血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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どうも読者様もうこの台詞何度目だろうと
時々考えてしまう怠惰のクソ悪魔です。
まぁ今回は題名そのまんまですので何時も
みたく気楽に見てください。
それでは読者様本編へどうぞ……
この台詞も何度目だろう?



第9話 蓮のアルバイト

蓮が博麗神社に住み初めてから1週間の事、蓮と霊夢は居間でくつろいでいる時だった……

 

蓮 「霊夢……俺そろそろ働くよ!」

 

霊夢「……はい?」

 

突然蓮が働くと言い出したのだ。働くと言っても蓮は境内の掃除や買い出しの手伝いはしているため霊夢はだらだら出来ていたが蓮が働くとなるとくつろげなくなると考えて、

 

霊夢「ちょっと!あんたが居なくなったら

   境内の掃除とかどうするのよ!!」

 

と、言うと霊夢の言葉に蓮は、

 

蓮 「いや掃除もやるよ♪ただ霊夢‥‥考えてみてよ

   僕は住まわせて貰っている身だよ‥‥家賃(賽銭)も払

   わず家事だけとかね‥‥」

 

その言葉を聞いた霊夢は考えた。蓮を働きに出せば賽銭が増える更に境内の掃除とかもしてくれる。これは一石二鳥と……だが霊夢も人だ。働かせ過ぎて過労死させる訳にもいかないとも考えたのだろう。そう考えた霊夢は口を開いて結論を出した。

 

霊夢「いいわ働いても……ただし条件があるわ!」

 

蓮 「その条件は?」

 

霊夢「必ず休暇が取れるようにしなさいそして境内

   の掃除も仕事で疲れたからと言って怠けない

   ことが条件よ!」

 

それを聞いた蓮は笑顔で霊夢に、

 

蓮 「ありがとう霊夢♪」

 

霊夢「ふん!勘違いしないでよねあくまで賽銭のた

   めよ!」

 

蓮 「それでもいいさ♪」

 

霊夢「それで蓮……働くと言っても何処で働くの?」

 

蓮 「それならもう決めてるよ♪前に人里で買い物

   した時に寺子屋の先生から「バイトしないか

   ?」って誘われたでしょ♪」

 

それを聞いた霊夢は人里でなおかつ寺子屋と聞いてある人物を思い出した。

 

霊夢「あぁ~ワーハクタクの……」

 

蓮 「ワーハクタク?」

 

霊夢「いいえこっちの話よしっかり日程を合わせて

   来なさいよ」

 

蓮 「うん♪」

 

そうして蓮が仕事をするのが決まって翌日、蓮は寺子屋に訪れていた。なお寺子屋は休みの日だ。

 

蓮 「え~と慧音さんアルバイトの件なんですが受

   けさせて頂きたいのですが……」

 

と、言うと目の前にいる慧音は嬉しそうにして、

 

慧音「そうか♪受けてくれるか♪」

 

蓮 「はい♪それで今回訪れたのは仕事の内容とそ

   れからお給料の確認と定休日の日程に関して

   です」

 

慧音「ふむならまず給料に関してだが1日は日給制

   で3000円でどうだ?」

 

蓮 「はい♪ここでなら3000円あれば充分です

   から問題はありません♪」

 

慧音「なら良しだなそれでだシフトだが何か提案は

   あるか?」

 

蓮 「え~と実は大屋(霊夢)さんにですね「休みはしっか

   りといれなさい!」と言われまして……」

 

苦笑い気味に言うと慧音は顎に手を置き、

 

慧音「成る程‥‥因みに蓮‥‥寺子屋は週で言うと土曜

   と日曜は休みだが?」

 

蓮 「ならそれで構いません♪それと勤務時間はど

   のくらいですか?」

 

慧音「勤務時間は大体は朝の午前8時~午後12時

   頃には終わりだ」

 

蓮 「そうですか意外と短いんですね」

 

慧音「まぁ生徒達も遊ぶ時間があるからな」

 

蓮 「成る程……」

 

慧音「それで主な仕事ないようだが簡単に言うと私

   のアシスト言ってしまえば生徒が分からない

   ところ等を教えて欲しい」

 

蓮 「分かりました♪え~と授業というと今は何を

   教えているのですか?」

 

蓮が授業の事について聞くと慧音は丁寧に何をやるかを教えてくれる。

 

