血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、リアルで両親が風邪で寝込んでいてちょっとピンチな怠惰のクソ悪魔です。風邪にならないように注意しなければ‥‥それと今回はオリスペカなどがありますがご了承を下さい。それでは本編へどうぞ。


第287話 狐の武士と狸の大将

マミゾウは此方を見上げるとニタリと笑い此方へと一気に飛び上がる。

 

マミ「ふぅ‥‥中々じゃったぞ若造?」

 

蓮 「それはどうも‥‥それと霊夢に化けるなら僕以

   外の人にやった方が良いですよ?」

 

マミ「ほっほっほっ♪心に刻んでおくわい若造」

 

しかしまさか霊夢に化けてるとは、鉛のある言葉とか霊夢なら言わないであろう一言で気づけたがそんなのがなければ分からなかっただろう。

 

蓮 「………そういえばマミゾウさん霊夢が何処にい

   るか分かりませんか?」

 

マミ「博麗の巫女が何処にいるかじゃと?2、3時

   間前に戦ったきり故に残念ながら儂には分か

   らん理久兎の所のバカ狼とはさっき殺り合っ

   たがな‥‥」

 

蓮 「そうですか」

 

先程に戦ったと言ったが耶狛さんは何のために動いているのだろうか。

 

マミ「じゃが向かうであろう場所なら分かるわい」

 

霊夢が行きそうな場所を知っていると言うのか。

 

マミ「教えてやろうかの‥‥じゃが若造」

 

マミゾウは頭に手をおいてニヤリと笑うと、

 

マミ「仕切り直して本気で一戦ほど頼めるかの勝て

   たら博麗の巫女が何処に行くであろうか教え

   てやろう‥‥どうじゃ?」

 

一戦して勝てたら教えてくれるか。その勝負は買って出よう。それにまだ戦いの途中だし投げ出すのもマミゾウに悪いと感じた。

 

蓮 「良いですよその代わり教えて下さいね!」

 

マミ「よかろう」

 

マミゾウの一言で周りに人だかりが集ま‥‥いや違う集まったのは人ではない。何故なら人間の人型だが狸の尻尾が生えていた。これは全員狸の妖怪か。

 

マミ「舞台も整いそして人気は我の手にありさぁ知

   りたくば来い若造!」

 

蓮 「えぇいきますよ!」

 

そうして仕切り直された戦いは始まった。

 

マミ「行くぞ!」

 

煙と共に鳥の形を模様した弾幕をマミゾウが放ってくる。

 

蓮 「そのぐらいなら切るだけです」

 

神楽を下段に構え向かってくる弾幕を素早く全て斬り消滅させる。だがマミゾウが消えた。

 

蓮 「なっ何処に!?」

 

何処に行ったんだ。キョロキョロと探していると空中でキラリと光ると何かが高速で落ちてくる。

 

蓮 「なっ!」

 

すぐに避けるとそれはマミゾウと瓜二つの地蔵だった。

 

マミ「反射神経もまずまずじゃな」

 

煙と共に地蔵がマミゾウに変わる。

 

蓮 「化かしですか」

 

マミ「化け狸は化かしてなんぼじゃろ?」

 

まぁ確かに化け狸なら化かして戦うのも当たり前か。

 

マミ「納得したような感じじゃの♪なら見せてやる

   とするかい!」

 

そう言うとマミゾウはニヤリと笑い葉っぱを白紙のスペルカードに変える。

 

マミ「行くぞ!変化 鍍金狐の侍」

 

煙がまた上がると何とそこには自分自身がいた。いや尻尾が生えている事から恐らくマミゾウが化け術で自分に化けたのだろう。

 

マミ「ほっほっほっ中々じゃろ?あの時‥‥儂とぬえ

   はお前さんと理久兎によって負けた雪辱は今

   でも覚えておるからの」

  

何か変な覚え方されてるんだけど。というか悪いのは理久兎さんが主で自分の八つ当たりなんだけど。

 

蓮 「悪いのは元々は理久兎さんであって!理久兎

   さんで僕を連想するのは止めてくれませんか

   ね!?それとその姿で悪さはしないで下さい

   よ!」

 

マミ「やったら巫女が鬼になってくるから流石にや

   らんわい」

 

やはり霊夢は妖怪から恐れられてるな。無理もないか神社に攻めてきた妖怪とか軽く返り討ちにしてるみたいだし。時々、帰った時に妖怪が気絶してるのを目撃してる。

 

マミ「さぁて行くぞ!」

 

そう言うと偽物の神楽を構えると切りかかってきた。

 

蓮 「何の!」

 

ギンッ!

