蒼い焔がさながらカーテンのように大図書館の壁を覆っていく。そんな環境の中でレミリア達が自分と対峙していた。
ベリ「さぁもう逃がさないわコソコソと逃げる
子鼠達は燃やして駆除しないと♪」
レミ「はん!私達が鼠と言うならそう言う貴女
はさながら鼠にすら逃げられるハンター
って所かしら?」
ベリ「本当可愛げのないクソガキね」
ベリアルは手を簡単に動かすとまた自分は勝手にレミリアへと斬りかかった。
レミ「っ!」
だがすぐさまレミリアはコウモリとなって体を分裂させて避けた。すると、
美鈴「はぁ!」
ドゴンッ!
玲音「ぐぅ!」
美鈴が自分の右肩に向かって左掌打を打ってきた。あまりの衝撃に自分もうなり声を上げ吹っ飛ばされるが、
ベリ「ぐっ!」
ベリアルまでもが苦しみだした。するとがいつの間にか自分の回りにナイフが設置されていた。
咲夜「待ってて玲音…今楽にしてあげるから!」
その言葉と共に無数のナイフが自分へと降り掛かってくる。だがそれを体が勝手にガンブレードで幾つか弾き飛ばしていくが、
玲音「っ!」
いつの間にか自分の背後に咲夜がナイフを構えていた。しかもそのナイフの振るう軌道が右肩へと振るおうとしていた。だが、
ガキンッ!
ベリアルがその攻撃を阻止してきた。
ベリ「さっきのは小娘の攻撃はまぐれかと思った
けどやっぱり見抜いていたのね?」
咲夜「えぇ貴女は玲音の右肩の紋様を媒介にして
この世界に存在していると言うのならその
紋様が貴女の弱点ですよね?」
ベリ「そこまで知っているのならもう嘘はいらな
いしそれ以上知ったのならここで殺すわ」
ベリアルの体から更に炎が噴出していく。そしてその炎が咲夜を覆い尽くそうとした瞬間、
レミ「止めなさい!」
ドゴンッ!
ベリ「っ!このガキ!」
レミリアがベリアルに向かって、たいあたりをして咲夜が燃やされる前に退ける。だがベリアルはまた自分の体を動かし隙が出来たレミリアに向かってガンブレードを振り下ろそうとしていた。
レミ「なんの!」
手に真っ赤な槍を持つと自分のガンブレードとぶつかり合う。その小柄な体でよくそんな槍を振るえるものだ。
美鈴「空手脱刀!」
レミリアとぶつかり合っていると美鈴が何と自分のガンブレードを一瞬で取り上げ空へと捨てて、
美鈴「でやぁ!」
そこからかかと落としで自分の頭を地面へと叩きつける。だが美鈴の背後には紅の炎を纏わせる魔剣を構えたベリアルの姿があった。
咲夜「美鈴!」
咲夜が叫ぶとすぐさま美鈴とレミリアそして咲夜の姿が消える。また逃げたみたいだ。自分の体はまた立ち上がりベリアルの横につくと、
ベリ「そう……そんなハエのようにこの図書館を
飛び回るのなら全て燃やして灰にしてあげ
るわ」
ベリアルはまた炎を溜め込んでいく。それに続き自分もまた炎を溜め込む。この大図書館を大きな火葬炉にするつもりみたいだ。
ベリ「さぁ燃えて朽ち果て……!」
ベリアルが言ったその時、突然足元の地面にヒビが入っていく。すると、
ドゴンッ!
と、大きな爆発で地面から何かが飛び出てくる。それはこの屋敷の主であるレミリアの妹であるフランドールだった。
フラ「へぇ面白ソう……お姉様ハ酷いナぁこんな」
グジュッ!!
ベリ「!!?」
フラ「楽シい玩具を独り占めニすルなんテ♪」
フランはベリアルの腹を爆発させて破壊するがすぐさまベリアルは炎と共に再生する。そして自分は僅かにだがベリアル支配するの力が緩んだためすぐさま溜め込んだ炎を放出し爆発を防ぐがまた体が動かなくなり言うことが聞かなくなる。
ベリ「あの小娘の妹ね………邪魔でしかないハエ
風情が!」
幾つもの火球を作り出しフランへと放つが、
フラ「アハハハハハハハ!」
それを難なくフランは避わしていく。そしてレミリアと同じように手に大きく真っ赤に燃え盛る剣を作り出して握ると、
フラ「壊れナいデね?」
ガキンッ!