慧音「そうだな…まずは国語の漢字の読み書きそれ

   から算数のかけ算やわり算そして最後に歴史

   主に今は平安時代をやっているかなそれでそ

   の平安の歴史に関しては私の友達がいるから

   その友達もアシストとして呼んでいるそこは

   覚えていてくれ♪」

 

蓮 「分かりました♪」

 

自分以外にもアシスタントがいるのかどんな人なんだろう。

 

慧音「それでだ明後日からだが頼めるか?」

 

蓮 「はい明後日の月曜日からで構いませんよ♪」

 

慧音「そうか♪なら明後日から頼むよ♪」

 

蓮 「分かりました♪」

 

そうして蓮の仕事が決まり博麗神社へと一旦は帰るのだった。そして明後日の朝、

 

蓮 「それじゃ行ってくるね霊夢♪」

 

慧音のアルバイトが決まったことを霊夢に話し家賃についても話をした。結界的に家賃は1ヶ月で一万円という事となった。

 

霊夢「しっかり稼いできなさいよ!!」

 

そう言われながら蓮は人里へと向かった。

 

青年移動中……

 

蓮が寺子屋に向かうと扉の前で慧音が立っていた。どうやら蓮を待っていてくれたようだ。蓮は手を振りながら慧音に声をかけた。

 

蓮 「慧音さん!」

 

慧音「おっ来たか蓮♪それじゃ案内しよう」

 

慧音に中へと入るように手招きされた蓮は寺子屋へと入り教室の教壇へと登った。蓮の目の前には人里の子供達が座っていた。

 

慧音「コホン!本日から私のアシストとして仕事を

   することとなった葛ノ葉蓮先生だ分からない

   事があったら聞くようにな!」

 

蓮 「よろしくお願いします」

 

蓮は生徒達に向かって頭を下げるとその内の1人、女子生徒が手をあげる。

 

生徒「はい質問です!蓮先生は好きな人はいますか

   いるなら教えてください!」

 

蓮 「へっ?」

 

生徒「あっ私ね蓮先生が人里で女の人と歩いている

   のを見たんだ♪だからその人って彼女?」

 

どうやらこの女子生徒は自分と霊夢が人里で歩いているのを目撃したようだ。それに対して、

 

蓮 「いいや違うよ♪その人は家の大屋さんだよ♪

   それと先生が好きな人はいないかな?」

 

生徒「なぁ~んだ♪」

 

蓮 「ほかに聞きたいことがある人はいる?」

 

蓮は他に質問があるかを聞くと全員手をあげなかった。

 

蓮 「なら自己紹介は終わりだね♪」

 

慧音「よしなら授業を始めるぞ」

 

そうして慧音の授業が始まると同時に蓮のアルバイトが始まった。

 

慧音「まずはこの漢字だ」

 

そう言うと慧音は「程度」とよばれる漢字を黒板に書き出した。

 

慧音「これが分かる人♪」

 

慧音はにこやかな笑みでそう聞くと生徒達は黙り混んで考える。すると蓮のアシストが入った。

 

蓮 「そうだな~ヒントは男の子でかっこよく言う

   と「貴様はその○○か!」って言うかな?」

 

言ってて流石は元厨二病らしいなと感じるヒントだ。そのヒントを出すと1人の男子生徒が手をあげた。

 

慧音「A君答えは?」

 

慧音が言うとAは答える。

 

A君「程度(ていど)!」

 

慧音「正解だ♪」

 

A君「よっしゃ~ー!!」

 

蓮 「よく言えました♪」

 

慧音「それじゃ次は…‥…」

 

と、言いながら国語の授業が終了してようやく算数となる。

 

慧音「それじゃ算数だが皆には式を書くからそれの

   答えを書いてくれ♪」

 

生徒達「はぁーーーーい!!」

 

慧音が数学の式を書き始めると蓮は思った……

 

蓮 (あれ?この子達の年齢であれやる?)

 

慧音が書いた式は11×12と確かにかけ算だ。だがこれは算数だが目の前にいる子供達はそれぞれだが平均的には小学2年生が殆どだが大丈夫かな。

 

慧音「この問題分かる人♪」

 

慧音が国語の時と同様に分かる人はいるかと聞くがやはり誰も手をあげない。これアシストがいるなと感じ即座にアシトに入る。

 

蓮 「これは………うん♪皆の大好きな果物で考えて

   みようか♪例えば箱に林檎が11個入ってい

   て林檎が入った箱が12箱あったら全部で林

   檎は何個でしょうか♪」

 

蓮のヒントを聞いた生徒達はそれぞれそれを頼りに考えると、

 

