人里に急いで向かうとそこには聖と神子を相手に魔理沙とアリスが戦い下では慧音は人間に頭突きをくらわせ気絶させていっていた。
蓮 「そこまでです皆さん!」
と、叫ぶと皆は立ち止まり自分達を見てくる。
霧雨「蓮それに霊夢!」
慧音「蓮か!」
聖 「霊夢さん?」
アリ「霊夢がいるって事は‥‥上手くいったのね」
神子「………」
霊夢の方を向くと霊夢も自分の顔を見ていたため共に頷くと霊夢は前へとでる。
霊夢「皆!聞いてちょうだい!この異変の元凶は私
が退治したわ!だからもう大丈夫よ!」
と、言うと人里の住人達は互いの顔を見る。
蓮 「僕は霊夢に救われましただから操られていた
魔理沙もアリスも慧音先生も洗脳が解ける筈
です」
キョトンとする魔理沙、アリス、慧音に目をパチパチとしてアイコンタクトまた頭を軽く振って言う。
霧雨「………あれ?そういえば何でお前らと戦ってい
たんだったけなぁ~♪」
アリ「そっそうね‥‥♪」
慧音「あぁすまなかった軽く混乱してたみたいだ」
と、3人は上手く口裏を合わせてくれた。里の者達は互いに「大丈夫みたいだ」「驚異は去った」等と言い合うと散り散りに散っていった。
霊夢「何とかなったわね」
蓮 「そうだね」
本当に何とかなって良かった。魔理沙達は自分達へと近づいてくる。
霧雨「なぁそれでどうなったんだ霊夢お前はどこに
いたんだよ?」
慧音「説明の方を頼む」
神子「私達も是非とも聞いてみたいねぇあんな芝居
までして」
蓮 「なら何があったのか話すね」
そうして自分と霊夢は何があったのか。どうなったのかという事を出来る限りでこと細かく説明する。
アリ「あの古代魔族のオセが化けていたなんて」
霧雨「それにケルベロスの来襲って本当にどうなっ
てんだよ」
聖 「こんなの人里の皆に話したら大混乱は間違い
ないですね」
神子「あぁ‥‥」
慧音「あんな下手な演技を打った意味が分かった」
因みに何であんな下手な演技をしたのか。無論で慧音先生や皆が考えている通り変な混乱を避けるためというのもあるがこうしなければオセに負け狐にされた無様な博麗の巫女と定評がつけられ霊夢に批難が向く可能性があったためそれを避けるためにやったと言うのが一番の理由だ。そういった意味を含めてあんな下手な演技をする事となったが上手く誤魔化せて良かった。
早苗「ですが霊夢さんが狐になっていたなんてまる
でド
霧雨「そういえばお前さ蓮の顔とか舐めてたよなぁ
霊夢~♪」
アリ「しかも撫でられね気持ち良さそうにねぇ♪」
魔理沙とアリスの言葉を聞き霊夢の顔が真っ赤になり頭から煙を吹いた。
霊夢「なななななっ!!?」
神子「ほうそれはそれは♪」
聖 「あわわわわ!!?」
早苗「えっそうなんですか蓮さん?」
蓮 「えっ?えぇとまぁ‥‥」
あの時の光景を狐ではなく元の霊夢で考えてイメージしてみると色々と卑猥な感じになるなこれ。何か自分も恥ずかしくなってきた。
霊夢「魔理沙それにアリス!あんた達は退治される
覚悟はあキュンね!‥‥えっ?」
霧雨「おっおい霊夢なんだその鳴き声ハハハ♪」
アリ「プッ!それ狐の鳴き声ねぇ♪まだ呪いが抜け
きれてないのかしらねぇ♪」
早苗「キュンってアハハハハ♪」
チラリと霊夢の顔を見ると恥ずかしさのあまりに顔を真っ赤にさせ目が泳いでいた。
霊夢「ううううっさいキュンよ!ってまたぁ~!」
慧音「だっくく‥‥大丈夫か‥ハハ♪」
霧雨「アハハハハマジで腹が痛いぜぇ~♪」
神子「だっダメ出アハハハハ!」
聖 「ごっごめんなさいプッ‥‥霊夢さんフフ‥‥」
皆は霊夢が受けた呪い?の副作用による口調の変化で大爆笑するが自分はついつい口許を押さえてしまう。何せ恥ずかしさのあまりに赤くなっている結構可愛いのだ。
霊夢「うぐぐ!蓮も何か言って頂戴‥って蓮?」
蓮 「ごめん‥‥霊夢が可愛いすぎて‥‥」
霊夢「ちょっちょっと蓮ったら!!?」
体を揺さぶって何とかしてくれと言ってくる。もうこうなってしまったら自分でも無理だ。
神子「やれやれ‥‥だが今回の件はどうするか」
聖 「混乱を避けるために言わない方が得策ですが
もし次があったら」
情報がなければ防ぎようがない。だがここでそんな情報を流せば混乱は避けられない。どっちつかずといった所だ。
霧雨「ならよお前達が人間や妖怪に上手く伝えてい
けば良いんじゃないか?
