血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんはそしてお久しぶりです読者様、怠惰のクソ悪魔です。やることも大方は終わったのでまた投稿を開始させていただきます。それでは本編へどうぞ。




第355話 正邪の逆襲

正邪とのバトルが始まり自分達は各自の役の通りに正邪との戦闘を開始されていた。

 

正邪「おらぁ!」

 

蓮 「っ!」

 

黒 「ほうっ!」

 

玲音「やるっ!

 

近接戦闘を主とする自分達の攻撃を剣1本で抑えこみ更には、

 

霊夢「くらいなさい!」

 

霧雨「ロケットミサイル!」

 

紫 「ふふっ」

 

耶狛「そぉ~れ拡大!」

 

霊夢に魔理沙や紫の弾幕に耶狛が能力による強化を加えたほぼ隙間のないような弾幕が正邪を包み込むが、

 

正邪「下らねぇ!」

 

黒い剣を一振りしただけで全てを消滅させる。そしてそれに続き正邪の隙を狙って、

 

亜狛「覚悟!」

 

レミ「アハハハ!!」

 

少名「覚悟!!」

 

突然現れる亜狛の奇襲レミリアの滑空による突進そして針妙丸の剣捌きで殺ろうとするが正邪はいとも容易く攻撃を防ぎ避けてと繰り返し猛攻をしりぞける。

 

亜狛「っ!引きますよ!

 

レミ「面倒ね」

 

少名「むむ‥‥蓮さん!スイッチ!」

 

蓮 「了解!」

 

3人がすぐさま後退した瞬間に神楽で切りかかるが正邪はそのまま後ろへと下がり避けられるがその瞬間に自分の両隣から玲音と黒が正邪へと向かい戦斧とガンブレードが軌跡を描き振られる。

 

正邪「ちっ!妙な連携をとりやがって!」

 

黒 「それはお前の方だろ主から色々と聞いている

   ぞ貴様の戦い方は姑息だとな」

 

正邪「姑息だからなんなのさ!」

 

玲音「ある意味で清々しいな」

 

自分からしたら姑息な戦い方だって立派な戦い方だ。だが許せないのは正邪の腐った性根だ。

 

霊夢「蓮!」

 

蓮 「頼むよ霊夢!」

 

霊夢と共に黒と玲音の横を通り抜け自分は神楽を霊夢はお払い棒で攻撃するが、

 

正邪「何の!」

 

ヒラリと攻撃を避けられるが、

 

蓮 「式符 狗と蝶の二段構え!」

 

狗神「しゃーー!!」

 

鈴蘭「一言‥‥死ね!」

 

すぐに式神の狗神(人型)と鈴蘭を召喚すると後ろへと後退する正邪に向かって狗神の拳と鈴蘭の蹴りによる追い討ちを仕掛ける。

 

正邪「犬ころとガキが意気がるな!」

 

追い討ちを後ろへも下がる力を利用し体を捻ると黒い剣による目に見えぬ速度の反撃を与える。

 

狗神「なっ!?」

 

鈴蘭「嘘でしょ?」

 

剣によって斬られた2人は消滅し札に戻った。あの2人をこうも簡単に倒されるとらそれに見ていて思うのはこの前とは違い動きが達人とまではいかずとまるで実戦を経験してきた者かのような動きをしていて大違いだ。

 

霊夢「逃がすか!」

 

蓮 「じぇやぁぁ!!」

 

お札と斬撃波で更なる追い討ちを仕掛けるのだが正邪はどこから出したのかは分からないが提灯を取り出すとそれに灯りが灯ったかと思いきや正邪の体が半透明になり透けると共に自分達の攻撃は正邪を貫通していった。

 

霊夢「嘘っ!?」

 

蓮 「無敵化!?」

 

紫 「あれ幽々子の提灯じゃない」

 

まさかの霊夢の十八番ラストワード夢想転生と同じ無敵になれるような道具が現れるとは。というか幽々子の提灯という事は昨日の戦いで盗んだのだろうか。正邪はキシシと笑い指を動かして自分達に向かって笑いながら挑発してくる。

 

黒 「影の轟雷よ敵を穿て!」

 

玲音「悪意の蒼炎よ舞え!!」

 

黒い雷と蒼炎が正邪へと直撃するが何ともないといった顔だ。すると半透明だった正邪の体が元の体に戻った。その瞬間を見計らったのか、

 

霧雨「ぶっ飛べ!」

 

紫 「幻巣 飛光中ネスト」

 

耶狛「拡大弾!」

 

