血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、DbDにまたはまりだしている怠惰のクソ悪魔です。生存者って難しいなぁ‥‥失礼それでは本編へどうぞ。


第380話 奴等も動いているらしい

こいしに勝利した自分はとりあえず木の幹に刺さってしまっているナイフを引き抜きこいしに返還する。

 

蓮 「はいこれ」

 

こい「ありがとう♪」

 

ナイフを渡すとこいしは懐にそれをしまう。

 

蓮 「とりあえずさっきの場所に戻るろうか」

 

こい「うん」

 

そうしてこころが待つ場所へと戻るのだが、

 

こい「所で蓮お兄ちゃん」

 

蓮 「ん?どうしたのこいしちゃん」

 

こい「聞きたいんだけどさっきの動きってどうみて

   も私の動きを見切ってたよね?どうして?」

 

さっきつまり最後にナイフを木の幹に刺したあの時かな。隠す必要もないし教えるか。

 

蓮 「それはほら僕って外来人だから色々と噂話と

   かを聞く機会が多くてね特に都市伝説なんか

   は皆が噂するから少し分かるんだよね」

 

こい「へぇ~それだとメリーさんも?」

 

蓮 「うんそうだね電話が普及してきた辺りだった

   からそういった都市伝説が流行ったよね」

 

本当に懐かしいな。確か早苗曰くで外の世界はスマホなる物を使っているんだとか。正直な話で婆ちゃんが少し厳しい人だったからケータイとか持たせてくれないしゲームなんかは誕生日とかお年玉でしか買えなかったから欲しかったよな。せめてゲームボーイの次の世代のDsなる物をやってみたかったな。

 

こい「蓮お兄ちゃん?」

 

蓮 「えっあぁうん大丈夫だよ♪それで何かな?」

 

こい「う~んメリーさんって言っても皆、中々に怖

   がってくれないんだよね‥‥何でかな?

 

また難しい質問だな。恐らく怖がってくれないのは認知されていないからなのかな。

 

蓮 「認知されてないから‥‥かな?」

 

こい「認知‥‥何でだろうね?」

 

蓮 「う~んこういう質問は魔理沙とかの方が頭が

   切れるからなぁ」

 

実際にこの手の話しは苦手なんだよな。

 

こい「なら後でその辺りに会いに行こうかな」

 

蓮 「その方が良いかも」

 

と、そんな会話をしていると木の先で光が漏れてくる。そこへと歩いていくと先程の場所へ着いた。周りを見てみるとこころはヒラヒラと扇を両手に持って舞っていた。

 

こい「おぉ~♪」

 

蓮 「へぇ~」

 

こうして改めてこころの舞を見て思う。こころの表情は無に等しいものであるのは確かだが何故か楽しそうに踊っていて見ているこっちも楽しくなってしまうな。すると舞っていたこころは自分達の存在に気付き舞うのを止めて近づいてくる。

 

秦 「お疲れ様‥‥でっどっちが?」

 

こい「はぁ~い負けました♪」

 

蓮 「アハハ‥‥所でその玉って貰っても?」

 

こい「あっそうだったねはい♪」

 

そう言いこいしは玉を渡してくる。それを受け取り懐へとしまう。

 

こい「所で蓮お兄ちゃんはどうしてそれを?」

 

蓮 「あっえぇと」

 

どう説明をしようかな。華扇からあまり喋るなと言われているからな。う~ん大まかに言うか。

 

蓮 「えっとちょっとね‥‥」

 

こい「ふぅ~んならもしかしたら蓮お兄ちゃん」

 

蓮 「ん?」

 

こい「理久兎お兄ちゃん達と対立するかもね」

 

えっ何でまた理久兎の名が出てくるのだ。それに対立するっていったい。

 

蓮 「それってどういう」

 

こい「言葉通りだよ少し前に理久兎お兄ちゃん達も

   それの収集を始めたんだよ」

 

つまり理久兎さん達といずれはこの玉を賭け、ぶつかり合うという事だろうか。そうなると勝てるか不安になってくるな。

 

