血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。あと残り1日頑張れば休みと思ったのもつかの間で実家に行く怠惰のクソ悪魔です。まぁ理由はご想像にお任せするとしてそれでは本編へどうぞ。


第247話 不思議な屋敷戦決着

4人の目の前に巨大な耶狛の顔が写る。それはホログラムでもなければ幻でもない紛れもない実物だ。

 

早苗「えっ!?どどどいう事ですか!」

 

天子「彼奴まさか巨大化して!?」

 

紫 「違うわ逆に私達が縮んだのよ耶狛‥‥これ貴女

   の能力よね?」

 

妖夢「耶狛さんの能力?」

 

紫 「えぇ『拡大と縮小を操る程度の能力』これは

   その応用かしら?」

 

と、紫が言うと耶狛はニコニコと笑う。

 

耶狛「えぇそうよ♪王や天使様に許可を頂いて貴方

   達が通ったあのゲートを作らせて貰ったのよ

   それでどうかしら小さくなった感想は?」

 

早苗「えっえっと不思議な感じ‥‥ってそうじゃなく

   て!紫さんは何で気づいたんですか?」

 

紫 「そうね気づいた理由は幾つかはあるけどまず

   耶狛貴女の言葉で疑問に思ったのよ」

 

耶狛「へぇ~どの部分かしら?」

 

紫 「最初に賭けを申し出た時よ貴女は雰囲気に合

   わせて人形って言ったわよね?ならその雰囲

   気という言葉は何処から来るのかしらね?」

 

妖夢「言われてみると確かに」

 

紫の言葉に3人は今思えば不自然だったと思えただろう。何故に雰囲気に合わせてと言ったのか。つまり耶狛から見たら4人は小人つまり着せかえ人形あたりと同然の身長ぐらいだったため人形と言ったのだろう。

 

耶狛「あらあらそれで見抜いたの?」

 

紫 「その時はあくまでも推測で確証がなかったの

   よだけど鎧騎士達やダンスホールの人形達を

   見て確証に変わったけどね」

 

天子「どういう事よ?」

 

紫 「まだ気づかないの?この屋敷に生物はいない

   のよいるのは命を持たない人形しかいないの

   つまりそれらを含めここは人形しかいない家

   ドールハウスだったのよ私達は確かに耶狛に

   よって招かれたけれどここでは私達は命を持

   つからイレギュラーであったそのため一貫性

   がなく美しくないそれなら人形にすれば一貫

   性があっただから元から貴女は私達を人形に

   する気があったんでしょ?」

 

妖夢「だから人形にすると」

 

それを聞いていた耶狛はただニコニコと笑い嗜虐的な目で此方を見る。

 

耶狛「お見事ね♪流石は若き頃に王が直々に育てた

   だけはあるわね♪合ってるわよそれに貴女方

   は見ていてあまり品はなかったけれど魂を入

   れている器まぁ肉体はとても美しいものだか

   らこそ永遠に止めるために人形にしたかった

   のよね♪」

 

4人はぶるりと震え悪寒が走る。特に紫は正直な話で耶狛であるのは間違いはないとは思っていたがあの耶狛がそんな事を言うかと思うと気持ち悪いと思った。

 

耶狛「あっそうそう貴女達良いのかしら?私は全然

   構わないけどもう後残り50分しかないけれ

   ど?」

 

早苗「はっ!?」

 

妖夢「しまった!」

 

早苗と妖夢は忘れていたようだ。しかし天子は耶狛に向かって大声で、

 

天子「人形になる前に逃げるわよ!」

 

と、言った。だが天子はある間違いをしていて気づいていない。このゲームで賭けをするという行為をした瞬間そのルールは絶対遵守されるという事を。

 

耶狛「あらあら逃げれないわよ?貴女はあまり知ら

   ないのは無理はないと思うけれど私達の王は

   理の神よ?結んだ契約は絶対遵守そのため必

   ず守られるのよ?」

 

天子「なっ何よそのチート!?」

 

紫 「相変わらずですわね御師匠様のこういった反

   則的な所は!」

 

紫は耶狛へと弾幕を飛ばす。だが耶狛は軽く手で振り払い弾幕をかき消す。しかも軽く振るった筈なのに風圧がこちらへと向かってきて一瞬だが身構えてしまった。

 

耶狛「あらあら不意打ちと汚きこと」

 

紫 「っ!逃げるわよ!」

 

