血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、花粉が酷いため病院に行ってきた怠惰のクソ悪魔です。鼻吸入を行ったらだいぶ楽になりました。そして遅くなってしまい申し訳ありません。さてそれではそろそろ本編へどうぞ。


第319話 博麗神社での戦闘

昼間から夕暮れへと変わりそうな時間帯。博麗神社では白狐を手に入れようとする霊夢の偽物そしてその偽物の嘘によって騙されている咲夜、妖夢、早苗との戦いになっていた。

 

蓮 「はぁ!!」

 

向かってくる光弾、ナイフ、斬撃波、レーザーを右手で持つ神楽で弾き飛ばす。

 

妖夢「はぁ!!」

 

蓮 「っ!」

 

桜観剣、白桜剣の二刀で斬りかかってくるが右手を素早く動かし妖夢の攻撃を防ぐ。

 

咲夜「どいて!」

 

妖夢「っ!」

 

妖夢が後退する透かさず咲夜が無数のナイフを投擲してきた。神楽を地面へと刺し、

 

蓮 「陰陽結界!」

 

霊力でドーム状に透明な壁を作りナイフを防ぐ。

 

早苗「行きますよ!開海 海が割れる日!」

 

地を這う衝撃波が襲いかかってくる。神楽を引き抜き結界を解くと空へと飛び避けるが霊夢の偽物が先回りをする。

 

? 「ふふっ‥‥霊符 夢想封印!」

 

蓮 「なっ!」

 

白狐「キュ!?」

 

まさか霊夢の技を使えるのか。4つの光弾が自分を追尾し襲いかかる。

 

蓮 「ごめんちょっと我慢してて!」

 

白狐「キュ?キュ~!!」

 

白狐を上空へと投げると神楽の鞘を左手に持ち神楽を納める。そして即座に抜刀する。

 

蓮 「抜刀 無神連斬!」

 

無数の斬撃波を飛ばし夢想封印を相殺させる。そして鞘を腰に刺し上空へと投げた白狐をキャッチして回収する。

 

? 「ちっ!」

 

舌打ちをして悔しそうに此方を見てくる。やはり本物と比べると訳が違う。霊夢ならここまで弱くはない。すると四方を取り囲むように咲夜、妖夢、早苗が並ぶ。

 

早苗「蓮さんこれ以上は手を煩わせないで下さい」

 

咲夜「流石に脅しはもうしないわよ?」

 

妖夢「速くその子を‥‥」

 

と、言うがあんな偽物野郎ごときにこの子を渡してはならないと自分の直感が囁く。左手に抱き抱える白狐をギュッと抱きしめ神楽を向ける。

 

蓮 「奪えれるなら奪ってみろ‥‥僕からこの子を奪

   えれるものならな!」

 

白狐「キュ‥‥」

 

? 「その強気な覚悟が身を滅ぼすのよ!」

 

蓮 「これでも諦めは悪い方でね金狐化!」

 

自身の眠る力を更に解放する。それに合わせて姿も金色の狐へと変える。

 

咲夜「どうやら本当に痛い目に遭わなければならな

   いみたいね!」

 

早苗「そんな‥‥っ!すぐに‥‥元に戻してあげますか

   らね蓮さん」

 

妖夢「ならばやるだけです!」

 

偽物を除いた3人は各々構えて攻めてくる。

 

蓮 「先に忠告しておきますよ‥‥」

 

神楽を構え3人をギロリと睨む。

 

蓮 「やられる覚悟がないなら止まりやがれ!」

 

軌跡が残る程の速度による回転斬りをし円形状に金色に光る斬撃波を放つ。

 

咲夜「っ! ザ・ワールド!」

 

そう叫ぶと一瞬で咲夜、早苗、妖夢は消えていなくなる。だがその代わりに無数のナイフが取り囲んでいた。

 

蓮 「邪魔をするな!」

 

神楽を振るい大きな斬撃波で取り囲むナイフを全て弾き飛ばす。するとその隙を狙って妖夢が間合いを摘めると、

 

妖夢「転生剣 円心流剣斬!!」

 

素早い連続斬り上げ攻撃をしてきた。右手で神楽を動かし攻撃を防ぎ斬り上げの隙を狙って神楽を振るう。

 

蓮 「でりゃ!!」

 

妖夢「くっ!」

 

下へと叩きつけると追い討ちで神楽を構えて下へと一気に降りる。

 

早苗「させません!極光 明るすぎる夜!」

 

自分の追撃を許さぬよう早苗が徐々に広がる大きな光弾を作る。すぐさま進路を変えて近くの木へと向かう。

 

咲夜「一体何を」

 

何をって決まってるじゃないか。これまでの修行で培った事をするだけだ。木の幹へと足をかけ壁蹴りの両様で一気に跳躍して妖夢を狙う。

 

妖夢「くっ!」

 

咲夜「させないわ!」

 

ナイフを構えて咲夜が妖夢を庇う形で立つ。だがそれもまた自分の予想の範囲内。

 

蓮 「頼むよ神楽!」

 

神楽を咲夜に向かって投げつける。

 

咲夜「なっ!」

 

これまでの自分なら絶対にしないためいきなりの行動に動揺してか咲夜は神楽を弾くと体制を崩す。その瞬間に咲夜の胸ぐらを掴み地面へと叩きつける。

 

咲夜「うぐっ!」

 

衝撃で気絶したのか動かなくなると、

 

妖夢「覚悟!」

 

体制を立て直した妖夢が二刀で攻撃をしてくる。だがそれですらも今の自分からしたら予測の範囲内だ。

 

