血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。パソコン慣れしていないと感じた怠惰のクソ悪魔です。リアル怠惰さんはパソコンにシャドバを入れようと思ったら訳が分からないというアナログ人間な訳なんですよね。パソコンに強い傲慢にでも頼んでみようかな等と考えています。それではそろそろ本編へどうぞ。


第239話 祟り神 現る

理久兎はこちらを冷たい眼差しで此方を見ると不適に笑った。

 

妖夢「あれが理久兎様なんですか」

 

蓮 「えぇ」

 

紫 「御師匠様来ましたわ!」

 

紫が来たと言った時、理久兎は、

 

理 「くくく‥‥アハハハハハハハハ♪」

 

盛大に高笑いした。そして残虐に冷酷な目で嬉々としながら自分達を見ると、

 

理 「そうだよそうでないと僕も暇しちゃうしね」

 

お燐「理久兎様!お父さんやお母さんは!」

 

霧雨「それにあの元変態執事は何処だよ!」

 

言われてみると亜狛や耶狛それに黒の姿もないそれでいて理久兎のバックについている天使もいない。どういう事だろうかまさか不意打ちをしてくるのかと思っていると、

 

理 「あぁ無断で夜襲してなおかつ数千の兵を揃え

   て行ったのにも関わらずたった1人に負けた

   あのバカ達なら折檻して次の任につかせたよ

   はぁ愚かすぎて頭が痛くなるよ」

 

蓮 「………隠れてはいないんですよね?」

 

理 「信じるも信じないもお前ら次第だまぁ僕は嘘

   偽りはないけどね」

 

回りにきを配らせながらも真偽か考えていた。何時もの理久兎ならともかく今の理久兎は正常ではいため嘘という考えが浮かんでしまうからだ。

 

さと「理久兎さん……‥本当はもう分かっている筈で

   す貴方は自身の弟子を逃がしているんですか

   らだから戻って来て下さいまた前みたいに」

 

さとりが言いかけた瞬間、理久兎は苦虫を噛み潰したかのような顔をした。

 

理 「黙れよ‥‥僕は僕のやりたいようにやっている

   んだからさそれにそこの囚人や今はいない狐

   もただ単に若作り腐れBBAが気にくわない

   だけで逃がしたに過ぎないんだよいい加減に

   しろよていかさお前誰?」

 

さと「‥‥理久兎………さん」

 

紫 「演技‥‥じゃないのよ………ね?」

 

理 「ごちゃごちゃごちゃごちゃとうるさいなぁ!

   いい加減に黙れよそして全てを諦めて絶望の

   前の膝ま付けよ!」

 

段々と理久兎が怒声を上げていくと地面が揺れていく。理久兎自身の圧や脳で揺れている訳ではなさそうだがしかし地震が来たみたいに揺れていく。

 

霊夢「飛ぶわよ!」

 

霊夢の言葉ですぐに地面から足を離し飛ぶ。そして理久兎は座りながら手を掲げると、

 

理 「来い!」

 

と、ただ一言を呟く。そして、

 

ドゴーーーン!!

 

地面が割れそこから1匹の白蛇が出てくると舌を出し此方を威嚇してきた。だがそれを見て1人早苗は目を点にしていた。

 

早苗「嘘‥‥みっミシャグジ様!」

 

霊夢「ミシャグジ様ってそれって確か」

 

早苗「はい………私達の守矢が守り続けている祟り神

   です」

 

蓮 「祟り神って」

 

祟りとはつまり呪い。呪いの神をまさか理久兎は使役したとでも言うのか。

 

理 「アハハハハハハ良い反応だね♪元々はこれを

   連ねていたロリ神から奪ってきたんだよ」

 

早苗「あの時ですか‥‥理久兎さん!!」

 

理 「どの時だったかな‥ごめん覚えてないや♪」

 

パチンッ

 

理久兎は指パッチンをし音をならすと、

 

ミシ「キシャーーーー!!!」

 

それが合図かのようにミシャグジ様は自分達に目掛けて口から煙を吐いた。

 

霊夢「避けるわよ!」

 

すぐに自分達は避けるのだが何人かは煙に巻かれた。そして煙が消えると、

 

アリ「うっぷ!?」

 

鈴仙「かっ体が痺れ‥‥!」

 

幽香「何よ‥‥これ!」

 

妖夢「うっ!」

 

