血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、鼻水や痰が絡むためクリニックに行ったら急性副鼻腔炎と診断された怠惰のクソ悪魔です。もうある意味でこれは持病と化してますね本当に‥‥。さてこんな話しもあれなので本編へどうぞ。


第367話 嫉妬の帰還

嫉妬の指導が始まって2日目、今日が嫉妬が滞在する最終日となる。迎えが来るまでまだあるという事で、博麗神社の母屋の前では嫉妬との修行が行われていた。

 

嫉妬「良いよ蓮くんそのまま呼吸を整えて」

 

蓮 「ふぅ‥‥」

 

嫉妬「そして一気に斬りかかれ!」

 

蓮 「でやぁ!!」

 

ガギンッ!!

 

金属と金属がぶつかり合う音が響き渡る。最終日となった今日、嫉妬から直々に呼吸術について教わっていた。剣道をしていた際にもよく呼吸がどうのとは言われていたが嫉妬、曰く何でも呼吸を使い分けるだけでも一撃の威力は変わるらしくそれならばと思い教わっているのだ。

 

嫉妬「その調子だよ♪もう1戦いくかい?」

 

蓮 「勿論です!」

 

そして更に嫉妬との特訓を重ねていく。これまでは動きだったり技だったりといった修行をしてきたが呼吸に重点を置く修行をするとは思いもしなかった。昔に剣道をしていた際にもよく呼吸がどうのとは言われていたが当時は安直に考えていたが今だからこそ思うのは呼吸法は大切なのだと少しずつだが実感しだしている。

 

嫉妬「うん中々だよ呼吸法の攻撃の基礎はすぐに

   出来て蓮くん物覚えがよくて良いね♪」

 

蓮 「ありがとうございます」

 

嫉妬「それじゃそろそろ攻守を交代しようか」

 

蓮 「交代ですか?」

 

嫉妬「そうこの呼吸法は防御にも使えるからね」

 

嫉妬の攻撃を受けるか。あの時の素早く目で追うのも大変なあの斬撃を思い出すな。

 

嫉妬「そんな心配そうな顔をしないでよ大丈夫だよ

   まだまだ練習なんだから剣も遅く振るし動き

   もゆっくりでやるから♪」

 

ニコリと微笑み嫉妬は剣を上段で構えると一瞬で目が鋭くなる。それに合わせ自分も神楽を中段で構える。

 

嫉妬「準備は万端?」

 

蓮 「大丈夫です」

 

嫉妬「ならやるよ」

 

そう言うと嫉妬は上段の構えで斬りかかってくる。決闘の時よりも速度は本当に遅いため目で捉えれる。すぐさま受けれるように神楽を構え大きく息を鼻から吸い嫉妬の一撃を防ぐと共に息を吐き体幹を整える。

 

嫉妬「次は少し早く振るよ」

 

そう言い嫉妬は少し速度を上げて斬りかかってくる。落ち着きながら嫉妬の動きを観察、予測し息を大きく吸い神楽で受けゆっくりと息を吐く。

 

嫉妬「良いね♪なら次はもっと速く連続で振るよ」

 

そう言うと嫉妬は一旦、距離を取り剣を構え一気に距離を詰め連続して剣を振るってくる。吸う息を整えながら嫉妬の斬撃を防ぎそれに合わせ攻撃を防ぎ受け流す。こうしてやってみて気づくのは疲れが段違いに違う。余計な力が入らないためかまだまだ受けれそうだ。そう思っていると嫉妬は距離を取り攻撃の手を止め自分に向かって微笑む。

 

嫉妬「お見事、流石だね♪」

 

蓮 「あっありがとうございます」

 

嫉妬「なら次は今の攻守を的確に使い分けれるよう

   に実践に織り混ぜてみようか蓮くんも攻撃を

   してきてくれて構わないよ」

 

蓮 「ならば行きますよ」

 

嫉妬「どうぞ♪」

 

