第273話 寺子屋の悩み
波乱の出来事が過ぎ数日が経過し人里の寺子屋では。
蓮 「それでこの公式を当てはめてみてね♪」
子達「はぁ~い!」
何時ものように慧音のヘルプに回りながら生徒達に算数を教えていた。
慧音「しかし蓮‥‥君が来てくれてから皆覚えが良く
なってくれたから良かったよ」
蓮 「アハハ‥‥ありがとうございます」
ぶっちゃけた話だが慧音の授業は悪くはないがペースが速すぎて子供達が付いていけてなかったのが現実だろう。
慧音「だが本当に思うが前よりもたくましく見える
ぞ♪無論良い意味でだがな♪」
蓮 「色々と守りたいと思える者が出来ましたしね
慧音先生」
慧音「そうか‥‥」
慧音はニコやかに笑うと1人の生徒が自分に、
生徒「蓮先生は巫女さん大好きなの?」
慧音「こらそんな事を聞くタイミングじゃ」
蓮 「まぁまぁ‥‥でもそうだね………好きだよ♪とて
もとてもね♪それと巫女さん大好きの意味は
変な誤解を生む意味になっちゃうかもしれな
いから博麗の巫女って言おうね♪」
頭を撫で笑いながらそう言う。もし自分に子供ができたとしたらこんな感じになるのだろうか。いや変な想像は止めよう。変に悟られて怖がれる。
生徒「ふぅ~ん」
慧音「本当に彼女にぞっこんだよな蓮は」
蓮 「ある意味でお互いの愛が重い気がしてきまし
たけどね」
慧音「公共の場とかでは節度は持てよ?」
蓮 「それは勿論ですよ」
等と会話を織り混ぜながらも寺子屋の授業は終了となる。
慧音「それじゃ今回もお疲れ様」
蓮 「ありがとうございます」
お給料を貰い袖ポケットに納める。
慧音「しかし子供達は私だけで本当に大丈夫かな」
蓮 「どうしたんですか?」
慧音「あぁ前に阿求に言われてな慧音の授業は聞い
てて眠くなるってな」
蓮 「………」(-_-;)
どうしよう‥‥事実すぎて反論できないんですけど何て言えばいいのだろうか。
慧音「はぁ‥‥すっすまん!今のは忘れてくれ!それ
じゃまた明日も頼むよ♪」
蓮 「はっはいそれでは‥‥♪」
そうして自分は寺子屋から出て人里を歩く。そして時々だが歩いていて思う。
蓮 「幅を広げるべきかな」
慧音の授業は確かに眠くはなるが言い方が難し過ぎて直訳できていない。そのため眠くなるというのが正しいそれに思うのだ。今の所、寺子屋で教えるのは算数、歴史、国語(書道)だが結構な偏りだと、たまには外で体を動かす体育系の授業や料理や裁縫などを学ぶ家庭科など取り入れても良いかなと。そういったレクリエーションをすれば少しは楽しくなるとは思うのだ。
蓮 「でもなぁ‥‥」
だがこれは幻想郷全体に言えることだが科学や体を動かすレクリエーションがあまり発展していない。理科などは科学があまり発展してないため講義するのが難しい体育などのレクリエーションは機材やらがないため普段でも出来る鬼ごっこ、かくれんぼ等しか出来ないため面白みがないため頭を悩まされる。だがそれでも何かしらの事は必要ではないかと自分も思い始めているのだ。
蓮 「そうだ早苗さん辺りに理科の授業の講義をし
てくれるか頼んでみようかな体育は‥‥最悪は
僕が教えるとして家庭科は‥‥霊夢いやこうし
た家事力なら理久兎さんの方が‥‥だけど態々
地底から呼ぶのも‥‥それならそれらを仕事と
する咲夜さんや玲音さんが良いのかな」
等々考えるがまずこういったメンバーが揃うことはあまりないため相談ができないのも現実だ。そうして帰路につき博麗神社へと帰る。
蓮 「ただいま」
霊夢「蓮おかえり」
早苗「あっ蓮さんお帰りなさい♪」
咲夜「蓮さんお帰りなさい」
凄いグッドなタイミングで2人がいて驚く。そして、
蓮 「採用!」
と、大きく叫んでしまった。それを聞いた咲夜と早苗は首を傾げ霊夢は細目で睨んでくる。
霊夢「真っ昼間でなおかつ目の前に私がいるという
のに堂々と浮気発言とは良い度胸ね蓮♪」
蓮 「ちっ違‥‥!?」
早苗「それはちょっと」
咲夜「引きますねそれは‥‥」
早苗は引いた顔をし咲夜に限ってはゴミを見るような冷たい目で見てくる。
蓮 「だから違うってば!!?」
とりあえず3人にどうしてあぁなったのかと言う経緯を説明した。
霊夢「つまり寺子屋で講義の事を考えていてあんな
事を口走った‥‥と?」
蓮 「ごめんね勘違いさせちゃって」
咲夜「蓮さんらしいと言えばらしいわね」
早苗「ですが科学の素晴らしさを教えようというの
は関心ですね♪」
蓮 「まぁ本当に触り程度ですけどね」
深く深く掘り下げて教えていくと科学なんかは切りがないしこの幻想郷だと材料も揃えれるかも不安な所がある。そのため入門というか触り程度で良いかなと思ってはいる。
早苗「‥‥良いでしょう!その講義を是非ともやらせ
て下さいそして子供達に守矢の素晴らしさを
広めつつ信仰UPも出来ますしね♪」
蓮 「うわぁ‥‥商売心は凄いけど巫女としてそれは
どうかな‥‥」
