血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。ようやくの土日でウキウキしている怠惰のクソ悪魔です。ですが課題を言い渡されまた増えたと少し嫌になりつつ課題に取り組んでいます。さてこんな話もそろそろ止めにして本編へどうぞ。


第261話 怠惰の裏事情

怠惰は先程のふざけた口調から一変しどうやってあの世界から抜けたのかを話す。

 

怠惰「お前らが消えたあの後にどう抜けたのかそれ

   は至極単純な話だ」

 

人差し指をたて怠惰は自身の首をなぞる。それを見てまさかと自分は思っただがそれはこの場の皆と察しただろう。

 

霧雨「まさかお前………」

 

霊夢「あんた自害したの」

 

怠惰「あぁそうさ俺の代わりはいくらでもいる戦法

   が可能だからな♪まぁ俗に言うクローン悪魔

   またはホルムンクルスで肉体を作って動いて

   いる人造悪魔とでも言えば良いかね?」

 

どこぞの神従と戦う女性パイロットを連想させる。つまり今、目の前にいる怠惰そしてウリエル達と戦っていた怠惰これはつまる所のクローンと言った方が本当に良いのかもしれない。

 

アリ「そうなるとやっぱり私達の目の前にいる貴方

   もクローンって事?」

 

怠惰「残念♪実は今君達の目の前にいるのはれっき

   としたオリジナルです」

 

千 「なっそなたさっきまでの俺の代わりは戦法は

   何処に行ったんじゃ!?」

 

怠惰「実は予算の都合上でクローンストックは2体

   までしか作れなくてね‥‥1体はご存じの通り

   さっき壊しちゃったしもう1体はクローンの

   改造のために実験して壊れちゃったりでだか

   らオリジナル肉体が出る事となった訳よ」

 

何とも現実帯びた話になったものだ。ホルムンクルスとかになるとついつい(ピー)の錬金術士を連想するがそれよりも予算とか言っている時点で現実味が凄い。

 

早苗「クローン‥‥何とも科学的ですね♪」

 

霧雨「ホルムンクルス錬金術を使うなら誰もが憧れ

   る術だよな♪」

 

クローン、ホルムンクルスそれらは言葉そして科学と魔術という意味で違えど、こうして思うと似ている。

 

蓮 「でも怠惰さん記憶とかはあるんですか?」

 

怠惰「あぁ♪クローンで見た書いた聞いた等々の記

   憶は発信され全部‥‥あぁ~何だっけ何とかメ

   モリーシステムだっけかな?に保存されオリ

   ジナルつまりこの肉体の記憶そしてホルムン

   クルスの記憶にも刻まれるだからクローンで

   負けて壊されたとしてもそいつの戦闘データ

   は取れるのさ♪」

 

早苗「みっ見てみたいです!どんなものなのか是非

   とも!」

 

霧雨「あぁ!」

 

魔法そして科学大好きな2人からしたら魅力的な話だろう。それに対して怠惰はニコリと笑うと人差し指を口許に当ててウインクして、

 

怠惰「内緒♪」

 

霧雨「あぁ~!気になるのによ!」

 

早苗「新たな科学の発展にだってなるのに!」

 

怠惰「俺の技術はこの世に過ぎたる物だそんな物を

   手に入れた時は皆は喜び興奮するだろうだが

   やがてそれらを使い悪巧みをする輩が増える

   ものさだから極秘な♪」

 

と、言うが怠惰は悪魔つまり悪の象徴とも言える奴が悪を非難しているため凄く矛盾している気がする。

 

怠惰「まぁでも今は分からないけどホルムンクルス

   なんて昔なんかだと小学生の子供の夏休みの

   自由研究テーマになってたけどまぁ税金で至

   福を肥やす貴族のバカ坊っちゃん達とかがや

   っていたよな♪」

 

アリ「なっ何その危ない自由研究‥‥」

 

霧雨「超羨ましいなその自由研究!」

 

蓮 「いやいや絶対に録な事がないって」

 

