血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ほのぼのとしたアニメが見たくなり「金色モザイク」を観賞していた怠惰のクソ悪魔です。何かこうほのぼの系は心が安らぎますね。さてそれではそろそろ本編へどうぞ。


第324話 来訪者による中断

やっと‥‥やっと本物の霊夢に会えた。

 

蓮 「霊夢!」

 

霊夢「蓮………蓮!!」

 

霊夢を強く抱きしめる。良かった本当に良かった。

 

蓮 「霊夢‥‥ごめん本当にごめん!」

 

霊夢「良いの私こそごめん本当なごめんなさい」

 

そして霊夢を抱きしめたまま地上へと降りると皆が集まってきたため抱き締めるのを止める。

 

さと「見事でしたよ蓮さん」

 

そう言いさとりは弾かれた神楽を差し出すと自分は受け取り握る。

 

理 「あぁ中々だったぜさっきのあの技は‥‥」

 

蓮 「ありがとうございます」

 

さっきの断刈列斬とはまだまだ言えないな。もっともっと威力を上げたい所だ。

 

咲夜「戻ったのね」

 

妖夢「良かったです霊夢さん」

 

早苗「大丈夫ですか霊夢さん!」

 

霊夢「えぇ大丈夫よ‥‥それよりも彼奴は!」

 

彼奴そうかオセは何処に行ったのだ。辺りを見渡すと、

 

オセ「許さねぇっす下等種族がコケにしやがって」

 

蓮 「なっその姿は」

 

霊夢「………っ」

 

先程の霊夢の姿という化けの皮が剥がれ全くの別の姿になっていた。その姿は豹の獣人しかも丸裸で変態と罵られても可笑しくない姿だ。

 

オセ「ここまで私をコケにしたのはアスモ師匠ぐら

   いっすよ本当に!」

 

人型の豹となったオセは牙を向けて睨んでくる。

 

霊夢「こんな変態野郎に負けて狐にされてたなんて

   末代の恥ね」

 

理 「ぷっ狐巫女ってか♪」

 

さと「理久兎さん♪」

 

理 「悪かったから………」

 

オセ「おい◼️◼️◼️◼️(ザーーー)に似ている奴!私が話してい

   る時に下らない話をするとは良い度胸じゃな

   いすか!怒らせたいんすか!あぁん!」

 

理 「わざとやってるに決まってるだろ♪」

 

それを聞いたオセは眉間にシワを寄せて犬牙を向けてくる。あれは相当なお怒りだ。だが普段なら止める自分も今回は止める義理はない。

 

蓮 「オセ‥‥お前はここで倒す!」

 

オセ「やってみるっすか!良い度胸じゃないすか!

   何ならもう一度その巫女の力を貰い受けいや

   お前ら全員はあの御方の供物となってもらい

   ますよ!!」

 

消えていた無数の豹達がまた次々に現れる。こんなゲス野郎はさっさと片付けなければ。

 

オセ「いけぇお前ら餌の時間っすよ!」

 

無数とも言える豹達が襲いかかってくる。それに自分達は身構えたその瞬間、

 

? 「魔眼 ラプラスの魔!」

 

突然無数の目が現れるとそれらは大爆発を引き起こした。

 

オセ「なっ何すか!」

 

理 「おっとこの声は‥‥やっと来たか」

 

霊夢「遅いのよ紫!」

 

蓮 「えっ!」

 

爆発がやむとスキマが現れ紫と藍が出てきた。

 

紫 「私達が旅行に行っている間に何が起こってい

   たのかしら?」

 

理 「旅行ってお前はなぁ‥‥」

 

蓮 「でも紫さんが来てくれて良かった‥‥」

 

と、言っていると藍がオセのいた方向をギロリとニラム。

 

藍 「紫様‥‥」

 

紫 「みたいね」

 

煙が止むとオセはボロボロになりながらも仁王立ちをしていた。

 

オセ「やっと会えったすよ妖怪の賢者さんよ‥‥私と

   来てもらっても良いすっかね?」

 

紫 「あら丁重にお断り致しますわ♪」

 

理 「おいおいお父さんの目の前で娘をナンパとは

   良い度胸じゃねぇか♪キュっと絞めるぞ?」

 

オセ「ならば強引ながらになりますが来てもらいま

   しょうかあの御方のためにも!」

 

と、オセが言うが今度は空が急に荒れ出した。これはまさか理久兎の力かと思い向くと皆も同じことを思ったのか理久兎の方を向いていた。

 

