血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

365 / 442
こんばんは読者様、遊戯王のリアルをやってみようかなぁ何て思っていたりしている怠惰のクソ悪魔です。ゲームには出てこないけど使いたいというカードが多いため無性にやりたくなってきてしまっています。おっと失礼しました。ではそろそろ本編へどうぞ。


第330話 霧の湖に行けば

盗まれてしまった神楽そして今、起こっている異変それらを解決するために自分と式達は動き出した。

 

蓮 「何処に向かおうか」

 

まずは何処に行くべきか。ぶっちゃけた話で霊夢がいてくれたら本当は良いんだがな‥‥霊夢の勘は凄い確率で的中する。そのためすぐに神楽が見つかる確率だってあっただろうが突然の豹変でいなくなるしでどうするべきか。

 

蓮 「う~ん‥‥」

 

そんな事を考えていると自分はいつの間にか紅魔館の近くにある霧の湖の方面までやって来ていることに気がつく。

 

蓮 「無意識って怖い!?」

 

無意識だったが風の赴くまま気の向くままとは良くいったものだ。これが外界だったらすぐに事故っていたかもしれないよな。

 

蓮 「気配がする」

 

普通なら妖精達の遊び場となっているこの湖には色々な妖精達がいるが今日は妖精達の気配が感じられない。寧ろ1体の妖怪の気配が強い。何処にと思っていると自分の今のいる真下からその気配がする。

 

蓮 「っ!」

 

すぐにその場を離れると自分のいた位置に水柱が上がる。

 

蓮 「挨拶にしては派手ですね」

 

と、言うと水柱が消え代わりに1人の女性が飛んでいた。それは外の世界などでは良く耳にし絵だとかで見た事のある人魚がそこにいたのだ。

 

? 「あら?貴方は確か博麗の神宮武士さん」

 

蓮 「えぇと貴女は?」

 

わか「私はわかさぎ姫という者です♪しかし貴方が

   ここにいると言うことはつまりはこういう事

   ですわよね?」

 

そう言いてを掲げると自分の真下から音が響く。すぐさま回避するとまた水柱が上がった。どうやら相手をする気があるみたいだ。すると腰に指す木刀に目をやったのかわかさぎ姫は首をかしげた。

 

わか「あら?確か神宮武士は金色に光る刀を使うと

   聞いてはいましたが貴方は偽物?」

 

蓮 「まぁちょっと色々と都合があるんですよ!」

 

抜刀し斬撃波を飛ばすとわかさぎ姫はギリギリで攻撃を避ける。

 

わか「あっ危ない‥‥」

 

見た感じからどうやら戦闘慣れしてないみたいだ。ならばここで時間を掛ける訳にもいかないため一気に片をつけるか。

 

蓮 「すぐに去るなら見逃しますがどうします?」

 

わか「嘗められたものね本物ならいざ知れず偽物が

   そんな脅しを言っても通用するとでも!」

 

無数の妖力弾を自分へと放ってくる。斬撃波動を放ち妖力弾を全て相殺する。

 

わか「くぅこうなったら!」

 

そう言うとわかさぎ姫は紙を高々に掲げ、

 

わか「鱗符 逆鱗の大荒波」

 

と、唱えて無数の鱗型の妖力弾を放ち弾幕を展開した。

 

わか「偽物の癖にこんなに強いなんて!」

 

偽物って自分は本物の筈なんだけどまぁ良いか。そんなに言うなら一瞬で決めようか。木刀を腰に指して構える。そしてわかさぎ姫の弾幕を回避しながら一気に間合いを詰めよる。

 

わか「っ!!?」

 

蓮 「すみませんが少し眠っていて下さい」

 

木刀に霊力を纏わせ抜刀し光の軌跡が残る速度で一気に斬り上げる。

 

ピチューン!!

