血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、友人から遊戯王カードを貰いデッキ製作を終えた怠惰のクソ悪魔です。お陰で作りたいデッキの八割は完成しました。残りはエクストラ‥‥まぁそこは追々で作ります。ではこんな趣味丸出しな話も終わりにして本編へどうぞ。


第344話 首謀者達の登場

神楽を取り戻し自分は更に奥へと進み正邪を追いかける。そして数十分近く歩いた所で大きな門の前に辿り着く。

 

蓮 「………」

 

この先に奴がいる。とりあえず神楽がお世話になった分や幻想郷の住人に迷惑をかけたことそれらを全て含めてコテンパンにしてやると決心し扉を開け中へと入る。中に入るとそこは豪華な作りとなっており窓から景色が一望できる事に気がつく。ここはどうやらこの城の天守閣のようだ。

 

? 「おっ来やがったか」

 

先程に聞いた声がしその方向を向くとそこには正邪がニタニタと笑って此方を見ていた。

 

正邪「その手に持ってるのって‥‥ちっ神楽ちゃん

   じゃん結局倒せなかったか」

 

蓮 「鬼人正邪お前はただで返さないからな?」

 

正邪「アハハハハただでは返さないねぇ‥‥下らな

   くつまらねぇネタを言えるじゃねぇか反吐

   が出そうだ」

 

やっぱりこいつは好きにはなれない。神楽を利用したりしてこいつは何が目的なんだ。

 

? 「正邪この人が言ってた邪魔物?」

 

正邪「あぁそうだ」

 

正邪の背後からひょっこりと自分の膝ぐらの身長の小さな少女が出てくる。

 

? 「私達の逆襲の邪魔をしようだなんて神楽先生

   はやられちゃったの?」

 

正邪「姫さんよやられたってより彼奴に操られてる

   って感じだな」

 

蓮 「はっ?」

 

こいつは何を言っているんだ。そして正邪の言葉を信用している少女は此方を憤怒を込めた目で見てくる。

 

? 「よくも神楽先生を!」

 

蓮 「ねぇ君はまず人にあぁでもこうでも言う前に

   名前を名乗るって言うことを教わらなかった

   のですか?貴女はそれぐらいの教養すらない

   だなんて言わせませんよ?」

 

? 「ばっバカにしてぇ!!私は少名針妙丸だぞ!

   この城の中だと一番偉いんだぞ!」

 

へぇ‥‥1番偉いか。そんなの知った事じゃない。相手は子供だがこの世の常識を教えるのは自分いや教師(見習い)の勤めだ。

 

蓮 「ふ~んそれで?」

 

少名「‥‥えっ?」

 

蓮 「だからそれでって言っているんだよ?偉いか

   ら何が出来るの?ほらほら言ってみて?」

 

少名「そんなの色々な物の大きさを変えたりとか」

 

大きさを変えるか。恐らく耶狛さんと同じような能力の持ち主なのか。そうなると耶狛と組手をしたのを思い出す。あの能力は厄介の一言だったからそれに似た能力を持っているならそれなりに警戒しないとな。

 

蓮 「他には?」

 

少名「え‥‥えぇと」

 

蓮 「因みに僕は幻想郷なら一番でこの世なら二番

   目に偉い神物を知ってるけど君みたいに自ら

   偉いだなんて言ったことすらないよ?まして

   や自分から偉いだなんて言ってると三下の雑

   兵みたいに聞こえるから止めた方が良いです

   しお友達も増えませんよ少名針名丸さん?」

 

と、ちょっとキツめに言うと少名針名丸はオロオロとしだしていた。許してくれこうやって間違っている事は間違っていると言わなければ間違った道を辿ってしまうのだから。

 

少名「正邪!彼奴が私を虐めてくるよ~!」

 

正邪「お前、容赦無しかよ!?」

 

蓮 「お前だけには言われたくない」

 

そっちこそ容赦ないぐらいに自分達に迷惑をかけてきたくせしてそれは言われたくない。

 

正邪「きっ肝が座ってやがる!?」

 

蓮 「ねぇ正邪さんとりあえず土下座する覚悟はあ

   りますか?」

 

即座に神楽の柄を握り一歩を踏み出し空かさず神楽を抜刀し高速の居合い斬りで一閃する。。

 

少名「危ない!!」

 

正邪「どわっ!?」

 

少名針妙丸は正邪を押し倒し抜刀による一撃から正邪を守った。

 

正邪「痛いなっ!何すんだよ!」

 

少名「だって!」

 

と、2人が言い合っている中で神楽を鞘にゆっくりと納めながら、

 

蓮 「ここでは狭くて貴女方を折檻も出来ないです

   し少し場所を変えましょうか?」

 

チャキンッ‥‥ジャキンッ!!