理 「いや待て俺は何もしてねぇぞ?」

 

蓮 「えっ‥‥それじゃあ」

 

霊夢「じゃあ何よこれ?」

 

さと「これはいったい?」

 

と、言っていると雷が落ちそして雨が降り注ぎ更にはオセの隣にマグマが吹き出した。

 

オセ「げっ!まさかバレちゃった系な感じすかね」

 

急に苦い顔をしだす。自分達は身構えるとオセを囲い混むかのようにマグマから赤髪の少女が1人、落ちた雷から金髪の少女が1人、雨の中から青髪の少女が1人と3人の少女が現れた。

 

? 「見つけたよオセ」

 

? 「あの御方が呼んでるの」

 

? 「………早く来ないと‥‥お仕置き」

 

しかも髪色以外は顔がそっくりまるだ三つ子を見ているかのような感じだ。

 

オセ「いや!ですけれどぉ!」

 

? 「ベル‥‥スー」

 

? 「うんケル」

 

? 「………」

 

3人の少女はオセの横腹にエルボーを腿に蹴りを肩にパンチを連続してぶつけた。

 

オセ「痛い痛い痛いっす洒落にならないっす遊びで

   やったらダメな技っすよ!?」

 

? 「早く来るのオセ?」

 

オセ「分かったっすよ!?」

 

と、何か逃げる気満々な発言をしていてポカンとしていた自分達は我に返る。 

 

蓮 「待って下さい逃がす気はないですよ」

 

? 「えぇ~そんな~!?」

 

? 「………逃がしてくれるなら‥‥ごめん思い付かな

   い‥‥」

 

? 「スーったらそう言うのは逃がしてやるって言

   った方が良いの」

 

逃がしてやるだと何様で上から口調で言っているんだ。

 

オセ「いやあの私が言える事じゃねぇとは思います

   がマジで手を引いた方が良いっすよこの方達

   を怒らせるのは得策じゃないっすよ」

 

理 「お前は黙ってろ猫科動物」

 

オセ「あぁ!お前言ってはならぬことを!?」

 

? 「うるさいオセ‥‥はぁ………っ!」

 

突然冷ややかな空気となり背筋凍った。これは目の前の3人の少女達の気迫いやこれは理久兎の修行で散々と味わった殺気か。

 

蓮 「っ!」

 

理 「ほう‥‥殺気か」

 

霊夢「これは凄いわねっ!」

 

3人の少女達は自分達を見ると赤髪はニコニコと笑い黄髪の子は興味ありげにそして青髪は無表情を貫く。

 

? 「亡者を相手にするバイトも飽きてきたしそろ

   そろ生者を殺しても良いよね♪久々に楽しめ

   そう♪」

 

? 「私も彼奴らに興味あるの‥‥でもダメなのあの

   御方に怒られちゃうの」

 

? 「ベルの発言………一理ある………」

 

? 「ちぇ~」

 

何なんだ本当にさっきからこの緊張感のあるようでないようなこの感じは。

 

早苗「えっとさっきから貴女達はケル‥ベル‥スーと

   言ってますが‥‥」

 

? 「はいは~い♪ケルだよ♪」

 

? 「ベルなの」

 

? 「………スー」

 

と、赤髪の元気はつらつな子がケル、黄髪でニコニコと笑うのがベル、青髪に無表情を貫くのがスーって名前なのか。あれでもこの名前、何処かで聞いたことがあるような気がする。

 

早苗「ケル‥ベル‥スー………ケルベルスー………はっ!

   ケルベロス!」

 

そうだケルベロス。神話とかに疎い自分でも聞いたことある3つ首の犬の怪物ケルベロスだ。

 

ケル「おぉ~私達有名みたいだよ!」

 

ベル「みたいなの」

 

スー「‥‥嬉しい」

 

だがイメージしていたのと全然違うな。もっとこう犬みたいな見た目かと思ったのだが。実際はこんな幼女みたいな見た目だったとは。

 

スー「ねぇ‥‥そろそろ行かないと‥‥怒られそう‥‥

   先生も‥‥痺れきらす」

 

ケル「それは不味いねほら行くよオセ!」

 

オセ「へっへいっす!」

 

理 「させるかよ紫!」

 

紫 「分かりましたわ!」

 

そう言い理久兎は紫に合図を送るとスキマを展開させ理久兎はスキマへと入ると4人の背後へと周り矛で攻撃するが、

 

