血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読書様。久々に長時間も寝れた怠惰のクソ悪魔です。ここ最近の月~金までの平均睡眠時間はざっと4、5時間なんで何時も朝は眠いんですよね‥‥さてこんなリアル話は置いておいてそれでは今回もどうぞ。


第243話 各々は別れ進む

防衛網を潜り抜けた自分達は穴の中へと入る。そこは通路のようで真ん前に両開きになるであろう自動ドアそして左右に道がある。だが何よりもその内装はまるで近未来的なメカメカしい感じだった。

 

早苗「おぉ~良いですね!」(☆∀☆)

 

ロボット系が好きな早苗は大興奮して壁や床ましてやごつい自動で開くドアを見たりとおおはしゃぎだ。

 

蓮 「早苗さ~ん………」

 

霊夢「ちょっと今はそれ所じゃないでしょ!」

 

早苗「あっごめんなさい」

 

千 「諏訪子や神奈子の所の巫女は少しズレておる

   のぉ」

 

霧雨「まぁそこは個性だぜ」

 

と、魔理沙は言うが言いたい。盗み癖も物凄いズレているいやひねくれてうると。

 

千 「まぁ良いか‥‥それとそなたら少しここは頼む

   ぞ!ワシは外の砲台を幾つか壊してくる!」

 

蓮 「………龍神様にしか砲台は壊せないんでしたよ

   ね?」

 

千 「うむ外で戦う者達の被害を最小限に抑えたい

   からの故に任せても良いか?」

 

龍神の頼みの答えはもう決まっていた。

 

蓮 「大丈夫です♪」

 

霊夢「私は大丈夫よ」

 

霧雨「あぁ大船に乗った気でいろよ♪」

 

妖夢「彼奴らが来たら斬りますよ」

 

天子「行って良いわよ龍神様」

 

千 「うむ任せたぞ!」

 

そう言い龍神は穴から外へと出ると上へと向かっていった。

 

蓮 「さて‥‥丁度メンバーは12人いる訳ですがど

   う振り分けますか?」

 

霊夢「3人ずつ?」

 

聖 「いえそれならここは安全も含めて4人で行き

   ませんか?」

 

霧雨「4人か確かに安全を考えなおかつ即座に倒す

   って考えなら4人だが3人編成で効率化させ

   るのも手だよな」

 

と、皆の意見は交える。しかしそんな流暢に考えれる程の時間はない。

 

蓮 「道は3つありますから3組4人ずつで行きま

   しょう!」

 

紫 「確かそれは妥当ね」

 

さと「構いませんよ」

 

天子「それで良いわよ」

 

玲音「だな」

 

そうなると誰がどうなるかだ。理久兎達を元に戻す薬を所持しているのは自分、紫、玲音、天子の4人だ。各々のメンバーに1人は自分含めた4人は入らなければならない。

 

咲夜「とりあえず私は玲音と行くわ」

 

玲音「げぇ」

 

咲夜「何か♪」

 

玲音「冗談だ‥‥」

 

さと「ふむなら私も構いませんか?」

 

萃香「………う~ん良し♪この色男君面白そうだから

   私もそっちに行くよ♪」

 

玲音「だとよこっちは4人確定だな」

 

とりあえず玲音達のメンバーは決まった。

 

天子「ふふんっ誰でも構わないわよ♪」

 

早苗「何でですかね凄くボッチ臭が………」

 

妖夢「しますか?」

 

早苗「えぇ」

 

天子「なっ!!?」

 

紫 「ぷっくくくく………」

 

天子「何‥‥笑ってんのよ!」

 

と、この状況でも楽しそうだ。すると隣で呆れている霊夢は、

 

霊夢「ならあんた達4人で決定ね」

 

天子「はぁ~!!?」

 

紫 「霊夢‥‥貴女はふざけてるのかしら?」

 

霊夢「良いじゃないそれにあんたは誰でも構わない

   って言ったわよね?それに紫もこの状況でも

   余裕そうだし良いじゃない♪」

 

早苗「えっ私達は!?」

 

妖夢「まさか近くにいたからと言うんじゃ………」

 

霊夢「えぇそうよ♪」

 

時々思うがやはり霊夢は恐い。隣にいる魔理沙も自分と同じように軽く引いているのだから。

 

天子「何よ?」

 

紫 「いいえ別に」

 

