淡い光の中、自分はただ1人歩いていた。ここは何処なのだろうか。キョロキョロと周りを見回すといつの間にか真夜中の森にいた。
蓮 「夢?」
また何時もみたいな夢か。今度はどんな夢なんだと思っていると、
? 「ギャー~ーー!!!」
? 「止めてくれ!!」
阿鼻叫喚の悲鳴がこだました。すぐさま走ってその場に向かうとそこには無数の死体が転がっていた。
蓮 「これは‥‥っ!!?」
そして気づくいや気づかないのがおかしい。死体の山となっている頂上で死体を貪る何かがいた。顔は真っ赤な月の明かりで影となっていて見れないがその者は此方を向くと口元がニタリと笑った。
蓮 「来るなら‥‥」
だが自分にも異変が起きているのにも気づいた。それは腰に指す神楽がない。更には胸ポケットにも狗神と鈴蘭の式神札がない。このままでは戦い的に不利だと思い逃げようとしたその時、
? 「アハハ!アハハハハハハハ」
背中に寒気が走ったまるで化け物を背中に背負ってる感じがする。必死で逃げるが目の前の光景が変わり見たことのない場所へと変わる。
蓮 「今度は何処だ‥‥」
と、言いかけると足に何か当たる。下を向くとそれは無惨にもバラバラとなって淀んだ目で此方を見る幻想郷の住人達がいた。
蓮 「なっなんだこれ‥‥」
後ろを向くと最も見たくない光景が目に入った。
蓮 「れ‥‥霊夢………?」
膝をつき絶望した。ありえない嫌だ‥嫌だ‥嫌だ‥嫌だこんなのは嘘だ。自分の目に映る霊夢はもう笑顔や怒り顔そして泣く顔なんていう豊かな感情をもう向けてはくれない。何故なら手足は釘で打たれ磔にされ体は腐敗しているのか青くなり蝿が集っていた。何よりももう霊夢は‥‥
? 「これがあんたが選んだ結末やで♪」
蓮 「………!」
恐い。ただ身の毛もよだつ戦慄する恐怖が背後から感じる。
? 「逃げた先にあるんは果たして何やろね」
ゆっくりとゆっくりと背後を向くと、
? 「それとあんたは最後のお楽しみやで♪」
ニタリと笑う女の顔が少しだが見えてしまった。
蓮 「はっ!!!!!」
何が起きた。すぐに周りを見て確認するとそこは何時ものバイト先の寺子屋の教室だ。そうだったマミゾウと戦った後、結局する事もないから体を休めるために寺子屋に入って休んでいたらそのまま眠ってしまったんだった。
蓮 「………逃げた先にあるもの」
逃げ続ければあぁなってしまうのか。守りたいと思う人も救えないなんてそんなのは絶対に嫌だ。
蓮 「そういえば今は何時だろ」
寺子屋の時計を見るともう丑三つ時になろうとしていた。すぐに神楽のチェックそして胸ポケットに狗神と鈴蘭の式神札があるのかを確認し一呼吸おく。
蓮 「ふぅ‥‥よしやるか!」
両頬を叩き意気込みして外へと出る。外は深夜なためか夜の戸張が静寂をもたらしていた。
蓮 「こんな時間に人里ってあんまり言ったことが
ないよな‥‥」
夜中に最後に来たのって神楽の時ぐらいじゃないかな。とりあえずは夢の事とかは忘れて異変の現況を探さぬくてはならないか。とりあえず辺りをふらふらと歩こうかと思ったその時、
? 「出たな妖怪!覚悟!!」
声が聞こえ振り向くと何者かが棒みたいな物で殴りかかってきた。すぐさま神楽を構え、
ジャキン!!