 

納刀と同時に切断する音が響いくと自分達を囲む天守閣の四方の壁に平行な斬り込みが入りそして、

 

ドゴンッ!!

 

鈍く重い音と共に煙が上がり自分達のいる場所が大きく揺れ出す。

 

正邪「てめぇ何しやがった!」

 

蓮 「何って?天守閣を斬ったんですよ」

 

煙が止むと斬り込みがどんどん広がっていき自分達が立っている床が地上の地面へと落ちていく。すぐに宙を浮き空を飛びその場を離れると正邪と少名針妙丸も着いてくる。

 

正邪「この野郎!私の城を!!」

 

少名「正邪のじゃなくて私達の城だよ!?」

 

蓮 「………………」

 

今の発言で何となくだがこの2人の関係性が見えてきた気がする。それを確認するためにも2人を威圧しつつ、

 

蓮 「お喋りはそこまでで良いですよね?」

 

正邪「たっ‥‥たかだか刀を勧誘したぐらいでそんなに

   キレるか普通!?」

 

蓮 「何だと?」

 

正邪「あぁもう一度言ってやる!刀を勧誘して持ち

   出したぐらいで!」

 

この時に自分は今になって、ある後悔をしたなと思った。

 

蓮 「はぁ‥‥手加減しつつ角なんて狙わずにその減

   らず口を言う首を本気で切った方が良かった

   ですね……‥」

 

正邪をギロリと睨みながら言うと正邪も睨み返してくる。それに割り込むかのように少名針妙丸が入ってきて睨んできた。

 

少名「君のやった事は私の怒りも買ったからね!」

 

蓮 「なら隣にいる正邪さんと2人でかかってきて

   くれて構いませんよ♪その方が2人まとめて

   お灸を据えれますしね」

 

少名「こいつぅぅ!!もう本当に許さないから!」

 

正邪「言うじゃないか‥‥この正邪様に喧嘩を吹っ掛

   けてきた事を後悔するんじゃねぇぞ!」

 

そう言い2人は構える。自分も神楽の柄を構え、

 

蓮 「葛ノ葉蓮お相手しましょう!」

 

そうしてこの異変を引き起こした者達との戦いが幕を開けたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「あぁ‥‥おい神楽お前も」

鈴蘭「えっと神楽ちゃん恥ずかしいから別室だっ
   てよ」

狗神「おいおい」

怠惰「まぁ仕方ないから良いよ♪さて今回は蓮君
   はぶちギレモードな訳ですけど‥‥」

狗神「普段よりも怖く思えるのは何故だ?」

鈴蘭「あっ私も気になった普段よりも物騒な事を
   言ってると言うかさっきよりも遥かに怖い
   よね?」

怠惰「あぁそれねそれは恐らく妖器を持ったから
   かな?」

狗神「妖器ってこの異変で変質した道具だよな?」

鈴蘭「蓮君はそんなの‥‥待ってまさか」

怠惰「はいそうです神楽ちゃんは現在妖器化して
   ます♪」

狗神「だからあんな物騒になったのか」

鈴蘭「ありゃりゃりゃ」

怠惰「まぁ霊夢ちゃん達に比べればまだまだ可愛
   い部類だけどね」

狗神「そっそうかよ」

怠惰「そうだと思うよ?まぁ若干辻斬りみたくな
   ってるけどね」

鈴蘭「まぁ確かに‥‥」

怠惰「とまぁそんなこんなで次回はついに異変の
   首謀者達とバトルです月曜日をお楽しみに
   って事で今回はここまで」

狗神「終わらせ方が‥‥まぁ良いかまた次回もよろ
   しくな」

鈴蘭「それじゃ読者様また次回!」

怠惰「さいなら♪」

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