理久兎達のための宴会を終えた翌日、自分や理久兎を含めた数十人近くの者達が博麗神社に集まった。何故に集まったのかそれは、
千 「そなた達少々長くなったが世話になったの」
そうついに龍神と怠惰が帰る日なのだ。思えば2人が来てもう半月はたっているためか流石に今日帰るみたいだ。
蓮 「長かったような短かったような」
霊夢「本当ね」
霧雨「まぁでも伝説上の魔王と呼ばれた男にも会え
たし満足だぜ♪」
怠惰「………」
と、怠惰に向かって言うが怠惰は沈黙を続けている。
アリ「ねぇ聞いてるの?」
咲夜「あのこれまさか………」
こい「あっ寝てるね♪」
怠惰「ZZZ………」
まさか立ったまま寝ていた。これに気づいた自分達は呆れを通り越してある意味で凄いと思った。
理 「おいおい………お~い起きろ怠惰」
怠惰を起こそうと理久兎が動くが嫌な予感がする。
蓮 「理久兎さん止めた方が………」
天子「こいつをこのまま起こすとまた天変地異が
起こるわよ‥‥」
理 「大丈夫だろほら起きろ」
体を揺らし怠惰を起こそうと奮闘する。すると、
怠惰「………誰だ俺の眠りを覚まそうとする愚かな者
は‥‥殺るぞ?」
理 「っ!!?」
少しは慣れたが起こすだけでこんな殺気に当てられなければならないのか。突然の殺気に理久兎は驚いたのか自分達の方に後退した。
千 「怠惰よ起きぬか帰るぞ」
怠惰「はぁ‥うぅ~ーーはぁ‥‥眠い」
怠惰は眠い目を擦りながら体を伸ばした。前みたいに雷を落とされずには済みそうだ。
怠惰「………あっそうだ魔理沙ちゃんこれやるよ」
そう言い懐から何かを取り出すと魔理沙に投げる。
霧雨「うぉっと!………本‥‥いやまさかこれベルフェ
ゴールグリモワールか!」
怠惰「違ぇよ何で俺の命と同等の魔道書を渡すんだ
よ‥‥それは昔に俺がまだ学生だった頃に使っ
ていた魔道書だ」
霧雨「何だ………」
怠惰「前に俺の下らないギャグに付き合ってくれた
からなお下がりで悪いが礼だよ‥‥いらないな
ら返せよ?」
怠惰が手を差し出すが魔理沙は本を両手に抱え怠惰に背中を向けると、
霧雨「いいや♪ありがたく貰わせてもらうぜ貴重な
品をありがとうな♪」
怠惰「あっそ♪あぁそれと蓮くんに聞きたい事があ
ったんだったよ」
蓮 「聞きたいこと?」
怠惰「あぁお前のその腕なら恐らく俺の友人が満足
しそうだからなぁ‥‥蓮くん君次第だけど7つ
の大罪最強の剣士と言われた男と戦ってみた
くないか?戦いたいなら口添えぐらいならし
てあげるよただ‥‥来るかは分からないけど」
7つの大罪最強の剣士それは是非とも一度手合わせをしてみたい。
霊夢「ねぇそいつが来てあんたがやったあの‥‥何だ
っけえ~と」
早苗「GAMEOVERですか?」
霊夢「そうそれ!それを使ったりとかこの幻想郷を
滅ぼすとかはないわよね?」
それは盲点だった。怠惰と傲慢が言い争ってうっかり世界滅亡みたいになっては困る所の騒ぎではない。
怠惰「大丈夫そいつは俺や傲慢とは違って節度を持
ってるSAN値0野郎だから♪」
蓮 「それは良かっ‥‥って!全くもって良くないで
すよねそれ!!?」
早苗「不定的狂気を乗り越えて治療不可能じゃない
ですか!!?」
ゲームに詳しい早苗だけあって分かってツッコミを入れてくれて助かる。だがこの場にいる幻想郷の住人や天子達は首をかしげた。
霊夢「SAN値って何?」
紫 「SAN値は通称正気度って言って私達の今の
状態が一般的に正気つまり正常と考えてそれ
が低いと凶変した御師匠様達みたいに何をし
でかすが分からない状態になる事よ‥‥いきな
り何しらの原因でパニックになって敵味方が
区別つかず仲間を傷つけたり喋れなくなった
