ですので今日はこの話そして夜にまた1話投稿をしますのでよろしくお願い致します。それではそろそろ本編へどうぞ。
死線を潜り抜けた特訓から数日が経過する。
お空「そらっ!」
現在は間欠泉センターにてお空と組手を行っていた。無数に飛び交う巨大な弾幕を場所的に少し狭い間欠泉センターで一時間の耐久避けという端から見たら単調な修行だろうが決してそんな事はない。
蓮 「でりゃあ!」
お空「弾を斬ってくるんだ‥‥ならメガフレア!!」
何せ異変の際に戦ったお空よりも明らかに力を制御し弾の大きさも以前にも増してより大きくなっていて避けるも楽ではない。それに被弾したら洒落にならないダメージは確定なのだから。
お燐「そこまで!」
蓮 「終わりで‥‥ってうぉ!?」
お燐の合図が出て終わりかと思い気を抜こうとしたが未だに弾幕が止まない。
蓮 「お空さん!終わりですよ!」
お空「えっ何?聞こえないない!十凶星!」
蓮 「いやだから終わりですってば!!?」
お空「うぇ?」
大きく叫び聞こえたのかお空の弾幕が止まった。あやうく強烈な一撃が入る所だった。
お空「も~終わりなら言ってよねお燐」
お燐「いやいや!?あたいは言ったからね!?」
お空「うにゅ?」
前々から思っていたがお空ってやっぱり根っからの純粋な子だよな。見ていると何故か耶狛に似ている気がする。
お燐「さてとそろそろお父さん達も来るかな?」
お空「そうだね~♪」
因みに亜狛と耶狛と黒の3人は元からある仕事の都合上で午前の指南が出来なかったためこの2人がする事となったのだ。
お燐「あっ来た来た!お父さん!お母さん!」
お燐が手を振る方向から亜狛と耶狛がやって来た。
亜狛「すみませんお待たせしてしまって」
蓮 「いえいえ丁度お空さんとの修行が終わった所
でしたので」
自分と亜狛はペコペコと頭を下げている一方で、
耶狛「お燐ちゃんお空疲れ様♪」
お燐「あたいは何もしてないけどね」
お空「楽しかったよ♪」
と、微笑ましい光景に亜狛と自分はお互いに笑っていると気づく。そういえば黒がいないのだなと。
蓮 「そういえば黒さんは?」
耶狛「黒君はお風呂掃除してるよ何でもカビが発生
してたらしくてそれの清掃中かな?だからも
う少ししたら来るよ♪」
意外に黒って几帳面なのだな。
亜狛「さてと準備運動も出来てそうですしなら組手
をしますか?」
蓮 「亜狛さんがお相手という事でよろしいんです
よね?」
亜狛「えぇ♪前みたく加減はあまりしませんのでそ
のおつもりで♪」
蓮 「その方が良い組手になりますので是非とも」
亜狛はポケットから大きめのクナイを出し逆手持ちする。
亜狛「耶狛おねがいな」
耶狛「オッケー♪組手時間はちょっと長めに10分
間ね♪よ~いスタート!」
耶狛の合図で自分達は一気に距離を取りそして先手必勝の抜刀術で斬りかかる。
亜狛「それは甘いですよ!」
だがその抜刀術を2本のクナイを巧みに扱い受け流すとクナイの柄を向けて殴りかかってきた。
蓮 「なんの!!」
鞘を使い防ぐが流れるように肘を曲げ顔に向かって肘打ちをしてきた。
蓮 「でりゃ!」
亜狛「くっ!」
間一髪の所で亜狛の右足に向かって蹴りを入れ体制を崩させた事で一撃をカスめた。そしてお互いに距離を取り構える。
蓮 「まだ‥‥序の口ですよね?」
亜狛「えぇ忍術を使うにも仕込みがいるもので!」
何か玉を地面へと投げつけると煙が上がり亜狛の姿が消えた。
蓮 「何処に!」
何処に行ったと思い探すと上空から風を切る音が聞こえすぐさま後ろに後退すると上空から亜狛が斬りかかってきていた。
亜狛「そらっ!」
蓮 「クナイ!」
手に持つクナイとは別に小さなクナイを投擲してくる。すぐさま神楽で弾く。ここまで攻撃する隙が無さすぎて避ける事しか出来てない。
蓮 「何とかして流れを変えないと………」
このままでは亜狛のペースのまま組手が終わってしまう。何とかしなければ。
蓮 「ふぅ‥‥」
呼吸を整えて神楽を鞘に納めて亜狛を睨みつつ構える。
蓮 「っ!!」
そして一気に亜狛との距離を摘めて高速抜刀を放ち亜狛を斬るが手応えがない事に気づく。それどころから斬った亜狛は弾幕となり向かってきた。
亜狛「忍術 弾幕身代わり術」
蓮 「っ偽物!」
すぐに弾を切り裂き辺りを探すと今度は、
亜狛「忍法 妖力巨大十方手裏剣!」
と、大声が聞こえると巨大な手裏剣が空から滑空して此方に向かってくる。すぐさま神楽をまた鞘に戻し、
蓮 「抜刀 金色一閃!」
一閃による抜刀で真っ二つに手裏剣を割り攻撃を防ぐと自分の直感が囁く背後から何かが来ると、
蓮 「ふんっ!」
ギンッ!!