早苗「とっとんでもないメンバーに………」

 

妖夢「本当に大丈夫でしょうか………」

 

だが何やかんやでメンバーは決定した。そして残った自分そして霊夢に魔理沙そして最後は、

 

聖 「えっとよろしくお願い致します」

 

蓮 「あっこちらこそ♪」

 

聖の4人となった。

 

蓮 「それで道は………近くなんで僕達は右に行きま

   すね」

 

玲音「なら俺らは真ん中に行く」

 

天子「なら余り物には福があるって事で左ね」

 

紫 「貴女の場合は凶でしょう♪」

 

天子「言ってくれるじゃない泥臭妖怪!」

 

と、喧嘩をしながら天子の組は左の道へと向かっていった。それに続き玲音達のメンバーは自動ドアの奥へと向かい自分達は宣言した右の道へと向かうのだが、

 

? 「こんな所にいたんだ♪」

 

そう言いその者は玲音達の通った真ん中の道へと向かうのだった。まず視点は天子達一行へと移る。

 

紫 「さっきから子犬みたいにうるさいわよ?あぁ

   でも子犬の方が利口ですわね♪」

 

天子「ふんっ何を大人ぶってるやら嫌みに関しては

   大人を越えておばさんね♪」

 

紫 「いっ‥‥言ってくれますわね腐った桃を付けた

   傲慢小娘♪」(#^ω^)

 

天子「腐ってないわよ!それにこれはただの飾りよ

   飾り!」(#゚Д゚)

 

と、蓮達と別れた後も喧嘩を繰り返していた。これには後ろを付いていく早苗と妖夢は呆れていた。

 

妖夢「こんな紫様を見ることになるとは………」

 

早苗「何でこんなパーティーに………」

 

妖夢「せめて幽々子様がいれば………」

 

と、言いながら進んだその時だった。突然自分達の目の前に閉じられた障子が見えてくる。

 

紫 「この先‥‥で良いのよね?」

 

妖夢「恐らく」

 

早苗「これは流石に場違いな感じですね」

 

天子「良いから開くわよ」

 

そう言い天子は開くと竹林が広がる光景が映る。

 

天子「この先ね」

 

紫 「はぁ‥‥少しは疑いなさいよ」

 

天子は臆することなく進みそれに続き紫も入っていった。

 

早苗「行きましょうか?」

 

妖夢「そうですね」

 

そして早苗と妖夢も中へとは入るのだった。また視点は変わり真ん中の道を行った玲音達へと変わる。

 

さと「………聞きたいんですが良いですか?」

 

玲音「ん?何だよ?

 

さと「貴方から2つの心の声が聞こえるのですがそ

   れは一体何故なのですか?」

 

と、玲音の心について質問してきた。

 

萃香「うぇ馬鹿正直に‥‥」

 

咲夜「ちょっと野暮な事は模索しないでくれないか

   しら?」

 

玲音「おいおいもう少しオブラートに行こうぜ咲夜

   ちゃんそれと質問についてだが俺には破壊神

   という守護神がついてるだけさ♪」

 

さと「………まぁそう受け取っておきましょう」

 

と、はぐらかしまた歩き始めようとしたその時だった。

 

? 「お姉ちゃん♪」

 

さと「ふにゃっぁぁぁ!!?」

 

可愛らしい悲鳴が聞こえまた振り向くとさとりの背後に帽子を被った女の子がニコニコと笑顔で引っ付いていた。さっきまで気配などなかった筈なため正直焦った。

 

玲音「なっお前は誰だ!?」

 

咲夜「っ!」

 

すぐに戦えるように咲夜と共に臨戦態勢を取るが、

 

萃香「あれ?お前は古明地のこいしちゃんじゃん」

 

さと「えっこいし!何でここに!?」

 

玲音「こいしって………それにその目って」

 

さと「えぇ私の妹です」

 

咲夜「いっ妹!?」

 

どうやら妹がいたみたいだ。しかし何故こんな所にいるのだろうか。咲夜と目で警戒を怠るなと合図し合い警戒を解かずにさとりの背後に引っ付くこいしに近づく。

 

玲音「それでえ~としょうせきちゃんは何でここに

   いるのかな?」

 