妖夢「はい!」

 

4人は飛んで上へと逃げようとするがその瞬間、テラスを飛ぶ無数の群れが下から現れる。それは石の体と翼を持つ怪物ガーゴイルに囲まれる。しかもそれだけではない。

 

早苗「ってこれは!」

 

後ろを振り向くと鎧騎士達が剣を構えてゆっくりと此方へと近づいてきていた。これでは外そして中には逃げられない。

 

耶狛「ふふふっ♪もとから物質で命を持たぬ彼らの

   気配までは索敵出来なかったみたいね‥‥これ

   で詰み‥‥いえ王手かしらね?」

 

天子「まだ終わってないわよ!」

 

耶狛「ふわぁ~」

 

天子は岩を創り耶狛へと飛ばすが耶狛はあくびをしながらまた手を振り払い弾き飛ばす。

 

耶狛「あらら?ごめんなさいね♪あまりにも遅すぎ

   ちゃってあくびをしてしまいましたわ♪」

 

早苗「小さくなったせいで威力もとぼしくなってま

   せんか!?」

 

妖夢「みたいですよどうやら………」

 

じりじりゆっくりと後ろの鎧騎士達は近づいてくる。妖夢は桜観剣と白桜剣を構え天子は緋想の剣を構え早苗はお払い棒とお札を構え紫は扇子を構えながら後ろへと下がり手摺に背中を付ける。

 

耶狛「衛兵よ彼女達を捕らえなさい」

 

その言葉と共に鎧騎士達は剣を構え一斉に襲いかかった。

 

妖夢「やるしか!」

 

天子「ないわよね!」

 

早苗「こないで下さい!」

 

紫 「っ!」

 

捕まるわけなはいかないと思いながら4人は戦おうとしたその時だった。

 

ドゴーーーン!!

 

突然近くで爆発が起きたのか爆発音と同時に地震が起きたかのように辺りが揺れた。

 

耶狛「とととっ!何かしら今の?」

 

妖夢「爆発って事は誰かが何かを‥‥した?」

 

紫 「………………これは」

 

紫はこの時に感じた。この要塞の内部に入った瞬間から何か電磁波のような体にまとわりつくような感じが消えているのだ。その時にもしやと思った。

 

耶狛「近くで爆発‥‥動力室の方からかしら?お兄様

   は本当に出来損ないなんだからやっぱり私が

   いないとダメかしらね‥‥まぁ良いわ用事が出

   来たから行かないとやりなさい衛兵」

 

鎧騎士達が此方へと再度進軍を始めた。だがそれに対し紫は余裕を持ち扇子の先を向け、

 

紫 「落ちなさい」

 

と、一言呟く。すると鎧騎士達は足元に出来た隙間に落ちていたった。

 

耶狛「なっ嘘よだって貴女の能力は使えない筈まさ

   か‥‥っ!本当にお兄様は使えないわね!ガー

   ゴイル兵!」

 

耶狛が合図を送りガーゴイル兵達は紫達へと襲いかかるが、

 

紫 「全員スキマへ!」

 

紫の合図で全員スキマへと入る。無論ガーゴイルの攻撃は空を斬る。

 

耶狛「逃げられましたか‥‥」

 

と、耶狛が言った瞬間、

 

チャキ

 

耶狛の首筋に刀の刀身が当たる。後ろを向くとそこには小さくなっていた筈の紫や天子そして妖夢や早苗は元の大きさに戻っていて妖夢は刀を此方に向けていた。

 

紫 「逃げてませんわ?」

 

紫達は逃げてはいない。むしろ紫は大きさの境界を操り元の大きさに自分を含めて皆を戻したのだ。

 

紫 「これで形勢は逆転ねそれからチェックメイト

   かしらね?」

 

妖夢「耶狛さんおとなしくすれば痛い目にはあいま

   せんよ?」

 

桜観剣の刀身を耶狛の首筋に当てながら妖夢は忠告をする。

 

耶狛「ふふっ♪紫さんチェックメイトと王手って似

   て非なるものなんですよ?」

 

紫 「えぇ知ってるわよだからこそ使ったのよ」

 

耶狛「そう‥‥ならそこは王手と言うべきタイミング

   でしたわね!」

 

ゴンッ!

