血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、鎌倉に旅行することとなり日帰りで帰ってきた怠惰のクソ悪魔です。もう歩き疲れてヘトヘトです。あの頃の活力が欲しいですね‥‥さてこんな話もあれなので本編へどうぞ。


第343話 神楽の心

断刈列斬による一撃は並ぶ部屋を仕切る障子もろとも切断したためか埃が舞う。

 

蓮 「ふぅ‥‥」

 

金狐化を解き息を大きく吐き呼吸を整える。

 

狗神「小僧!」

 

鈴蘭「蓮くん!!」

 

2人も駆けつけ自分の隣に立つ。

 

蓮 「2人もサポートありがとうね」

 

鈴蘭「ううんそれが私達の役目だしね♪」

 

狗神「あぁ所で神楽は?」

 

それを言われ自分は前を見るとそこには神楽の思念体は仰向けで倒れ本体は床に突き刺さっていた。

 

神楽「ちきしょうやっぱり私じゃ越えれなかった力

   を手に入れた筈なのに何で‥‥」

 

蓮 「越える?」

 

鈴蘭「どういう事なの神楽ちゃん?」

 

と、追求をすると神楽の思念体は悔しそうに顔を隠す。

 

神楽「羨ましかった‥‥この何日もの間で蓮さんや

   狗神や鈴蘭はどんどん成長していたのにも

   関わらず私は以前と変わらぬまま‥‥そんな

   事を思っていたその時だった‥‥」

 

そう言いながら神楽は数日前の話をする。それは小傘の元で手入れをされ翌日に自分の元へと帰るその時の事を語った。

 

正邪「まぁまぁそう言うなって♪私達に協力するな

   らそれなりの力が手に入るぜ?」

 

神楽「力?」

 

正邪「あぁそうさ私は革命を起こすために力がいる

   そしてそれはお前も同じだろ?力を復唱した

   辺りを見るとよ」

 

神楽「………」

 

分霊の進行を止め彼女の正邪の言葉を聞き入れてしまう。だって力が欲しいのは事実なのだから。この何日間の時間の中で何時しか私はこれまでなかった筈の心の痛み‥‥いや感情が芽生えているのに気がついていた。心の底から何かモヤモヤする複雑な感情、皆に置いていかれる事が分かってしまったこの気持ちが我慢ならなかったのだ。

 

正邪「で?どうするよ私なら今のお前を変えてやれ

   るぜ?今よりも強くな」

 

神楽「………強く」

 

今の弱い自分を変えれるのだろうか。勇気がないため鈴蘭に負け、気が弱いため狗神の存在に圧倒され、そして私を使ってくれる蓮さんを守れるぐらい強い存在になれるのなら、

 

神楽「戻って」

 

その惑いの言葉に乗せられた自分は気づいたら分霊を戻していた。これは間違った方法で力を手にいれているという自覚はあった。だがそんな事よりも少しでも良いから強くなって狗神や鈴蘭と肩を並べられる存在に‥‥蓮さんを守れるぐらいに強くなりたかった。

 

正邪「つまり仲間になるって事だよな?」

 

神楽「えぇ‥‥力を手に入れられるなら……‥ただし私

   は私のやりたいようにしますが問題はござい

   ますか?」

 

正邪「いいやないさ♪なら来なよ私達の城へさ」

 

その言葉を聞き正邪に着いていったのだった。そして視点は現在に戻り仰向けに倒れる神楽は淡々と語っていった。

 

蓮 「………」

 

神楽「私にとっての逆襲はお前達に私がどれだけ強

   くなったのを見返したかったそれが私にとっ

   ての逆襲だったから」

 

そう言うと神楽は軽く笑いだし、

 

神楽「ハハ‥‥無様っしょ?確かに狗神みたく気は強

   くなったし度胸も鈴蘭に負けず劣らずになっ

   た意識はあったのに蓮さんと対等に戦える力

   を手に入れたのにも関わらず守るために得た

   その力に次第に溺れていった私はバカとしか

   言えないぐらい無様っしょ?」

 

蓮 「そんなバカだなん‥‥」

 

と、言いかけると狗神は神楽の本体を持ち思念体に近づく。

 

狗神「このバカがてめぇは本当にバカ以外何者でも

   ねぇ!」

 

鈴蘭「姐御、落ち着いて!?」

 

ホールドして狗神を押さえつけるが鈴蘭を引きずり狗神は神楽の思念体に馬乗りとなって胸ぐらを掴み上げ、

 

狗神「てめぇが私達をどう思うが知った事じゃねぇ

   けどよ他人に迷惑かけてんじゃねぇよ!お前

   が消えたと知った小僧の顔は連想出来るのか

   我や鈴蘭がてめぇをどれだけ心配したのか分

   かるか!」

 

神楽「‥‥知ってるよずっと見てたから」

 

鈴蘭「えっ?」

 

神楽「霧の湖の時も竹林での戦いもこの輝針城の外

   の戦いもずっと見てきたわよ」

 

まさか自分達の戦いをずっと近くで見ていただなんて。それだったら会いに来れば良かったのに。

 

蓮 「だったら‥‥」

 

神楽「けれどそれは出来なかった‥‥自分から勝手に

   離れた私に自分から皆に会いに行くという資

   格なんてある筈もないと知ったからだから私

   はずっと蓮さん達を待ち続けたそして待つだ

   けの時間はとっても苦痛で辛かったわよ‥‥胸

   が張り裂けそうになった憤りすらもあったわ

   よ皆に会いたかったわよ!」

 

鈴蘭「神楽ちゃん‥‥」

 

まさかそんな事を思っていただなんて主人として神楽のそんな悩みに気づけなかったがために神楽を苦しめる事になったとは自分は主人として失格だな。

 

狗神「……下らねぇ‥そんな御託を述べるんじゃねぇ

   よ!そんな下らねぇ御託を述べるならてめぇ

   の本体をここで我が折ってやろうか!」

 

蓮 「狗神!」

 

鈴蘭「姐御やりすぎ!」

 

狗神「うるせぇ!それと今ここで会う資格がねぇ?