生徒「はい!」

 

慧音「はいB!答えは?」

 

B君「え~と132!」

 

慧音「正解だ♪良くできたな♪」

 

蓮 「良くできました♪」

 

慧音先生の授業を見ていて思ったことは難易度は小学生レベルか?と言いたくなるような難易度だが教え方は良い。生徒を褒めて成長させるといった先生の鏡だった。そうして幾度か問題が続きようやく社会の歴史となった。

 

慧音「次は歴史だが…遅いな……」

 

蓮 「えっともう1人のアシストの方ですか?」

 

慧音「あぁ……」

 

慧音が遅いと言っていると教室の扉が開かれると蓮の眼に映ったのは白髪の紅眼をしている女性だった。だが服が少しだがボロボロだったが、

 

生徒「あぁ~もこたんだ♪」

 

? 「ごめん慧音!遅れた!」

 

慧音「遅いぞ妹紅その様子だとまさかまた殺ってい

   たのか?」(¬_¬)

 

妹紅と言われた女性は慧音の言葉に冷や汗をかきながら、

 

妹紅「いやまぁその…殺ってました……」(^^;

 

慧音「やれやれ‥‥程々にな?」

 

妹紅「あぁ……それで慧音そこの男は誰だ?」

 

妹紅と呼ばれている女性は蓮について聞くと蓮は自己紹介をする。

 

蓮 「あっ本日からここでアルバイト講師をする事

   になった葛ノ葉蓮と言います♪よろしくお願

   いしますえ~と……」

 

妹紅「藤原妹紅だ♪よろしくな蓮♪」

 

妹紅は自分の自己紹介をすると蓮の前に手を差し出すと蓮はその手を握っお互いに握手を交わす。

 

慧音「それじゃ妹紅も来たことだし授業を再開する

   ぞ……」

 

そう言うと慧音は歴史(平安時代)の事を講義しだした。

 

慧音「それでだ‥‥妹紅に聞きたいが貴族の暮らしは

   どんな感じだったんだ?」

 

蓮 (えっ?)

 

慧音の質問に少し違和感があり戸惑ったがそんなの気にせずに妹紅は答える。

 

妹紅「そうだな‥‥仕事は主に役人の仕事をして仕事

   がない日は皆が外でやっている蹴鞠をしたり

   歌を読んだりしたかな?」

 

生徒「へぇ~」

 

妹紅「なぁ蓮は平安時代で知っている人はいたりす

   るのか?」

 

妹紅に話をふられと若干戸惑ったがその話に答える。

 

蓮 「そうですね…僕が知っているのは……僕のご先

   祖様の安倍晴明ぐらいですかね?」

 

妹紅「そうかお前のご先祖様の……はっ!?」

 

慧音「今何て言った?!」

 

蓮 「えっ…だから安倍晴明が先祖って……」

 

この時やってしまったと思った。この反応は結構ヤバイ反応だと、

 

妹紅「ほっ本当か?」

 

蓮 「えぇ……」

 

慧音「驚いたなまさか蓮が晴明の子孫とはな」

 

妹紅「…安倍晴明……」

 

蓮 「慧音さん授業に戻りませんか?」

 

そう言われた慧音は「はっ!」とした表情をして授業を再開した。そうして授業が終わり生徒達は、

 

生徒「バイバイ慧音先生♪」

 

生徒「蓮先生ありがとう♪」

 

生徒「もこたん次は遅れないでね♪」

 

皆は下校して教室には蓮と慧音そして妹紅だけとなった。そして蓮は疑問が浮かび上がっていたために妹紅に質問をする。

 

蓮 「妹紅さんって‥‥その年齢は幾つですか?」

 

慧音「どうしたんだ蓮?急にそんなことを聞き始め

   て?」

 

妹紅「私の年齢か………何でまた?」

 

蓮 「先程の授業の時に慧音さんが妹紅さんに貴族

   の暮らしについて聞いた時に普通なら「貴族

   の暮らしにはどんな感じ」とは言いません言

   うなら「貴族の暮らしにはどんなことをする

   のか分かるか?」が正しい筈ですそれを慧音

   さんが言い間違える事はないと思ったんで聞

   いてみたんです」

 

と、慧音の言葉を正確に分析した蓮は述べると妹紅は笑いながら、

 

妹紅「ははは♪まさかここまで鋭いとはな♪そうだ

   な………私の年齢は千をいったら数えるのを止

   めたか?」

 