こい「蓮お兄ちゃん理久兎お兄ちゃんと戦うかもと

   か思った?」

 

蓮 「えっまぁ」

 

こい「大丈夫♪理久兎お兄ちゃんは来ないよ」

 

蓮 「えっ」

 

どういう事だ。何故、理久兎は来ないと言いきれるのだ。まさか理久兎に何かあったのか。

 

蓮 「理久兎さんに何かあったんですか?」

 

こい「うん理久兎お兄ちゃん怪我しちゃって動くと

   傷が広がって出血多量で死んじゃうかもしれ

   ないらしいよ?」

 

蓮 「あの理久兎さんが!?」

 

理久兎さんのイメージってこうクールに見えるが少しバカでかつゴキブリ並みの生命力と雑草並みの再生力を誇りそれを活かして、さとりに頭をナイフで刺されたり、紫の物理的制裁を受けたり、はたまた実の母親にダメージを追っても数時間後にはケロッとしているあの理久兎が怪我するって相当なまでに重症な怪我なんだな。

 

こい「お姉ちゃんも凄い心配してたよ」

 

蓮 「理久兎さんにいったい何が………」

 

何時か地底に見舞いの品を持って行こうかなと思った。しかし理久兎に何が起きたんだろうか。

 

秦 「理久兎って前の宴会で甘味をくれてたあの長

   髪の男だよな?」

 

こい「そうだよ♪美味しかった?」

 

秦 「あぁあのクリームと生地が最高だった」

 

ペロリと舌づつみをしだす。火男の面だから結構、気に入っている感じだな。

 

こい「なら何時かお家においで♪理久兎お兄ちゃん

   のご飯が食べれるよ?」

 

秦 「………甘い物は?」

 

こい「要求すれば作ってくれるよ♪ただあんまり食

   べ過ぎはよくないって言ってストップを受け

   ちゃうけどね‥‥現に耶狛お姉ちゃんは食べ止

   めずでこっそり調理場に入ったりして無断に

   飲食してるから理久兎お兄ちゃんもぶちギレ

   てお仕置きで公開尻叩きしてたしね」

 

耶狛ってお灸を添えられているみたいだ。それを聞いたこころは猿の面となり頭を抑え震えだす。

 

秦 「尻叩き‥‥」

 

蓮 「あの理久兎さんから想像つかないな」

 

想像しただけでもついつい笑ってしまいそうになる。

 

こい「ふふっまた蓮お兄ちゃんも遊びにおいで」

 

蓮 「えぇ行かせていただきますね」

 

と、そんな事を話しているが空は正午から段々と日がおちかけていた。

 

蓮 「おっと僕はそろそろ行きますね」

 

こい「うんまたね♪」

 

秦 「あぁさてやるか!」

 

こい「良いよ負けないからね」

 

そう言い2人は弾幕ごっこを開始した。楽しそうに弾幕ごっこをする2人を見て微笑み自分はそこから去るのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

鈴蘭「はいはい♪」

狗神「しかし理久兎達も動き出したとはな」

神楽「それに怪我ですか」

怠惰「まぁ何があったかはあっちを見て欲しいん
   だけどね」

鈴蘭「何があったの?」

怠惰「まぁ一言で言うと俺の友人に喧嘩売って腹
   を鋸状の刃でかっ捌かれた」

神楽「鋸状ってそれ凄く痛いですよね!?」

怠惰「うん滅茶苦茶なレベルで痛いねぶっちゃけ
   刀で切られるよりも遥かに痛い最悪は痛み
   で失神するね」

鈴蘭「ひぇ!?」

狗神「よくそんな怪我をてかお前の友人ってイカれ
   てんのか!?」

怠惰「仕方ない奴が強すぎたんだから‥‥さてそろそ
   ろ時間もいい具合だし今回はここまでにしよ
   うか♪」

神楽「理久兎さん大丈夫ですかね」

鈴蘭「さぁね」

狗神「とりあえずまた次回な」

怠惰「そんじゃバイバイ」

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