   胸が苦しいだ?我からしたら知ったことじゃ

   ねぇ!勝手にてめぇが思ってるだけだろうが

   お前は私達を何だと思ってんだ!」

 

神楽「ふぇ‥‥?」

 

鈴蘭「もう言い方が‥‥はぁ神楽ちゃん少なくてもね

   私や姐御は友達‥‥ううん仲間だと思ってるよ

   それは多分蓮くんもね♪」

 

鈴蘭は自分を見てくる。そしてそれは鈴蘭の言う通りだ。神楽は勿論のこと狗神や鈴蘭も自分にとって大切な仲間だ。首を縦に振り神楽へと近づき、

 

蓮 「うんだからそんな事は気にしなくて良いんだ

   よ神楽♪」

 

神楽「………ごめん‥‥いいえ‥‥ごめんなさい!」

 

今までの神楽からしたらありえない表情だった。何故なら狗神が握る神楽の本体は白く曇り思念体は涙を流していたのだから。

 

狗神「それとてめぇは置いていかれる気がしたとか

   言うけどよ我らはお前を1人残して置いては

   いかねぇ寧ろ何度だって我等の隣まで引っ張

   ってやる!そしてもし我等が遅いときはお前

   が我等を引っ張れ!」

 

鈴蘭「そうそうだからお互い様なんだよ♪それに悩

   みとかそんなんがあったら気がねなく言って

   よ神楽ちゃん私達もそんな悩みとかあったら

   話すからさ」

 

神楽「ありがとう狗神さん鈴蘭さん‥‥」

 

狗神は胸ぐらを掴むのを止め馬乗りをするのを止め手に持つ神楽を差し出してくる。

 

狗神「んっ」

 

蓮 「‥‥ありがとう狗神」

 

言葉は乱暴だったけどやっぱり狗神は世話好きで鈴蘭はそのフォローが得意だなって思った。そして差し出された神楽を握り絞めると本体の神楽から今までの感じた事のない力が流れてくる。これが霊夢達を狂わせた力か。何故だか暴れたくなる衝動に駈られるが我慢し神楽の思念体に近づき手を差し出す。

 

蓮 「‥‥神楽こんなダメな主人だけど一緒にまた戦

   ってくれるかな?」

 

神楽「蓮さん‥‥良いよ……ううん…よろこんで♪」

 

そう言い神楽の思念体は手を握ると光の泡となって消えた。手に持つ神楽の刀身の曇りはなくなり何時もよりも美しい金色の光を放ちこの異変の影響か黒い光も放っていた。落ちていた鞘に神楽を納め腰に差す。

 

蓮 「2人もありがとうね」

 

狗神「構わんこいつがいないと落ち着かんだけだ」

 

鈴蘭「もぉ‥‥素直じゃないんだから」

 

だがこの2人のお陰で神楽はある意味で救われたのかな。

 

鈴蘭「とりあえずここからが勝負だよ」

 

狗神「あぁあの小生意気な女をぶちのめしてやろう

   ぜ!」

 

蓮 「うんそのつもりだよ神楽をたぶらかし更には

   幻想郷全体に迷惑をかけたその報いは必ず受

   けさせるよ」

 

鬼人正邪にはそれなりのお灸を据えてやらないと気が済まない。それは狗神や鈴蘭も同じなのだろう。

 

狗神「それでこそだ」

 

鈴蘭「うん♪もし何か困ったらまた呼んでね」

 

狗神「あぁ」

 

そう言うと2人も札へと戻りこの場から消えた。正邪が向かった扉の先を見て、

 

蓮 「待ってろよ‥‥」

 

と、呟き自分の元へと帰ってきた神楽を握り奥へと向かうのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

晴明「今回も私なんですね?」

怠惰「まぁ都合上ね」

晴明「そういえば神楽さんの思念体の服ってなんで
   また蓮が通っていた制服に?」

怠惰「あぁそれね前の狂夢異変は覚えてるよね?」

晴明「えぇ1~2年ぐらい前のですよね?」

怠惰「そうそうその時にも彼女はその服装を見てい
   るし何よりもやっぱり蓮の影響が大きいから
   なのかあんな服装になったって感じかな?」

晴明「成る程」

怠惰「まぁぶっちゃけた話でグレる=素行が悪くな
   るみたいな感じで色々と乱れるならやっぱり
   制服?という考えに至ったがためにあぁなっ
   たかな?」

晴明「へぇ‥‥」

怠惰「そんな蔑んだ目でみないで‥‥まぁ真面目な子
   が色々とダメな遊びを覚えるとみないなコン
   セプトであぁなったから仕方ないね」

晴明「いやいや普通にどうなんですかそれ?」

怠惰「でもないとは言えないと思うよ?」

晴明「まぁ確かに」

怠惰「まぁ裏の背景はそんな感じかな‥‥さて時間も
   そろそろ良いし今回はここまで」

晴明「はいまた次回もよろしくお願いします」

怠惰「では読者様また次回サラダバー!」
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