無数の小粒弾幕、ロケット、拡大していく大弾が正邪へと向かっていくがまた何処からともなくアイテムを取り出し構える。それはまさかのカメラだ。

 

正邪「ほら笑えよ!」

 

フラッシュが焚かれると共に3人が放った弾幕は忽然と消える。そして1枚の写真を手に取りペラペラと動かしながら、

 

正邪「おいおい効かねぇぜ?アハハハハ♪」

 

写真を捨てて楽しそうに笑う。

 

霧雨「文屋共のカメラまであるのかよ!?」

 

文屋共って事は文達、天狗のカメラまで所持しているのか。というか弾幕を消すカメラって一体どんな機能しているんだ。

 

紫 「亜狛、次の策を用意するから暫くはお願いす

   るわよ」

 

亜狛「心得ました!」

 

と、亜狛の声が聞こえると正邪の回りを無数のクナイが正邪を囲い混む。さらにその頭上には、

 

レミ「悲鳴ぐらいは聞かせなさいよ♪」

 

ニヤリと八重歯を覗かせて笑い、

 

レミ「紅符 不夜城レッド」

 

手を広げ両手の赤い弾を握ると共にレミリアを中心に真っ赤なレーザーが十字で放たれる。無論、真下には正邪がいるためまっすぐ向かっていく。そして亜狛は手を引くと囲んでいるクナイが一斉に正邪へと向かいだす。

 

亜狛「散れ」

 

頭上からはレーザー、周りにはクナイが飛び交い避ける隙間などはないに等しい。

 

正邪「ひぇぇぇ‥‥何てな♪」

 

怯える所かこの状況下で正邪はニヤリと笑った。今度は何と傘を取り出し広げそして閉じてという動作をしたかと思うと閉じた傘と共に一瞬で正邪が消えていなくなる。

 

レミ「えっ!?」

 

亜狛「あの密度を抜けた!?」

 

すると自分達の後ろから正邪の気配を感じ振り向くと正邪は片手に傘を片手に剣を構えて此方を見ていた。

 

紫 「ないと思ったらそれ私の傘じゃない」

 

正邪「アハハハ頂戴しておいたのさ」

 

あれ紫の傘なんだ。というか傘にあんな力があるとは思わなかった。

 

黒 「バトンタッチだ亜狛!」

 

玲音「さぁてお嬢の面白ポーズも見れたし軽く暴れ

   るか!」

 

そう言い黒と玲音が正邪へと突っ込む。しかし本当にさっきからあのアイテムの数々の効果はどれもこれも凶悪すぎるだろ。これでは決定打がない流れになってる。こうなったら金狐化で押しきるか、だが同じ手が通じるとも限らないしどうにかして流れを変えなければと思っていると、

 

少名「蓮さん!」

 

蓮 「どうかした針妙丸?」

 

少名「私を正邪の元に連れていくことは出来る?」

 

霊夢「何を考えてるのよ?」

 

針妙丸は針の剣を腰に差し懐から小さな小槌もとい打出の小槌を取り出す。

 

少名「これで正邪から小槌の力を回収するの」

 

霊夢「そんなのでどうにか‥‥」

 

蓮 「いやなるかもしれない」

 

霊夢「えっ?」

 

蓮 「元々の正邪の力は皆が言う通りそんなに強く

   はない筈なんだ‥‥だけれどそれなら何故そん

   な正邪がここまでやれたと思う?」

 

それを聞いた霊夢は納得した顔をする。そう正邪の本来の力では紫だとかの大妖怪を相手にするのはどう足掻いても力不足なのだ。これで自分みたく修行をしたとかなら話は別だが正邪はそんな事をするような者じゃない。ならば何故ここまでやれたか、それは針妙丸の小槌の力があったからだ。それがもしも、なくなればどうなるかという事だ。

 

霊夢「やる価値はあるわね‥‥!」

 

蓮 「アシストをお願い」

 

霊夢「良いわよ!」

 

針妙丸を肩に乗せ霊夢と息を合わせて突撃する。正邪は黒と玲音の2人を払い除けニヤリと笑う。霊夢はその場で急停止し無数の針を放ち自分はそのまま神楽を構えて突っ込む。

 

正邪「効くかよ!!」

 

長針を剣で払い自分とのつばぜり合いとなる。だがその瞬間を待っていたのだ。

 

蓮 「今です!」

 

少名「悪いけど小槌の魔力は返してもらうよ!」

 

正邪「なっ!」

 

