血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、検定が近づいてきていることに危機感を覚え始めてる怠惰のクソ悪魔です。恐らく来週から暫くは休載する事となるとは思いますのでご了承をお願いします。それでは本編へどうぞ。


第353話 いざ天邪鬼退治へ

結構ダサ格好いい台詞を言った3人の従者達の発言から暫くの沈黙が続き、

 

耶狛「もう!お兄ちゃんも黒君ももう少しシャンと

   してよ!こいしちゃんとかお空ちゃんとかな

   らもっと乗ってくれるよ!?」

 

亜狛「むっ無理を言うなよ結構これ恥ずかしいんだ

   からな?」

 

黒 「……‥というかよダサい」

 

耶狛「ガ・ガーーーン!!?

 

亜狛「黒さん!!?」

 

黒の一言で耶狛は膝をつきどんよりとしだす。この空気をどうすればいいんだろうか。

 

蓮 「えっえぇとかっ格好良かったですよ?」

 

玲音「あっあぁその‥まぁ……なぁ?」

 

流石の玲音も空気を読んだのかそう呟くと耶狛は目を輝かせ尻尾をパタパタと降りながら近づき自分達の手を握る。

 

耶狛「蓮くんと黒君じゃない執事君も分かってるよ

   センスあるよ♪」

 

霧雨「これセンスあるのか?」

 

蓮 「魔理沙、余計な事を言わない方がいいよ」

 

1週間の修行した仲だからこそ耶狛の性格はある程度は分かる。耶狛は一度へそを曲げると直すのが難しいのだ。

 

亜狛「すいません妹が……‥」

 

蓮 「いっいえ」

 

玲音「何かお前ら似てるな」

 

蓮 「えっそうですか?」

 

亜狛「う~ん同じツッコミ的ポジションだからです

   かね?」

 

通りで何か親近感があるなと思ったらそういえば同じツッコミ担当だよな。僕と亜狛さんって。

 

霊夢「それでアホ神の所のズッコケ従者達3人が助

   っ人って事で良いのよね?」

 

耶狛「ちょっと私達はズッコケじゃないよマスター

   の悪口は百歩譲って良いとしてズッコケはな

   いと思います!」

 

霧雨「いやそこを否定しろよ!?」

 

蓮 「それは言ったら駄目なやつ!?」

 

確か理久兎って結構な地獄耳&直感力がある筈だから下手したら今の会話も察知している気がする。

 

亜狛「こっコラ!まっマスター!そんな事はないで

   すよ!!」

 

黒 「あぁ!仕置きは耶狛だけにしてくれ!!」

 

耶狛「酷い!?私だけお仕置きなんて反対だよ!」

 

この感じからして3人は理久兎に相当なトラウマを植え付けられているみたいだ。

 

霊夢「とりあえずそんなのはどうでも良いわそれで

   この3人が助っ人なのよね?」

 

紫 「えぇそうよ本当は御師匠様にも協力をして欲

   しかったのだけど地底でも何かしらの争いが

   起きていたみたいでその後の修繕で手が離せ

   ないみたいなのよ‥‥それで御師匠様が人手が

   足りない中で無理して3人を送ってくれたの

   よ」

 

地底でも何かが起きていたのか。この前に起きたあの地震はそういう事があったから起こったのか。

 

耶狛「えっと私達も天邪鬼退治に協力するから泥船

   に乗ったつもりでいてよね♪」

 

少名「それすぐに沈んじゃうよ!?」

 

亜狛「本当にすいませんうちの妹が!」

 

霧雨「流石は地底唯一の苦労狼」

 

ペコペコと頭を下げて謝ってくる。亜狛は相変わらずで苦労が絶えないみたいだ。

 

玲音「所で前から思ってたがお前も執事か?」

 

黒 「まぁそうなるな」

 

レミ「私の所の駄執事より仕事ができそうだし交換

   できないかしらねぇ」

 

黒 「悪いがお前の屋敷は目が疲れるからパスだ」

 

玲音「おっならもしリストラされたらお前とこに行

   くってそっちの主人に伝えておいてくれよ」

 

黒 「仕事が出来ないなら紹介はしないぞ?」

 

 

そんなこんなで所かしこで盛り上がる。するとパンパンと音が響き渡る。どうやら音を出したのは紫みたいだ。

 

紫 「とりあえず積もる話もあるとは言えどそろそ

   ろ時間だからある程度の作戦の打ち合わせを

   するわ」

 

レミ「そんなの必要かしら?」

 

紫 「あくまである程度の流れっていう事を覚えて

   おいて頂戴あの天邪鬼は今日を入れてもう約

   10日も生き残っているのが現状よ何として

   も今日中には倒したい所よ」

 

と、言うと耶狛が真っ直ぐ手を挙げる。

 

耶狛「はいっ紫ちゃん!」

 

紫 「何かしら?」

 

耶狛「何でまた今日中なの?」

 

紫 「それは……‥」

 

紫が口を開き言おうとするとその前に霊夢が口を開き、

 

