こいしを弾幕ごっこで打ち負かし自分は変化した体を元に戻す。そしてまだ歓声が聞こえる。
蓮 「本当に何処から」
と、言っていると人だかりは急に熱が覚め散り散りになった。
蓮 「………」
自分の手を見て思う。やはり不思議だ突然沸き上がってきたあの感覚といい観客の急な変化といい一体何なんだ。神楽が言っていた事はつまりこういう事なのか。
蓮 「霊夢達もこんな感じだとしたら速く探さない
と何をするか分からないよね」
先程の自分みたいに興奮状態にでもなったとしたら自分でも手が付けられないぐらい凶暴化するのは一目瞭然だ。できるだけ速く止めなくては。
こい「いたた‥‥お兄ちゃん前よりも強いねぇ♪」
ボロボロとなったこいしはふわふわと浮きながら近づいてくる。
蓮 「こいしちゃん急に何でまた目立ちたくなった
の?」
こい「う~んこれまで私を注目してくれるのってお
姉ちゃんか理久兎お兄ちゃん達しかいなくっ
てそれで偶然戦ったら凄い目立ったから味を
占めちゃったんだよね♪」
蓮 「成る程ね‥‥あっこいしちゃん聞きたいんだけ
ど霊夢を見なかった?」
こいしがここにいたとしたら霊夢の居場所も分かるかもしれない。そのため聞いてみると、
こい「そういえば人里で弾幕ごっこしてたら巫女服
の人がいたような気がしたかな?」
ビンゴ恐らくそれは霊夢だろう。つまり霊夢は人里に行った訳か。
蓮 「なら人里に行ってみるかもしかしたらいるか
もしれないし」
こい「私は次のターゲットを見つけよう♪」
蓮 「物騒だなぁ‥‥」(;^ω^)
こい「アハハハじゃあね蓮お兄ちゃん♪」
そう言うとこいしはスゥーと目の前から消え気配も消えた。だがこいしちゃんのお陰で次やることは見つけた。
蓮 「人里に行ってみるか」
仕方ないと思いながら空を飛び人里へと行くのだった。そうして人里へと向かっていると、
蓮 「そう言えば朝食を食べてなかった」
慌ただしかったため朝食を取るのを忘れてた。
蓮 「よし!霊夢には悪いけど今日は奮発して外食
にしようかな」
こう時々の贅沢もたまには必要だろう。そうと決まれば何を食べようかと考えながら人里へと降り立つ。
蓮 「蕎麦‥‥いや定食も良いなぁ」
どしようかと悩む。‥‥何か孤独のグルメみたいな感じだなこれ。
蓮 「ここの蕎麦屋はおすすめけどそれに次いで
定食屋はリーズナブルなお値段でボリュー
ミーだし‥‥」
本当にどうしようか。こういう所が優柔不断なのかもしれないがそれぐらい重要で悩ましいのだ。
蓮 「もしくはお握り屋でいなり寿司‥‥決めた!
いなり寿司にしよう♪」
食べるものが決まりお握り屋へと向かう。
蓮 「すみません」
定員「はいはいいらっしゃいあらあらどうも蓮先生
こんにちは」
蓮 「こんにちは♪早速ですがいなり寿司を6つ程
お願いできますか?」
定員「いなり寿司ね分かりました♪少し待っていて
下さいな♪」
そう言い店員は奥に向かう。外の縁台に座り空を眺める。
蓮 「しっかし‥‥霊夢は何処にいるのだろうか」
不安だ何かやらかしてなければ良いのだが。そんな事を考えていると、
店員「はいお待ちどうさん」
蓮 「ありがとうございます」
いなり寿司と漬物にお茶そして味噌汁を受けとると店員は奥に入っていった。
蓮 「いただきます」
まずはカブの漬物を一口でかじりいなり寿司を頬張り味噌汁で流し込む。
蓮 「ふぅ‥‥プチ贅沢♪」
たまにはこう言うのも悪くはないなと少し思ってしまう。そうして食べていると、
? 「お前は蓮か蓮じゃないか!」
蓮 「ん?あっ魔理沙♪」
自分を呼ぶ声が聞こえ向くとそこには箒を手に持ち少しボロボロの格好となっている魔理沙がいた。
蓮 「どうしてそんなにボロボロなの?」
霧雨「さっき理久兎の所の狼娘と一戦しててな」
蓮 「耶狛さんが?」
霧雨「あぁ」
耶狛が来ているのか。そうだもしかしたら魔理沙なら霊夢の居場所を知っているかもしれない。
蓮 「魔理沙に聞きたいんだけど霊夢を知らないか
な?朝から行方不明で」
霧雨「逃げられたか?」
蓮 「変な言い回しは止めてくれないかな!?」
霧雨「冗談だぜ♪そうだな‥‥朝に彼奴の所に行って
弾幕ごっこしたら彼奴なんかいきり立ってそ
のままどっかに行ったぜ?これは神道を広げ
るチャンス!とか言ってな」
てことは朝に弾幕ごっこしてたいたのは魔理沙か。そして魔理沙は霊夢を知らない。なおかつこいしの話では人里で巫女服の女性を見た。それらを合わせるとこいしが見たのは多分耶狛だらう。耶狛の服は巫女服を改造している物になっているためいたと証言した。つまり霊夢が人里にいる確率は恐らく低い。ならば別の場所を探すのが得策だろう。
蓮 「教えてくれてありがとう魔理沙♪」
霧雨「いいぜ別に♪」
蓮 「それと御馳走様でした勘定は置いておきます
からね♪」
店員「はぁ~い」
最後のいなり寿司を食べ味噌汁そしてお茶で流し込みお勘定を更の下に挟んで立ち上がる。
霧雨「霊夢を探すのか?」
蓮 「うん何かしでかす前にね」
霧雨「そうか‥‥」
と、言っているといつの間にか人だかりが多くなり皆は自分達に注目し始める。
霧雨「蓮‥‥こうなってるなら分かるよな♪」
蓮 「えっ何が?」
魔理沙はミニ八卦炉を自分に向けて構える。つまり弾幕ごっこしてくれと言いたいのだろう。霊夢を探すのを優先したいが教えてくれた礼もあるためこの勝負を受けることにした。
蓮 「良いよ来なよ魔理沙」
霧雨「なら遠慮なくやってやるぜ!」
そうして魔理沙との弾幕ごっこが始まったのだった。
怠惰「てな訳で今回はここまでです」
狗神「しっかし今回の奴等はみんな好戦的だな」
鈴蘭「そうだよねこいしちゃんとか魔理沙‥‥は
何時もと同じか」
神楽「アハハ………」
怠惰「まぁこの章は皆さんもそれ相応に出番があ
るから準備運動はしておきなよ?」
狗神「また出番か‥‥」
神楽「私は毎回出てますけどね‥‥」
鈴蘭「良いなぁ出番がある2人はさぁ」(#= 3=)
怠惰「まぁ鈴蘭の出番も勿論あるから大丈夫だよ」
鈴蘭「それを待ち望んでおくよ」
怠惰「へいへい‥‥てな訳で今回はここまで」
神楽「また次回もお願い致します」
狗神「じゃあな」
鈴蘭「まったねぇ~♪」