 

妖夢「なっ!」

 

妖夢の足に向かって足で払い攻撃をして妖夢を転ばせ耶狛は薙刀を持って素早く立ち上がる。

 

耶狛「それと能力が使えるようになったからと言っ

   て調子には乗らない方が良くってよ?」

 

そう言うと耶狛は懐から何か液体が入った瓶を取りだし蓋を開け一気に飲み干すと瓶を足元に置く。

 

早苗「何ですかそれは?」

 

耶狛「そうねこれは………うっぁぁぁぁぁ!!!」

 

耶狛が首もとを抑え苦しみ叫び始める。4人はあの薬のせいかと考えているとボサボサの髪の毛の耶狛は叫ぶのを止め真っ赤に充血した目で4人を見る。

 

耶狛「サぁ苦しミなさいソれが貴女達に許サれた唯

   一ノ感情ヨ!」

 

天子「そんな薬1つで強くなる訳ないでしょ!」

 

天子は緋想の剣で斬りかかるが耶狛はクスリと笑いちょっとの動きで避け、

 

天子「ぐふっ!」

 

足で思いっきり天子の腹を蹴り飛ばすが天子はすぐに体制を整える。

 

天子「今の動き………」

 

早苗「大丈夫ですか!」

 

天子「えぇ問題ないわ」

 

紫 「………それは胴体視力をあげる薬かしら?」

 

耶狛「イいエ違うわヨそうネこれは俗ニ言う興奮剤

   簡単にフレンジー状態になレる薬………うぐっ

   ガァァァァァァァァ!!!!」

 

耶狛の髪がまるで触手かのように紫達へと攻撃をして来る。

 

妖夢「紫様達には指一本たりとも触れさせはしませ

   んよ!」

 

2刀で向かってくる髪を全てカッティングしていく。そしてまた天子は緋想の剣を構え耶狛の髪を避けながら斬りかかるが、

 

ガギンッ!

 

一撃を薙刀で防がれる。また何度も何度も斬ろうとするが圧倒的な速さで防がれてしまう。

 

耶狛「無意味ヨ………」

 

天子「そんなのあんたが決める事じゃないわ!」

 

紫 「じゃじゃ馬娘にしては良いことを言いますわ

   ね‥‥それと頑張って避けなさい」

 

紫は大きな扇子を耶狛へと向けると、

 

紫 「無人廃線車両爆弾」

 

天子「って!あんたねぇぇぇっ!!」

 

天子はすぐに要石を足元に作り上空へと避難する。そして耶狛は妖夢へと攻撃をするのを止め髪の毛そして薙刀を使い防ぎ押さえ込もうとするが、

 

紫 「さようなら」

 

ドゴーーーン!!

 

車両爆弾というだけあって大爆発が起こる。

 

早苗「凄い火力ですね」

 

紫 「いいえまだ来るわよ!」

 

耶狛「死ネ!!」

 

その言葉で爆煙から耶狛が飛び出し紫めがけて薙刀を構え襲いかかるが、

 

早苗「奇跡 客星の明るすぎる夜!」

 

耶狛「きゃーーーー!?」

 

早苗が作り出した弾幕が耶狛へと直撃し耶狛はふっとばされそこに追い討ちをかけるかのように、

 

妖夢「捉えた!人鬼 未来永劫斬!」

 

妖夢は桜観剣を構え吹っ飛ばされた耶狛へと接近し常人では目に見えぬ程の高速の斬撃で何度も斬りつける。そして斬撃が止まり耶狛は空中で少し制止するとそのまま妖夢の

最後の一撃が決まり地面へと叩きつけられた。

 

耶狛「がハっ‥‥私ハまだ倒れナイ‥わ‥!!!」

 

天子「いい加減に倒れなさい!全人類の緋想天!」

 

空中に逃げた天子は緋想の剣から巨大なレーザーを耶狛へ放った。そして、

 

ピチューーン!!

