血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、履歴書の志望動機がなかなか終わらない怠惰のクソ悪魔です。そのせいでストレスが溜まって胃が痛い始末です。さてこんな話もそろそろやめにして本編へどうぞ。


第336話 普通?の魔法使い

ギリギリで攻撃を避けたため良かったが、

 

影狼「こっ怖いわ~人間怖いわ~‥‥ガクッ」

 

運悪く直撃した影狼はピチュって気絶した。そして竹林から出てきた魔理沙はピチュッた影狼を見て満足そうに笑う。

 

霧雨「よしよし♪良い具合に炙られてやがるなぁ♪

   やっぱり良い火力だぜ流石はミニ八卦炉いや

   その倍のあるミニ八卦炉♪」

 

何時もと違う?そうか霊夢のお祓い棒そして咲夜の銀の剣と同じように魔理沙はミニ八卦炉が変化したのか。となると霊夢や咲夜のように暴れるかもしれないため出来る限りで刺激しないようにミニ八卦炉を取り上げなければ。そう考え頬擦りする魔理沙へと近づく。

 

蓮 「まっ魔理沙?」

 

霧雨「あん?おっ蓮じゃないか何してんだこんな場

   所でよ?」

 

蓮 「まっまぁ色々とね‥‥そういう魔理沙は何しに

   ここへ?」

 

霧雨「ふはははは!聞いて驚けよこのミニ八卦炉の

   火力を試しに来たんだぜ♪」

 

うん実験とか試すという行為は普段の魔理沙そのものだけど何か言動が荒々しい気がする。それよりも何時からここにいるんだろ。

 

蓮 「因みに何時から?」

 

霧雨「数時間ぐらい前からだぜ♪色々と妖怪相手に

   これを撃ってて軽く疲れてきたぜ♪」

 

蓮 「ふぅ~ん………」

 

そうなるとこの辺で倒れていた妖怪兎達そして焦げて倒れていた竹の数々それの犯人は恐らく魔理沙だろう。

 

蓮 「後3つ良い?そのミニ八卦炉はピョンピョン

   動いたりとかしてたり………」

 

霧雨「いや?ピョンピョンは動いてはいないが魔法

   の森の湿気を勝手に除湿してたぜ」

 

除湿って除湿器かよ。だが驚くべきなのはあの森の湿気を除湿した事だ。何度か魔法の森に向かった事はあったためあの森の湿気は知っている。肌にベタつき気持ち悪くなるような湿気を除湿したって事は相当な火力という事で間違いはないだろう。

 

蓮 「凄いねそれ」

 

霧雨「だろ♪今一番のお気に入りなんだぜ♪」

 

お気に入りか。火力専門の魔理沙からしたらこれは新しい玩具を貰った子供と同じような心境なのだろうと思った。とりあえずこの話題を一度止めるか。ついでに聞きたい事もなりにあるし。

 

蓮 「2つ目なんだけど魔理沙ここ最近で性格が悪

   そうな女性って見たことない?こう角が生え

   てて人相が悪そうな感じなんだけど」

 

霧雨「あん?‥‥私は知らねぇな?というか性格が悪

   い奴なんてこの幻想郷にはわんさかいるだろ

   何を今さら?」

 

蓮 「まっまぁ確かにそうだね‥‥」

 

それは魔理沙の言う通りだ。ここ幻想郷で良心を持つ人だなんて極稀な人数しかしないな。思い付くのは華扇や聖それから亜狛ぐらいかな。えっ?霊夢に魔理沙に理久兎やらはどうなんだって?まぁ良心はともかく良い性格はしてるかな。

 

蓮 「って何を考えてるんだろう」

 

下らない考えは今は止めて目の前の事に集中しなくては。とりあえず分かった事は魔理沙は神楽を盗んだ犯人を見ていないという事そして十中八九で何かに不思議な力に当てられたのか咲夜と同じようにある意味で凶暴になっているという事は分かった。それならばやる事は決まった。