蓮 「神楽!」

 

神楽「お任せ下さい!」

 

間に自身の本体である刀を構えて神楽が割って入ってくる。

 

妖夢「しまっ!くぅ!」

 

神楽「抜刀 金色一閃!」

 

抜刀による斬撃をすぐさま二刀で受けるが剣圧により吹っ飛ばされ木へと直撃し咲夜と同様に動かなくなる。

 

早苗「そっそんな‥‥」

 

蓮 「ありがとう神楽」

 

神楽「はい」

 

神楽は本体を残し消えるとその本体を手に取り残った早苗を睨む。

 

蓮 「早苗さん怪我したくないなら速く消えて下さ

   いませんか?これ以上は貴女達を‥‥友達を傷

   つけたくないんです」

 

早苗「っ!嘗めないで下さい!」

 

お札を投げてくるが神楽を抜刀し投げてきた御札を全て一斬で落とす。

 

早苗「まっ前よりも強く‥‥」

 

そう言いかける前に上から巨大な光弾が此方に向かってきた。それも自分とこの白狐は勿論そうだが目の前の早苗ごと巻き込むかのような攻撃だ。この距離だと早苗が危ない。

 

蓮 「早苗さん!!」

 

早苗「キャッ!?」

 

白狐「ギャン!?」

 

神楽を鞘に納めて早苗に突進し早苗と白狐に覆い被さる形で庇う。そして、

 

ピチューーン!ピチューーン!

 

蓮 「がぁ!!」

 

容赦のない攻撃に結構な痛みが背中を襲う。

 

早苗「れっ蓮さん」

 

白狐「キュ!キュ!」

 

? 「使えない駒はどれだけ行っても使えない駒っ

   て所っすかね」

 

早苗「なっ声が………」

 

ようやく早苗も気づいたみたいだ。だがそれが意味する事は口封じのために自分と早苗は始末されてしまうかもしれない。守って戦ってやりたいがそろそろ霊力的にも限界が来てる。このまま戦っても恐らく勝てはしないましてや犬死にだ。ここは一か八かで逃げてみるか。覆い被さっている状態で、

 

蓮 「早苗さん捕まってて下さいそれから君も」

 

早苗「蓮さん‥‥っ!」

 

白狐「っ!」

 

早苗は袖に掴まり白狐も裾を噛むのを確認する。

 

? 「さぁこれでしまいっすよ!」

 

蓮 「はぁ!!」

 

最後の力を振り絞り右足で地面を思いっきり蹴り飛ばしクラウチングスタートからの一気に駆け抜ける。

 

? 「なっ!待ちやがれっ!!」

 

鳥居を抜けるとその先は長い階段があるびるため滑空しながら道から外れ森林の中に向かって落ちていき自分の背中を地面に向けて草むらへと落ちる。

 

蓮 「ガハッ!」

 

早苗「蓮さん!」

 

酷く背中が痛い。金色狐のお陰か骨折とまではいかないが猛烈に背中が痛い。そして霊力が切れて元の姿に戻る。だがこのままでは早苗と白狐が危ない。ならば早苗達を逃がしてやらなければ。

 

蓮 「はぁ‥‥早苗さんこの子を連れて逃げて下さい

   どうかお願い‥‥します‥‥」

 

早苗「逃げれる訳がないじゃないですか!」

 

白狐「ギャンッ!!」

 

そう言うと早苗は自分の肩を持つと自分の足を這う形で運びだし白狐は心配そうな眼で見てくる。

 

? 「おいこら!何処に行ったっすか!」

 

早苗「林や草むらで見えないみたいですねこのまま

   運ばないと‥‥しかし重い‥‥」

 

白狐「ギャン!」

 

早苗「えっとそっちですね‥‥」

 

早苗はゆっくりと亀のような速度で白狐の誘導?の元で自分を運んでいく。だが早苗達の足手まといに何かなりたくない。

 

蓮 「本当に足手まといの僕は置いていっても構い

   ませんから‥‥だから霊夢を」

 

早苗「そんな事はさせません!」

 

ヤバい段々と視界が暗くなってきた。朦朧として意識が薄れそうだ。このまま自分が倒れた早苗達はどうなるのだ。自分は置いて逃げてほしいと思っていると、

 

? 「なっ早苗それに蓮!」

 

早苗「はっ!はぁぁぁ♪」

 

蓮 「君は‥‥」

 

聞き覚えのある少女の声が聞こえると同時に視界は真っ暗な闇に沈むのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

神楽「蓮さんがぁ!!?」

狗神「おい本当に大丈夫なのか!?」

怠惰「大丈夫じゃない?蓮くんの生命力はGの
   レベルぐらいあるしね」

鈴蘭「言い方が酷い!?」

怠惰「でも彼奴ら生命力あるじゃんもしくは‥‥
   ムカデレベル?」

狗神「うげっ」

鈴蘭「ムカデか‥‥あれもキモいよね」

怠惰「でも海外だと百足とかGってペットとして
   飼われてたりしてるみたいだよ?」

狗神「いらねぇ情報を」

怠惰「ただムカデはしっかりとしたゲージとかが
   ないとゲージを破壊して脱走するみたいだ
   けどね」

鈴蘭「そんなんなら危険生物を飼うな!?」

怠惰「まぁもし飼いたいならそれなりの環境だっ
   たり知識をつけようね♪それじゃ時間も時
   間だし今回はここまで」

神楽「えっとそれではまた次回もお願いします」

鈴蘭「それじゃあね読者様」

狗神「そんじゃまたな」

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