熱狂が渦巻くここ命蓮寺では住職である聖白蓮と蓮によるる白熱の戦いが繰り広げられていた。
聖 「でりゃぁ!」
蓮 「っ!」
やはり強いこれまで戦ってきた中だと神子さんと互角ぐらいだろうか。神子さんは純粋に遠距離系統の攻撃が多かったが此方は逆に物理が専売特許といった感じだ。
聖 「いきますよ!
蓮 「こい!」
お互い同士でまたぶつかり合う。自分の一刀を聖は避けまたは金剛杵で受け止め自分は受け流しそして避けといった動作をし続けまったくもって埒が明かない。
聖 「流石は死闘を潜り抜けただけはありますね
蓮さん」
蓮 「何度も死ぬかもしれないという場面はあり
ましたからね!」
特に一番恐ろしかったのは怠惰の特訓だ。だが逆に一番潜在能力を引き出すにはうってつけの修行となったのは言うまでもない。お陰でこうして生に執着するようになったのだから。
蓮 「せいやぁ!」
聖 「くっ!」
神楽を強く振るい聖を吹っ飛ばす。だがすぐに空中で受け身をとり体制を建て直す。
聖 「流石ですね」
蓮 「その言葉はそのままお返ししますよ!」
神楽を振るい斬撃波を飛ばす。それを聖はありえない事に、
聖 「はぁ!」
金剛杵を逆手に使い一瞬で振るい斬撃波をかき消した。次に神楽を構え、
蓮 「神楽!」
神楽の分霊を2体出現させ一気に殴りかかる。
聖 「それしき!」
殴りかかった瞬間にギリギリで避けて腕に向かって金剛杵から伸びる光の刃で腕を切り落としそして顔面に向かって金剛杵を振るい消滅させもう一体の分霊で攻撃をするが金剛杵を顔面に向かって刺され消滅した。
蓮 「お見事‥‥」
聖 「ふふっ♪次は私が行きますね!」
金剛杵を構えた聖は此方を見て一呼吸を置くと、
聖 「天符 三千大千世界の主!」
と、呟くと金剛杵を此方へと投擲してきた。
蓮 「それしき!!」
一気に神楽を振るい金剛杵を空高く弾き飛ばすといつの間にか空中にいた聖が金剛杵を手に取り自分に向かって弾丸のような飛び蹴りをしてきた。
蓮 「っ!!」
すぐさま後退し避けるが空中で止まるとまるで空気を足場にしているかのように空を蹴り飛ばし一気に間合いを積めてきた。
蓮 「!?」
ギンッ!!
神楽で何とか金剛杵の光の刃を止めるが軽いと感じ違和感を覚えると今度は左手で殴りに来た。どうやら今のフェイントだったみたいだ。神楽が動かせずそして避けるにも遅過ぎる。どうすると考えると脇に座す神楽の鞘を見て咄嗟に思いつき神楽を持つ左手を離し鞘を持ってすぐさま上げて聖の拳を防ぐ。
蓮 「あっ危ない‥‥」
聖 「今のを受け止めるん‥‥です………か!」
聖もそうだろうが自分も驚いているのだ。まさか今の一撃を受け止めれるとは思いもしなかったのだから。
蓮 「でりゃ!」
聖 「っ!!」
聖を跳ね返し鞘を脇に指し神楽を構える。
聖 「まだやると言うのですね‥‥良いでしょう相手
になります!」
不思議な巻物を展開させると聖の足に風が纏わりつく。
聖 「行きますよ!!」
その一言と共に聖が高速による移動をしだしあまりの速さに通った後に残像が残る。
蓮 「残像の動きから‥‥」
向かってくる残像が自分の近くで消える。後ろから気配を感じすぐさま背後を向き神楽を構える。
ギンッ!!