霊夢「そんな事はさせないわよ!」
こっちもこっちで欲が強い。巫女としてどうかと‥‥いや幻想郷の巫女はもうこれが普通か。
咲夜「こっちもこれだと幻想郷の未来が危ないわね
………蓮さんも大変ね」
蓮 「慣れですよ‥‥そういえば咲夜さんは‥‥」
咲夜「お嬢様の許可を取らないと私は‥‥」
蓮 「そうですか‥‥もし来れるのなら玲音さんも来
れますか?折角なのでお二方に家庭科の実習
兼講義をして欲しいなって」
咲夜そして玲音はいわば食事や掃除といった家庭科で仕事をしているのと等しい。まさしくエキスパートと考えて出来るのなら来て欲しいのだが来れなければ仕方がない。
咲夜「そうね‥‥なら玲音にも相談してみるわ」
蓮 「ならお願いします」
霊夢「ちょっと!私を抜け者にしないでくれる!」
と、霊夢が割って入ってくる。それを聞いた早苗は凄い勝ち誇ったかのような顔をして笑う。
早苗「霊夢さんが教えられる事って何かあるんです
かねぇ♪」
霊夢「うぐっ!」
咲夜「因みに何を教えるつもりなの?」
蓮 「そこはまだ慧音先生と相談だけど今の僕の考
えは理科、家庭科、体育を教えたいかなって
思っててね」
霊夢「なっならその体育とかってやつを教えるわよ
やってやろうじゃない!」
本当に大丈夫なのだろうか。下手したら霊力の低い子供達に弾幕ごっこを教えたら親御さん達から危ないスポーツをやらせるんじゃないとか苦情が来そうで怖い。
蓮 「弾幕ごっこ以外で危なくないものでお願い
ね霊夢?」
霊夢「………考えておくわ」(´・ω・`; )
顔からしてやっぱりそれしかなかったのか。
蓮 「まぁ慧音先生と相談するから絶対にやるって
訳じゃないからそのつもりでお願いします」
と、そんな感じで皆に相談した翌日の寺子屋では、
蓮 「という勝手に話を進めてしまいましたがそ
の‥‥出来ますかね?」
身勝手だったが昨日の話を丸々と慧音に報告すると慧音は驚いた顔で、
慧音「私からしたら願ってもないが本当に良いのか
蓮?」
蓮 「えぇ家庭科の教師は少しあやふやですが」
咲夜はあの後どうなったのだろうか。もし来てくれるのから万々歳だが。
慧音「蓮‥‥私からもお願いしたい頼まれてくれるだ
ろうか?」
蓮 「分かりましたなら伝えておきますね♪」
慧音「あぁ頼む寺子屋は平日なら何時でも大丈夫だ
からな♪」
慧音の許可を得ることが出来た。寺子屋が終わり皆に伝えるためにまず紅魔館へと立ち寄るのだが、
蓮 「すみません美鈴さん」
美鈴「ぐぅ‥‥ぐぅ‥‥」
美鈴は気持ちよく寝てる。体を揺さぶっても全然起きる気配がない。どうしようかこのまま侵入すると迷惑だし。すると、
咲夜「あら蓮さん」
蓮 「咲夜さん」
突然目の前に咲夜が現れる。そして美鈴を見るとため息を吐いてあきれていた。
蓮 「あの寺子屋の件ですが」
咲夜「えぇ心得てます何時でも構わないとお嬢様が
おっしゃってましたよ玲音も充分にコキ使っ
てくれと」
蓮 「そうですかならまた日を改めて予定を伝えに
参りますね♪」
咲夜「えぇそれでは♪」
そうして空へと飛び立つと、
美鈴「じゃねぇるばぁ!!!!?」
と、物凄い悲鳴が聞こえてくる。咲夜に折檻されたのだなと思いながら今度は守矢神社へと向かう。
蓮 「すみません!」
早苗「あっ蓮さんこんにちは来たってことは講義で
すよね?」
蓮 「えぇ何か希望する日はございますか?」
早苗「そうですうちは何時でも問題はないですよ蓮
さん♪」
紅魔館と一緒か。これなら好きな日で出来そうだ。
蓮 「分かりました予定はまたお伝えしますね♪」
早苗「えぇお願いします♪」
そうして守矢神社にも寄り終え自分は博麗神社へと帰路につく。
蓮 「ただいま~♪」
霊夢「あっおかえり蓮」
神社の母屋に入ると霊夢は珍しく悩んでいた。恐らく体育は何をするかで悩んでいるのだろう。
蓮 「あっ霊夢は何か予定とかってある?」
霊夢「別にないわよ?」
霊夢もないか。なら此方で都合のいい日で特別授業会の予定を作るか。
蓮 「‥‥難しく考えなくても良いんだよ?」
霊夢「分かってるわよ」
そうして自分は何時にやるか等の予定を考えるのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで!」
狗神「彼奴はバカというかお人好しだよな」
神楽「でもそれが良い所ではないですか」
鈴蘭「性格がひねくれてはないからね蓮くんは」
怠惰「………ひねくれさせたら楽しそうだねぇ♪」
狗神「変な事を考えるなよ怠惰」
鈴蘭「蓮くんにちょっかい出すなら実力差が分か
っているとしても挑むからね?」
神楽「えぇ」
怠惰「主従関係が固いことまぁそんな事はしないよ
第一面倒くさいし」
狗神「なら良い」
怠惰「はぁ……さてとでは今回はそろそろここでお開
きにしましょうか」
狗神「あぁそんじゃまた次回も頼むな」
神楽「それではありがとうございました」
鈴鹿「バイバイ♪」