いるんですね」

怠惰「うん‥‥あんまりそいつの事は言いたくはない
   けどねこの世で一番に苦手な奴だからさ」

狗神「あるさそのぐらいは………さてそろそろ時間が
   来てるから今回はここまで!」

神楽「また次回もお願い致しますね♪」

鈴蘭「それじゃあね読者様♪」

狗神「そんじゃあな」

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