天子「あんた達のその口調からして危なさそうね」

 

アリ「えぇホルムンクルスを赤子の時に止めて放棄

   するなら大丈夫だけど更に育てると言うなら

   危ないわそれに今だとホルムンクルスの錬金

   術は禁忌の領域に入るわよ」

 

アリス達の話を聞いていると怠惰達の小学生時代はある意味で異色すぎて怖い。

 

怠惰「まぁ確かにその実験をしくじってホルムンク

   ルスに殺されるっていう事故のニュースも流

   れたよな♪いやはやでも間近で見てたけど今

   思い出すだけでもう大爆笑だったよ♪」

 

蓮 「ほらやっぱり………えっ?」

 

永琳「今近くで見てたって………」

 

天子「あんたまさか」

 

まさかだと思うと同時に凄く嫌な予感がする。自分も含め皆いやこいしだけは普通の顔だったがもう顔が真っ青になっていた。

 

怠惰「さぁどうだろうねぇ~♪さてさて話も長くな

   った訳だしそろそろ帰って休みなよ♪また明

   日になったらお話ししてあげるか………」

 

と、怠惰が言いかけると、

 

理 「がっガァァァァ!!!」

 

怠惰によって拘束され苦しみ悶えている理久兎やその従者達の叫びが間近で聞こえる。速く治って欲しいものだ。

 

怠惰「うるさいなぁ‥‥」

 

永琳「因みにこれは後何日続くの?」

 

怠惰「1週間叫び苦しみ悶え声帯が枯れ筋肉や骨が

   悲鳴をあげる頃には治るとは思うよ?これま

   でこの症状で見てきた奴の治る過程はそんな

   感じだったからね」

 

聞いているだけで辛い気持ちになる。本当に辛いのは理久兎達だがこんな叫びを聞いていると心が病んできそうだ。

 

千 「………怠惰よ出来るのならじゃこやつらが治っ

   て辛くならないようにする事は出来るか」

 

怠惰「まぁ材料があれば1時間でパパっと作れるけ

   どね」

 

永琳「因みにその材料は!ここにある物なら何でも

   使ってくれても」

 

怠惰「いいや無理だここにはない何処にあるかは知

   ってるけどお前らが無事で済む保証が出来な

   いんだよ‥‥特にさとりちゃんとこいしちゃん

   とか千ちゃんとかさ」

 

蓮 「………えっ?」

 

いや何でこの3人が一番危ない感じになってるの。普通皆が危ないそれなは分かるだが何故にこの3人なのだ。

 

こい「何で私達なの?」

 

怠惰「まぁお前らを生け贄にその薬剤の材料を手に

   入れるそれだけの事だよ」

 

さと「………私の犠牲で済むなら‥‥なんだって!」

 

千 「怠惰よやるならワシだけで充分であろう!」

 

龍神とさとりは理久兎達を救いたいのか凄く必死だ。すると怠惰は首を掻きながら、

 

怠惰「いいや千ちゃんだけじゃ少しキツいんだよね

   もう新鮮味がないと言うか」

 

千 「あんっ?

 

一言で龍神が凄い不機嫌になった。怠惰は冷や汗を流しながら

 

怠惰「いやいや!年とかじゃなくてねその材料の持

   ち主は千ちゃんを一度見てるからおびき寄せ

   るにも刺激が少ないのよこれが」

 

千 「納得がいかん………」(-ε- )

 

怠惰「てかそれよりも良いのか?身体的&精神的に

   何かあっても救えないし最悪的にトラウマが

   植え付けられるかもだけど?」

 

蓮 「一体なにするつもりなんですか!?」

 

怠惰「まぁ~その薬品の材料の持ち主である友人に

   連絡して交渉するための交換の品になっても

   らうって事さ」

 

こい「‥‥まさか◯◯◯(ピーー)とかXXX(バキュン)とかして◯◯◯◯(チョメ)

   ◯◯◯(チョメ)でお姉ちゃんや義母さんを………」

 