 

真っ赤な光が包みこみ被弾音が鳴り響いた。光がやむと耶狛は倒れていた。

 

天子「勝負あったわね」

 

紫 「まだよ‥‥」

 

紫の言葉でこの場の3人は目を点にした。何故なら、

 

耶狛「マだ‥‥よ私が倒レたら誰が………お兄様ヲ王を

   守るのヨ………」

 

ボロボロになりながらも言葉が片言になりながらも耶狛は薙刀を杖がわりにして立ち上がり自分達4人を睨むのだから。だが今の耶狛の言葉は紫にとってもう1つの確証を得るきっかけとなった。

 

紫 「やっぱりそうだったのね………」

 

天子「何がよ?」

 

紫 「耶狛‥‥貴女はお兄さんの亜狛は嫌いなのかし

   ら?」

 

耶狛「えェ‥‥嫌いヨ!大嫌イよ!」

 

紫 「………そう貴女は素直になれなくなったのね」

 

と、紫の意味不明な言い方にこの場にいる紫以外の3人は首をかしげた。

 

耶狛「貴女ハ何を‥‥言ッて………」

 

紫 「さっきから聞いていれば貴女は御師匠様の事

   はそうだけど何よりも亜狛の事を言っている

   じゃないまさか自覚はなかったの?」

 

耶狛「嘘ヨ‥‥そんナ筈は!」

 

紫 「本当は寂しかったのよね‥‥人形遊びという行

   動は主に役柄を決め遊ぶごっこ遊びが基本そ

   してあのドールハウスの紳士と婦人あれには

   特徴があったのよそれは人間のように見えて

   尾骨に獣の尾があったのよ」

 

早苗「えっ!?」

 

紫 「しかも攻撃の方法は亜狛の2刀の忍者刀を使

   うような戦い方に婦人がクナイを投げるやり

   方どれをとっても貴女と亜狛を表していたわ

   よだからこそこの推測は確証へと変わったわ

   ねぇ耶狛‥‥貴女の本当の素直の心を教えてお

   願いだから」

 

耶狛はゆらゆらと立っていたがその場に膝をついてへたり込んだ。

 

耶狛「……‥本当ハただ寂しカった色あセタ記憶に映

   る優しき頃のお兄様はいナいだかラ私モ変わ

   れバ振り向イテくれルんだと‥‥ダけド素直に

   なれなカッたあの頃のヨウな笑顔ももう戻ラ

   ない手遅レなのよ‥‥」

 

紫 「いいえ手遅れじゃないわ貴女は前みたいに元

   気で明るい頃に戻れるわよ耶狛♪それに亜狛

   も黒も御師匠様も戻しますわよ♪」

 

耶狛「………そう‥‥女性トして品格や力をそれらを磨

   きあゲたツモりが負けテしマイましタね‥‥」

 

そう言うと耶狛は倒れる。

 

天子「抵抗はしないでよ?」

 

天子は近づき耶狛の腕に怠惰作成のワクチンを打ち込みすぐに下がる。

 

耶狛「………こレハ元に戻る………道具かシラ?」

 

紫 「えぇ‥‥そうよ起きたら元に戻っている筈よ何

   もかもまるで夢だったかのようにね♪」

 

耶狛「そう‥‥ナラお願いがアルのお兄さ………いえお

   兄ちャんそれから黒くンと王をいいえ‥‥マス

   ターをこの悪夢かラ救ってお願いわね紫ちゃ

   ………」

 

グジュ!!

 

突然だった。耶狛が言葉を言い切る前に耶狛は氷の刃によって串刺しにされた。

 

早苗「きゃーーーーーーーー!!!」

 

天子「これは!」

 

? 「………耶狛さ君には一目おいてたんだけど残念

   だよ」

 

妖夢「何者!」

 

声のした方へと向くとそこには1人の少年いや自分達の最終目的である理久兎が立っていた。

 

紫 「御師匠様!」

 

理 「はぁ………兄妹揃って手間だけ取らせて2人揃

   って裏切るとか笑えるよね?」

 

串刺しにされた耶狛に向かって手をかざすと耶狛の姿は光輝く石へと変わり理久兎の手の元へと飛んでいき理久兎の手に握られた。

 

理 「まぁ有効活用だけはしてあげるよ‥‥」

 

天子「あんたそれでもこいつらの主人なの!」

 

理 「うんそうだよ?というかさこいつら何て道具

   としか思ってないから」

 

妖夢「最低な発言をよくも!!」

 

紫 「御師匠様ここから簡単に逃げれると思っては

   いませんわよね?」 

 

4人は各々構える。理久兎は楽しそうに笑いながら、

 

理 「あのさ他人の城に来てその台詞を言えるのに

   ビックリだよ♪それにここじゃ舞台が悪いか

   らパスするよ♪」

 

そう言うと理久兎は丸い何かを投げてくる。それを妖夢は一瞬で斬ると煙が上がる。

 

妖夢「なっ煙玉!」

 

天子「姑息な!」

 