 

ぶつかり合い金属音が響く。まさか自分と戦うことになるとは夢にも思わなかった。

 

マミ「ほれほれ!」

 

何度も何度も繰り返し斬ってくるがやはり刀には慣れてないのか動きが単調ですぐに分かる。

 

蓮 「でりゃぁ!」

 

ガギンッ!!

 

偽物の神楽を弾き飛ばしマミゾウへと斬りかかる。だがすぐさま回避すると元の姿に戻る。

 

蓮 「外見だけ似せても意味ないですよ?」

 

マミ「ほう‥‥ならばこれはどうじゃ!」

 

マミゾウがまた新たにスペルを構える。

 

マミ「変化 百鬼妖怪の門」

 

大きな鳥居を煙と共に出すと鳥居から無数の妖怪達が現れ此方に直進してくる。

 

蓮 「神楽!」

 

2体の分霊を召喚し向かってくる妖怪達を殴りに殴って蹴散らす。だが蹴散らしたその瞬間に煙と共に狸となって地面に落ちていくこれも狸か。

 

マミ「やりおるのお前さん」

 

蓮 「でりゃぁ!」

 

斬撃波を飛ばしマミゾウに攻撃するが何処からともなく長く鯉のぼりがついた棒で払い斬撃波を無力化させる。

 

マミ「どうした若造その程度かの?」

 

蓮 「どうするか………」

 

マミゾウの口ぶりから自分の動きを知っていると仮定して恐らくこのまま無闇に突っ込んでもやられるだけ。ならばどうするか。

 

マミ「来ないならこっちから行くぞ!」

 

大きな陶器を片手にマミゾウが仕掛けてきた。だが思った恐らくマミゾウは自分自身が決めてくるとならば自分以外の者が決めればいいと神楽を構えマミゾウを迎え撃つ。

 

マミ「かかったな若造!」

 

四方八方から妖怪に化けた化け狸達が襲いかかる。

 

蓮 「かかったのはマミゾウさん貴女の方ですよ!

   狗神!鈴蘭!」

 

狗神「ちっ!」

 

鈴蘭「はいな!」

 

狗神の体格を生かした突進そして鈴蘭の強烈な蹴りによって狸達は地に落ちていく。

 

マミ「ずるいぞ!」

 

蓮 「貴女にだけは言われたくないですよ!」

 

自分の仲間を使っている時点でそれだけは言われたくない台詞だ。そして、

 

ポンッ

 

マミゾウの肩を神楽の分霊が掴む。

 

マミ「何じゃ今は取り込み‥‥っ!?」

 

ようやくマミゾウは気づいたみたいだ。神楽の2体の分霊がマミゾウの背後で拳を構えていることを。

 

蓮 「悪鬼殴り」

 

すぐさまつばぜり合いを止めて下へと急降下すると同時に、

 

ピチューーン!

 

被弾する音が聞こえ見てみるとマミゾウは地面へと落下していった。つまりこれは自分達の勝利という事となったのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで‥‥って誰もいない
   じゃねぇかどうしてくれんだ‥‥」

? 「ねぇ貴方‥‥私の希望の面を知らない?」

怠惰「へっ?お前は誰だよ?」

? 「知らなそうだからいいや」

怠惰「あっちょっと!?‥‥まぁ良いかえっとどうし
   ようか‥‥うんよし!ここ最近は長かったから
   今回はここまで!また次回もよろしく!それ
   ではサラダバー!」

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