血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、バイトに疲れて何か新たなゲームを探し何故か天華百剣に行き着いた怠惰のクソ悪魔です。村正ちゃんが可愛いの何の………えっキモい?それは今さらとですだけ言っておきます。ではでは本編へどうぞ。


第19話 再起

炎のベールに包まれている紅魔館は原因となっていたベリアルがいなくなった事でどんどん炎は消えていき焦げ後だけが残っていく。だが、

 

レミ「冗談は抜きにしてよ駄執事!笑えないわよ

   起きなさいよ!ねぇ!駄執事!何時もみた

   いに炎で再生してサクッと蘇ってよ!ねぇ

   お願い…だから……」

 

レミリアが激しく自分を揺さぶってくる。しかもいつの間にか皆も自分の周りを囲っていた。

 

咲夜「玲音…嘘じゃないわよね!死ぬなんて許さ

   ないわよ!」

 

美鈴「玲音さん起きっ!気が小さくなって!」

 

コア「すっすぐに部屋に運んで手当てをって!

   玲音さんの足が!」

 

と、小悪魔は言うのだがもう自分の足は動かなくなっているのは感覚で分かる。何故だろうと思いつつ足を見ると徐々に服だけを残して灰となっていっているのだ。

 

咲夜「体がどんどん灰に!」

 

パチ「ベリアルがいなくなった事で呪いは解けた

   けど……ごめんなさい…私が失敗したばっか

   りに貴方を救えなくて………」

 

レミ「パチェのせいじゃない!パチェのせい何か

   じゃ………ぐすっ!」

 

皆が自分のために泣いてくれているようだ。昔だったら考え付かなかっただろう。自分の事で泣いてくれる者達が現れること等。これまで熱かった筈の体が寒いと思いつつ泣くレミリアの頬を触り、

 

玲音「……泣くなよお嬢それにお前らも…俺は楽し

   かったんだからよ長い長い年月を孤独にも

   生きていくなかでようやく孤独じゃないと

   知ったと同時に家族として認めてくれた…

   そんなお前らには感謝しきれないな」

 

レミ「くっ!なら消えるな!私が朽ちるまでその

   生を生涯まで仕えろ駄執事!!」

 

胸ぐらを掴みながらグラングランと動かしてくる。気持ち悪くなりそうだ。

 

美鈴「お嬢様!」

 

咲夜「止めてください!お嬢様!」

 

レミ「逝くな駄執事!………っ玲音!!」

 

と、レミリアが自分の事を連呼するが自分はまだ残っている手をレミリアの手に置いて、

 

玲音「………今までありがとうなレミリアお嬢様♪

   それにパチュリーノーレッジに紅美鈴そし

   て小悪魔に十六夜咲夜♪また会えたら会お

   うな♪それとフランにもよろしくな♪」

 

そう言うと同時にレミリアの頭に乗せた手は灰となって消滅しついに自分の視界までもが消えてなくなったのだった。

 

レミ「……玲音!」

 

咲夜「玲音………」

 

美鈴「玲音さん………」

 

パチ「ごめん玲音……本当にごめんなさい」

 

コア「玲音執事長………」

 

5人は玲音だった灰とガンブレードを眺めレミリアはその灰を強く握りしめるのだった。そして現在の自分は、

 

玲音「ここは………?」

 

自分の目の前には薄汚れた部屋が目に入った。すると、

 

人間「ギャーーー!止めてくれぇ!」

 

人間「誰か助けてくれぇ!!」

 

断末魔の悲鳴が聞こえてくる。そうここはかつて自分がいた邪教者達のアジトである廃教会だ。

 

玲音「………」

 

臆することなく自分はただ前へと歩く。歩いていき1つの扉の前へと立つと扉を開ける。するとそこには、

 

司祭「偉大なる神よ!どうかこの者を贄として

   ここに降臨したまえ!」

 

信者「降臨したまえ…降臨したまえ」

 

信者「降臨したまえ………降臨したまえ」

 

信者達は膝まずき祈り始める。更にその先には1人の少年いや過去の自分がいた。そして司祭は近くにいた黒頭巾の執行人に何か合図をしたその瞬間、

 

司祭「さぁこの者を贄とし降臨なされよ!」

 

少年「止せ!止めろ!!止めろ!!!!!」

 

ジューーーーーー!!!!!

