血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、検定勉強で奮起している怠惰のクソ悪魔です。多分ですが来週から暫くは投稿を休止するかもしれませんがよろしくお願い致します。それでは本編へどうぞ。


第351話 翌日に向けて

鬼人正邪の手配書が出回って約1週間近くの日が過ぎる。ここ博麗神社の境内では、

 

蓮 「ふぅここはこれで良し後は賽銭箱の周りか」

 

1人で虚しく掃除をしていた。手配書が出回ってから翌日には金に目が眩んだ霊夢は正邪を探しに外出時しそして同様に居候中の針妙丸も正邪を説得するため外出しているためここ最近は1人になる機会が多い。だがそのせいで神社の掃除が疎か気味になっているためこうして掃除をしている訳だ。

 

蓮 「賽銭箱の中身は‥‥うん空か霊夢が見たらため

   息の1つや2つを吐くんだろうな」

 

見ていて悲しくなってくる光景だよな。これを霊夢が見たらため息が何回かは出るよな。

 

蓮 「う~ん何か良い催しを考えないと駄目かな」

 

しかしそんな催しがあるのならすぐにやってるか。

 

蓮 「また妖夢さんと試合‥‥でも数年前にやってい

   るしなぁ」

 

何度も同じだと客足も絶える事になるしそれに妖夢さんも忙しい身である。押し掛けて果たし状を出すのもどうかお思うしな。

 

蓮 「やれやれ」

 

早急にどうするかを考えなければな。でないと神社に対しての信仰はどんどん他宗教に持っていかれてしまう。

 

蓮 「そういえば前々から思っていたけど博麗神社

   ってどんな神様を祀っているんだろ?」

 

神社というからには何かしらの神々を祀っているのだろうけれどどんな神を祀っているのだろうか。遥か前に霊夢に聞いてみたときの反応は「何だっけ?」で終わらされたため少し気になるんだよな。

 

蓮 「ってこんな事を考える間があるなら掃除しな

   きゃ」

 

そうして賽銭箱の中に出来ている蜘蛛の巣を取り払い埃を掃除していき綺麗にする。

 

蓮 「これで良し」

 

埃を被っていた賽銭箱は綺麗になる。まだ賽銭箱も新しいためか綺麗にするとピカピカになゆ。

 

蓮 「綺麗になったとりあえずこれで終わりかな」

 

ある程度の掃除を片付けると先程まで散らかっていて掃除やらが足りなかった境内は片付き小綺麗になる。

 

蓮 「さて後はどうしようかな」

 

と、述べていたその時だうた。ドサッと音をたてて空から何かが落ちてくる。

 

蓮 「ん?‥‥えっ!?」

 

落ちてきた物いや者と言えば良いのか。それを見てビックリする。何故なら、

 

霊夢「つつ‥‥ただいま」

 

姿がボロボロになってた霊夢だったからだ。

 

蓮 「霊夢!?その姿はどうしたの?」

 

霊夢「えぇ私としたことがしくじってね‥‥つつ」

 

立とうとするがすぐに座り込んでしまっていた。霊夢に近づき、

 

蓮 「霊夢許してね」

 

霊夢「えっ?っ!!?」

 

お姫様だっこをして霊夢を持ち上げる。一瞬だけ暴れたがすぐに大人しくなる。

 

蓮 「とりあえず縁側に運ぶね」

 

霊夢「えっえぇ‥‥」

 

そうして霊夢を縁側へと運び応急キットを部屋から持ってきて手当てを始める。

 

蓮 「染みるよ」

 

霊夢「つっ!」

 

傷の消毒から包帯で化膿を防ぐようして処置をする。

 

蓮 「これで良し」

 

霊夢「ごめんなさいね」

 

蓮 「良いよ気にしなくても」

 

応急キットをしまい霊夢の隣に座る。

 

蓮 「因みにその傷ってもしかして?」

 

霊夢「えぇ正邪にやられたわ‥‥」

 

やっぱりか。しかし自分でも勝てたのだから霊夢達だったら簡単に倒せると思ったのだがそうでもないみたいだ。

 

霊夢「何とか彼奴を追い込んだのよけれど彼奴はま

   さかあんな隠し玉を最後の最後で使ってくる

   だなんて思わなかったわ」

 

蓮 「隠し玉?」

 

霊夢「えぇそれのせいで私を含めて数人のメンバー

   は全員撃退されたわ」

 

一応は皆に正邪がどんな行動をしてくるかは教えていたとめ大丈夫だろうと思ったがまさか自分ですらも分からない戦法でやられたみたいだ。

 

霊夢「もう本当に悔しい~!後本当にもう1歩だ

   ったのにぃ!!」

 