衣玖「うっ動けない‥‥総‥領娘‥様………!」

 

天子「なっ何よこれ体が黒く!」

 

輝夜「何で体が!」

 

妹紅「なんだこれ!?」

 

聖 「はぁ…はぁ……うっ」

 

お燐「すみませんさとり‥‥様!」

 

萃香「ぐぅ理久兎~!!!」

 

体が痺れたのか動けなくなったかと思うと体に黒い模様が浮かび上がり徐々に顔へと侵食していた。あの煙だけで半分もやられてしまった。

 

千 「これは呪いか!」

 

理 「あぁ~あ祟られちゃったこうなったら祟られ

   て死んじゃうかもねぇ~♪あっでも不老不死

   達は死ねないから永遠に苦痛か♪」

 

霊夢「………今のあんたは本当に鷺麿とかよりもその

   下を行くカス野郎よ!」

 

理 「アハハハハ‥‥てか鷺麿って誰だっけ?」

 

蓮 「鷺麿の時の事もまさか………」

 

理 「う~んごめん覚えてすらないや♪」

 

腕を上げ人差し指を掲げゆっくりと自分達へと下ろすと、

 

理 「やれ」

 

ミシ「シャーーー!!」

 

ミシャグジ様が大口を開きながら自分達へと噛みついてきた。

 

蓮 「っ!」

 

永琳「姫様を元に戻しなさい!」

 

残った自分達は避けると永琳は弓に矢を当て玄を引くとミシャグジへと放つとそれは眉間に見事命中した。

 

ミシ「キシャーーーー!!!?」

 

暴れ大地に向かって尾を叩きつけ地震を起こし地面から岩が剣となって自分達へと襲いかかった。

 

霧雨「おい!彼奴らが!」

 

魔理沙の言う通り倒れている皆が危ない。すぐに地へと降りて結界を張ろうとしたが、

 

紫 「ここは私がやりますわ」

 

そう言うと紫は倒れている者達の下にスキマを作るとその中へと落としていった。

 

早苗「ミシャグジ様どうかお静まり下さい!そして

   私の話を!」

 

ミシ「シャー!!」

 

早苗「っ!」

 

ミシャグジ様は早苗の言葉に耳を傾けずただ暴れまわる。

 

理 「無駄だよお前ごとき小娘のの言葉なんて聞こ

   えないよ諦めなよ?」

 

幽 「‥‥なら殺してあげます理久兎さんともども!

   妖夢の仇よ」

 

理 「おっとルールを制定するこのゲームにおいて

   死という概念は消え失せる」

 

幽 「なっそんなありなんですか‥‥」

 

死という概念を消され幽々子の能力が効かなくなった。だが理久兎は自分達側はとは言っていない。つまりお互いにこのゲームの間は模擬ではあるが不老不死になったのと同じだ。

 

理 「あっ今お前ら死なないとか思ったろ?そう思

   ったならそれは愚かだやれ」

 

怒り狂ったミシャグジ様は口を大きく膨らませる。またあの呪いの煙を吐き出すつもりだ。

 

千 「まずい退け!!」

 

すぐに自分達は後退するがミシャグジ様は口から呪いの煙を吐き出した。

 

早苗「逃げてください!!」

 

紫 「スキマを開けるわ!」

 

紫がスキマを開いてくれたため自分達はすぐにそこへと逃げ込む。そして数秒後には煙が消えたためスキマから出て理久兎の頭上へ出ると、

 

霊夢「これでもくらいなさい!」

 

咲夜「おまけよ!」

 

永琳「理千くらいなさい!」

 

玲音「蒼炎よ焼き払え!!」

 

霊夢と咲夜に永琳が放った長針とナイフに矢は蒼炎が付与され理久兎へと向かうが、

 

理 「あのさぁ僕は主催者であって攻撃される対象

   じゃないって」

 

そう言うと断罪神書が開かれ黒椿が飛び出し理久兎へと向かって行った長針やナイフに矢は全て切り裂かれ理久兎を守った。だがまだ終わりではない。

 

蓮 「抜刀 金色一刀!」

 

早苗「昼夜の客星!」

 

さと「想起 二重黒死蝶」

 

紫 「幻巣 飛行中ネスト」

 

幽 「幽雅 死出の誘蛾灯」 

 

霧雨「魔砲 ファイナルマスタースパーク!」

 