クナイと神楽がぶつかり合い金属音を響き鳴らした。
亜狛「やりますね完全に気配を消した一撃だったの
ですがね」
蓮 「亜狛さん次は僕のターンですよ!」
亜狛「付け上がらない方が身のためですよ?」
ギンッ!!
亜狛を弾き飛ばし神楽を構える。
蓮 「神楽!」
二体の分霊を召喚し亜狛へと殴りかかる。
亜狛「遅い!」
殴りかかるが亜狛は上空へと跳躍して避ける。すぐさま分霊を操り二体の腕を交差させる。
蓮 「覚悟!」
それをトランポリンみたく使い亜狛のいる上空へと一気に昇り神楽による斬り上げを仕掛ける。
亜狛「なんの!」
蓮 「でりゃ!」
そこから何度も神楽とクナイがぶつかり合っていき火花を散らし時にはお互い攻撃を避けと繰り返す。そして自分は距離を取り、
蓮 「そらっ!」
斬撃波を放ち亜狛へと放つ。
亜狛「斬撃波などもう見切ってますよ!」
と、言いクナイで斬撃波を受け流すが本当に見切っていると言えるのだろうか。何故なら
お燐「お父さんそれは反射だよ!」
亜狛「なっ!」
放った斬撃波は恐らく受け流されるというのは自分も分かっている。受け流された斬撃波は間欠泉センターの壁に当たり反射し亜狛へと斬りかかる。
亜狛「こざかしい真似を!」
クナイで斬撃波を打ち消すがその隙を狙い亜狛へと近づき神楽を抜刀するが、
ガギンッ!!
突然の金属音が響く。何と亜狛の口には両手に持つクナイと同様の大きさのクナイが咥えられていた。
亜狛「
蓮 「流石は亜狛さんだ!」
と、互いがぶつかり合っていると、
耶狛「残り10秒!」
耶狛の残り10秒の合図がなる。
亜狛「
ギンッ!!
口に加えられているクナイで弾かれると亜狛は先程よりも妖力を放出する。口に加えたクナイを左手にそして右手にクナイを持ったその瞬間、亜狛は空気を蹴り飛ばし弾丸のような速度で近づいてきた。
亜狛「これで最後ですよ蓮さん!」
蓮 「っ‥‥」
恐らく亜狛が得意であろう近距離での手数で決めてかかるだろう。だが亜狛がどういう動きをするであっても恐らく考えた瞬間にやられるだろう。だから自分が取った行動は考えるをやめて神楽を鞘に納刀し構える。
亜狛「潔良し」
蓮 「ふぅ!!」
直感に身を委ね神楽を一気に抜刀する。
亜狛「ぐぅ!」
ガギンッ!!
亜狛「はぁ!」
蓮 「負けてたまるか!!」
亜狛はその一撃を上手くいなし二撃目を与えようとしてくるがすぐさま鞘を持ち亜狛の顔に向かって抜刀ニノ太刀を与えようとしたその瞬間、
耶狛「タイムアップ!!」
と、耶狛の一言で亜狛のクナイと自分の鞘の一撃が当たるギリギリで止まった。亜狛と顔を合わせると、
蓮 「ありがとうございました」
亜狛「こちらこそ♪」
互いに礼をして間欠泉センターへと降りると、
パチパチパチパチ
自分と亜狛を迎えるかのように小さな拍手がなる。そして拍手をする者が此方に向かってくる者を見て驚く。何故ならばその者は、
理 「良い試合だったぞ2人共♪」
謹慎処分を受けていたであろう理久兎だったからだ。
怠惰「てな訳で今回はここまでです」
鈴蘭「ねぇ何でまた昨日は休んだの?」
怠惰「リアル怠惰さんはコミュ障でね面接練習で
全神経を使った結果、昨日寝込んだ」
狗神「どうしようもねぇ奴だな」
神楽「よくそれで生きれますね」
怠惰「まぁ基本は拠点である家に引きこもってる
からねぇ外部の人とはあまり交わらないん
だよこれが」
鈴蘭「うわぁ典型的な引きこもりだ」
怠惰「まぁてな訳ですいませんでしたなので今日
の夜に今日の分を投稿をしますのでよろし
くお願い致します」
狗神「すまんな‥‥」
鈴蘭「よろしくね」
神楽「えっと怠惰様そろそろ時間ですしそろそろ
一旦終わりにしましょうか?」
怠惰「あいあいそれでは昨日の分はここまでです」
神楽「また今日の夜も投稿を致しますのでお願いし
ます」
狗神「そんじゃあな読者様」
鈴蘭「またね♪」