り笑いが止まらなくなったりなんかが良い例
よ?」
理 「紫‥‥俺には説得力がないからあまり言えない
がよ俺や従者達を例にするのは勘弁してくれ
よ‥‥」
怠惰の治療で幾分かは楽になったのだろうがやはりまだ根に持ってしまっているみたいだ。仕方のない事なのだが。
霊夢「まぁ大体は分かったけどそんなの連れて来ら
れたら私達が死ぬじゃない!」
怠惰「大丈夫だと思うよ♪何かあれば傲慢が止める
って条約もあるよな♪幻想郷の賢者様よ」
紫 「でも口だけの話でしょ本当に信じられると言
う保証はあるのかしら?」
怠惰「賢者様は何か誤解してるねぇ♪」
紫 「何ですって?」
怠惰はまるで紫を嘗めているかのようにニコニコと笑いながら楽しそうに、
怠惰「俺らまぁ現代の魔族は知らねぇが古代種魔族
そして堕天使は結んだ契約は絶対尊守するの
さ俺らは契約というものは黄金と同等価値と
思っているからなぁ♪」
紫 「………なら守ってくれると?」
怠惰「あぁ♪それによ傲慢が自分から契約を言うの
は中々ないんだぜ?珍しくて少し驚いたのぐ
らいだからな」
蓮 「そうなんですか?」
怠惰「あぁ俺ら7人はあまり関わりを持たないよう
生活してるからなぁだから本当に珍しいんだ
ぜ?それも激運レベルでな♪」
そこまで言うか。だが確かに契約絶対尊守というぐらいだから契約して世界を滅ぼせみたいな命令をされるのも困ると言った感じなのだろう。
怠惰「で?どうするよそういった保険込みだけど言
う?言わない?チェイスプリーズ♪」
蓮 「皆はその………」
霊夢「良いわよ別に‥‥そういった保険があるなら」
理 「お前には世話になったからなお前の願いなら
俺も協力させてほしい」
霧雨「私も良いぜ♪それより誰がくるんだよ」
皆から了承を得てるなか魔理沙は質問する。確かに誰が来るのかな気になるし一応で確認もしたい。怠惰はニコリと笑うと、
怠惰「嫉妬って奴♪」
霧雨「嫉妬‥‥レビィアタンか!」
怠惰「イエス♪」
名前からして強者臭がただよう。絶対に凄い奴だ。
アリ「レビィアタン‥‥絶対零度に近い温度とされる
魔海を征したあの悪魔?」
怠惰「Ofcourse♪まぁ呼ぶという方向性で
構わなさそうだね♪なら口添えはしておいて
おくね」
はたしてどのくらい強いのか。少し楽しみな反面で恐い。すると、
理 「怠惰…」
怠惰「何かな理久兎君?」
理 「次こそは俺が勝つからな首を洗って待ってお
けよ」
怠惰「まぁ気が向けば相手はしてやるよ♪」
理久兎と怠惰は楽しそうに笑う。しかし一瞬だったが2人の笑い方が少し似ている感じがした。
千 「さてそろそろ行くかの♪」
怠惰「だな♪じゃあなお前ら♪」
そう言うと怠惰と千は空高く飛び果てのない空へと消えていった。
蓮 「………どうなるかな」
理 「もし戦うなら頑張れよ蓮」
蓮 「えぇ♪」
嫉妬という最強の剣士と一戦交えれる事を楽しみにし更に腕を磨こうと心に秘め怠惰と龍神が消えていった空の果てを見つめるのだった。
怠惰「マジですんませんした」《正座中》
狗神「しかしお前にしては珍しいミスしたな‥‥てか
これ2回目だが知ってるか?」
神楽「そういえば半年ぐらい前にもこんな事をやり
ましたよね?」
鈴蘭「懲りないよねぇ怠惰くん」
怠惰「いや正直な話で今になって気づくという大惨
事だったんです‥‥」
狗神「こいつよ‥‥」
怠惰「出来る限りでこんなミスはしないように心が
けます‥‥所で何時まで正座してれば」
鈴蘭「もう少しそのままでいようね♪」
怠惰 (´・ω・`; )
鈴蘭「さてとそろそろ時間も時間だから今回はここ
までね」
神楽「次回の投稿は30日ですのでお願い致します
読者様」
狗神「そんじゃまたな」