霊夢「面子がなくなるからよ私は巫女としてこの幻

   想郷を守る務めがあるし紫は妖怪の賢者とし

   て威厳もあるそれらが揃いも揃って10日間

   何にも成果を挙げれてないのよこのままいけ

   ば天邪鬼を逃がした役立たずのレッテルを貼

   られて私達は笑い者よ」

 

霧雨「それに天邪鬼って本来は弱い妖怪の一種だが

   そんなのに手を焼くようじゃ‥‥って事さ」

 

いや弱い妖怪とかって言うけど結構な強かった気がするのは気のせいだろうか。

 

亜狛「そういう事ですか」

 

紫 「えぇだからこそ今日中には片をつけたい所な

   のよ」

 

黒 「また面倒ごとを増やしたもんだ」

 

面倒ごとを増やしたと言う単語が妙に引っ掛かるのは何故だ。まさか‥‥いやそうだとしたら3人をわざわざここに送っては来ないだろう。

 

紫 「それで何だけれど天邪鬼を見つけ次第に攻撃

   はそうなんだけど出来る限りで連携を取って

   いく必要があるわ」

 

レミ「だからそんなのが出来るとでも‥‥」

 

紫 「まぁ難しく考えているでしょうけど言わば役

   割を決めるだけよ主に近接で動きを牽制し足

   止めをする壁役、後方から壁役の援護をする

   後方支援兼のアタッカー最後は隙があれば止

   めをさすフィニッシャーの3つの役割が重要

   になってくるわ勿論、状況によっては切り替

   わる事にはなるけれど」

 

霧雨「おいおいこの前とは随分と変わったな」

 

紫 「正直な話ここまで手が焼くとは思わなかった

   のよだからこの前とはうって変わって戦略を

   立てる作戦に出たの」

 

この前の戦いにはなかった連携をしつつ正邪を追い詰めていく作戦と言うことか。

 

霊夢「ねぇ一応はその役って1人2役もありなのか

   しら?」

 

紫 「えぇ構わないわ1役は必ずつく事になるけれ

   ど」

 

霧雨「ほうならどれにしようかなぁ♪」

 

玲音「お前はどうするんだ?」

 

蓮 「えっと壁役が向いてるかなって」

 

そうして自分達は役を決めていく。壁役は玲音と黒そして後方支援は魔理沙に紫となりフィニッシャーは亜狛と針妙丸そして霊夢は壁役と後方支援、レミリアはフィニッシャーと後方支援をそして自分は壁役かつフィニッシャーの扱いになった。

 

蓮 「えっと僕がフィニッシャー何かで良いんです

   かね?」

 

霧雨「良いんじゃないか?確かお前は1度、彼奴と

   戦って勝っているわけだしな」

 

霊夢「異議なしね」

 

亜狛「それは同感ですね」

 

本当に大丈夫なのか少し不安があるな。

 

紫 「それじゃ役も決まった事ですし行きましょう

   天邪鬼の元へ」

 

そう言うと紫はスキマを開く。つまり中へと入れという事か。

 

玲音「んじゃまぁちゃちゃっと片付けるか」

 

黒 「同意見だな」

 

レミ「良い遊び相手である事を期待するわ」

 

そう言いながら3人はスキマへと入る。

 

耶狛「お兄ちゃん頑張ろう!」

 

亜狛「あぁ」

 

霧雨「楽しくなってきたぜ!」

 

次に亜狛と耶狛と魔理沙が裂け目へと入っていく。とりあえず針妙丸を肩に乗せて霊夢の顔を見ると互いに頷く。

 

霊夢「行きましょう蓮」

 

蓮 「うん」

 

少名「待っててね正邪」

 

紫 「今日で片をつけるわよ」

 

そうして自分達もスキマへと入り正邪の元へと向かうのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「あぁ」

神楽「やっぱりあの3人が加わると賑やかになりま
   すね♪」

鈴蘭「寧ろ騒々しいぐらいだよねぇ」

怠惰「まぁあの3人は友人いわくでキャラが濃いみ
   たいだから」

鈴蘭「怠惰くんってそのキャラを作る際に濃いなと
   かっていう自覚あるの?」

怠惰「いいや?ある程度のその者の性格やらとかの
   骨組を建てて設定だとか肉を付けて完成って
   のが怠惰さんのキャラ作りだよね?」

神楽「ふぇ‥‥」

怠惰「まぁ何はともあれ自分が思い描くキャラが楽
   しそうにフィールドを駆け回って色々な者達
   と会話したりだとかどんな事をするのかだと
   かを考えたりするともっと良いかもね?」

狗神「成る程な」

怠惰「まぁほらリアル怠惰さんの中学からそれ以前
   の友人って妄想の友人しかいなかったから」

鈴蘭「それは言わなくて良いよ!?」

狗神「聞いてて悲しくなるっての!?」

怠惰「あはは♪さてと時間も時間だし今回はここま
   でにしようか」

狗神「あぁまた次回もよろしくな」

鈴蘭「それじゃ読者様」

神楽「ありがとうございました♪」

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