ベル「邪魔なの」

 

何とありえない事に体格差があるのにも関わらず片手で受け止める。そしてベルと名乗った少女の体から稲光が出ると放電し理久兎は感電した。

 

理 「くっ!!」

 

放電し終えてベルは弾き飛ばすと理久兎は受け身を取る。

 

ケル「凄い!ベルの放電を受けても受け身とれるっ

   て中々いないよ♪」

 

ベル「殺す気でやったのにまぁ良いのケル‥‥スー‥‥

   速く行くの」

 

スー「うん‥‥」

 

ケル「そんじゃバイバイ♪」

 

スーの水とケルの炎が合わさり水蒸気による煙が上がった。

 

蓮 「くっ!」

 

水蒸気が消えるとその場にはケルベロスもオセも消えていた。

 

理 「彼奴ら‥‥紫に藍!あの不届き者共を追え!」

 

紫 「分かりましたわ!藍!探すわよ彼奴らを野放

   しにできないわ!」

 

藍 「はっ!」

 

そう言い紫達はスキマに入っていった。皆は構えるのをやめていき自分も神楽を鞘に納めすぐに理久兎に駆け寄る。

 

蓮 「理久兎さん大丈夫ですか!」

 

理 「あぁ問題ない‥‥しっかしピリリと来たぜ」

 

放電を受けたせいか理久兎の長髪はボサボサになって爆発していた。それを見て自分達は、

 

蓮 「ぷっ!アハハ理久兎さんその髪」

 

さと「そうですね‥‥♪」

 

理 「お前らなぁ笑うなって!?」

 

仕方がない。だってアフロ寸前ぐらいまで爆発しているのだから。

 

霊夢「でも‥‥逃げられたわね」

 

理 「あぁ後は紫達に任せるしかないな」

 

咲夜「この事はお嬢様達にも伝えなければなりませ

   んので私はこれで」

 

妖夢「私も幽々子様に伝えないといけませんので行

   きますね!」

 

そう言い2人は空を飛び帰っていった。

 

理 「これは散歩って訳にはいかないな」

 

さと「そうですねケルベロスは西洋地獄の管轄だった

   筈です‥‥私達も帰ってすぐに調べないと」

 

理 「だな悪いが俺等も1回帰るぜ」

 

蓮 「わかりました」

 

そう言い理久兎とさとりも空を飛び地底へと向かっていった。そういえば‥‥何か忘れて‥‥そうだ人里の事をすっかり忘れていた。

 

蓮 「そうだ霊夢!人里!」

 

霊夢「えっあっ!そうね魔理沙達が!」

 

蓮 「行こう!」

 

霊夢「えぇ!」

 

早苗「あっちょっと待ってくださいよ!」

 

そうして魔理沙達のためにも自分達は人里へと向かうのだった。




怠惰「ではでは今回はここまでです」

狗神「また変なのが出てきたな」

鈴蘭「まぁ強いんだろうけど敢えて聞くけどあれら
   って強いの?」

怠惰「まぁ強いよ?○○○の愉快な仲間達の仲間達
   に入る面子だよオセもケルベロスもね」

神楽「あれでもケルベロスって悪魔なんですか?」

怠惰「良い質問だケルベロスはあくまでも表向きの
   名前なんだよちゃんとした裏の名前があるん
   だよ彼女にはね」

鈴蘭「そうなの?」

怠惰「あぁ冷酷、残忍、無慈悲とかって言われるぐ
   らいの悪魔だねぇ因みに実の所で本編のケル
   ベロスちゃんなんだけどモデルもいちゃった
   りするんだよ?」

狗神「いるのかよ!?」

怠惰「うんまぁ見た目みたいな感じになるけれど実
   は三月精達がモデルだったりしているんだよ
   ねそれにリアルでの親戚で姉妹弟がいたりす
   るからそれらを合わせたらって感じがケルベ
   ロスになってたりしてるね」

鈴蘭「意外な裏話」

神楽「えぇと因みに○○○って?」

狗神「それにペオル家があぁでもとか言ってたしな
   何かあんのか?」

怠惰「はっはっはっ‥‥おぉっと!そろそろこんな時
   間だし今回はここまででね」

鈴蘭「露骨に終わらせようしてる!?」

怠惰「それではまた次回もよろしくね♪

神楽「ちょっちょっと怠惰さん!?」

狗神「あの野郎!?」

怠惰「バイバイ♪

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