小槌を大きく上へと振り上げると正邪の体から黒いオーラが現れ小槌に吸収される。

 

正邪「このっ!!」

 

弾き飛ばされたが計画通り上手く奪えた。だが肩に乗る針妙丸は顔をしかめる。

 

少名「少ない‥‥」

 

蓮 「えっ?」

 

少名「少すぎるんだよ正邪にあげた力に比べて回収

   した量が!」

 

正邪は首を回すと懐から提灯だったり小さな地蔵だったり天狗のカメラを次々に捨てていくきしまいには紫の傘もポイ捨てすると傘だけはスキマに消えていった。

 

正邪「そういえば言ってなかったよな残念ながら今

   の私に小槌の力なんて残ってまっせ~ん♪」

 

ケタケタと笑いだす。その瞬間、

 

霧雨「そんな所で笑ってて良いのか!」

 

耶狛「魔理沙ちゃんやっちゃって!」

 

霧雨「いくぜ恋符 マスタースパーク!」

 

耶狛「拡大!」

 

魔理沙が放ったマスタースパークは耶狛の力により大きくファイナルスパークをも越える大きさとなって正邪ところか自分達を巻き添えにする感じで放たれた。

 

蓮 「っ退避!」

 

少名「うわわわ!!」

 

霊夢「あの火力バカは!?」

 

黒 「あのバー狼め」

 

玲音「仕方ねぇな!」

 

後方支援組の魔理沙の一撃に危険と判断し自分達はすぐさま逃げる。だが正邪は逃げず剣を構える。

 

正邪「そんなレーザーなぞ今の私に効くか!」

 

上段の構えからまっすぐ斬り下ろすように振るい大きな斬撃波を放ちレーザーを一刀両断する。その光景に目が点となって見てしまう。

 

蓮 「そんなバカなっ!?」

 

声に出してまで叫んでしまった。だって小槌の力が残ってすらいない正邪にあんな芸当が出来る筈がないのだからだ。拡大マスタースパークを一刀両断からの半分にすると正邪は剣を振るうと不思議な力がオーラとなって見えだす。

 

蓮 「教えてください‥‥さっきから貴女は小槌の力

   に頼らずの戦いをしてきたんですか!」

 

正邪「誰が教えるかよバァ~カ♪だがまぁ良いだろ

   教えてやるよ私自身にはもう小槌の力が残っ

   てないのさ精々あっても持っていた道具に残

   り香みたく小槌の力があったから使って戦っ

   ていたのさ」

 

少名「そんな‥‥それじゃやった事は無意‥‥」

 

霊夢「いいえだけれど貴女の案が彼奴のインチキ

   道具を全て潰したわ」

 

正邪「全て?違うな」

 

振った剣を見せてくる。その剣から不思議な気を感じる。小槌の力とはまた違い何処か昔に感じたことのある力だ。どうやらあれだけは別物みたいだ。

 

正邪「こいつだけは別物だ‥‥まるで生きているかの

   ような感じがするし何よりもこいつが私に戦

   い方を教えてくれている気がするのさ」

 

霊夢「何を気持ち悪い事を!」

 

御札を投擲し攻撃するが正邪は片手で剣を素早く動かし御札を払い除ける。

 

亜狛「何処を見ているんですか?」

 

背後に亜狛が現れクナイで首もとを狙った攻撃をするのだが、ありえない事に後ろに目がついているかのように亜狛の動きを見切った動きで頭を倒して避ける。

 

正邪「そらっ!」

 

亜狛「っ!」

 

バックキックで亜狛をぶっ飛ばすが亜狛は裂け目を作り中へと入って消えた。正邪は首を回し此方を見てくるがが何故だろうか。正邪の動きが誰かに似ている気がするのは、

 

正邪「そんでもう終わりかえぇ!どうなんだよ!」

 

この場にいる者達、全てに挑発をしてくると、

 

紫 「あらそれならこんなのは如何かしら?」

 

紫の声が響くと同時に大きくスキマが開き聞いた事のある機械音が聞こえだすとスキマから高速で電車が現れ正邪へと向かっていく。

 

正邪「なっどわっ!?」

 

しかし正邪は何とか避け電車の屋根の上に乗る。

 

紫 「トライアングル!」

 

と、紫が叫ぶとそれを合図に、

 

耶狛「行くよお兄ちゃん黒君!」

 

亜狛「お前はもう少し周りを見るんだぞ耶狛」

 

黒 「まったくだな」

 

