血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

280 / 442
こんばんは読者様。また大爆睡をしてしまった怠惰のクソ悪魔です。眠る時の記憶がなくそして体が疲れているなと思ってしまうと共に娯楽に費やす時間がないなと思っている今日この頃です。失礼。それでは本編へどうぞ。


第246話 不思議な屋敷の戦い

視点は変わり障子を越えた紫、天子、早苗、妖夢の4人は竹林へと出た。

 

紫 「ふむ………これは一体?」

 

天子「面白い仕掛けね」

 

早苗「皆さんあれを!」

 

妖夢「屋敷?」

 

早苗の指差す方向に西洋の大きな屋敷があった。というか竹林に西洋の屋敷とは合ってないのにも程がある。それならば日本の和風屋敷の方が絶対に似合う気がすると皆は思っただろう。

 

天子「彼処にいるのよね?」

 

早苗「もういますよ的なオーラですよね」

 

妖夢「警戒しつつ行きましょうか」

 

紫 「そうね」

 

そうして4人は何事もなく屋敷の前へと移動する。そして門を開け中へと入ると普通の大きなお屋敷だ。

 

早苗「何か‥‥青(ピー)が出そうですねや

 

妖夢「なっ何ですかその(ピー)鬼って?」

 

紫 「あぁ見たことあるわねぇ確か小説にもなって

   たわね」

 

妖夢「ゆっ紫様その内容って………」

 

紫 「主人公以外の全員が食人鬼に食われる話よ」

 

それを聞いた妖夢の顔は青ざめていた。というかどんだけ怖がりなんだ。

 

天子「ふぅ~んなら一番の犠牲者は貴女かしらね?

   お得意の能力も使えないみたいだし♪」

 

紫 「あら毎日健康的な桃しか食べてない健康的な

   お肉の貴女じゃないかしら?」

 

天子「仕方ないじゃない天界には桃しかないんだか

   ら!毎日3食デザートで桃がつくけど飽きる

   わよ!」

 

早苗「いえ聞いてませんよそこまでは!?」

 

と、言い合っているその時だった。

 

? 「あらあら喧嘩とは醜い事ね」

 

聞いたことのある声が屋敷の何処からか響き聞こえてくる。それは標的の1人である耶狛の声だ。

 

紫 「耶狛!何処にいるの!」

 

耶狛「ふふっさぁて何処かしらねぇ?」

 

天子「あら貴女は臆病者かしら?姿も見せずに声だ

   けとか御大層なもんね」

 

天子が挑発を交えて言う。耶狛をここに出そうとする考えだろう。

 

耶狛「えぇ私は愚兄やアホは同業者とは違うもの♪

   知略や策略を持って貴女達とゲームをしよう

   と思って♪」

 

ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!

 

と、耶狛がゲームと言った時と同時に不思議な音が響いてくる。すると、

 

バタン!!

 

ドアが勢いよく開きそこから鉄甲に包まれた鎧騎士がぞろぞろと出てくるとその場で剣を構えて止まる。

 

耶狛「それじゃルールを説明するわ制限時間は1時

   間よその間で貴方達が私を倒せたらゲームは

   貴方達の勝ちよそして敗北の条件はとっても

   簡単よ制限時間の2時間の間に私を倒せなか

   ったら貴方達の負けよ♪ねっ?とっても簡単

   でシンプルイズマーベラスでしょ?」

 

天子「えぇ確かにそうね」

 

早苗「………なら耶狛さん賭けをしませんか?私達が

   このゲームに勝てたら貴女は私達の言う事を

   1つ何でもきいてもらいますが」

 

早苗がそう言うと他の3人はおいおいと唖然する。そしてすぐに返事が返ってくる。

 

耶狛「構わないわなら私が勝ったら貴女達4人には

   そうね‥‥雰囲気に合わせて人形にでもなって

   貰いましょうか?」

 

紫 「良いわよそれで」

 

紫は勝つ気満々でそう言う。

 

耶狛「なら決まりね時計の音が2回鳴った瞬間が貴

   女達の敗北よ」

 

そう言った瞬間、鎧騎士達は紫達に剣を向けると襲いかかってくる。

 

天子「上等よ!!」

 

妖夢「紫様下がっていてください!」

 

天子は緋想の剣を妖夢は桜観剣と白桜剣を持ち鎧騎士達と交戦を始めた。

 

早苗「この!!」

 

そして何体かは早苗と紫に向かってくるが、

 

早苗「この!!」

 

星型の弾幕を数はつ当てて撃退する。だがそんな最中で紫は顎に手を当てて何か考えていた。

 

天子「このっ!!」

 

妖夢「はぁ!!」

 

ジャキンッ!

