血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。スマホの充電がなくなり先程まで充電していた怠惰のクソ悪魔です。二時間で0%から60%まで回復しましたがやはりスマホのバッテリーが寿命かなと感じてしまいました。さてそれではそろそろ本編へどうぞ。


第290話 VS秦こころ

真夜中の丑三つ時となった人里で人々の感情を救うための戦いが始まっていた。

 

耶狛「いけぇ狼ちゃん!」

 

蓮 「神楽!」

 

神楽を構え分霊を召喚し耶狛の狼と共にこころへと攻撃するが、

 

秦 「邪魔!」

 

薙刀を振るい耶狛の狼を蹴散らし神楽の分霊が攻撃するものの踊るように避けられ斬首され消滅させられた。

 

耶狛「うわぉ容赦ないね」

 

蓮 「耶狛さん僕がインファイトを仕掛けますなの

   で援護をお願いします!」

 

耶狛「任されたよ♪」

 

一気に距離を詰めこころへと斬りかかるがこころも負けじと薙刀で対向しつばぜり合いとなる。

 

秦 「っ!!」

 

蓮 「少し痛いですが覚悟をしてくださいね!」

 

力を入れて思いっきりこころを弾き飛ばし、

 

蓮 「耶狛さん!」

 

耶狛に合図を送ると狼を模様した弾幕がこころへと向かっていく。

 

秦 「‥‥獣が近づくな」

 

だが、こころは弾き飛ばされた状態にも関わらず両手に扇を構えると独楽のように回転し狼を退けた。

 

蓮 「少し骨が折れる相手ですね」

 

耶狛「大丈夫♪私は折れてもサクッと治るから♪」

 

蓮 「いやあの‥‥意味分かってます?」

 

耶狛「骨が折れるんでしょ?」

 

どうやらしっかりとしたことわざという言葉を知らなさそうだ。こうなると意味が通じなくて困る。

 

秦 「おいコラ私を無視してんじゃない!」

 

しかも何か相手が会話に乱入してくる始末だ。

 

耶狛「顔は無表情だけど感情のレパートリーが多く

   あって面白いね♪」

 

秦 「褒めるな恥ずかしいだろ」

 

おじさんの面で顔を隠した。照れて恥ずかしがっているのだろうか。こういった感情が豊かなのは霊夢と似ているなと感じたのだが隣にいる耶狛がこころに向かって、

 

耶狛「隙あり!」

 

照れてる隙を狙い錫杖を伸ばし突き攻撃を仕掛けるがこころはすぐさまギリギリで回避した。というか今のは卑怯だろと感じだ。

 

秦 「卑怯だな!?」

 

猿のお面になりまた般若面に戻る。これは自分もそうだが誰でも怒ると思う。

 

蓮 「本当に卑怯ですよそれは!?」

 

耶狛「蓮くんやこころちゃんに教えてあげる勝った

   ら勝者だよ?」

 

何その自分的ルールはそれに何か言葉がおかしい気がする。

 

蓮 「いやあのそれアリに向かってアリのようだと

   言うのと同じですよ?」

 

何か耶狛は本当に色々と破天荒というか世間を知らない箱入り娘みたいというか兄も亜狛も大変そうだなと感じだ。

 

秦 「………勝ったら勝者なら勝ってみせよう!」

 

何か納得しちゃったよ。それは納得したらダメなような気がするがそんな事を考えてる間にも老婆のお面を被るとこころはスペルを唱えた。

 

秦 「憂面 杞人地を憂う」

 

と、唱えたその直後、足元が光る。これは先程の気の柱が来るのか。

 

耶狛「避けるよ蓮くん!」

 

蓮 「っ!」

 

呼び掛けられ後退すると予想通り下からお面と青い気の柱が現れ天へと上がっていった。

 

秦 「やるな」

 

耶狛「畳み掛けるよ!」

 

蓮 「はい!」

 

耶狛と共に今度は2人で一気に畳み掛ける。

 

秦 「………」

 

こころはすぐさま老婆のお面にチェンジすると無数の弾を放ってきた。

 

耶狛「蓮くん私の後ろに!」

 

蓮 「分かりました!」

 

後ろに行くと耶狛は手に持つ錫杖で棒回しをする。そして回転する錫杖に弾が当たり消えていく。見ていて理久兎の戦い方を真似しているなと感じた。

 

耶狛「そらっ!そらっ!そらっ!そらっ!」

 

蓮 「凄い!」

 

だが何よりも再現し自分の物にしているのが凄い。流石にあんなのは自分じゃ出来ない芸当だ。

 

秦 「これならどうだ」

 

白粉の女性の面になると巨大な弾を高速で放ってきた。

 

耶狛「蓮くん!」

 

蓮 「えっ!?」

 

耶狛は棒回しを止めてさながら野球のバッターがバットを構えるがみたく錫杖を構えると、

 

耶狛「かっとびホームラン!」

 

錫杖を思いっきりフルスイングで振り弾幕をこころへと弾き飛ばした。だがさっきの呼び掛けからして弾いた巨大弾幕を盾に突っ込めという合図だろう。すぐさま巨大弾の影に隠れて突っ込む。

 

秦 「これぐらい造作もない!」

 

こころが薙刀で真っ二つにした瞬間の隙を狙い斬りかかったが、

 

ガキンッ!!