ベリアルの炎の魔剣とぶつかり合い炎が舞う。だがフランは何が目のような物を握ると、
フラ「キュッとしてドカーン♪」
ドガーン!
またベリアルの体を破壊する。だがすぐさま再生をベリアルは繰り返す。
ベリ「この小娘が玲音!」
命令と共に放り投げられたガンブレードを回収し手に持ってフランへと斬りかかるが、
レミ「させないわ!」
ガギンッ!
それをレミリアが真っ赤な槍で妨害してくる。
ベリ「ハエ姉妹が!」
レミ「ハエじゃなくてせめて蝙蝠と言いなさい
よ!」
と、レミリアが言ったその瞬間今度は自分めがけてナイフが飛んでくる。
咲夜「玲音!」
ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
それらは自分の体に突き刺さっていきまるでサボテンのようになる。そこへ美鈴が背後へと来ると、
美鈴「星脈地転弾!」
気を玉に変えて背後から自分に撃ってくる。それを避けれず背後からくらい吹っ飛ばされる。すると、
ベリ「ぐぅが!貴様ら!!」
そうした攻防をしていると2階からパチュリーが出てきて自分達を見下ろす。
パチ「レミィ!準備は出来たわ!駄執事を拘束
してちょうだい!」
レミ「分かったわ!聞いたわね!」
美鈴「はい!」
咲夜「分かりました!」
コア「私だって手伝いますよ!」
すると4人は自分の元へと一瞬で距離を詰める。そして美鈴は右腕をレミリアが左腕を咲夜が右足を小悪魔が左足を押さえてくる。
ベリ「玲音そいつらを燃やしなさい!」
フランと斬り合いをしているベリアルが命令を下す。自分の体は意思とは関係なく蒼炎を放出するが、
美鈴「くっ離しません!」
コア「暑いけどまた玲音さんや皆と暮らせるな
らこのぐらい耐えてませます!」
咲夜「皮膚が焼けただれても貴方を助けるわ!」
レミ「パチェ!」
パチ「えぇ行くわよ!」
そう言うとパチュリーも此方へと近づくと何か瓶みたいな物を持って構える。
ベリ「よせぇ!!」
フラ「ドカーーン♪」
グジュッ!!
ベリ「ぐっおのれ!!」
フランに破壊されるがベリアルは再生せずパチュリーへと攻撃を仕掛けようとしたがもう遅い。
パチ「玲音今助けるわ!サプレーション!」
そう言うと同時にパチュリーは自分の右肩にその瓶を、
バリンッ!
叩きつけて割った。するとベリアルの腕がパチュリーに届きそうな一歩手前で止まると、
ベリ「ガァーー!!」
ベリアルは断末魔の叫びを上げて苦しみ始めたのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
狗神「そろそろ話的には大詰めだな」
鈴蘭「そうだねぇ」
神楽「怠惰さん気になることが少しあるのです
が良いでしょうか?」
怠惰「ん?どうしたの?」
神楽「えっと私達が知っている悪魔って72柱
の悪魔と七つの大罪の悪魔それしかまだ
分からないのですが他にもいるのでしょ
うか?」
怠惰「あぁ~うんまぁいるね基本的にそいつら
はソロモンの事をよく思っていなかった
奴等で有名なの名前としてはアザゼルに
フルーレティとかバフェモットとかそう
いった奴等だね」
鈴蘭「そいつらって強いの?」
怠惰「うん実力も備わってるから強いけどまぁ
あまり群れるのは好きではない悪魔達っ
て感じだよね」
狗神「つまり孤高って事か格好いいな」
怠惰「とは言うけど実際みんなでモンハンとか
やってたけどね」
鈴蘭「どんな仲なのそれ………」
神楽「何か悪魔も人間臭いですね」
怠惰「そりゃそうだ悪魔は人間大好きだもん
一部例外もいるけどね‥‥おっともう尺
が無くなってきたから今回はここまで」
神楽「えっとまた次回もよろしくお願いします」
鈴蘭「それじゃ読者様♪」
狗神「またな」