血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ルーンファクトリーをとりあえずクリアした怠惰のクソ悪夢です。次は女性でプレイかな。さてこんな話もあれなので本編へどうぞ。


第376話 炎の次はゆらめく面

突然のそこまで宣言に自分達は慧音を見る。慧音の眉間にはいくつものシワが出来ておりイラつきながらも笑顔を保とうとしている顔だった。

 

妹紅「けっ慧音」

 

蓮 「慧音先生えっと‥‥」

 

慧音「お前達これを見て何か言うことはあるよな特

   に妹紅♪」

 

それを言われた妹紅はハッとして気づく。ようやく冷静になってくれたのか気づいてくれたみたいだが正直に言うと少し手遅れなんだよな。

 

妹紅「えっえぇと‥‥だっ誰かが火災をおこしたのか

   しらねぇれっ蓮?」

 

蓮 「妹紅さんそれは少しキツイ‥‥ですって」

 

慧音「ハハハ♪妹紅とりあえず歯を食いしばれ!」

 

妹紅「まっ慧音!?」

 

何かを妹紅は言いかけるがそんなのお構いなしに一気に距離を詰め妹紅の胸ぐらを掴むと、

 

ドゴンッ!!

 

非常に鈍い音が響くレベルの頭突きをくらわす。それを受けた妹紅は問答無用でバタリと倒れ気絶した。

 

蓮 「ふっ不老不死を一撃で気絶させた!?」

 

慧音「蓮‥‥次はお前だぞ♪」

 

その笑顔が半端ないぐらいに怖い。どのくらい怖いかというと難しいが霊夢と同じぐらい怖い。

 

蓮 「えっえぇと本当にすいませんでした!!」

 

土下座して正直に謝る。何故だろうかピクピクと手足や体が震える。そして暫くすると足音が此方に近づいてくる。やられる覚悟をしなければ。

 

蓮 「ゴクンっ」

 

どうなる一体どうなるというのだ。すると足音が止まると、

 

慧音「蓮、顔をあげろ」

 

蓮 「へっ」

 

顔をあげたその瞬間、 

 

ゴチンッ!!

 

蓮 「あうっ!?」

 

頭突きを受けて強烈な痛みに額を押さえる。すると慧音は怒っていた顔から呆れた顔をする。

 

慧音「お前はそれで許すよ」

 

蓮 「えっどうして」

 

慧音「お前は正直に謝ったからなそれにお前の事だ

   また何かに巻き込まれているんだろ?」

 

蓮 「えっいやえっと」

 

慧音「まぁそういう事さあまり無茶はするなよ」

 

そう言うと慧音は倒れている妹紅の後ろ襟首を掴む。そしてポケットに入っている玉を取り出し此方に投げ渡す。

 

慧音「持っていけ妹紅には後でこっちから話してお

   くよ」

 

蓮 「えっと妹紅さんは?」

 

慧音「あぁとりあえず妹紅には焼いた家の修繕をさ

   せるよ‥‥それじゃ気をつけてな」

 

そう言い気絶している妹紅を引きずって慧音はこの場から去っていった。残った自分は少しの間、一瞬の出来事を整理するためその場に立ち尽くす。そしてある程度の整理が終わりふと思い呟く。

   

蓮 「何か‥‥不完全燃焼な感じだなぁ」

 

華扇といい妹紅といい本当に不完全燃焼な戦いばかりだな。このまま不完全燃焼な戦いが続いたら本当にどうすればいいんだろうか。

 

蓮 「はぁ‥‥」

 

とりあえずボールを受け取り立ち上がる。だが何やかんやでもボールはこれで3つか。後残りのボールを見つけないとな。

 

蓮 「人里にいてもあるか分からないし他を当たっ

   た方が良いかな」

 

とりあえずはここにいても仕方ないため空を飛び別の地点へと移動を開始するのだった。北の方角に向かって暫く飛び続け何かしら見つからないかと思い探していると、

 

蓮 「ん?」

 

不思議な気の流れを感じる。何なのだろうと思い進んでいくと真下は森となっている場所だった。とりあえず降りて辺りを見渡すと不思議なリズムというのか気というのか言葉にしにくい何かが頭に流れてくる。

 