一撃は押さえつける。辻切りかと思っているとその者の姿が月明かりに照らされ露になる。それは理久兎の従者の1人である耶狛だった。
蓮 「って耶狛さん!?」
耶狛「あっ蓮くんだ」
つばぜり合うのを止め神楽を鞘に納める。
蓮 「何しているんですか耶狛さん!?」
耶狛「そう言う蓮くんだって何してるの?ここは危
ないんだよ?」
危ないって事はやはり耶狛もこの異変を察知しているという認識で良さそうだ。
蓮 「やっぱり耶狛さんも感じているんですねこの
不穏な空気を」
耶狛「まぁそれもあるけど何よりも野生の直感って
のがあるからね‥‥それにさっきから変な匂い
がするんだよね埃臭いというか古く埋もれた
骨董品の匂いがね」
と、耶狛はとある方向を向くとゆらゆらとお面が飛び交う中でお面を側頭部に着け此方を見つめる女の子が立っていた。
? 「誰だお前らは」
この時、少女のお面がいきなり変化した事を見逃さなかった。どんな仕掛けだと思っていると、
耶狛「私?私はバルムンク=フェザリオ♪」
何か耶狛がとんでもない事を言い出したんだけどしかもこっちを向いてお前も乗れよといった目で見てくる。
蓮 「えっえぇとあっアイザック=シュナイダーで
良いのかな?」
? 「あれか光の皇子と漆黒の風の?」
蓮 「って!?違いますよ!?ていうか何で現世の
ネタを知っているんですか!!?」
本当に耶狛もそうだけどこの少女も何処からそんな現世のネタを持ってきたんだ。もうツッコミしないとこれは収まらない。
? 「そうかなら私は長谷川泰‥‥」
蓮 「言わせないしやらせませんよ!?」
? 「………」
流石にそれはダメだ。だってこれ東方だしあまり使いすぎると怒られる。そして少女のお面は老婆が泣いているお面に変化していた。つまり言えなくて悲しいって意味で良いのかな。だがまずは彼女が黒幕かどうかの確認をしなければ、
蓮 「貴女はいったいどちら様ですか?」
? 「こころ‥‥秦こころ」
今度はお多福のお面に変わる。どんな原理いやあれはまさか感情を表しているんじゃないかと思った。だが感じからして人ならざる者つまり妖怪か。
蓮 「妖怪‥‥で良いんですよね?」
秦 「貴女のその刀と同じ種族って所かな?」
蓮 「つまり
秦 「そうその付喪神でもお面の付喪神」
お面の付喪神か。通りでお面が所々でチェンジしている訳なのだな。
秦 「それよりも私の希望の面を知らないか?この
ままだと感情が暴走して人里いえこの世界か
ら感情が‥‥」
蓮 「お面ですか」
秦 「そうお面!」
耶狛「お面ねぇ」
お面と言われても困る。これまでの道筋でお面があった記憶なんてないし。
蓮 「すみませんが僕は‥‥」
耶狛「お面‥‥お面‥‥お面‥‥」
流石に耶狛でも分からないと思う。まずお面とかなら落ちていたらすぐに分かるし。
耶狛「お面ってあれかな?」
秦 「何!知っているのか!」
あれ知ってたの。ならそれはこころと同じく何処にあるんだと疑問に思っていると、
耶狛「うんマスターの義妹ちゃんに当たる子が私の
コレクション♪って言ってたなって」
蓮 「こいしちゃんが持ってるんですか!?」
耶狛「多分ねそれがこの子の探してる面とは限らな
いけどね」
こいしが持ってたのか。もしこうなる事を知ってたのならお面を賭けて弾幕ごっこをすべきだったのかな。
秦 「返せ‥‥即刻返しやがれ!!」
2人「うぇーーー!!?」
突然の荒々しい口調で叫んできたため耶狛と共に驚いた。面が般若面に変わっていて口調からもそうだが怒っているのは間違いないだろう。怒り叫ぶぐらいだからそれほどまでに大切なお面なのだというのが容易に分かるし。
秦 「うっこのままだと本当にぐぅ!!」
蓮 「大丈夫で‥‥」
耶狛「蓮くん危ない!」
耶狛にタックルされ前へとつんのめると自分がいた足元から無数の気の柱が並び立つ。薙刀を構えたこころは何処からともなくお面を大量に出現させ此方を見る。
秦 「返せ‥‥返せ返せ!!」
薙刀の切っ先を向けてくる。これは戦わなければいけないという感じだ。とりあえず弾幕ごっこで大人しくさせる他はないだろう。すると、
耶狛「蓮くん協力してあの子を助けるために!」
蓮 「えっ!‥‥分かりました協力します!」
何か良い案を耶狛は思い付いたのだろうか。それとも何時もの破天荒天でそんな事を言っているのか。いや策があるならその策を信じようと思った。
秦 「返せぇぇぇ!!!」
薙刀を構えこころは自分達に向かってくる。こうして人里での丑三つ時の戦いは幕を開けたのだった。
怠惰「では久々に今回はここまで!」
狗神「最初からこれか!?」
鈴蘭「これマジなサイコパスだよね!?」
神楽「すっ凄いですね」
怠惰「まぁラスボスだから強いよ?」
鈴蘭「因みに理久兎とだったらどっちが‥‥」
怠惰「それを言ったら終わりだよ♪まぁ軍勢という
のか何なのかの一部の奴は怠惰さんの中の人
曰く実力なら理久兎と同等とか」
狗神「小僧は一体どんな奴と相手をしようとしてい
るんだか」
怠惰「因みにもう分かると思うけどラスボスに慈悲
はないよ?ただ無差別に自分が幸福感を得ら
れるならどんな事でもする女だからね?」
神楽「おっ恐ろしいですね」
鈴蘭「とんだ鬼女だ!?」
怠惰「まぁそうだねぇとんでもないよ♪」
神楽「勝てるでしょうか」
怠惰「分からんまぁ中の人曰くで負けた先の未来‥‥
俗に言うBAD ENDルートも‥‥」
狗神「あるのか!?」
鈴蘭「かっ考えてあるんだ」
神楽「どうなるんですか!?」
怠惰「まぁそれ以上は言えないからね流石にさぁ♪
さてと長くなったけれど次回は待ちに待った
こころ戦ですあっちで既に投稿されてるから
知ってるよ!なんてあるかもしれませんが蓮
の視点での話になっていますのでお願いしま
すそれでは今回はここまで!」
神楽「きっ気になりますが仕方ないですねまた次回
もよろしくお願い致します」
鈴蘭「それじゃまた次回♪」
狗神「そんじょあな」