 

とっさの両手持ちで薙刀の柄を持ち防がれた。しかし何て力だ押しても全然びくともしない。巨漢の男ぐらいの力があるぞこれ。

 

耶狛「蓮くん避けて!」

 

蓮 「なっ!!」

 

一言ですぐに後退し耶狛の隣にくると同時に弾幕を展開し、

 

耶狛「拡大!」

 

と、一言を唱えると展開された弾幕郡が巨大弾幕郡へと変化しこころへと向かっていく。

 

秦 「くっまだだ!」

 

あの巨大化弾幕の僅かな隙間を通って逃げ延び見ていた自分もビックリした。僅かな隙間を服が破ける程度の被害ですり抜けこれは驚いても仕方ない。そしてこころは狐のようなお面を被ると、

 

秦 「怒面 怒れる忌狼の面」

 

青い気を纏って縦横無尽に飛びながら向かって来る。

 

耶狛「仕方ない私が止めますか」

 

蓮 「いえ耶狛さんここは僕が止めますので追撃を

   お願いします」

 

秦 「ならお前からだ!」

 

あの突進を止めるぐらいなら自分だって出来る。鈴蘭の式神札を持ち、

 

蓮 「式符 鈴蘭流反撃必殺」

 

スペルを唱えると同時に鈴蘭を召喚すると鈴蘭も準備を整えてくれていたのか右足に霊力が込められ光輝いていた。

 

鈴蘭「グッバイ!」

 

ドゴンッ!

 

秦 「くっ!!」

 

痛恨の一撃レベルの1発をこころは受け吹っ飛ばされるが受ける一瞬で両手に扇子を造りでガードしたため吹っ飛ばされるだけとなった。

 

鈴蘭「凄い反射神経!?」

 

秦 「おのれ」

 

蓮 「戻って鈴蘭!」

 

すぐに鈴蘭を札に戻す。するとこころは頭を押さえ込みながら、

 

秦 「おのれ‥‥まだ‥‥まだ負けない!お面を取り戻

   すその時まで!」

 

一撃を防ぐには防いだが悔しいのか此方を鬼の面で見るとすぐに狐の面となっているこころは両手に扇子を構えいきなり舞を踊り出す。

 

耶狛「来るよ蓮くん!」

 

蓮 「えっ?」

 

秦 「ラストワード モンキーポゼッション」

 

舞い躍りと共に無数の弾幕が不規則に飛び交い始める。

 

蓮 「っ!不規則すぎて!!」

 

耶狛「よっと!」

 

回避、受け流し、弾きと繰り返すが状況はどんどん悪化していく一方だ何か策はないものか。すると、

 

耶狛「蓮くん隙を作れる?」

 

と、聞いてきた。隙なら何とか作れるがどのくらいの隙を作れば良いんだ。

 

蓮 「どのくらいですか!」

 

耶狛「9‥‥12秒!」

 

減ると思いきや3秒もプラスしてきたよ。そこは減らすのが普通というか格好いいだろ。

 

蓮 「そこは増やさないで減らすのが筋ですよ!」

 

耶狛「なら8秒だけでいいから!」

 

蓮 「分かりました!」

 

そう言い蓮はまた紙を構えこころへとインファイトを仕掛けた。その間に少しでも早く行動できるように錫杖を振るい続ける。

 

蓮 「いけぇ!狗神!!」

 

狗神「がぁぁぁ!!!」

 

狗神ちゃんの咆哮が轟くと向かってくる弾幕が全てかき消える。目を閉じ一転集中をし錫杖にこの1日で貯めた希望の感情を与える。そして回転を止めて構える。

 

耶狛「行くよ!」

 

そして一気にこころへと接近する。

 

秦 「この!!」

 

弾幕が向かってくるが錫杖いやいつの間にか変化してる薙刀で弾幕を破壊する。

 

蓮 「あの薙刀は!っていや今は後だ!狗神!」

 

狗神「仕方ねぇな!」

 

狗神に指示を出し耶狛の元へと向かわせ耶狛を背中に乗せる。そして自分は狗神に霊力を注ぎ込むと狗神は耶狛を乗せて突っ込んでいく。

 

蓮 「ここだ!」

 

狗神に指示を出し耶狛をこころへと投げ飛ばさせる。そして投げ飛ばされた耶狛は薙刀を構えそして、

 

ジャキン!ピチューーン!!

 

一閃と同時に被弾音が鳴り響く。つまりこの勝負は自分達の勝利となったのだった。




怠惰「てな訳で今回はここまで」

晴明「はい今回は3人がいないので私が担当します
   ね♪」

怠惰「いやはや本当に早くスマホを買い換えたい」

晴明「確かスマホで作品を作ってなおかつ投稿をし
   ているんでしたっけ?」

怠惰「そうなんだよ~スマホの端がエッジだからか
   良く誤作動を起こすから本当に勘弁してほし
   いよ」

晴明「イライラした事は‥‥?」

怠惰「何十じゃ効かないぐらいイライラしたね」

晴明「何でそんなの買ったんですか?」

怠惰「このギャラクシーを使い続けているから♪」

晴明「はぁ‥‥」

怠惰「ただギャラクシーは昔の方が使いやすかった
   かな今よりもね」

晴明「そうなんですか?」

怠惰「そりゃあねぇ~はぁ早く契約終わらないかな
   そうすれば新しいのに買い換えだ」

晴明「また同じ機種ですか?」

怠惰「そうだねぇゲームをするのにもってこいのが
   あればそれかな♪」

晴明「最早スマホはゲーム機代わりですね」

怠惰「まぁね~♪さてとそれじゃそろそれ今回はこ
   こまでにしようかね」

晴明「そうですねまた次回もよろしくお願い致しま
   すね♪」

怠惰「それじゃまた次回バイバイ♪」

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