怠惰から言われた時間になり皆は集まる。すると障子が開かれ怠惰がアタッシュケースを持って出てきた。
怠惰「そんじゃ代表者で4人来てくれ」
そう言われお互いに見る。とりあえず目からして自分が行けと霊夢が言うので前へと出る。それに続き紫、天子、玲音が前へと出ると怠惰はアタッシュケースを開ける。中には紫色の薬液が入った注射器が4本入っていた。
怠惰「言っておくけれどこれをまた新たに作るとし
ても材料の調達や調合だとかの日数を合わせ
1ヶ月掛かるだから絶対に失敗は許されない
もしこの注射をミスったり壊れたり等したら
もう2度と理久兎君達は元には戻らないから
な肝に命じておけよ」
説明を聞くと自分達は1本ずつ注射針を貰うと下がる。
怠惰「千ちゃん準備は?」
千 「うむ問題なしじゃ!」
怠惰「君達は?」
蓮 「僕は問題ないです!」
霊夢「私もよ!」
霧雨「やってやろうぜ!」
紫 「御師匠様達を助けましょう!」
さと「賛成ですね」
永琳「援護は任せてちょうだい」
妹紅「あぁ!それと理久兎さんは頼むぞ!」
鈴仙「大船に乗った気でいてください!」
幽香「失敗したらぶっとばすからね?」
幽 「ふふっ妖夢頑張るのよ♪」
皆もやる気充分そうだ。
怠惰「なら作戦通りに行きな!そしててめぇらの未
来を友を救ってこい!」
怠惰のその言葉と共に自分達は大空へと飛び立ち理久兎達がいる要塞兵器へと向かう。そして約10Kmぐらいまで飛んだとき異変は起きた。
霊夢「蓮あれ!」
蓮 「どうやら来たみたいだね」
空を漂う羽が生えた人型が大群となり自分達へと向かってきた。
千 「全員臨戦態勢じゃ!計画通り行くぞ!」
全員「了解!」
計画通りに防衛組は前へと出て羽の生えた人型達に向かっていった。そして防衛組は羽の生えた人型達と戦闘を開始した。それに続き龍神と自分達は後から追う。
千 「おんしら例の物を使う用意をしておくのじゃ
ぞ!今から超高速度で突っ込むからの!」
そう言われ自分達は準備すると龍神は怠惰から貰った板を割る。すると龍神の周りに膜が現れると、
千 「行くぞ!!」
そう言うと千は目にも止まらぬ超速度で飛び一気に大群を抜けると今度は防衛装置の砲台が機能し回避不可能な弾幕が千へと襲いかかるが怠惰から貰った魔法障壁が機能し防いでいき一気に外壁と行くと、
千 「神技 龍一直線!!」
龍神の右の拳に龍の顔が現れ纏わせそれを外壁に叩き込んだ。
ドゴーーン!!
大爆発が起き煙が上がる。そして煙の中から千が手を振る。どうやら穴は空いたみたいだ。自分達も怠惰から貰ったバリアの板を真っ二つに割る。すると自分達の周りに膜が出来上がりさながらシャボン玉の中にいるかのように錯覚させる。これで本当に防げるのだろうか。
早苗「何かシャボン玉ですね」
蓮 「それを言ったら敗けですよ早苗さんそれじゃ
あ行こう!」
霊夢「えぇ!」
霧雨「行くぜ♪」
全員で穴まで急ぐ。だがそれを遮るかのように人型の者達は立ち塞がる。その姿はさながら天使そのものの姿ではあるのだが顔は腐っていて目も白目を向いている。こんなの天使ではなく最早ゾンビだ。
天子「気持ち悪!?」
妖夢「ひぇ来るなぁ!!」
さと「相手の心の声も読めません本当に死んでますね
この人達」
蓮 「だけど行くなら突破しないと!」
と、言ったその時だ。
? 「銃弾 爆裂弾!」
ドゴーーン!!