蓮 「ぐっ!」
聖 「甘い!」
今度はまた背後から更には右、左、上、下と聖が向かってくる。この状況を打開すべくスペルを唱える。
蓮 「式符 狗神の怒り!!」
スペルを唱えると狗神が現れ行きを大きく吸い込むと、
狗神「ワォーーーーーーン!!!」
周りにあるもの全てを破壊させるかのような遠吠えをこだませた。
聖 「何て荒業を!」
狗神のお陰で残像は消え本体の聖が現れるが、
蓮 「うぐっ‥‥」
ゼロ距離での咆哮は自分にも被害がおよび少し鈍ってしまった。
狗神「バカな奴だな」
蓮 「でもありがとう」
狗神「けっ」
と、一言を呟き煙と共に消え戻っていった。
聖 「っ‥‥意外にも手痛い攻撃でした」
蓮 「仕切り直しと行きましょうか」
互いににらみ合いまたぶつかり合う。金属音が鳴り響くと共に声援が聞こえ命蓮寺は熱狂の渦へと変わる。
信者「聖さま!!」
信者「頑張ってください!!」
妖怪「蓮さん頑張れ!!」
妖怪「いけぇ!」
どちらかと言えば聖を応援する声が大きいが時折に自分を応援してくれる声も聞こえてくる。
聖 「やりますね!」
蓮 「まだまだ!」
何度も何度もぶつかり合う。だがこれでは本当に埒が明かない。自分と聖はお互いに後退し距離を置く。
蓮 「聖さんこれで終わらさせて貰いますよ」
聖 「良いでしょう‥‥ならば私も精神戦意で貴方
を止めます!」
力がみなぎってくるこれならば使えそうだ。そして自分と聖はこの戦い最後のスペルを唱えた。
聖 「ラストワード アーンギラサヴェーダ」
蓮 「ラストワード 金色蹂躙演舞」
避ける隙間がないぐらいの無数のレーザーがこちらに向かって放たれる。だが同時に自分も己の人間としての限界を越える。今のこの状態ならあのレーザーぐらい避けるのは可能だ。
蓮 「っ………」
歓声も消え静寂となったこの目に写る世界でなら見えるとてもゆっくりにレーザーが進んでいるように見える。当たらぬように一気に聖の目の前に移動する。
聖 「………なっ!?」
蓮 「聖さん少し痛いかもしれません‥‥なので頑張
って耐えてください!」
と、一言を言い聖を高く打ち上げる。そして一気に上空へと打ち上げた聖へと近づき刀を上段に構える。
蓮 「でりゃぁ!!」
そしてそこから一刀両断をして聖に強烈な一撃を叩き込み地上に着地する。
蓮 「切り捨てごめん」
チャキン‥‥
鞘に神楽を納めそう呟いたその直後、
ピチューーン!!
被弾音が鳴り響いたこの勝負は自分の勝利となったのだった。
怠惰「ではでは今回はここまでです」
神楽「えっと狗神さん結局昨日は‥‥」
狗神「逃げられもうこっちも疲れた」
鈴蘭「タイムオーバー‥‥」
神楽「アハハ………」
怠惰「生きている時間が違う者を捕まえようなどと
いう考えが甘いのさ」
狗神「クソムカつくなぁ!」
鈴蘭「本当にね」
神楽「まぁまぁ‥‥」
怠惰「でまぁとりあえず数話ぐらい投稿したらまた
耶狛の話を投稿しますのでよろしくお願いし
ます♪」
狗神「しかし彼奴が1章限りとはいえ主人公に抜擢
されるとはな‥‥とんだ出世だな」
怠惰「まぁ言うてね東方って外伝もそれ相応にあっ
てそれによって主人公の視点とか変わるから
ね?ゲームに踏み止まらず漫画とかさ」
神楽「そうなんですね」
怠惰「主人公も華扇とか小鈴とか光の三妖精とかそ
れはもう多々といるよ♪ゲームになると文や
はたてとか後は小説ではまだ出てないけど天
の邪鬼ちゃんとかもそうだね」
鈴蘭「凄いね」
神楽「本当ですね何時か私達も‥‥」
怠惰「やっても外伝篇かな?鈴蘭はないとして」
鈴蘭「何で!!?」
怠惰「だって晴明の物語で出てるし」
鈴蘭「それなら姐御だって!」
怠惰「狗神はやっても生前はどんなだったかぐら
いだからね?やっても鈴蘭は生前のイチャ
話しか書けないから少し味気ない!」
鈴蘭
怠惰「ってもう時間かなら今回はこの辺で終わり
だね」
狗神「気を落とすなよ」
鈴蘭 ( ´Д`|||)
神楽「そっそれでは読者様」
怠惰「またな!」