ジタパタと足で地団駄を踏んで悔しそうに叫ぶ。

 

蓮 「因みにだけど霊夢を含めて誰が出たの?」

 

霊夢「そうね‥‥魔理沙に早苗それから妖夢や幽々子

   だったり咲夜もいたわねそれとワーハクタク

   や不老不死だったりともう結構の者達が挑ん

   だけれど‥‥」

 

蓮 「全員撃退されて未だに正邪は生存してると」

 

名のある所か自分でも実力を知る者達が集まっているのにも関わらず負かされるとはつまり先程にも言っていたその最後の奥の手に負けたのだろうか。

 

霊夢「あぁ~もう本当にあんなの反則よぉ」

 

今回の敗北が気に入らないのか凄く悔しそうに叫ぶ。

 

蓮 「やれやれ‥‥あっそういえば針妙丸さんは?」

 

霊夢「えっ?‥‥そういえば正邪を倒すときにはいっ

   しょにいたわよ?」

 

蓮 「無事かな」

 

と、思っていると空から何か小さな虫のような何かが落ちてくる。

 

蓮 「ん?‥‥えっ!?」

 

それは小さな人型で着物を着ている子‥‥そう今、心配をしていた針妙丸だ。しかも倒れていてピクリとも動く気配がない。

 

蓮 「ちょっちょっと!?」

 

すぐに駆けつけて安否を確認すると針妙丸は目を回しながら気絶していた。

 

蓮 「命には別状ないみたいだ」

 

優しく掌に乗せて縁側へと運び座布団の上に寝かせる。

 

霊夢「この子もボロボロね」

 

蓮 「うん‥‥」

 

恐らく彼女は説得をすると言っていたから正邪に説得をしたものの尽く失敗したのだろう。やはり正邪に説得など無意味だったのだ。

   

蓮 「……‥」

 

異変解決組として名高い霊夢、魔理沙の2人を撃退し更には咲夜と妖夢に早苗とまだ新参の部類ではあるがそれでも名が多くの者に語られる3人やはたまた妹紅や慧音をも撃退し冥界の管理人こと幽々子や秘めた力は無限にも等しい針妙丸までも撃退するとはやはり野放しには出来ないか。

 

蓮 「明日もいくの?」

 

霊夢「えぇ当然よ!」

 

蓮 「そっか‥‥なら僕も出ようかな……‥」

 

霊夢「えぇ良いわよ‥‥……‥えぇっ!!?」

 

意外そうな顔で驚かれる。まぁ行く気はないと言っていたから無理もないだろうが流石に異変解決組の面々をここまで撃退され続け更にこれ以上撃退され続けられるのはよろしくはない。こんな事が続けば賽銭箱の中身は増えることはないだろう。

 

霊夢「いっ良いの!?」

 

蓮 「良いよ‥…挑んだのはこっちだけどこれだけの

   面々がやられるのはただ黙って見るつもりは

   僕にはないだけだよ‥‥それにここまで悔しが

   っている霊夢や勇気をもって説得を試みた針

   妙丸の仇討ちもしないとね」

 

霊夢「蓮‥‥…」

 

蓮 「さて‥‥そうと決まったら」

 

縁側から立ち上がり数歩先へと進み霊夢の方を向く。

 

蓮 「明日に備えて調整したいから少しだけ付き合

   ってもらえない♪」

 

霊夢「……‥良いわよ私でよければ♪」

 

そう言い立ち上がり霊夢はお札とお祓い棒を構える。

 

蓮 「ならいざ尋常に」

 

霊夢「勝負よ!!」

 

そうして明日に備え自分達は体を動かすのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「おいおいあの巫女を撃退するとか天邪鬼の奴
   前よりも強くなってるだろ」

神楽「それに霊夢さん以外もいたのにも関わらずで
   撃退ですもんね」

鈴蘭「怠惰メタいけど‥‥どのくらい強化したの?」

怠惰「リアルの人曰で1回目の正邪とは比べものに
   ならないぐらいの強化というかテコ入れされ
   たっぽいよ?」

狗神「それ勝てるのかよ」

怠惰「さぁ?」

神楽「さぁって!?」

怠惰「敢えて言おうか?リアルつまる所の俺の中の
   人の考えなんて俺が分かるわけないだろ?」

狗神「どっちみちお前だろうが!?」

怠惰「それはそれこれはこれだ‥‥さて時間も時間だ
   し今回はここまでにしようか」

鈴蘭「急に終わらせる方針をとったよ!?」

怠惰「うるせぇやいそれじゃ読者様また次回!」

狗神「たく‥‥じゃあな」

神楽「それでは♪」

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