そうして言われた通りに攻撃と防御に呼吸法を織り混ぜながら嫉妬と軽い組手をする。しかし何でだろうこう懐かしさを覚えるのは。そうかこれは剣道と同じ対戦のような感じだからか。何時も対戦中は真剣に向かい合うのは勿論だがこうワクワクしていた。それが嫉妬との戦いで思い出してきたのだ。

 

嫉妬「いい調子だよ蓮くん」

 

蓮 「まだまだ!」

 

そうして対戦をしていき、

 

嫉妬「本当に凄いよ蓮くんはこれまで見てきた人間

   とは本当に段違いだよ♪」

 

蓮 「ありがとうございます」

 

互いに距離を取りそんな会話をすると嫉妬は何かを思いついたのかニッコリと笑顔をする。

 

嫉妬「折角だし少し応用技を見せてあげるね♪」

 

蓮 「応用って‥‥」

 

嫉妬はまた剣を構え間合いを詰め自分の頭を狙って横凪ぎに剣を振るってくる。すぐさま神楽で防ぎつばぜり合いとなるが、

 

嫉妬「ふぅっ!!」

 

楽しそうに笑ったかと思うと一瞬で呼吸を整え目を鋭くさせると嫉妬は横凪ぎに振るった剣の力を利用し自分を軸に半回転し後ろへと回り込まれる。すぐさま後ろを振り向き神楽を構えようとするが、

 

嫉妬「遅いよ蓮くん」

 

嫉妬の刀身が自分の横腹に優しく当たる。刹那な一瞬だった。

 

蓮 「今のって‥‥」

 

嫉妬「蓮くん態勢はそのままね」

 

そう言われ現状の態勢を維持すると嫉妬はこの技について説明をしだす。

 

嫉妬「ビックリしたかな?これはね教えた呼吸法と

   生物の潜在的な条件反射を利用した技だよ」

 

蓮 「条件反射?」

 

嫉妬「そう最初に僕は頭を狙ったでしょ?」

 

蓮 「えぇ‥‥まさか」

 

今、自分の態勢は神楽を上段に構え頭を守る形を取っていた。だからこそ即座に下段に変えた嫉妬の刀身が横腹に当たったという事か。

 

嫉妬「そう誰でも初撃で頭をやればやっぱり頭を守

   るんだよだからそこでその隙を狙って胴体や

   手足を狙えば‥‥もうここからは賢い蓮くんな

   ら分かるよね?」

 

つまり相手に徐々にとダメージを与え疲弊させるって事か。

 

嫉妬「これは蓮くんの使う抜刀術でも使うことも使

   える技だから覚えておくと良いよ」

 

蓮 「ならその技の練習もしてみても良いですか」

 

嫉妬「君が望むなら勿論だよ♪」

 

そうして嫉妬との特訓を更に重ねること数十分後、

 

霊夢「あんた達そろそろ休憩にしたら?」

 

少名「蓮さんお菓子食べようよ♪」

 

と、縁側で修行を眺める2人がそう言ってくる。嫉妬はニコリと微笑み、

 

嫉妬「蓮くん休める時に休むのも剣士とし‥‥いや生

   きる者達には必要な事なんだよ♪」

 

そう言い嫉妬は剣を鞘にしまう。そういえばこんな事を理久兎にも言われた事を思い出す。休息も時には必要だって。嫉妬も同じような事を言うんだなと思い神楽を鞘に納め頷く。

 

嫉妬「行こう♪」

 

蓮 「はい!」

 

そうして霊夢と針妙丸が座る縁側へと向かう。

 

霊夢「あら意外にも来るのね‥‥まぁ良いわほら今日

   は羊羹を作ってみたのよ」

 

そう言うとお茶と一緒に羊羮が皿に盛られていた。えっ待って今、作ったて。

 

蓮 「作ったの!?霊夢が!?」

 

霊夢「あんた失礼よ!?私だって羊羮の1つや2つ

   作れるわよただ作るのが面倒くさいだけで」

 

いやそれ一番ダメなやつじゃん。

 

少名「えっとごめんね私が羊羹を食べたいって言っ

   たら霊夢が作ってくれたんだよ」

 

蓮 「えっそうなの?」

 