緋想の剣で横凪ぎにし煙を払うがもうそこに理久兎はいなかった。

 

早苗「逃げられました‥‥ね?」

 

紫 「そうね」

 

と、言っていると奥のドアが開かれる。そこには帽子を被ったちっちゃな女の子がニコニコと手を振ってくる。

 

早苗「あれって確か?」

 

紫 「覚妖怪の妹のこいしとかって子ね」

 

こいしはトコトコと此方へと走ってくると、

 

こい「ねぇねぇ手を貸してくれない?」

 

妖夢「どういう事ですか?」

 

こい「動力室?に囚われてた妖怪達を救出するのを

   手伝って欲しいんだ♪」

 

どうやら動力室で囚われてた妖怪達を解放は出来たみたいだが何かしらのトラブルが起きているみたいだ。

 

紫 「分かったわ行きましょう」

 

天子「仕方ないわね」

 

早苗「行きましょう♪」

 

妖夢「そうですね」

 

そうして5人はスキマへと入り動力室へと向かうのだった。




怠惰「はいはいてな訳でこのコーナー始めてくよ」

晴明「今回はやっぱり耶狛さんですよね?」

怠惰「あぁそうだね♪で何処から話すか‥‥うんここ
   からだね♪まずあのドールハウスについてだ
   けどあれ誰が作ったと思う?」

晴明「えっ?えぇと理久兎さんですか?」

怠惰「いいや耶狛だよだから彼女の日曜大工みたい
   な感覚で作ったお手製ハンドメイド建築なん
   だよ」

晴明「えぇ!!?」

怠惰「実は耶狛ってねこういう物作りって結構得意
   なんだよ?ただ絵に限っては幼稚園児の方が
   上手と言っても良いぐらい壊滅的だけどでも
   彫刻とか組み立てるとかデザインとかそうい
   うのは凄く得意なんだよだから前に出てきた
   バザーそこで理久兎達がやっていたカフェあ
   れのデザイン考案は主に耶狛なんだよ?」

晴明「すっ凄い………」

怠惰「でまぁ話は戻るけど本編でも語られたように
   耶狛の性格逆転は悪い方向に進んだのは間違
   いはないけど何よりも素直にはなれなくなっ
   たのは事実なんだよねだからこそ素直に物事
   が言えないから1人になってしまうだけど耶
   狛は実際は寂しがり屋なんだよ本人は気づい
   てないとは思うけどね」

晴明「だから寂しさを紛らわせるために人形遊びや
   得意でもない絵を描いて気を紛らわしていた
   って事ですか?」

怠惰「そうだね~で何で美にこだわったのかって言
   う理由はこの寂しさから来るんだよ」

晴明「それって年老いて最後はヨボヨボのお爺さん
   やお婆さんになって最後はいなくなるのが嫌
   だと言っているだから耶狛は美にこだわるん
   ですか?」

怠惰「Good当たってるよまさしくその通りだ彼
   女はまだ幼い頃まぁ理久兎に出会う前に過酷
   な生活を送ってたのは前に話しているから知
   ってるよね?」

晴明「えぇそれは」

怠惰「亜狛が狩りに出ている間は彼女にとってその
   時間が一番嫌いな時間だった1人になる怖さ
   を見送る側の立場を幼い頃から彼女は知って
   いるそして見送った先にあるのは孤独という
   寂しさがあるのを知っているそういった忘れ
   たくても忘れられない記憶から別れという言
   葉は彼女にとっては恐怖でしかないんだよ」

晴明「言われてみるとずっと亜狛さんと一緒にいま
   したね」

怠惰「だからこそ年老う事がないように人形にしよ
   うと考えたってのがこの戦いで耶狛が提示し
   た賭けの本当の意味なんだよねそれから耶狛
   は理久兎に感謝をしているんだよ自分が怖い
   と思っていた寂しさを孤独を自然と消してく
   れたからそれ故に黒それから亜狛よりも忠誠
   もそれなりにはあるんだよね」

晴明「へぇ………何か耶狛さんらしいですね」

怠惰「主人や兄思いの良い妹だよ‥‥逆にそれが懐か
   しい」

晴明「えっ?」

怠惰「おっとそろそろ時間だなとりあえず今回はこ
   こまで♪それと次の投稿は活動報告で報告を
   した通り月曜日になりますのでよろしくお願
   い致します」

晴明「えっとそれでは読者様」

怠惰「バイバイ♪」

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