 

少年「がぁーーーーーー!!!

 

焼き印を右肩付近に強制的に押され断末魔の悲鳴をあげた。だがこんな忌まわしい過去に対して、

 

玲音「………だから何だ?」

 

もう何も思えなかった。それにもう受け止められる。この過去があったから今の自分がいる。この先の未来で家族と呼べる仲間が出来た。だからこれはその踏み台だと割り切れる。すると、

 

? 「あらあら案外につまらない反応ね」

 

聞いたことのある声が聞こえてくる。自分は振り向くがそこには誰もいなくそしてまた前を見ると先程の狂信者達や過去の自分がいなかったが代わりに生け贄の台に1人の女性いや倒した筈のベリアルがいた。

 

玲音「………お前がいるって事はここは死後の世界

   か何かか?ちっまさかお前と一緒に行く事

   になるなんて本当に最悪だぜ」

 

ベリ「酷いわぁ…というか何時ここが死後の世界

   だと?」

 

玲音「はぁ?いやいや!お前死んだだろ!?」

 

訳の分からない事を言ってくるため流石にツッコミをするがベリアルは首を傾げて、

 

ベリ「私が死んだってそれもうとっくよ?えっ

   まさか私がやられたと思ったの?残念ね

   まだやられてないわよていうか殺せない

   わ貴方達ではね」

 

どうやら既にベリアルは御陀仏になっていたようだがまだ完全に消滅はしてはいないというのは分かった。というかこれまでと比べると殺気というか狂気というかそういったものがなくなっていて正直あせる。

 

玲音「………お前本当にベリアルか?」

 

ベリ「えぇ♪」

 

玲音「さっきと比べると全然怖くもねぇな」

 

ベリ「あら?ならさっきみたく狂気を含ませた方

   が好みかしら?」

 

玲音「けっお好きにどうぞ」

 

だがこっちの方が話しやすい。するとベリアルは納得したのか腕を組んで此方をみてくる。

 

ベリ「まぁ良いわ………」

 

玲音「で…お前は何のようだよ?散々俺や皆に

   迷惑をかけてよ?」

 

ベリ「だって面白くもないんだものだから苦しみ

   という炎の花を添えてあげたのよ?」

 

悪趣味にも程がある。見ていてイラついてくる。

 

ベリ「だけどまさかこの私が負けるとは思わな

   かったわ‥‥正直貴方を私の言うがままの

   人形にしたかったけどあの子達との関わ

   りが強すぎてこの野望はもう無理そうね

   ………至極残念だわ」

 

玲音「けっ」

 

ベリ「だけど認めてあげるわ貴方はいえ貴方達

   は弱体化はしたとはいえ私に勝ったのだ

   とね♪」

 

ニタリと笑いながら言うのが怪しいし胡散臭い。そして、

 

ベリ「ふふっ玲音♪私ともう一度取引をしない

   かしら?」

 

悪魔の囁きという名の取り引き。かつて自分はこいつと取り引きしたがためにこれまでを苦しむ結果となった。それ故に、

 

玲音「断る」

 

と、キッパリ断るのだが、

 

ベリ「まあまあそう言わないで頂戴♪今回は貴方

   に優遇な取り引き……」

 

玲音「お前は嘘や悪徳の悪魔だというのはもう知

   ってる故にお前と取り引き等はしない」

 

ベリ「………そうなら言いわ貴方はもうあの子達に

   会いたくはないみたいね?」

 

玲音「何?」

 

ベリアルは手から火の玉を出すとそこから映像が流れてくる。それは自分の墓の前で皆が泣いている姿だった。

 

ベリ「これが最後よ玲音………これを逃せば貴方

   はもう蘇れないし私という悪魔と契約を

   したがために転生することは出来ずこの

   ままここで永遠にさまよう事となるわよ」

 

玲音「お前は俺に何を求めてる?何のために俺に

   近づいたんだベリアル」

 

ベリ「簡単よ私は依代が欲しいけどその逸材と

   なる人間はごくまれだから失いたくはな

   いのよ私の悲願のために」

 