この言葉を聞いて目が点となった。千年という言葉は驚かせるのに充分だ。

 

蓮 「えっ……えっと…妹紅さんは妖怪ですか?」

 

妹紅「いや♪私は元人間って言うのが正しいな」

 

蓮 「元人間?」

 

蓮の言葉を聞いた慧音は蓮に、

 

慧音「蓮は不老不死って信じるか?」

 

蓮 「えっ?慧音さんどうしてまた?」

 

慧音「妹紅は不老不死なんだよ」

 

蓮 「そうなんですか……」

 

妹紅「あぁ昔に不老不死の薬を飲んで今のような姿

   になっちまった訳さ……」

 

それを聞いた蓮はもしやと思って妹紅に、

 

蓮 「それって蓬莱の薬ですか?」

 

妹紅「何で知ってるんだ!?」

 

蓮 「いや………昔に授業で竹取物語というので知っ

   たんですよ時代も平安時代ですし」

 

妹紅「そうか……」

 

蓮 「そういえば慧音さんも妹紅さんも何で晴明と

   言った瞬間にあそこまで驚いたんですか?」

 

慧音「そうだな‥‥蓮は幻想郷の歴史は分からない筈

   だから言っておこう昔に幻想郷が誕生する前

   ………幻想郷の礎を築いた男がいたんだ」

 

蓮 「その人って妖怪ですか?」

 

蓮が慧音に聞くと慧音は少し困ったような顔をして、

 

慧音「いや妖怪とも言えるが人間とも言える本当に

   私と同類だ……」

 

蓮 「慧音さんも妖怪ですか?」

 

慧音「いや私は人間と妖怪のハーフだ」

 

それを聞いた蓮は少し驚いたが幻想郷に来てから色々な事が起きているためもうそんなには驚かなかった。

 

慧音「話を戻そうそれでその礎を築いたのが妖怪の

   賢者八雲紫の師であり妖怪達の総大将を務め

   た男その名を…深常(しんじょう)理久兎(りくと)‥‥またの名を妖怪

   総大将ぬらりひょんだ」

 

蓮 「えっ?でもその理久兎さんと僕のご先祖様も

   どう関係しているんですか?」

 

慧音「それはだな昔に理久兎が平安京で妖怪という

   のを隠して一時期潜伏していたんだ」

 

蓮 (゜ρ゜)

 

妹紅「その時の理久兎さんに出会ったのが私だ」

 

蓮 「成る程確かに千年前はちょうど平安京あたり

   ですもんね‥‥てことは妹紅さんは平安時代か

   ら生きているって事ですよね?」

 

妹紅「そうだな‥‥それでだ蓮の先祖と理久兎さんと

   の繋がりは親友だったと父から聞いた」

 

蓮 「親友………」

 

慧音「あぁ妹紅の言っていることは正しい実際そう

   だったらしいからな……」

 

蓮 「へぇ~…ご先祖様にそんな過去が……」

 

と、話をしていると慧音は時計を見てあることに気がついた。

 

慧音「おっとそろそろ時間か蓮‥‥初任給だ♪」

 

そう言うと慧音はポケットから茶色の封筒を取り出してそれを蓮に渡す。

 

蓮 「ありがとうございます慧音さん」

 

慧音「それと蓮お前がもし理久兎の事について知り

   たいなら……」

 

慧音は外の少し大きな家を指差して、

 

慧音「あそこの稗田阿求の家へ行くと良い♪そこで

   は幻想郷縁起と言われる書物を書いているそ

   れにおそらく書いている筈だその他にも目立

   った妖怪等も書いてあるから見る価値はある

   ぞ?」

 

蓮 「ご丁寧にありがとうございます」

 

慧音「ハハハ♪良いってことさ♪それじゃそろそろ

   あがるか……」

 

妹紅「お疲れ蓮♪」

 

蓮 「お疲れさまでした!!」

 

こうして蓮の幻想郷初のアルバイトは終わったのだった。




こんにちはこんばんわ後書きコーナーの時間です。
さてさて遂に奴の名が出てきました…そうして
後書き担当がまだ出るのに時間がかかる……
もう限界でござんす……まぁまだギャグ要素も
少なめだな~何て読者様は考えているでしょう
まぁ読んでいくと段々ギャグ要素も出てくると
願っていてほしいですね……恐らく後書き担当は
15~20で出るかな?まぁ分かりませんが
気長に見ていてください。
それでは今回もありがとうございました。
次回はもう1つの小説でお会いしましょう
では読者様good-bye!

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