 

霧雨「それで最後の1つは?」

 

最後の質問について聞いてきた。もう聞くことは既に決まってはいるがこれを言えば十中八九で抵抗してくるだろう。だが友達として何とかしなければならない。悟を持ち聞く。

 

蓮 「もしもそのミニ八卦炉を没収するって言った

   らどうする?」

 

その言葉を聞いた魔理沙から笑顔が消え目つきが変わりジロリと睨み付けてきた。

 

霧雨「今なんて言った?」

 

先程とは明らかに空気が変わった瞬間だった。それまではジメジメと湿気があった迷いの竹林はカラッと乾燥しだす。よく見てみると魔理沙の手に持つミニ八卦炉は怪しい光を放っていた。意を決して魔理沙にもう一度、

 

蓮 「だからそれを没収するんだよ」

 

霧雨「お前さてはこの前の霊夢と同じように偽物

   だな!」

 

蓮 「違うよ!?」

 

どうしてそうなるんだよ。やってる事は親切心もとい偽善者ぶってるお節介に見えるかもだけど本物を偽物呼ばわりされるのは結構くるものがある。

 

霧雨「お前は私の大切なアイテムをどうする気なん

   だよ!」

 

蓮 「えっえぇ~と」

 

そこまでは考えてなかったな。多分、一度は寺子屋に行って何処かの部屋に厳重に保管する事になるのかな。

 

霧雨「お前さてはその後の事を考えてなかったな」

 

蓮 「………うん」

 

霧雨「よく分かったぜてめぇにこれは預けられない

   って事がよ!」

 

これは明らかに自分が悪いよな。しっかりと説明が出来ずでこう敵対する事となったんだから。だが分かってほしい。今は妖怪達も暴れたりしていて危険だがそれに合わせて不思議な力が宿ってしまった道具を所持した人間も同様に危険であるという事を。

 

蓮 「そう‥‥ならやりたくはないけれど力ずくでそ

   のミニ八卦炉を回収させてもらうね」

 

木刀の切っ先を魔理沙へと向けて構える。

 

霧雨「やっぱり偽物だなてめぇは!本物の蓮なら木

   刀じゃなくて神楽一択だぜ!」

 

蓮 「神楽は家で中なんだって」

 

霧雨「御託はもういい!本物に変わってお前をぶち

   のめしてやるぜこの幸薄野郎が!」

 

酷いそこまで言うか。といかそこまで幸薄な顔しているのかな。

 

蓮 「魔理沙‥‥その言葉を僕は忘れないからね」

 

霧雨「っ!上等だぜかかってきやがれ!」

 

そうして夜となっていってる迷いの竹林での弾幕ごっこが始まったのだった。




怠惰「ではでは次回はついに魔女っ子とバトルな
   訳ですが」

狗神「なぁあのミニ八卦炉ってやっぱり」

怠惰「うん今作に出てくる魔理沙のミニ八卦炉は
   お分かりかと思うけれどこの異変の影響で
   パワーアップしてます」

鈴蘭「そんなに?」

怠惰「うん普段から使うマスタースパークの火力
   はこの異変中のみファイナルスパークと同
   等の火力を誇るって感じで思ってくれた方
   がいいかな?」

鈴蘭「わぉ‥‥皆は武器の恩恵を受けれるけど蓮君
   は神楽ちゃんがいないから1人だけ恩恵受
   けれずで大変そう」

怠惰「ある意味で蓮Bパート(強制)をしている感
   じがするよね」

狗神「まぁ代わりに私達が頑張れば良いだけだが
   な」

鈴蘭「うん!」

怠惰「その域だ頑張ってくれたまえよ♪」

狗神「何か腹立つな」

鈴蘭「うん何でだろうね?」

怠惰「気のせい♪気のせい♪さてそれじゃ時間も
   時間だし今回はここまでかな?」

狗神「あぁまた次回もよろしくな」

鈴蘭「それじゃ読者様」

怠惰「またね♪」

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