亜狛と耶狛と黒の3人が正邪と同様に電車の屋根に乗ると囲い込み正邪へと息の合った連携攻撃を始める。だがそれを何ともないと言わんばかりに攻撃を避け受け流しといった行動をとる。

 

紫 「あの3人を相手に彼処までの実力とは」

 

蓮 「正邪が持っている剣‥‥もしかしてあれって」

 

霊夢「聞いていると妖刀よね」

 

やはり霊夢も神楽と同じ妖刀と推測したか。戦い方を方を教えるという言葉からどうみても妖刀だ。あんなもの一体何処で。そんな事を考えてる間にも、

 

レミ「スピア・ザ・グングニル!」

 

玲音「蒼炎波斬」

 

2人の攻撃が放たれ正邪へと人の攻撃が放たれ正邪へと向かっていくが正邪は何と剣を電車に突き刺すと市松模様の布を取り出し構えるとその布の方へと槍と斬波は飛んでいき、

 

正邪「オーレ♪」

 

ヒラリと布を避けて攻撃をいなして回避する。

 

玲音「マジかよ!?」

 

レミ「っまだ残っていたの!」

 

正邪「おいおいその程度か吸血貴様はよぉ?」

 

布をしまい剣を抜きゲスい笑顔で笑ってくる。

 

レミ「にゃにぉぉ~!!」

 

玲音「落ち着けお嬢!」

 

レミ「離せ駄執事!?」

 

挑発にイラついたレミリアは爪を立てて向かおうとするが玲音に止められる。

 

紫 「その吸血鬼を抑えておいて頂戴」

 

紫はパチンッと指パッチンをすると電車が鈍く光出す。そして、

 

ドゴーーーン

 

電車は大爆発を引き起こす。どうやらあれは定番の車両爆弾だったみたいだ。爆発に巻き込まれた正邪もあれでは、タダでは済まされないだろう。

 

霧雨「終わったな」

 

霊夢「やったかしら?」

 

蓮 「2人共それを言っちゃ駄目だって!?」

 

だってそれは完璧にフラグなのだから。すると爆煙が一瞬で消え剣を構えた正邪が現れる。

 

正邪「たく危ねぇじゃねぇか!」

 

ほらやっぱりものの見事にフラグ回収したよ。それよりも今の爆煙、爆発はいったいどこに消えたのだ。

 

正邪「さてこれは仕返しだ!」

 

正邪の持つ剣は禍々しく光出す。そして同時に自分の直感は告げたあれは危険だと。

 

蓮 「っ!!」

 

霊夢「えっ蓮!?」

 

すぐに霊夢に覆い被さるように庇うと同時に、

 

正邪「秘技 リベリオンカウンター!」

 

自分達の目の前がいきなりの真っ暗になる。そして、

 

ピチューン!ピチューン!ピチューン!

 

無数に被弾していく音が鳴り響く。

 

霊夢「何がどうなって」

 

蓮 「霊夢!!」

 

いったい何がどうなっているのだろうか。今覆い被さっている霊夢だけはどうにかしてでも守らなければ。そう思ったその瞬間、

 

正邪「あの時の仕返しだぜ甘んじて受けやがれ!」

 

ピチューン!

 

蓮 「ガハッ!?」

 

霊夢「れっ蓮!!キャー~!!」

 

背中に衝撃が走り被弾音が鳴り響いた。力が抜け自分は霊夢の悲鳴が聞こえる中そのまま闇の中で眠りについたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

晴明「はい今回は私が後書きしますねそれにしても
   怠惰さん約1週間ぶりですね」

怠惰「そうだね」

晴明「この1週間なにかありましたか?」

怠惰「えぇとスマホが新しくなったぐらいかな?」

晴明「言われてみると変わってる!?」

怠惰「ただ敢えて言おうかやはり使いにくい」

晴明「そうなんですか?」

怠惰「うん文字打ちは前いや前の前が一番だった」

晴明「そんなにですか?」

怠惰「もうね文字打ちの際に上からメニューが流れ
   てくるわ「」が使いにくくなるわ最悪だよ」

晴明「ありゃま」

怠惰「まぁゲームするならこっちかな?」

晴明「利点ゲームしかないじゃないですか」

怠惰「本当にそれしかないよ‥‥」

晴明「で?これは続けていくんですか?」

怠惰「勿論そのつもりだよ終わりはまだまだ先だ」

晴明「そうですかなら良かったですさて時間も時間
   ですし終わりましょうか?」

怠惰「あいよそれじゃ今回はここまで」

晴明「また次回もよろしくお願いいたします」

怠惰「それではまた次回バイバイ」

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