霊夢「どういう意味よ?」
霧雨「簡単だぜ宗教の宣伝とかを利用して本当にさ
りげなく不審者注意みたいな感じでよ」
でもそれは良い案かもしれない。こうして人が集まる所に注意の紙みたいなのをさりげなく渡したりすれば少しでも警告させることは出来る。それは自分以外の者も思ったのか、
蓮 「魔理沙にしては良い考え」
霧雨「おい蓮♪そこの所について話し合おうじゃな
いか♪」
蓮 「ごめんって」
流石にそれは言い過ぎたかな。すると、
神子「確かにそれぐらいの注意しかできませんね」
聖 「そうですね‥‥寺の者達にもそのように伝えて
警戒させるしかないですね」
慧音「子供達にも少しずつ教えて大人に広めていく
か‥‥」
早苗「私も布教活動の際に伝えましょうか」
と、この場にいる者達は色々な者との関わり合う機会が多いためこうした注意を呼び掛けるには適している。
アリ「私もオセとケルベロスの関係性については調
べれるだけ調べてみるわ」
霧雨「まぁ私も調べてみるぜ」
蓮 「ならオセとケルベロスがあの御方って言って
いたからそれについても調べれるのなら頼め
れる?」
アリ「分かったわ」
霧雨「おうよ」
これで自分達の役回りは決まり自分達はもし次来た際のために備え準備することを決意したのだった。
怠惰「ではでは今回はここまでです」
狗神「凄いことになってんな」
神楽「ですねぇ」
鈴蘭「それで次回はあっちになるの?」
怠惰「うんそうだね♪」
神楽「そういえば昨日聞き忘れたけどペオル家の
事につい‥‥」
怠惰「ハッハッハッ♪鈴蘭はどうやら薬漬けでキ
マりたいのかな♪」
鈴蘭「ごめんなさい黙ります!」
狗神「そんなに秘密か!?」
怠惰「まぁ~ねぇ?話しても良いよただその時は
今日から昨日ぐらいまでの記憶が綺麗さっ
ぱり消えても良いならね」
神楽「えっ遠慮しておきます」
鈴蘭「だけどここまで秘密にするなら何かしらあ
るっていう事だよね?」
怠惰「鈴蘭お前みたいな勘の良い奴は嫌いだよ」
神楽「でもこれからも関わってくるんですよね?」
怠惰「まぁその予定だよこっちとあっちの最終章
とかでもなりに深く関わってくるかなとか
ってリアル怠惰は考えてるしね」
狗神「ほう」
怠惰「まぁあくまで予定だからまだまだ未定には
近いけどね♪さてそれじゃそろそろ時間だ
し今回はここまでかな?」
狗神「あいよそんじゃまた次投稿したらよろしく
頼むな」
鈴蘭「それじゃあね読者様」
神楽「それではありがとうございました♪」