10分の休みが終わり生徒達は外に出て待機をしていた。皆の前に出ると皆は注目をする。
蓮 「は~いそれでは2時限目をやっていくよ」
生徒「先生!2時限目は何するんですか!」
早苗「蓮先生!何を作………」
早苗が言いかけた瞬間、瞬時に近づき口元に人差し指を当てる。
蓮 「早苗先生♪ネタバレは駄目ですよ♪」
早苗「ごっごめんなさい調子にのり過ぎましたから
はっ離れてもらっても!というか蓮さん顔が
怖いですよ!!?」
何が怖いというのだ。ただニコニコと笑って注意しているだけではないか。
蓮 「酷いですね早苗先生は………」
早苗から離れ皆の前にまた戻る。
蓮 「では皆さん付いてきてくださいね♪」
そうして自分は生徒達を誘導しながら寺子屋の裏に向かうと、
玲音「よぉ坊主!遅かったじゃねぇか」
咲夜「準備は出来ていますよ♪」
慧音「こんな物を使うのだな‥‥」
裏で準備をしてくれた3人に向かいペコリと頭を下げる。そして子供達の方に振り向き、
蓮 「では皆に紹介しますね♪お二方こちらへどう
ぞ♪」
咲夜と玲音は自分の隣に来て立つ。
生徒「綺麗♪」
生徒「格好いいあの先生♪」
生徒「あの女の人見たことあるよ!
生徒「私はあの男の人ならある!」
生徒達の受けが結構いい感じで安心する。これなら何とかなるだろう。というか見たことがあるなら大丈夫であろう。
蓮 「では挨拶の方をお願いしますね♪玲音先生そ
して咲夜先生」
玲音「へいへいてな訳で紹介に預かった雨月玲音だ
で‥‥隣にいるのが」
咲夜「えっえっと十六夜咲夜です‥‥よっよろしくお
願いします‥‥」
ヤバイ。玲音はともかくとして咲夜はこういった事に慣れてはいないのか言動に鉛が出てきている。すると1人の生徒が、
生徒「はい!玲音先生と咲夜先生ってどんな関係で
すか!蓮先生と博麗の巫女さんみたいな恋人
ですか!」
咲夜「…………………………………………」
返事がないただの屍のようだと言いたくなるぐらいの沈黙が続く。
玲音「おっおい咲夜!!?」
咲夜「はっ!?失礼えっと違いますよ?私がこんな
駄目な男を好きになる訳なちじゃないですか
ふふっ♪」
玲音「あぁそうだぜ?言っておくがこいつ今は君達
がいるからこうだがよ実際は悪魔も逃げ出す
ぐらいの冷徹おん‥‥」
咲夜「玲音ったら誰が悪魔も逃げ出す冷徹女ですっ
て♪」
あぁ見てて思う。紅魔館での日常ってこんな感じなのか。確かに玲音がこれだとクビにされる訳だ。
玲音「正気になったか?」
咲夜「えぇお陰さまで♪ありがとう!」
ザシュ!!
玲音「アァーーーーーーーーーー!!!」
咲夜の指による目潰しを食らった玲音はその場でのたうち回る。
蓮 「お二人とも!?」
咲夜「はっ!すいませんついつい何時もの癖で」
玲音「ててて‥‥まぁこんな奴だが妹みたいなもんだ
よろしくな♪」
と、言うが生徒達は少しだが引いていた。さっきの光景は刺激が強すぎてアウトに近い。
蓮 「えっとうん皆!玲音さんは一応は芸人だから
こうした芸をするだけだからね♪」
生徒「何だそうなんだ」
生徒「血とか出てないもんね♪」
玲音「えっ?あっそっそうそう♪」
咄嗟だったが何とか誤魔化せた。
玲音「さてとでは玲音先生それから咲夜先生は何の
授業をしてくださるんですか♪」
玲音「あぁ俺達が担当するのは‥‥」
生徒「分かった芸当!」
玲音「残念!家庭科だ!」
やはり芸人にしたのは間違いだったか。誤魔化しきれてない気がしてならない。
慧音「蓮‥‥本当に大丈夫だろうな?」
早苗「流石に不味かったんじゃ」
蓮 「2人を信じましょう」
と、言っている先では、
生徒「家庭科って何ですか?」
玲音「あぁまぁ簡単に言えば生活するに当たって必
要な事を教える授業だ‥‥だがとりあえず今回
するのはこれさ♪」
玲音と咲夜が生徒達に見えるように体をどけるとその先には大きな何かが2つ設置されていた。
生徒「咲夜先生なんでしょうあれ?」
咲夜「鉄板と言われるものですがただの鉄板ではあ
りませんあれはたこ焼き用鉄板と呼ばれる物
です」
玲音「まぁそれを使って美味しいお菓子を皆で楽し
く作ろうと思ってな♪とりあえず男女で分け
るか?」
咲夜「そうねなら女子生徒達は私に男子生徒達は玲
音先生についていってちょうだい」
そうして男女で別れると各々で調理授業を開始した。
早苗「何を作るんでしょうか」
慧音「不安だ‥‥さっきのを見せられると本当に不安
で仕方がない」
蓮 「まぁまぁ‥‥」
と、言いつつ見回りをし観察していると生徒達は玲音と咲夜の指示で何かを作ると火によって熱々となっている鉄板にその何かの種を流し込んでいく。本当にたこ焼きでも作る気なのか。たが、
蓮 「ふんふんっ………甘い匂い?」
早苗「うぅん何ですこのそそられる香りは」
慧音「あぁ‥‥屋台とかで嗅ぐな」