 

交戦をする2人が鎧騎士を斬り早苗が弾幕を当てると鎧騎士達はバラバラになり倒れていく。まるで中身がない鎧を魂が着飾っていたかのようにだ。

 

天子「ちょっと!あんたも少しは役に立ったら!」

 

紫 「そうね‥‥ならとりあえず一旦引くわよ」

 

天子「はぁ~!!?」

 

早苗「妖夢さん」

 

妖夢「問題ありません………っ!!」

 

目を瞑り刀を構えた妖夢一息おいて、

 

妖夢「剣技 桜花閃々!」

 

妖夢の高速の辻斬り剣技により鎧騎士達は一瞬で斬られバラバラとなる。そして2階への道が開けた。

 

妖夢「こちらへ!」

 

天子「えぇ!」

 

早苗「行きましょう!」

 

紫 「そうね」

 

そうして4人は2階へそして更に3階そして4階へと駆け上がり適当な一室へと逃げ込みドアを閉めその場で静止すると、

 

ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!

 

鎧騎士達は通りすぎって行ったのか音が消えた。とりあえずは一安心だろう。

 

妖夢「行きましたね」

 

紫 「えぇ」

 

早苗「みたいですね」

 

天子「てかここって?」

 

見てみるとそこは大きなダンスホールだ。

 

天子「こっこれは流石にスケールあるわね」

 

早苗「まるでお姫様になった気分ですね♪」

 

妖夢「………悪い気はあまりないですねそれは」

 

紫 「まだまだ子供ね………」

 

等と言っていると、

 

ギィーーー!!

 

と、音が聞こえ4人は警戒する。するとダンスホールの左右にある扉から誰かが出てくる。1人は見て分かるのはタキシードを着た紳士そしてもう1人はドレスに身を包んだ淑女だ。2人は近づくも一例をすると聞いてて心地の良い音楽が流れ始め社交ダンスを踊り始めた。

 

早苗「うわぁ~♪社交ダンスとはお洒落ですね」

 

妖夢「紫様その洋風とはこんな感じなんですね」

 

紫 「えぇそうよ♪何度かパリで見た事もあるけど

   忠実に再現されてるわね♪」

 

天子「ふぅ~ん……えっ再現って?」

 

と、言った瞬間、音楽は止まる。そして急に激しい音楽へと変わった。

 

早苗「音楽が変わった?」

 

妖夢「っ!危ない!」

 

早苗「きゃっ!」

 

妖夢は早苗を押し倒すと何かが風を切る音が聞こえ壁に何かが刺さる音がしたため見るとそこには見るからに鋭利なダガーが刺さっていた。位置的に妖夢が押し倒さなければ首に当たっていただろう。

 

早苗「どっ何処から?」

 

天子「そこっ!」

 

ギンッ!

 

天子は向かってくるダガーを弾く。そして4人は見破る事となるだろう。それは婦人がスピンをする旅にダガーが此方へと飛ばされてきているのだ。

 

天子「このっ!」

 

紫 「はっ!」

 

天子がダガーを弾く盾となりつつ紫が弾幕を放ちまず婦人が倒れる。すると婦人がいなくなった紳士は動かなくなりぎこちない動きをした瞬間、

 

ジャキ!

 

何処からともなく二刀を出し構えると跳躍斬りを仕掛けてくる。

 

妖夢「遅い!」

 

ジャキンッ!

 

紳士の一撃が入る前に妖夢が一撃を与え紳士を斬り捨てる。

 

妖夢「斬れぬ物などあまりない」

 

紫 「見事ね………」

 

紫は倒れた紳士と貴婦人の元へと行き膝をついて調べる。

 

紫 「人形ね」

 

早苗「人形?」

 

妖夢「恐らく妖力か何かの糸で操られていたのかも

   知れませんね」

 

天子「確か耶狛だったわよね?彼奴が薙刀の力で物

   質に命を与えるとか何とか言ってたわね」

 

紫 「物質に命を与える………」

 

と、言っていると、

 

ゴンッ!ゴンッ!