とんでもない事をこいしは言ってきたよ。無意識だから許されるレベルじゃない言っている事がテレビとかになるとカットされるのは確定な放送禁止レベルだ。しかもそれを聞いていた女性人の殆どは顔を真っ赤にさせた。

 

怠惰「こいしちゃん何処でそんな事を覚えてきたの

   かなぁ!?」

 

こい「えっと地底のどっかにそんな本が結構落ちて

   たから見てみていたら♪」

 

さと「理久兎さん達に頼んで燃やさせましょう」

 

だがこいしがそう言うのは分からなくはない。だって何をするのかが凶変した理久兎と同じように怠惰もまったく分からないし想像がつかないのだ。

 

怠惰「コホンッ!まぁそんなやましい事はないと言

   うのは保証はする‥‥それだけはな!」

 

蓮 「で‥‥その具体的にはどうするんですか?」

 

そう言うと怠惰はニコリと笑い懐からまさかのスマホを取り出す。

 

早苗「スマホ?」

 

霊夢「そんなんでどうするってのよ?」

 

怠惰「まぁ見てなって」

 

そう言い怠惰はポチポチと操作し耳元に当てると懐かしの着信音が鳴る。恐らく皆に聞こえるようにスピーカーにしてくれているのだろう。すると、

 

? 「はいはいどちらさまかしら?」

 

怠惰「よっ俺だ俺々」

 

? 「私相手に俺々詐欺が出来ると思ってる?」

 

怠惰「えっ?なら‥‥私だ!」

 

? 「いやだから誰‥‥あっ怠惰ねやっと連絡をよこ

   したわね!あんた遺跡の調査の件とかどうい

   う事よ!連絡してって言ったわよね!」

 

声からして女性というのは分かる。しかも怠惰は凄く嫌そうな顔だ。

 

怠惰「ギャンギャンうるさいよ‥‥それで話したい事

   があってさ」

 

? 「何よ?」

 

怠惰「ちょっとこっちに来てくんないそこで話した

   いからさ」

 

? 「嫌よ面倒くさいそれにまずあんた何処に」

 

怠惰「目の前に可愛い幼女が3人しかもその内2人

   は姉妹だけど」

 

と、言うとさとりと龍神は凄く不機嫌な顔をする。そして電話の相手は数秒黙ると、

 

? 「OK場所は分かったわ3分そこで待ってなさ

   い!待ってなさいすぐに愛でに行くから!」

 

ツーツーツー

 

どうやら電話を切られてしまったみたいだ。

 

怠惰「とりあえず千ちゃん達3人は猫被れその方が

   交渉が有利に………」

 

千 「貴様‥‥後で覚えておけよ?」

 

さと「幼女と言った事は忘れませんからね?」

 

こい「ドンマイ♪」

 

怠惰「理不尽………」(TωT)

 

怠惰は龍神とさとりに蔑まれた目でそう言われるのだった。

 

蓮 「誰が来るんだろ」

 

霊夢「分からないけど彼奴の事だからとんでもない

   奴かもね」

 

霧雨「誰がまさか大罪のメンバーかな♪」

 

アリ「あんた呑気ね‥‥」

 

自分達は警戒しつつ怠惰の知り合いが来るのを待つのだった。




狗神「そんじゃ今回はここまででな」

神楽「誰が来るんでしょうか?」

鈴蘭「電話からしてろくでもないよね絶対にさ」

狗神「だろうな」

神楽「強そうですね怠惰さんのお知り合いとなる
   としたら」

鈴蘭「今度はどんなイカれた奴が来るのかな」

狗神「彼奴らはルール破りすぎて分からん」

鈴蘭「だよね‥‥」

神楽「どうにせよ待つしかない‥‥ですよね」

狗神「だな」

鈴蘭「そうだね‥‥うんとりあえず今回はここまで
   にして次回にそなえよう!」

狗神「あぁそんじゃあな読書様」

神楽「それではありがとうございました♪」

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