血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、今回のテストは恐らく赤点あるだろうなと思っている怠惰のクソ悪魔です。今回は色々と難しいイメージだった気がします。それではこんな話しは止めにしてそろそろ本編へどうぞ。


第295話 山へ

人里を離れ自分は宛もなくただ心を無にして妖怪の山を登っていた。

 

蓮 「………どうしようかな」

 

修行の旅は良いもののどうするか。とりあえずは誰かに指南を受けながら修行かな。となると思い付くのは、

 

蓮 「………神奈子さんかな?」

 

軍神と言われる八坂神奈子ならば何か指南してくれるだろうか。もしくは、

 

蓮 「理久兎さんもありかな?」

 

自由の身なんだし地底に行ってかつて百鬼夜行の総大将であり永琳先生曰く、軍の最強教官と言われた理久兎からの指南もありと思った。

 

蓮 「1ヶ月という猶予の中でどれだけ強くなれる

   のかな」

 

実際1ヶ月だがこう2年後にシャ(ピー)ンディーでみたいな感じで少しでも強くはなれるだろうかと疑問に思うと共にどこまで出来るのかという期待もしてくる。

 

蓮 「とりあえずは守矢神社に行ってみよう」

 

そうして考えた末に守矢神社へと向かうのだった。守矢神社に着くと鳥居をくぐり奥へと進んでいくと、

 

早苗「参拝客が!わざわざって‥‥あれ?」

 

蓮 「こんにちは早苗さん♪」

 

早苗「蓮さん!?」

 

どうやら参拝客と間違えて来たみたいだ。何か期待を裏切るようで悪いことをしたかな。

 

早苗「蓮さん今日は何しにここへ?」

 

蓮 「えっと神奈子さんっていますか?」

 

早苗「神奈子様ですか?何で神奈子様に御用事があ

   るんですか?」

 

蓮 「いやまぁ‥‥」

 

と、言っていると本殿から神奈子が出てきた。

 

八坂「ほうまた珍しい客が来てるねぇ」

 

蓮 「こんにちは神奈子さん」

 

八坂「………来た理由は大体は察したよ」

 

蓮 「えっ?」

 

どうして来た理由を察したのだろう。神奈子には一言も言った覚えはないのだが、

 

八坂「どうしてって顔してるね?それはあんたの目

   さ‥‥今のあんたの目はさながら獲物を狩る獣

   と大差変わらないよ?」

 

早苗「まっまさか蓮さん神社やぶりですか!?」

 

蓮 「どうしてそうなるんですか!?」

 

流石にそんなバカみたいな事はしない。いくら神社同士のライバル関係だとしても、それに自分は穏便派だし。だが大方の事を目で察するとは流石は軍神だけある。

 

八坂「神社やぶりでもなければ何なのかしら?」

 

蓮 「実は‥‥」

 

ことの経緯やここまで来た理由、主に霊夢と喧嘩した事や1ヶ月の間で色々な者達から指南を受けたい等のそれはもう色々な事を話す。それを聞いた早苗は呆れ顔をして神奈子はケラケラと笑う。

 

八坂「へぇ霊夢と喧嘩ねぇ」

 

早苗「霊夢さんには手を焼かされているみたいです

   ね蓮さん」

 

蓮 「アハハ‥‥それで話した通りですが自分に戦い

   の指南をお願いできますでしょうか?」

 

八坂「そうだねぇ‥‥なら問いたいお前は何のために

   力を振るうんだい?」

 

何のために振るうかそんなの決まっている。

 

蓮 「守りたい物を守るためにですかね」

 

昨日の深夜に見たあんな夢のような結果にならないために皆や霊夢を守るために力を振るいたい。

 

八坂「そう真っ直ぐな目ね♪良いわなら色々と教え

   てあげる♪それに貴方の話を聞いていると他

   の者からも教えを受けたいみたいだしそうね

   1週間みっちりと稽古をつけてあげるわ♪」

 

蓮 「本当ですか!」

 

八坂「えぇ♪神も暇するものでねこうした暇潰しに

   なる事には積極的なのよ♪まぁどこぞのバカ

   理神はそうでもなさそうだけどねぇ」

 

理神ってそれ完璧に理久兎さんだよね。やっぱり理久兎さんは

 

八坂「さてとそうと決まったら早速稽古としましょ

   うか♪」

 

そう言うといくつもの柱を空中に出現させる。

 

八坂「攻撃を行うから貴方の思った通りに避ける又

   は受け流すなりしてみなさい無論だけど私に

   攻撃してきてくれても一向に構わないわ!」

 

その一言で空中に連なった柱がさながら弾丸のように降り注ぐ。

 

蓮 「おわっ!?」

 

