理久兎やその従者3人を取り込んだウリエルは不適にも笑うと、
ウリ「さぁ祝福なさい新たな世界の創造をそしてそ
の身に感じなさい‥‥!」
巨大な右前足を一方前へと出すと空間が一気に変わり光輝くまるで天国のような世界になった。
霊夢「何これ」
紫 「一瞬で変わった」
千 「気を付けるのじゃ恐らくこれはウリエル様の
魔法でワシらを逃がさぬためにワシらのいた
空間変えたぞ」
ウリ「ふふふっさぁ私が望む楽園を築きましょうか
XIIの刻パラディースス」
上半身だけとなったウリエルは11個の光輝く武器を浮かせるとそれらは合わさり巨大な光輝く鍵を催した剣となる。
蓮 「あの天使を止めましょう龍神様!!」
千 「うむ!ウリエル様を放ってゆく訳にはいかぬ
あの方を野放しにすればまた悲しみの連鎖と
なるからの!」
あの天使を様つけしている言葉が気になる。やはり昔に何かあったのは明白だ。だが今はそんな事を思っている場合ではない。
ウリ「さぁ新たな礎となりなさい!!」
巨大な体躯で自分達へと一瞬で近づき突進してくる。
萃香「止めるよ!」
巨大化した萃香は真っ向からウリエルを止めるが、
狼頭「がぁぁぁぁ!!」
狼頭「がるるるる!!」
2つの狼の頭が萃香の両手に噛みつくきそこから血が流れ出る。
萃香「ぐぅこの狼の頭ってまさか!!」
さと「そんな‥‥亜狛さんと耶狛さん」
心を読んだのかあれが亜狛と耶狛とさとりは呟く。
蓮 「何人か背後に!」
霧雨「分かった!!」
聖 「お供します!」
早苗「私だって!」
魔理沙、聖、早苗、天子は背後へと回り込み、
霧雨「まずは一発くらっとけマスタースパーク!」
天子「おまけよ!全人類の緋想天!」
聖 「覚悟!アーンギラサヴェーダ!」
玲音「くらっとけ!蒼火炎弾砲!」
4人が一斉にスペルを放ち背後から攻撃する。だが後ろには、
黒竜「がぁぁ!!」
黒竜の頭は口から黒い巨大なブレスを放ち魔理沙達が放ったブレスを全て飲み込み消す。
早苗「奇跡 白夜の客星!」
咲夜「時府 イマジナリバーチカルタイム!」
雨のように無数の弾幕を降らすが巨体となった怪物の下に出来た影から無数の槍が生まれ降ってくる弾幕をかき消す。
霧雨「おいこの尻尾の黒竜って!」
聖 「黒さん!」
黒竜「がぁぁぁ!!」
と、後ろでも大乱闘が起きていた。
蓮 「でやぁぁぁ!!」
霊夢「はぁぁぁ!!」
霊夢と共に龍の頭に生えるウリエル本体に攻撃を仕掛けるが、
ギンッ!ギンッ!ギンッ!
自分の一太刀に限ってはまるで読まれているのか攻撃を全て弾か霊夢の体術そして弾幕は左手で防ぎ弾きと防御していた。
ウリ「退きなさい」
ガギンッ!!
蓮 「ぐぅ!!」
霊夢「きゃっ!!」
ウリ「やりなさい理久兎」
弾き飛ばされ萃香の体に背中から激突するとウリエルの下にある龍の首は口に光を溜め込みそして自分と霊夢そして萃香ごと殺る気だ。
萃香「なっ!!」
霊夢「まずい!」
蓮 「結界を!」
と、言う前に後ろから何かに掴まれ自分と霊夢はスキマに送られ萃香も足元にスキマが出来て落ちる。その結果、光のブレスを回避できた。そして引っ張られて来た場所は皆が戦うすぐ近くだ。
蓮 「ありがとうございます紫さん」
萃香「ごめん紫‥‥油断したよ」
霊夢「それよりも彼奴の下にある頭が理久兎なのよ
………ね?」
まさかあの理久兎達があんな姿にされるとは夢にも思わなかった。
紫 「えぇそうみたいね‥‥廃線車両爆弾!」
紫はスキマから電車を出現させウリエルとぶつけそして、
ドゴーーン!!