レミ「神槍 スピア・ザ・グングニル!」

 

一斉にスペルを発動させ理久兎へと放った。だが理久兎は玉座からは動かずただ、

 

理 「アハハハハハハ♪」

 

高笑いをした。だが高笑いだけではなく何故か手を掲げると、

 

理 「仙術八式脱気」

 

と、唱えると何とありえない事に自分達が放ったスペルは全て消滅し光の粒子となった。

 

蓮 「なっ!?」

 

理 「無駄だよ僕には通らない………やれ!」

 

ミシ「キシャーーーー!!!」

 

ミシャグジ様が待ってましたと言わんばかりに自分達目掛けて口を開き襲いかかってくるが自分達の前に早苗が割って入る。

 

早苗「秘術 忘却の祭儀!」

 

五芒星が早苗を中心に描かれると光を発し弾幕となりミシャグジ様の進行を押さえた。

 

早苗「今のうちに!」

 

紫 「お願いするわ!」

 

スキマが新たに開かれそこから千が拳を構え理久兎の前へと出ると、

 

千 「理久兎ォォォ!」

 

物凄い気が纏われた拳を使い理久兎へと殴りかかった。だが、

 

バシンッ!

 

ありえない事に左手であっさりと押さえられた。

 

理 「まだ生きてたの?しぶといししつこいねぇ」

 

千 「貴様をぶっ飛ばすまでワシは何度でも立ち上

   がってみせるぞ!」

 

理 「はぁ‥‥もう飽きちゃったよこのゲーム」

 

千 「うおっ!?」

 

理久兎は千を無造作に上空へと投げる。すぐに自分はキャッチすると、

 

理 「だから全員この場で死ね」

 

パチンッ!

 

ミシ「キシャーーーーーーーーーー!!!!」

 

早苗「きゃっ!?」

 

早苗を吹っ飛ばすとミシャグジ様は天井へと顔を上げると叫びを上げるとまた地震が起きた。

 

蓮 「なっ!?」

 

理 「それとさここ地下だけど知ってるよね?」

 

その言葉を言うと天井が崩れていき壁が崩壊してく。

 

霊夢「まさか!」

 

紫 「開くわ!」

 

紫の言葉を聞きはすぐにスキマへと入る。

 

理 「早く逃げたらお母様も?」

 

千 「くっ必ず貴様を戻すからの!」

 

さと「理久兎さん‥‥次はもうありません今度会う時

   には助けて見せますから!」

 

そう言っていると2人はスキマへと落とされた。

   

紫 「御師匠様!」

 

蓮 「ダメです紫さん逃げないと!」

 

紫 「待っていてください御師匠様!」

 

自分も紫もスキマの中へと入る時、理久兎の顔をチラリと見たが何処か寂しそうな顔をしていた。しかしすぐにスキマは閉じられどうなったのかは分からなくなったのだった。




晴明「では今回はここまでです」

朱雀「あれ?彼奴はでないの?」

晴明「えぇ何でも歩く大図書館がしつこくて出れ
   ないみたいですよ?」

朱雀「あらまぁ‥‥それって多分魔法使いか何かか
   しらねぇ」

晴明「そういえば朱雀あなたを昔に呼ぶ際に他の
   三神とは違って生け贄とか使ったのは何で
   なの?」

朱雀「それはね一応はほら元は魔族だからねぇ?
   だから魔族召喚しないといけないのよ」

晴明「へぇ~それって怠惰さんも呼べるの?」

朱雀「まぁ可能だけどおすすめはしないわよ?」

晴明「えっ?何で?」

朱雀「あれはすごい気まぐれだからもし機嫌が悪い
   と召喚者をサクッとやっちゃうかもしれない
   からよ現に前科で禁忌を破ってるし」

晴明「oh‥‥」

朱雀「本来なら召喚者の望みは叶えなければならな
   いこれはソロモンが作った条約だけど彼奴と
   か他の6人はある意味でイレギュラーだから
   生け贄に満足しようがしなかろうが召喚者を
   殺りかねないからおすすめしないのよねまぁ
   使役が出来たら強いけど」

晴明「ある意味で朱雀で良かったのかな?」

朱雀「あら嬉しい♪なら今夜はあやまちを犯し‥‥」

晴明「はい今回はここまで!」

朱雀「あぁんいけず」

晴明「ではでは読者様また次回それでは♪」

朱雀「バイバイ♪

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