蓮 「こっちかな」

 

そうして少し歩くとそこでは何かがクルクルと回っておりそれだけでなくその何かを中心に無数の物が回っていた。

 

蓮 「あれって‥‥」

 

よく見てみると回っているのは全てお面だ。お面‥‥それを見てすぐに連想できる者は1人しかいない。すると中央で回っていた者はピタリと止まり自分を見てくる。長い髪に無表情な顔をしていて頭には女の面がある少女、秦こころだ。

 

秦 「お前はあの時の侍じゃないか!」

 

お面は大飛出の面へと変わり驚いたリアクションを取る。そうだった、こころの表情はお面で察するしかないんだったな。

 

蓮 「こころさんその節はどうも」

 

面は女の面へと戻るとこころは無表情な顔でこちらを見てくる。

 

秦 「何しにここへ?」

 

蓮 「いやはや宛もなくブラブラと」

 

秦 「また喧嘩か?」

 

蓮 「いえいえもう流石にお互いに懲りましたよ」

 

因みにあの喧嘩の一件から前よりも仲が良くなった気はするんだよな。

 

秦 「それは何より」

 

蓮 「こころさんはどうしてここに?」

 

秦 「よくぞ聞いた私は舞の練習だ」

 

火男の面となりそう話す。確かこの面の時は陽気な感じだったよな。

 

蓮 「へぇー」

 

秦 「今の舞いよりももっと良いものにしたくて舞

   っているの」

 

蓮 「こころさんは努力家なんですね♪」

 

そう言うと大飛出になりそして狐の面になり顔を隠す。心なしか狐の面が赤くなっているような感じがするのは何故だろう。

 

蓮 「えっとこころさん?」

 

秦 「気にするな!」

 

今度は猿の面になる。顔は確かに無表情なのだがこうやって面を変えることで表情が分かるため面の意味を覚えてしまうと凄く表情豊かなんだよな。

 

秦 「そういえば蓮はなぜ宛もなくブラブラと?」

 

蓮 「あぁ~実はこれを探してましてね」

 

そう言い玉を見せる。するとこころは狐の面へと変わる。

 

秦 「つまりこれか?」

 

そう言うとこころは玉を見せる。

 

蓮 「えぇそれを譲り受けは出来ないでしょうか」

 

秦 「構わないぞただあの時のリベンジをさせても

   らいたいが良いよな?」

 

そう言うとこころは気を練り上げ薙刀を作り構える。つまり実力で勝ち取れって意味か。

 

蓮 「構いませんよ‥‥」

 

自分も神楽の柄に手を乗せて構える。

 

秦 「そうか‥‥ならやろうかその前に」

 

蓮 「ん?」

 

こころの面は火男面へと変わると、

 

秦 「私キレイ?」

 

蓮 「えっ?えぇと‥‥ちょっと僕には」

 

いきなり何を言い出しているんだろうか。今度は般若の面へと変わりそして狐の面へと変わる。

 

秦 「ならここで倒す」

 

蓮 「っ‥‥ならいざ尋常に」

 

秦 「勝負!」

 

そうしてこころとのリベンジ戦が始まったのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

狗神「あいよ」

神楽「しかしこころさんですか懐かしいですね」

鈴蘭「もうかれこれ2、3ヶ月前なんですね」

怠惰「本当に月日が流れるのは早いよね」

鈴蘭「だね」

狗神「まったくだな」

怠惰「まぁとりあえず次回は彼女との弾幕ごっこ
   ですのでお楽しみに」

神楽「無表情ですけどこう何というか親近感があ
   りますね」

狗神「お前も付喪神だからな」

鈴蘭「そうだよね」

怠惰「でも書いてて面白いんだよね♪2つ名に恥
   じない表情豊かなポーカーフェイスだから
   ね」

狗神「そう言えば私達にも2つ名ってあるのか?」

怠惰「あぁ~あるねあんまり出さないけど」

神楽「ほへぇ」

鈴蘭「意外だよねぇ」

怠惰「まぁね♪さてそろそろ時間だし今回はここ
   までにしようか」

神楽「ですねそれでは読者様また次回もお願いし
   ます」

鈴蘭「それじゃあね」

狗神「じゃあな」

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