こい「むぅ私はこいし!それと何でここにいるのか

   って言われるとぉ~う~ん地底に帰ってきた

   ら誰もいなくて探して灼熱地獄にまで行った

   ら理久兎お兄ちゃんにそっくりな人を見かけ

   付いていったら今度は亜狛お兄ちゃんと耶狛

   お姉ちゃんそれから黒お兄ちゃんにそっくり

   な人達がいてそれで亜狛お兄ちゃんみたいに

   裂け目を作って中に入ったからそれに付いて

   行ったらここだったんだよね?」

 

 

どうやらあの人狼野郎の裂け目を気づかれずに通ってここまで来たみたいだ。

 

玲音「ほぉ凄いなれんせきちゃんは♪」

 

こい「だからこいしだってばぁ~」

 

また名前を間違える玲音に咲夜は呆れながら頭を下げる。

 

咲夜「ごめんなさいねこの馬鹿は名前を覚えるのが

   出来ない病気なのよ」

 

玲音「おいこら誰が病気だ?」

 

咲夜「だって貴方は言った名前を復唱する事が出来

   ないじゃない‥‥もしかして御嬢様も………」

 

と、とんでもないぐらいの失礼発言をしてきた。それぐらいは分かる。

 

玲音「えっ!?いやいやそれぐらい分かるっつうの

   あれだろほらえ~とあれだよあれ‥‥レイカだ

   っけ?」

 

咲夜「ほらやっぱりもう何百年も仕えているのにこ

   れよ!?」

 

さと「ある意味で超人ですね」

 

こい「所でお姉ちゃん達は何しに来たの?」

 

こいしの質問に玲音と咲夜は改まる。そして萃香はこいしの頭に手を置くと、

 

萃香「私の仲間を取り戻すためさ♪それと聞きたい

   だけどこいしちゃんこの辺で大きな石がある

   部屋を見なかったかい?」

 

こい「大きな石?う~ん‥‥それって黒く鈍く光って

   る石の事かな?」

 

どうやら知ってそうだ。

 

萃香「それだ!案内してくれないかい!」

 

さと「こいし‥‥私からもお願い」

 

こい「うん良いよ♪ならこっちこっち♪」

 

そう言いこいしは前を走り誘導してくれる。玲音達はこいしの後に続き動力室であろう場所へと向かうのだった。また視点は変わり蓮達になる。

 

蓮 「………皆ケンカとかしてなきゃ良いんだけど」

 

聖 「そうですね結構ギスギスしてましたし」

 

霧雨「本当に大丈夫かよ霊夢?」

 

霊夢「良いのよ特に紫達のパーティーなら何となく

   だけど上手くやってそうな感じがするもの」

 

とは言うが恐らく何時もの的中する勘だろう。今回も見事に的中することを願いたいものだ。

 

聖 「‥‥待ってください」

 

霊夢「どうしたのよ?」

 

突然の待ったに自分達は止まると聖は何もない壁に耳を当てる。

 

聖 「‥‥奥から音が聞こえますねそれも相当な爆音

   が………」

 

霊夢「爆音‥‥言われてみると?」

 

何か不思議な音が言われてみると聞こえる。しかも丁度この先に音のなる方へと続く右折道があった。

 

霊夢「行ってみない?」

 

蓮 「そうだね」

 

霧雨「だな」

 

聖 「そうですね行きましょうか」

 

そうして蓮達も皆と同様に動き出すのだった。




狗神「さて各々で戦いが始まったな」

神楽「あれ怠惰様は?」

鈴蘭「逃げられてから姿を見せてないんだよ」

狗神「あの野郎」

神楽「まぁ何時もの事ですが強制しすぎでは?」

鈴蘭「そうでもしないと彼奴は話さないもん」

狗神「だが神楽の言うことも一理はありだな」

鈴蘭「う~ん複雑かなぁでもそれはさておきで特
   にあの天人達のパーティー大丈夫かな?」

狗神「それに執事達のパーティーもな‥‥こいしが
   どうもきな臭くてな」

神楽「上手く侵入できたんじゃないですか?私は
   怪しいとは思いませんが」

鈴蘭「うんこれまで操られている人達を見ると全
   然違うもんね」

狗神「まぁ警戒はしてはおかねぇとなさてそろそ
   ろ時間だ」

神楽「では今回はここまでです♪」

狗神「そんじゃ次回もよろしくなそんじゃあな」

鈴蘭「またね♪」

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