何だと思っていると生徒が爪楊枝で刺して持ち上げたためそれが何かが分かる。それは狐色に焼けたベビーカステラだ。
生徒「甘くておいひぃ♪」
生徒「ふわふわ♪」
生徒「あふっ」
咲夜「熱いですから冷まして食べてくださいね」
生徒達も大満足そうでよかった。
玲音「ほらお前らも出来立てのを食えよ」
蓮 「えっえっとなら頂きます」
慧音「ほう」
早苗「なら遠慮なく♪」
そうして焼き上がったベビーカステラを食べると熱々ふわふわで素朴な懐かしい味が広がる。
早苗「はふっはふっ懐かしい味ですねぇ♪」
蓮 「玲音さんこれの材料って?」
玲音「パンケーキミックスさ‥‥一時お嬢やフランが
ホットケーキがマイブームになってたんだよ
そんでまぁパンケーキミックスをスキマ妖怪
に頼んで現世から輸入してたんだがブームが
過ぎちまうと‥‥なぁ?」
咲夜「それで現世で言うアウトドア雰囲気を味わい
つつ楽しめる甘い物で考えたのがこれなのよ
まぁ玲音の考えだけど‥‥」
玲音「丁度たこ焼き用の鉄板もあったしパンケーキ
ミックスの粉も消費できるし一石二鳥な訳な
のさ♪」
こうした応用ができるのが執事やメイドの専売特許なのだろう。現にベビーカステラを食べている子達は美味しそうに食べてはまた作ったりを繰り返している。
蓮 「そうだ」
笹の皿をポケットから取り出し幾つか入れると包む。これで何処かに逃げた霊夢の分も確保ができた。
早苗「蓮さん気が利きますね」
蓮 「いやハハ‥‥」
玲音「まぁしかし本当なら子供達全員に一から教え
たかったが何せ時間も限られるしな」
咲夜「本当に一から作ると子供達の作業効率的に時
間オーバーなのよね‥‥」
慧音「もう少し時間の調整をしっかりすべきだった
かな」
蓮 「すみません此方のミスです」
本当に申し訳ない。もう少し時間調整をしっかりすべきだった。次やるなら今回の事を反省して生かそうと思った。
玲音「さてとえ~とTheサムライ」
蓮 「だから蓮ですって‥‥で何ですか?」
玲音「時間的に大丈夫か?」
蓮 「あっえ~ともう一時間ぐらいなのかな?」
玲音「よし!ならお前ら料理ってのは片付け含めて
料理だ!てなわけで食器やら洗うぞ」
全員「はぁーい!」
玲音の掛け声で近くに玲音達が設置したであろうタライに生徒達は自分達が使った取り皿を入れると皆は食器を洗い始める。熱い鉄板だけは玲音が洗い始めた。
慧音「やはりこうした家事をやらせるのも充分にあ
りだな」
蓮 「経験にはなりますからね」
そうして皆は食器やらを片付け終わる。自分は前へと出ると、
蓮 「皆~満足したかな?」
生徒「うん!」
生徒「美味しかったです!」
蓮 「良かった♪それじゃ皆~玲音先生と咲夜先生
にお礼を言おうか♪せぇ~の!」
全員「ありがとうございました」
生徒全員が一斉に2人にお礼を言う。
玲音「あぁ♪また機会があったらもうちょい難しい
のを作ろうな♪」
咲夜「こっこそばゆいわ‥‥」
玲音「たくこいつは‥‥」
蓮 「さてそれじゃ皆30分の休憩を取ったら最後
の授業をするからね♪それじゃ解散」
そうして2時限目も終了し残すは霊夢が担当する体育のみとなったのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで!」
鈴蘭「ベビーカステラ美味しそうだなぁ」
狗神「食いしん坊かお前は‥‥」
神楽「そういえば怠惰さん前書きでポケモンとか
書いてましたが書くんですか?」
怠惰「‥‥どうだろうね?」
狗神「何だよどうだろうねって」
怠惰「怠惰さんの用量的に無理だから書かないと
は思うよ?書くとしてもしっかりこっちと
あっちを終わらせてからだしね」
鈴蘭「その口調からストーリー考えてます感があ
るよね?」
怠惰「うん大方の設定は考えてはあるんだよ?」
狗神「マジかよ」
鈴蘭「当たっちゃったよ」
怠惰「だから東方を書くかポケモンを書くかで悩
みに悩んで東方をチョイスしたからね」
神楽「では何故に東方を?」
怠惰「当時の怠惰さんようやく伝説厨を抜けたば
かりで伝説以外をあまり知らなかったって
のが大きな影響だったんだよね」
鈴蘭「それだけなの?」
怠惰「まぁ後は偉大な先人様達の東方を見てきて
興味をもったってのがあってどっちを書こ
うかで悩んだんだよねぇ」
鈴蘭「………怠惰の事だから何時か東方携帯獣で書
きそうだよね」
怠惰「あっバレた♪昔に数回考えたよ♪」
狗神「おいおい‥‥因みに私らが持つとしたらどん
なポケモンだよ?」
怠惰「そこは是非是非みなさんのご想像でどうぞ
って事で今回はここまで!」
鈴蘭「あっ考えるのを諦めたよ!」
怠惰「尺が足りないの!それじゃまた次回!」
狗神「あっこらまて!」
怠惰「サラダバー!」
神楽「えっえと‥‥それでは♪」