 

後ろの扉から大きく音がなる。しかもガチャガチャと聞こえる事から鎧騎士達がこじ開けようとしているみたいだ。

 

早苗「あわわわわわ!」

 

紫 「とりあえずはあっちの部屋に隠れましょう」

 

紫は貴婦人が出てきた左の扉を指差し言い皆は頷くとすぐに中へと入る。そして、

 

ガタンッ!

 

と、扉が壊される音がなる。どうやら入ってきたようだ。このままだと見つかりそうだ。

 

紫 「ふむどうしましょうか」

 

天子「それよりここは?」

 

妖夢「ドレスに靴が沢山それから化粧台もあります

   ね?」

 

早苗「女の子なら1度は憧れるドレッシングルーム

   ですねここ♪」

 

どうやら4人はドレッシングルームに入ったみたいだ。

 

早苗「1度はこういうドレスも着てみたいなぁ~」

 

天子「私からしたら息苦しいわね」

 

妖夢「そうですか?」

 

天子「えぇこう着飾るのはあんまり好きじゃないの

   よね」

 

紫 「気品がない事」

 

天子「何ですって?」

 

とか何とか言っている間に妖夢は扉に耳を当てる。ダンスホールから聞こえていたガチャガチャ音は聞こえなくなった。

 

妖夢「大丈夫そうですよ?」

 

紫 「そう」

 

皆は部屋と出たその時だ。

 

ゴォーーーン‥ゴォーーーン‥

 

と、時計の音が鳴り響く。

 

妖夢「後1時間ですね」

 

紫 「えぇ」

 

早苗「紫さん何か考えでもあるんですか?」

 

と、早苗が言うと紫はコクリと頷き微笑む。

 

紫 「えぇ耶狛の居場所が分かった気がするわ」

 

天子「へぇ何処にいるのよ?まさか隠し部屋とか別

   館とかじゃないわよね?」

 

紫 「まぁ考えとしてはある意味で別館に近いかし

   らねそこからバルコニーに行きましょう」

 

紫に連れられダンスホールから外のバルコニーに移動する。

 

天子「それで何処よ?」

 

紫 「簡単よとりあえず空に向かって大量の弾幕を

   ばら蒔きますわよ!」

 

早苗「えっ!?」

 

妖夢「………分かりました!」

 

天子「これで外れたら笑ってやるわよ!」

 

早苗「よく分かりませんがばらまきますよ!」

 

そう言い4人は弾幕を空に向かって放った。普通なら空の何処までも弾幕は行くだろう。だが、

 

バチュンッ!!

 

そうならず空に巨大な穴が開いた。これには紫以外の3人は目を点にした。

 

早苗「これは!?」

 

天子「これどういう事よ」

 

妖夢「紫様どういう事なのでしょうか?」

 

紫 「私達はまんまと耶狛の罠に嵌まったのよそう

   あの障子を通ったいえ初めからというのが正

   しいわねそうでしょう?そして姿を現したら

   どうかしら耶狛?」

 

と、言ったその時だ。

 

? 「ふふふアハハハハハハお見事♪」

 

突然笑い声が響く。それは紛れもない耶狛の声だ。すると周りの風景が変わっていく。そして4人は気づくだろう周りの風景はハリボテの壁だった事にそして壁が倒れるとそこから巨大な耶狛の顔が姿を現したのだった。

 




狗神「なっ何じゃありゃ!?」

鈴蘭「きょっ巨人いや巨狼かな!?」

神楽「これってどういう事ですか!?」

鈴蘭「分かんないよあんなの見た事ないし!」

狗神「だが何かをしたのは間違いはないよなじゃ
   なきゃあんな巨大耶狛はいないしな」

神楽「そうですね………これのタネは次回には分か
   るとは思いますのでまた次回をお楽しみに
   していて下さいね♪」

狗神「何か神楽お前ここ最近になって思うが怠惰み
   たくどんどん進行していくよな」

神楽「そうですか?普通ですよ♪それでは今回はこ
   こまで♪」

鈴蘭「また次回もよろしくね♪」

狗神「そんじゃあな読者様」

神楽「それでは♪」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。