玲音「お前の悲願ってのは七つの大罪達…いや

   アスモデウスを除いたメンバー殺す事が

   願いなのか?」

 

ベリアルの過去を覗いたがために言えることだが彼女が七つの大罪と呼ばれる悪魔達に対しての怨みは凄まじいとしか言えない。そして聞いたことは正解なのか、

 

ベリ「えぇそうよ彼奴らは私達から離反した後も

   この世界に度々に出現しているみたいなの

   だからこの手で始末するそのために私を縛

   り付けるレメゲンドングリモワールから脱

   っするために自殺したんだから」

 

玲音「そこまでするか………」

 

ベリ「するわ奴等をルシファーやサタンそれから

   マモンやベルゼブブにレビィアタンそして

   ………誰か忘れたけど居眠り悪魔を殺すため

   なら!」

 

本心から話しているのか言葉に怒りが込めれていた。というか最後の1人が忘れられててもうネタキャラとしか思えないが気にしない事にした。しかしかつての邪悪な感じがなくなり普通に話している事に疑問を思うのだが自分はベリアルの手に出す炎の映像を見て心から思った。皆の元へと戻りたいと、

 

ベリ「私からの条件はただ簡単に七つの大罪を

   見つけ次第殺すのに協力することそれが

   条件よ?」

 

玲音「他に条件をつけさせろろ今後一切いやそい

   つらと出会わない限り俺が呼ばない限り出

   てくるなそして二度と俺の友や家族を苦し

   めるなそしてこれからの俺の生を邪魔する

   な!それを付け加えろ!」

 

ベリ「玲音…貴方はそれを言える立場かしら?」

 

と、言うが先程のごくまれという言葉。それを逆手にとらないわけがない。

 

玲音「俺を失えばお前はまた次の逸材を見つける

   事になるまでに何年待つのかねぇ?」

 

ベリアルは苦虫を噛み潰したかのような顔をすると渋々と、

 

ベリ「ちっ………えぇ良いわそれも条件に入れて

   あげるわよ」

 

玲音「本心だよな?」

 

ベリ「えぇ契約は絶対それは悪魔のプライドと

   して守るわ」

 

玲音「良いぜ…ベリアルその契約を誓ってやる

   だから俺を甦らせろ!」

 

ベリ「はぁ………」

 

それを聞きベリアルはため息を吐きそしてニタリと笑う。すると辺り一面が炎で包まれる。

 

ベリ「契約成立よ玲音さぁ現世に戻りなさいその

   死ぬ事を許されない生へと!」

 

その言葉と共に自分の次回は真っ暗となるのだった。




怠惰「………おいごら誰がネタキャラだ誰が!!?
   ていうか忘れんなや!?」

狗神「どうしたキモ男」

怠惰「おいこらどういう意味じゃ?解剖してやろ
   うか?ここ最近は天華百剣しかやってない
   からって酷すぎるだろ!?」

鈴蘭「狗神の姐御やめときなってロボトミー手術
   されるよ?」

神楽「しかしこれで復活するんですね」

怠惰「まぁ折角の媒体を失うのはベリアルからす
   れば痛いからね出来るだけ生かしておきた
   いのが本心だろうね自分が世界に存在させ
   るためだけの存在だけど」

鈴蘭「古来種の悪魔達って複雑だねぇ………ねぇ
   怠惰ささっきネタキャラとか言ってたけ
   どあれってまさか………」

神楽「たっ怠惰様まっまさか七つの大罪の悪魔
   なんですか!?」

狗神「どうにもくせぇと思ってたがそういう
   事か?」

怠惰「………クイック&スロータイム」

鈴蘭「たっ怠惰が消えた!?」

狗神「いや匂う奴はここ………ぐっ!なっ何だと」

神楽「いっ狗神様!?」

鈴蘭「くっ首に注射器がぁは!!?」

神楽「鈴蘭様!?」

怠惰「残るは神楽ちゃんだけだよ♪大丈夫♪麻酔
   は含めてあるから痛くないよ♪」

神楽「いっいやぁーーー!!!?あぁん!!?」

怠惰「………皆様は何も見ていない良いですね?
   良いですね?では皆が寝てしまったので
   今回はここまでそれでは読者様さような
   ら~♪」

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