霊夢「そっそうよ悪い!」

 

言うて霊夢もだいぶ針妙丸に毒されてきているな。

 

蓮 「ううん良いと思うよ♪なら速く食べようよ楽

   しみだな♪」

 

霊夢「えっえぇ」

 

そうして5つに切り分け各々は爪楊枝で羊羹を刺し持ち上げる。

 

嫉妬「中々美味しそうですね♪」

 

少名「うん頂きます♪」

 

蓮 「いただきます」

 

そうして霊夢の羊羹を口にする。味は何処にでもある羊羹と同じ味だが少し甘く感じる。

 

霊夢「どっどうかしら?」

 

蓮 「美味しいよ♪」

 

嫉妬「中々ですね」

 

少名「うん♪」

 

と、自分達は言うと霊夢は照れ臭そうに顔を赤くする。

 

? 「う~ん少し甘いね個人的には砂糖をもう少し

   控えて小豆をもう少し足した方が良いかなっ

   て俺は思うけどな」

 

霊夢「そっそうなら次は‥‥」

 

蓮 「‥‥ん?」

 

待って、よくよく考えてみよう。自分と霊夢と針妙丸と嫉妬の4人しかいないよな。なら何で5つに羊羹を分けたのだろうか。

 

霊夢「って!?」

 

蓮 「なっ!?」

 

少名「いつの間に!?」

 

嫉妬「たったたた怠惰くん!?」

 

それは怠惰だった。しかもちゃっかりと霊夢が作った羊羹を食べてるし。

 

怠惰「この甘さからして元から甘い餡子に更に砂糖

   を入れたねこれだったら餡子を甘さ控えめに

   して羊羹を練る際にさとうを加えるそうすれ

   ば丁度良いかもよ?」

 

霊夢「えっえぇ‥‥ってそうじゃないわよ!」

 

蓮 「何時からそこに!?」

 

と、聞くと怠惰は食べかけている羊羹を一口で食べると、

 

怠惰「蓮くんが霊夢ちゃんに楽しみって言ってた辺

   りからかな?」

 

蓮 「そっそうですか‥‥」

 

逆にそう返答されると困るんだよな。

 

嫉妬「怠惰くんが来たってことは」

 

怠惰「あぁお前の迎えに来たんだよお前が残ってい

   ると霊夢ちゃん達にも失礼だしな」

 

嫉妬「そっそう‥‥」

 

怠惰「何だよ?」

 

嫉妬「いやだって怠惰くん昔にキマイラの巣窟に赴

   いた時は僕一人を置き去りにして行ったから

   意外でさ」

 

キマイラってあの魔界で自分達を追いかけ回してきたあのキマイラだよね。そいつらの巣窟で置き去りって酷いにも程がありすぎるだろ。

 

怠惰「いや誰にも迷惑にならなかったら迎えに行く

   の面倒だし置いていっていたけどな」

 

嫉妬「酷い!?」

 

サラリと酷い事を言うな。怠惰はケタケタと笑いながら、

 

怠惰「まぁお前をしっかりと返さないと憤怒がうる

   さいからねぇ‥‥それで蓮くんどうこいつから

   色々と教わったんだろ何か学べた?」

 

と、聞いてくる。そして嫉妬も不安そうな顔で覗いてくる。文句とかを言われるのか不安なのだろう。自分は正直に話す。

 

蓮 「えっと‥‥今日を入れて2日でしたが色々と学

   べれましたね前よりも少しだけ強くなった気

   がしますよ♪」

 

嫉妬 (*T∀T)

 

何故か嫉妬は涙を浮かべ嬉しそうな顔をする。それを聞いた怠惰は苦笑いをすると、

 

怠惰「そっそうか‥まぁ良かったよ‥というかお前そ

   の顔を止めろ顔面に強酸を吹っ掛けるぞ?」

 

嫉妬「本当に怠惰くんは毒を吐くねぇ!?」

 

と、確かに毒を吐いてはいるが怠惰は何故か安堵したかのような顔をしていた。

 