爆発させる。だがウリエルはピンピンしていた。
ウリ「効かないわ何かしら?その一撃は?」
紫 「えぇだから囮よ」
爆煙の中から妖夢が桜観察剣を構え現れる。
妖夢「断迷剣 迷津慈航斬!」
強烈な一撃を叩き込むが、
ウリ「確か~あぁ拡大」
だがウリエルには当たらない。当たるであろうと思われたがいきなり妖夢と距離が離れたのだ。故にからぶりで終わる。
さと「こいし!」
こい「うん!」
そして今度はさとりとこいしが逃げたウリエルに追撃を与えに行く。
こい「抑制 スーパーエゴ」
さと「想起 飛行中ネスト!」
こいしがウリエルを吸い寄せさとりが攻撃をするが、
ウリ「小賢しい真似を」
巨大な翼を広げ飛行すると2つの竜巻が発生する。
さと「逃げるわよ!」
こい「うん!」
さとりとこいしはすぐに避難するが2つの竜巻は合わさり超巨大竜巻となって自分達共々襲いかかる。
蓮 「これは理久兎さんの!」
千 「離れておれ!」
龍神は竜巻に向かっていきたった1発の拳で竜巻を消し去る。そして一気にウリエルに向かって行く。
ウリ「貴女から来てくれるのねオルビス」
千 「ワシをその名で呼ぶでないわぁ!!!」
拳に気を纏わせ殴りかかるがウリエルは難なく左手で受け止めた。
千 「なっ!」
ウリ「ふふっ捕まえたわオルビス」
龍神の腕に変化が現れる。ウリエルが掴んでいる手から徐々にとだが龍神の体に白い膜が覆っていく。
千 「ぐぅ!!」
ウリ「もうさみしくないわ一緒に世界を造るために
贄となって私の力として生きましょう♪」
やっぱりウリエルは龍神を理久兎達と同じように吸収しようとしていた。
蓮 「龍神様!!」
霊夢「止めるわよ!!彼奴が龍神様までも吸収した
りしたら手がつけられなくなるわ!」
霧雨「ちっ!!」
玲音「おらぁ!!」
皆で一斉に挑む。だが、
ウリ「ルールを制定するわオルビスを吸収し終える
まで他の者は動くことを禁ずる!」
と、唱えたその直後、自分達の体はまるで金縛りにあったかのように動かなくなり地面に落ち這いつくばってしまう。
蓮 「ぐぁ!!」
紫 「よりによって!!」
さと「理久兎さんの能力を完璧にコピーして!」
動こうと頑張るがそれでも地面に這いつくばってしまう。このままでは本当にまずい。
ウリ「さぁオルビス♪」
千 「止めろ離すのじゃ!!」
オル「まだ抗うの?もうおしまいなのに何なら誰か
に助けてもらう?もう貴女を助けてくれる者
は誰一人としていないそしてここはもう閉鎖
された世界だから期待して希望を持ったとし
ても現れないわよ?」
ウリエルの言う通りだ。自分達は動けない。そして誰一人として来ないのは明白。このまま自分達は龍神が飲み込まれていく様を地面に這いつくばって見ているだけしか出来ないのか。
千 「っ!助けて怠惰!!!!!」
と、1人の男の名前を叫んだその時、
? 「はぁやれやれ本当に見てらんないや」
ジャキンッ!!
ウリ「えっ?………キャー~ーーーー!!!」
突然の出来事に自分達は驚いた。一瞬で龍神を掴んでいた腕がなくなり同時に龍神が消えているのだ。そして自分達はウリエルの腕を切り落とした者の姿を見る。それは漆黒の黒衣の軍服に身を包み両肩には黒い翼が生え右手には大鎌を持ちそして左手には吸収されそうになっていた龍神を抱き抱えるその者を自分は知っている。
蓮 「あれは怠惰さん‥‥」
霊夢「なんで彼奴が」
そう服装何故か軍服になって違っていたがそれは怠惰だ。そしてウリエルに向かって、
怠惰「人の玩具を何壊そうとしているのかな雑魚天
使が」
と、吐き捨てるようにそう言い放ったのだった。
狗神「おっおい彼奴!!?」
鈴蘭「あっ姐御挨拶!」
狗神「あっあぁコホンッ!それじゃ今回もありが
とうな」
神楽「まさか怠惰さんが乱入してくるなんて」
鈴蘭「ぜっ前代未聞も良いところだよ!?」
狗神「やっぱりタダ者じゃなかったんだ彼奴」
神楽「しかも何時もと違って死んだ魚みたいな目が
光ってますよ!?」
鈴蘭「絶対にあんなの怠惰じゃない!?」
狗神「じっ次回に分かるだ‥‥ん?手紙?」
神楽「狗神様なんて書いて」
狗神「次回はあっち‥‥だそうだ」
鈴蘭「えぇ~良いところで!!?」
神楽「誰からですか?」
狗神「宛先は不明だ」
鈴蘭「ん~仕方ないよね」
狗神「だなということだから次回はあっちだ」
神楽「よろしくお願い致します」
鈴蘭「とりあえず終わろうか」
狗神「だなそんじゃ今回はここまでな」
神楽「また次回もお願い致しますね」
鈴蘭「それじゃまったねぇ♪」