 

被弾しわかさぎ姫は目を回しながら湖へと落ちていった。

 

蓮 「やっぱり自棄に血の気が多い」

 

小傘が言っていたが妖怪達が暴れているのはどうやら本当みたいだ。現にこうして見境なく勝負を挑んでる訳だし。

 

蓮 「やれやれ」

 

木刀を腰に指すとふと何処からかまた気配を感じる。今度は何だろうと思っていると突然、自分の周りに無数のナイフが現れ自分に向かって襲いかかってくる。

 

蓮 「っ!」

 

抜刀し素早くナイフを叩き落としナイフの1本を手に取り見てみるとそれは見覚えのある咲夜のナイフだ。

 

蓮 「咲夜さんこれはどういう真似ですか?」

 

と、声を張り上げて言うと霧の中から咲夜が気持ち悪い笑顔で出てくる。

 

咲夜「ふふっこんにちは蓮さん♪」

 

蓮 「………」

 

咲夜「あぁ申し訳ありませんねナイフを出した理由

   ですが少し試してみたくて」

 

蓮 「試すって‥‥あれ?」

 

珍しい光景を目にする。それは咲夜の右手にはナイフよりも長い剣が握られているのだ。

 

咲夜「ふふっ折角これを手に入れたんですもの少し

   暴れたくて♪」

 

明らかに正気の沙汰なんかじゃない。普段の咲夜からは感じない危険な匂いがする。何て言うか紅霧異変ぐらいの咲夜に戻っているような気がする。

 

蓮 「正気で言ってます?」

 

咲夜「えぇ至って正気ですわこの辺にいる雑魚妖精

   達じゃ試し斬りにもならなくてどうしようか

   と思ってましてそしたら丁度良い所に♪」

 

何か咲夜さんが妖夢化してる気がするのは気のせいだろうか。いや気のせいじゃないよねこれ完璧に西洋版の妖夢だよね。

 

咲夜「あら?貴方そんな木刀で良いの?」

 

蓮 「色々とありましてね神楽は絶賛家出中なんで

   すよ」

 

咲夜「あらあらそれでしたら私が勝ってしまいます

   がよろしいのですか?」

 

勝てると言うとは相当な自信があるみたいだ。普段の咲夜ならあり得ない台詞に困惑する。だが咲夜は今の自分を甘く見ているといえのが良くわかった。

 

蓮 「咲夜さん今のその発言は慢心が事故の元と言

   うのを知っていての発言ですか?」

 

咲夜「慢心?違うわ今日は心踊るのよ試し切りがし

   たくてしたくて仕方ないのよ♪」

 

蓮 「そうですか‥‥なら賭けといきませんか?」

 

咲夜「あら玲音みたいな事を言うのね内容は?」

 

蓮 「僕が勝ったらその剣は回収します」

 

あの剣を持たせておくのは危険と判断した。だからこそあの剣は回収して何処かに捨てておこうと思ったのだ。

 

咲夜「良いわなら私が勝ったらそうですね暫くの

   間お嬢様の元で働いてもらいましょうか」

 

蓮 「良いですよそれで」

 

負ける気なんて更々ない。危険はできる限りで何とかしていきながら神楽を見つけないといけない。そのためにもここで負けるわけにはいかないのだ。木刀を構えると咲夜も鶴来を構える。

 

蓮 「いざ尋常に」

 

咲夜「勝負」

 

そうして霧の湖での戦いが始まったのだった。




怠惰「ではでは今回はここまでです」

狗神「おいおい自機同士でのぶつかり合いかよ」

鈴蘭「しかも血の気が多いようで」

怠惰「まぁねぇこの異変って原作でも自機達はあ
   る意味で暴走しつつ異変解決したからね」

鈴蘭「でも普通で考えると木刀と剣って勝てない
   よね?」

狗神「ワンチャン負けるんじゃねぇか?」

怠惰「まぁほら何処ぞの銀髪天パ侍しかり校舎を
   木刀で切り刻んだスケバンしかりそういっ
   た論外な連中もいるから多分行けるだろ理
   論がリアル怠惰にはあるんだよ」

鈴蘭「それ全部ジャ(ピー)プじゃん!?」

狗神「しかも懐かしい作品までありやがる」

怠惰「怠惰さん的には小学生から中学時代辺りで
   連載されていた作品が好きだったなぁ」

狗神「おいおい」

鈴蘭「ってこんな雑誌の話してる場合じゃないよ
   ね怠惰!?」

怠惰「おっとそうだコホンッ!まぁきっと蓮くん
   なら行けるだろうという感じで今回はここ
   までにしようか」

鈴蘭「雑だなぁまぁ良いやまた次回もよろしくね
   読者様♪」

狗神「そんじゃまたな」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。