怠惰「本当に良かったよ‥‥さてとあんまり流暢にす

   るのも良くないし帰るぞ」

 

嫉妬「あっうん‥‥そうだ怠惰くん少しほんの少しだ

   けで良いから待っていてくれない?」

 

怠惰「………まぁ良いよ鳥居の前で待ってるよ」

 

そう言い怠惰は立ち上がり歩いていった。嫉妬も立ち上がり自分の前に立つと、

 

嫉妬「御三方共に2日間お世話になりました」

 

ペコリと嫉妬は頭を下げる。

 

霊夢「良いわよ別に気にしなくても」

 

少名「うん♪」

 

蓮 「嫉妬さん僕こそ2日間のご指導をありがとう

   ございました」

 

と、言い頭を下げる。

 

嫉妬「そんな僕こそお世話になったのに何も返せな

   くて本当に申し訳ないよ」

 

蓮 「ならもしもまたここに来る機会があったのな

   らその際に修行に付き合って貰っても良いで

   すか嫉妬さん?」

 

嫉妬「そんなので良いなら何時でもしよう蓮くん」

 

蓮 「はい♪」

 

互いに握手をして強く握りしめる。何時かまた嫉妬さんと修行したいと心から思った。

 

嫉妬「そろそろ行かないと怠惰くんにどやされちゃ

   うな」

 

霊夢「送っていくわ」

 

蓮 「えぇ」

 

少名「私も!」

 

そう言うと針妙丸は霊夢の肩の上に乗る。

 

嫉妬「そんな‥‥ううんならお願いします」

 

そうして自分達は鳥居の前に来ると怠惰は鳥居に寄りかかりスマホを弄っていた。自分達の事に気づくとスマホをしまう。

 

怠惰「来たかさっさと帰るぞ」

 

嫉妬「うん」

 

そう言うと怠惰は何処からともなく扉を出現させる。

 

嫉妬「それじゃお世話になりました」

 

霊夢「また来なさいよその時はお茶ぐらいなら出し

   てあげるから」

 

蓮 「待ってますね嫉妬さん」

 

少名「バイバイ」

 

と、言うと嫉妬は深くお辞儀し扉の中へと入っていった。怠惰も扉の中へと入ろうとすると、ピタリと止まり此方を振り返える。

 

怠惰「あっそれと蓮くんや霊夢ちゃんに忠告をして

   おいてあげるよ」

 

霊夢「忠告?」

 

怠惰「あぁペオル家及びにその配下の家系の奴等に

   は関わらない方が身のためだぞあまり深く関

   わり過ぎると本当に消されるぞお前等」

 

と、怠惰にはペオル家の事、オセやケルベロスの事を何も話してないのにも関わらず話してきた。

 

蓮 「貴方は何かを知って‥‥」

 

怠惰「さぁな‥‥ただ忠告はしたからな?」

 

そう言い怠惰は扉を潜っていくと扉は閉まりその場から何もなかったかのように消えた。

 

霊夢「何だったの今の」

 

蓮 「‥‥‥‥」

 

ただただ謎が残る。だが同時に怠惰は何かを知っているということだけは分かった。

 

少名「よっよく分からないけど戻ろう」

 

霊夢「そうね」

 

蓮 「うん‥‥」

 

そうして2日間の修行は終わりを告げたのだった。




狗神「そんじゃ今回はここまでな」

神楽「怠惰様は何かを隠しているのは分かりました
   が何を隠して‥‥」

鈴蘭「怠惰って昔から謎が多いよね」

狗神「あぁ‥‥これが分かったあれが分かったと思い
   きや次から次へと謎が浮上するよな」

神楽「恐らく終盤になるにつれて怠惰様の謎も分か
   っては行くのでしょうか」

鈴蘭「そこまでは分からないよね」

狗神「ただ分かるのは怠惰は何かを隠しているとい
   う事だけだな」

鈴蘭「だね‥‥おっとそろそろ時間だし終わろうよ」

神楽「そうですねそれでは今回はここまでです」

狗神「また次回もよろしくな」

神楽「それでは読者様」

鈴蘭「またね」
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