何か声が発せられたと同時に自分達の行く手を遮ろうとしていた者達が爆発に飲まれ消えた。何事かと思っているとその者達の姿が露になる。黒い翼を羽ばたかせまたは白い尾をなびかせる者達そう天狗達だ。そしてその内の1人の天魔こと風雅が銃を構えていた。
風雅「遅くなったな」
霊夢「あんた達もう怪我とかは良いの!」
文 「えぇお陰さまで栄養剤を打ってくれたお陰で
完全復活ですよ♪」
はた「やられた分の借りは返したいのよね」
椛 「はたて先輩の言う通りですね」
風雅「ここは私らがやるから先に行け!そして内の
所のバカ大将を救ってやってくれ!」
そう言うと風雅を筆頭に文やはたてや椛やその他の大勢の天狗達が交戦を始めた。
紫 「ここは天狗達に任せましょう」
萃香「そうだね!」
だがそう言っていると今度は何かスケートブーツのような靴を履き滑るように此方へと翼の生えた人型が槍を常備して猛スピードでやってくる。
早苗「また何か来ましたよ!?」
玲音「ちっどけ!燃やし………」
と、玲音が炎を出そうとした瞬間、
? 「禁弾 スターボウブレイク!」
? 「紅符 不夜城レッド!」
無数の弾幕に巨大な柱が現れそれに直撃した人型は消滅した。
玲音「おいお嬢!これは俺の獲物だが?」
レミ「ふんっあんたの獲物はあの中でしょうがさっ
さと行きなさいよ!それと咲夜を傷つけたら
容赦しないわよ!」
フラ「気を付けてね玲音お兄ちゃん♪咲夜♪」
咲夜「御嬢様‥‥妹様………かしこまりました」
玲音「へいへい行くぞ!」
そうしてまた自分達は進む。だが今度は巨大な巨人兵が下からぬっと現れた。
聖 「どっ何処から!?」
巨人兵は進む自分達へと目掛け拳を放たれ当たろうとしたその時、
? 「行くよ雲山!
ドゴンッ!!
巨大な雲が現れるとその雲は拳を作り巨人兵の拳とぶつかり合い拳を押さえた。そのお陰で拳が当たらずに済んだ。
聖 「雲山!それに一輪!」
一輪「行って聖!ここはやるから!」
寅丸「さぁかかってこい!!」
聖 「お願いしますね!」
そうして皆の助力がありながらも自分達は先へと進む。だが更に無数の人型は一斉に襲いかかってくる。
蓮 「っ!」
神楽を抜刀し斬ろうとしたが、
? 「どいたどいた!!」
ドゴンッ!!
? 「そらぁ!!」
人型の1人は何かに引かれ地面へと落ちていく。それに続き無数の火の玉と怨霊達が人型達に襲いかかっていく。そして自分を助けた者は自分を見ると、
? 「大丈夫かい蓮さん?それにさとり様!」
蓮 「お燐さん!」
さと「お燐!」
お空「お空も来たよ♪」
さと「お空!」
お燐の猫車にお空を乗せお燐が助けてくれた。それに周りを見ると、
パル「はぁ本当に理久兎には世話を焼かされるわこ
んなんだとおちおち寝てらんないわね」
黒谷「確かにね♪」
キス「♪」
パルスィにヤマメそれにキスメも来てくれた。
お燐「さとり様!理久兎様や父さんに母さんをお願
いします!」
お空「ここは食い止めるよ♪」
さと「ありがとう………行きましょう」
蓮 「えぇ!」
そして自分達はまた飛び要塞へと向かう。そしてふと自分は下を見ると驚いた。
蓮 「妖怪達が!」
霊夢「えっなっ彼奴らに向かっていってるの?」
何と普段は狂暴な妖怪達が総出で地上から空へと飛び人型の怪物達と戦っているのだこれには驚いた。
蓮 「絶対に助ける待っててください理久兎さん」
皆の思いを心に秘め自分達は進み砲台のポイントへと来ると砲台が自分達目掛けて放たれるが怠惰の魔法障壁で防がれ何とか千が開いた穴まで到達したのだった。
怠惰「はぁ………あの子達折角布団作りして上げた
のになぁ」
鈴蘭「でもほら少しは楽じゃん」
狗神「なぁ怠惰」
怠惰「ん?どうしたの?」
狗神「お前は前に理久兎達が現在感染している病原
の元は潰したって言ったよな?」
怠惰「ん?うん古代魔族には危険だからねぇそれが
どうかした?」
神楽「何故に怠惰さんはその病原菌の抗体を作れた
のですか?それに何で調合方法まで」
鈴蘭「怠惰くん黙秘は認めないよ?」
怠惰「嫌だなぁ裏路地に行けばこんなものすぐに
手に入る‥‥」
狗神「嘘だな」
鈴蘭「ダウトだね」
神楽「たっ怠惰さん?」
怠惰「………はぁお前らみたいな勘の良い奴等は嫌い
だよ!」
鈴蘭「予測してる考えはいくつかあるけど多分この
ウィルスの抗体を最初に作ったのって怠惰君
だよね?」
怠惰「さぁどうかな?って!おぉとそろそろ時間だ
ねぇ!てな訳で今回はここまでバイバイ!」
狗神「あっ待ちやがれ!!」
鈴蘭「逃がすかぁ!!」
神楽「えっえっとまた次回もよろしくお願い致しま
すそれではさようなら♪」