前の弾幕ごっこで見た柱よりも全然早い。攻撃しても良いとは言ったがそんな事をする暇もないぐらい早く避けるのが精一杯だ。

 

八坂「それとこれは弾幕ごっこなんていう甘いもの

   ではないわよ!」

 

蓮 「っ!そのようで!」

 

八坂「ほら!」

 

自分を中心に四方八方を柱で固められ動きを制限されると頭上から大きな柱が落ちてくる。

 

蓮 「それぐらいなら!」

 

自分を囲う柱を壁蹴りの両様で跳躍していき囲いから回避すると同時に柱が落ちた。

 

八坂「良い動きだこと流石は何度も死戦を潜り抜け

   ただけはあるわね」

 

蓮 「そんな大それた事はしてませんよ!」

 

空中で斬撃波を放とうとしたが隙を与えてもらえず自分を取り囲んだ柱が一斉に此方へと向かってくる。

 

蓮 「そうくるのなら!」

 

柱に向かって一気に滑空し避けそして柱を足場にして壁蹴りまたは柱を走り神奈子へと間合いを摘める。

 

八坂「良いわよこうでないと教え概がないものね!

   久々にたぎってきたわ!」

 

抜刀した神楽で神奈子へと斬りかかるが神奈子は何処からともなく注連縄を出すと注連縄で一太刀を抑えた。

 

蓮 「まさか注連縄で防がれるとは」

 

八坂「状況判断そして向かっていく勇気それは素直

   に評価はするわ‥‥けれどもう少し貴方は落ち

   着く心の余裕つまり平常心が欠けてるわね」

 

と、言った直後に神楽を抑えた注連縄が生きているかのように動き自分を締め上げ拘束する。

 

蓮 「ぐっ!」

 

抜け出そうと試みるがきつく締め上げられ動けない。そして頭上ギリギリには柱が浮いているのに気づく。

 

八坂「終わりね」

 

柱がゆっくりと上がっていき消えると注連縄もほどけた。何時でも止めがさせる状況だったこの試合?は自分の負けだ。

 

八坂「とても素晴らしかったわ♪人間がここまで出

   来るのなら上出来よ♪これは指南するのが本

   当に楽しみね♪」

 

蓮 「あっありがとうございます」

 

立ち上がり神楽を鞘に納めて頭を下げる。軍神にここまで言ってもらえるのなら嬉しい限りだ。

 

早苗「お疲れ様です♪神奈子様それに蓮さん♪です

   けど御二方に聞きたいんですが周りは見てい

   らっしゃいますか♪」

 

蓮 「えっ‥‥あっこっこれって」

 

八坂「あっ………」

 

あえて言おう。大きな柱が地面に刺さったりとする戦いをしたのだ。そんな事をすれば境内が荒れ放題になるのは当たり前だ。

 

早苗「神奈子様しっかりと元通りにするまでご飯と

   お酒は無しです!それと蓮さんも同様に同じ

   ですよ!」

 

と、怒った早苗は神社の中に入っていった。

 

八坂「さっ早苗ぇぇ!!?」

 

蓮 「神奈子さん掃除なら僕がやります♪元々は僕

   が押し掛けたのが原因ですしね」

 

八坂「いや!それなら私もやるこの境内の惨状は私

   がしたものだしそれにやらないと早苗に怒ら

   れるし諏訪子にはバカにされてしまうわ」

 

蓮 「なら2人で終わらせましょう」

 

八坂「そうね‥‥」

 

そうして自分と神奈子は修行で滅茶苦茶になってしまっま守矢神社の後片付けをして今日1日は終わりを迎えたのだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

狗神「なぁ1ヶ月の間は各地を巡って修行するんだ
   よな?」

神楽「みたいですね‥‥?」

鈴蘭「多分蓮くんの台詞的に理久兎が指南役対象な
   のは分かるけど後2人は誰なんだろ?」

怠惰「一応は考えとして‥‥いやこれは言わないでお
   こうかな♪」

狗神「なっ良いところで!?」

怠惰「まぁヒントとしては蓮くんより年配の方々で
   あるそして蓮くんが必ず1回は会っている者
   達だよ♪あっちとこっちの2つの小説を合計
   したら5回以上は出演してるね♪」

鈴蘭「それって東方の既存キャラ?」

怠惰「さぁどうだろうねぇ~♪」

神楽「もう怠惰様は‥‥」

怠惰「ハハハッまぁ予想してみよね♪それじゃそろ
   そろ時間だから今回はここでお開き!」

鈴蘭「はいはいそれじゃ読者様また次回もよろしく
   ね♪」

神楽「それではまた次回もお願い致します」

狗神「そんじゃあな」

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